3日目の見どころ
〈10月25日〉

熊野本宮大社〜円座石〜熊野速玉大社〜ゴトビキ岩〜那智山 


おなじみの那智の滝の水源も、深い深い森なくしては
ありえません。エコという言葉もなかったその昔、
森林伐採は、人間の崩壊に繋がると
ひとり立ち上がった男がiいました。
紀州が生んだ天才、南方熊楠!
熊楠先生見習って、命の気宿る熊野で心身共に元気になったら
その元気をもって、今度は周りに還元いたしましょう!




『熊野那智大社』

日本一の落差をほこる、那智の大滝をご神体とした神社。
命の根源である水が豊富にあふれ落ちる「那智大瀧」を、
太古の昔から神としてお祀りされていました。
その後、大滝は別宮として「別宮飛瀧大神」とされ、
し、新しい社殿には「夫須美大神」を中心に
十二柱の神々がお祀りされています。
那智の滝の轟音と共に奥深い
山に漂う空気を感じてください。



『那智山 青岸渡寺』

この寺の始まりはインドの僧、裸形上人が那智大滝において
修行を積み観音菩薩を感得したことに始まります。
本堂には、裸形上人が感得した八寸の観音菩薩を
胸に納めた如意輪観音さまがお祀りされています。
また、那智の山に籠もられていた花山法皇が那智山を
一番にして、近畿各地の三十三観音様を巡拝されたので
青岸渡寺は、西国第一番礼所ともなっています。
お寺の境内から眺める那智の大滝は圧巻です!





『南方熊楠記念館』

天衣無縫で豪放轟落。世紀の変態様、南方熊楠は
日本を代表する世界的博物学者。
歩く百科事典と称されるほどのすさまじい
記憶力の持ち主でもあり、19才の時に渡米。
粘菌の魅力にとりつかれ、
熊野の山に分け入り、数々の新種を発見しました。
日本で最初にナショナルトラスト運動を持ち込んだ人でもあり、
熊野の山の貴重な自然やご神木が守られたのも、
この巨人であってのことなのです。

この記念館には熊楠直筆のスケッチ画や、
民俗学者柳田國男と交わした書簡など
興味深いものがたくさんあります。




3日目の見どころへ                     


》TOPページへ戻る《