今から1300年余り前、山岳信仰の開祖・役行者が
弁財天女を勧請され、奥宮である
弥山山頂に祀られたことが
天河神社のはじまりとされています。
その後、壬申の乱の折り、
天武天皇の前に天女が現れて
見事勝利したことから、
この天女こそ、弥山の弁財天であるとして
里にお宮を造営することを命じられ、
現在の地に天ノ安河ノ宮(天河神社)が建立されました。
ちなみに「ヒノモト(日本)」という言霊は、
天武天皇が天河で言われたと
伝えられています。
そんな天河神社では、十月十日(旧暦)は、
全てが終わりを告げ全てが始まる
「とうとうたらり」という節句祭が行われます。
2010年10月10日は新暦で祭りはありませんが、
やはり一つの大きな区切りの日となります。
吉野・高野・熊野という
日本の三大霊場のちょうど中央に位置し
古来より聖地中の聖地とされてきた天河で、
ぜひ新たなる自分と向き合ってください。
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