3日目の見どころ
〈10月25日〉


熊野本宮大社〜円座石〜熊野速玉大社〜ゴトビキ岩〜那智山 



熊野は、あの世とこの世の境界の地とも言われる場所です。
  熊野古道、最大の難所、「大雲取り」は、「亡者の熊野詣で」といわれる道。
  また、日本神話の女神、イザナミノミコトのお墓、花の窟神社など、
  3日目も普通の旅では体感できない、濃い〜行程です!




『円座石−大雲取り越え−』

那智大社から、熊野本宮大社へむかう
参詣道。大雲取り・小雲取り越え。
その名の通り、雲と接するかのような高く深い熊野の
峠を越える、難所中の難所。
今回のツアーでは、普通ではなかなか行けない、
このルートを行程にいれました!
と、いってもどなたでも歩ける道を行く
1時間半ほどの道のりです。
目指すは円座石(わろうだいし)。
三社それぞれをあらわす梵字が刻まれた
この円座の上に神様達が寄り座り、
談笑するというお話が伝わっています。
熊野の深い森の中で、
神さまたちのおしゃべりに耳を傾けてみませんか。


『花の窟』

日本書紀にも登場する、日本最古の神社
といわれている花の窟神社。
イザザナミノミコトが火の神カグツチノミコトを産み、
灼かれて亡くなった後に葬られた御陵です。
社はなく、
大きな岩そのものがご神体。
2千年以上続く年に2回の「御綱掛け神事」など、
太古からの信仰が篤くいきづく場所です。
目の前に広がる七里御浜など、
熊野の大自然と祈りの空気を存分に体感しましょう!






『熊野速玉大社』

熊野三所権現が最初に降臨したといわれる「元宮」
神倉山に対して新しく神様のお社として作られた
「新宮」。熊野の中心でもある新宮の町は
この速玉大社を中心として栄えています。
御祭神は、熊野速玉大神(いざなぎのみこと)・
熊野夫須美大神(いざなみのみこと)を主神に、
十二柱の神々が祀られています。
タイミングが良ければ、熊野比丘尼によって
全国に広められた熊野権現信仰
「熊野曼陀羅絵解き」が拝聴できるかもしれませんよ。

『ゴトビキ岩』

熊野の神様が最初に降り立ったとされるのが、
神倉山のゴトビキ岩。
新宮の町を見おろすように、山の中腹に
突き出た大岩は、町からも見上げることが出来ます。
ゴトビキ岩までの急な階段は、毎年2月のお燈祭り
で、何千人もの白装束に身を包んだ男衆がが
松明片手に駆け下りてきます。
そんな勇壮な姿に思いを馳せながら、ゆっくり頂上を
目指しましょう。


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