この日は一日中、宗像大社で過ごします。
朝、参拝を済ませた後は、沖ノ島を中心に、宗像の古祀場から出土した8万点にも及ぶ国宝を「神宝館」で見学いたしましょう。また、「海の道 むなかた館」で、特別映像などを見たりしながら、宗像の歴史をしっかり学んでください。
午後からは、境内いっぱいに並ぶお店をそぞろ歩いてみたり、楽しい福みくじを引いてみたりと、お祭り気分を満喫しましょう。
そしてこの日、夕刻から始まる『高宮神奈備祭』に向けて、午後3時頃より並びはじめましょう。
会場となる高宮祭場は、神々が降り立ったといわれる通常、禁則地の聖域です。この日、特別に開かれた空間ではかがり火が焚かれ、夕刻の薄暗い闇の中に浮かび上がる幻想的な世界が広がります。そして、神気高まる時空の中で、巫女による悠久の舞などを以って三女神を見送る神事は、まさに古代絵巻を見ているようです。
今も昔も変わらぬ神々への祈りの世界へ思いを馳せながら、旅の最後の夜をお楽しみください。
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