昼間、太陽が完全に月に隠れ、夜のように闇に包まれた中に、美しいコロナだけが光る皆既日食。日本神話に登場するアマテラス大御神の天岩戸伝説は、この皆既日食を現したものであるともいわれています。そんな世紀の天体ショー「皆既日食」が、日本でも観測されるのは、実に46年ぶり。更に、46年前の皆既日食になっていた時間は37秒だったのに対し、今回は最長で六分以上。また、再び太陽が現れはじめるダイヤモンド現象も長時間観測できるということで、数百年に一度の規模ともいわれ、間違いなく日本で観察できる皆既日食では、今世紀最大といわれています。
世界中の天文ファンたちも注目している、今年7月の皆既日食ですが、実は観察できる箇所は、国内では種子島から奄美大島の間に点在する離島に限られており、その期間、それぞれの島に渡り観察することは、船の便、宿の予約とも大変困難だといわれています。
そこで、私たちは視点を変えて、観測できる海洋上まで移動し、皆既日食を船の上で迎える、というとてつもない企画を立てました。更に、日本神話の屈指の場所まで行っているのですから、TENの旅らしく、日本神話に基づいた神社にも巡礼し、太陽神から神武天皇に繋がるスケールの大きな旅にしていきます。
世紀の瞬間を、ぜひご一緒いたしましょう!
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