9月30日(土)
|
◆1日目・・・東京集合〜宗像
東京から一路、福岡空港へ。到着後、
まずは、宗像を目指しましょう。
天候に恵まれたなら、フェリーに乗って大島へ。
世界遺産に登録されている中津宮には、翌日のお祭りを控え、
既に沖の島から大島までやって来られている沖津宮の神様が鎮座されています。
大島の中津宮でお参りを済ませた後は、宗像のホテルで
翌日のお祭りを前に、素敵な夜をお過ごしください。
|
◎宿泊 宗像大社近辺のホテル
|
|
10月1日(日)
|
◆2日目・・・「みあれ祭」〜宗像
この日は宗像大社、年に一度の「みあれ祭」。
みあれ祭とは、今も女人禁制の沖ノ島・沖津宮に祀られる長女神・田心姫(タゴリヒメ)と
大島の中津宮にお祀りされている次女神・湍津姫(タギツヒメ)を乗せた2隻の御座船を
三女の市杵島姫(イチキシマヒメ)がお出迎えするお祭りです。
朝食後、ホテルから移動し、港の直ぐ近くにある、この日お世話になる お宿にまずは荷物を預けます。 「みあれ祭」の三女神をのせた御座船(ござぶね)が、数百艘もの船と共に、巡 行する圧巻の光景を、お宿のお庭から拝観させていただきます。
船が到着する頃、港へ向かい、神々をお出迎えいたします。 その後、三女神揃ったことをお祝いする神事、 更に辺津宮、宗像大社への巡行行列など、 にぎにぎしく、めでたい一連の祭りをこころゆくまで楽しみましょう。
宗像大社で参拝した後は、しばらくフリータイム。 境内に並ぶ屋台を抜けて、宗像独自の福引を楽しんだり、沖ノ島の宝物が並ぶ「神宝館」へ いったり、「海の道」むなかた館で、海の民ムナカタ族の歴史について学ぶのも 素敵ですね。
フリータイム後は一緒にお宿に戻り、目の前に海の大パノラマが広がる風情ある旅館で 海の見える温泉にゆったり浸かり、絶品の海鮮料理を堪能いたしましょう! 玄界灘の海の幸をどうぞお楽しみに。
|
◎宿泊 宗像・温泉宿
|
|
10月2日(月)
2泊3日行程
|
◆3日目・・・宗像大社・例大祭
朝食後、一年で一番の祭り、宗像大社の例大祭を拝観いたします。三女神が揃った
神殿で参拝し、気分も新たに「みちひらき」の神様へ祈りを捧げましょう。
例大祭の宗像大社を後にし、次は今年決定した世界遺産の関連遺産のひとつ
『新原・奴山(しんばる・ぬやま)古墳群』へまいります。
5世紀ごろの古墳で沖ノ島で祭祀を行い、今に続く島に対する信仰の伝統を育んだ
ムナカタ氏の存在を示す古墳群として知られています。
また、小さな古墳の上には、梵字や薬師如来などが彫られた百塔板碑(ひゃくとういたび)という石碑もあり、時空が織りなす不思議な空間を旅しましょう。
古代の九州を満喫した後は、2泊3日組は、福岡空港へ
向かいます。4泊5日組は、福岡から再び、宗像へと戻ります。
温泉に浸かり、ゆっくりとお休みください。
◎宿泊 宗像大社近辺のホテル
|
|
10月2日(月)
4泊5日行程 |
|
10月3日(火) |
◆4日目・・・高宮神奈備祭
朝、参拝を済ませた後は、空海が日本で一番最初に開いたといわれている鎮国寺へまいります。
かつて唐に渡る前、道主貴(みちぬしのむらち)ともいわれる宗像の神々に航海
の安全を祈った空海が、そのお礼にと鎮護国家を祈る小さな庵を建てたのが起源
となっている寺です。ゆっくりと祈りの時を過ごしましょう。
そしてこの日、夕刻から始まる『高宮神奈備祭』の高宮祭場は、神々が降り立っ
たといわれる通常、禁則地の聖域です。
この日、特別に開かれた空間ではかがり火が焚かれ、夕刻の薄暗い闇の中に浮か
び上がる幻想的な世界が広がります。そして、神気高まる時空の中で、巫女によ
る悠久の舞などを以って三女神を見送る神事は、まさに古代絵巻を見ているよう
です。
今も昔も変わらぬ神々への祈りの世界へ思いを馳せながら、旅の最後の夜をお楽しみください。
|
◎宿泊 宗像大社近辺のホテル |
|
10月4日(水) |
この日の朝、朝食をとった後は、移動して島全体が御神域とされている「志賀島」へ。
志賀島にある志賀海神社は、全国の綿津見神社の総本宮。
古くからの神事が脈々と続く信仰の島には、表津綿津見神(うはつわたつみのかみ)
仲津綿津見神(なかつわたつみのかみ)・底津綿津見神(そこつわたつみのかみ)の
三男神の海の神が祀られています。
古代ロマンたっぷりあふれる志賀島神社の海神にお参りいたしましょう。
志賀海神社をあとにして、最後に国の特別史跡「大宰府政庁跡」へと参ります。
古代大和朝廷の流れを汲む大宰府庁は、
宗像で古代祭祀をしていた時代と重なります。
大陸に向け開かれた窓口として国際色豊かな人の流れが行きかっていた
当時の風景に思いを馳せながら、ゆっくりと流れる風を感じてください。
九州古代ロマンを胸に空港へ向かい、一路東京を目指して戻りましょう。
|
|