古来より霊峰として仰がれている富士山。
江戸時代、富士信仰が広まってからは
「御師」と呼ばれる特別な役割を持つ宿坊に泊まり、
祓いを受けてから、富士の御山に向かっていました。
「六根清浄」の掛け声とともに自らを清め、
一歩一歩霊峰・富士を登る。それが富士登拝とよばれてきたものです。
しかし、時代は移り変わり、今では、レジャー感覚で、
日本一高い山を急ぎ足で登る夏山登山が主流となっています。
そんな中、私たちは、2008年より日本人としての心を取り戻すべく、
古から変わらぬ富士登拝を始めました。
お世話になる御師の家は、450年続く
北口本宮浅間神社の神官さんのご自宅です。
登拝の朝、祈祷殿でお参りし、下山後も御師の家で
昔ながらに直会(なおらい)をします。
登拝は昔ながらの装束を身に着け、ゆっくりと登るので
体も心もリラックスし清らかな状態で富士山と向き合うことができます。
また、今回は一合目から登拝する組と、
五合目から登拝する組に分かれ、それぞれのペースで
ご参加いただけるよう配慮いたしました。(山小屋で合流します)
今年、本来の富士の御山に登ってみたいと思われている方、
ぜひご一緒しませんか?
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