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< 宗像大社>




古代より外国との貿易や進んだ文化を受け入れる窓口として、
重要な位置にある宗像。

アマテラスとスサノオの誓約(うけい)のもとに誕生した三人の
姫神様が、海上交通の要所であった宗像に道の神として、
国民のあらゆる道を導く最も尊い神として宗像大社に降臨されました。

三女神は田心姫神(タゴリツヒメ)、湍津姫神(タギツヒメ)、
市杵島姫神といい、田心姫神は 沖津宮(おきつぐう)、
湍津姫神は 中津宮(なかつぐう)、市杵島姫神は 辺津宮 (へつぐう)に
それぞれおまつりされており、この3つを総称して宗像大社と呼びます。

特に沖津宮が祀られている沖ノ島からは、鏡・勾玉・金製指輪など、
約8万点にのぼる貴重な国宝が見つかり「海の正倉院」とも
言われています。
  
 
 <みあれ祭>





放生会(ほうじょうえ)ともよばれる、国家の平穏、五穀豊穣、
海上安全及び大漁を願う、宗像大社 秋季大祭はじまりのお祭り。
沖ノ島の沖津宮に祀られる長女神・田心姫(タゴリヒメ)と、大島の
中津宮にお祀りされている次女神・湍津姫(タギツヒメ)を乗せた
2隻の御座船(ござぶね)を、三女の市杵島姫(イチキシマヒメ)が
お出迎えする、宗像三女神が一堂に会する神迎えのご神事。
色とりどりの大漁旗を掲げた漁船など、数百隻によるお供の船団と
共に海上を巡行する、豪快で壮大な海上神幸「みあれ祭」です。
  
 <志賀海神社>


 
志賀島に鎮座する、宗像三女神と並ぶ海洋の神、
綿津見(わたつみ)神社の総本社。
龍の都ともよばれ、表津綿津見神(うはつわたつみのかみ)・仲津綿津見神
(なかつわたつみのかみ)・底津綿津見神(そこつわたつみのかみ)の
三男神をお祀りしています。
日本全国に広がる古代の有力氏族・阿曇(安曇)氏が代々祭祀を司り、
海の守護神として篤く信仰されています。
この志賀島は、国宝に指定されている『金印(漢委奴国王印)』が出土した
ことでも知られ、この金印は古代中国の歴史書『後漢書』にも記されており、
当時の交易を偲ばせる重要な場所でもあります。