ブータン旅写真日記8

昨年、ブータン国王夫妻の来日で
その人柄に触れ、日本人の私たちは感動しましたが、

日本人の中に、ブータン人から篤く尊敬を受けている人がいます。

それが、故・西岡京治 (にしおか・けいじ) さん。

 
(*JikaのHPより)

荒れ果てた荒野の開墾、日本から導入した野菜の栽培などの指導等
ブータンで28年間もの間、農業発展に従事した人物です。

ブータン国民の生活向上に多大なる貢献をしたということで
後に国王からダショーという、特別な称号を与えられています。

(赤い布は、カムニといって貴族や大臣などダショーしか身につけられません。
ちなみに王様は黄色、一般男性は白です)

1992年亡くなった時には、国葬が営まれ、5千人近くの人々が参列し、
40人ほどの僧侶の読経の中で荼毘にふされ、ブータン人全てが
悲しみに涙したそうです。

旅も終わりに近付き、
そんなダショー西岡のメモリアルチョルテンに連れて行ってもらいました。
(チョルテンというのは、仏塔)

 

ブータンの人々が、日本を大切に思ってくれる要因は
西岡さんの貢献あってのこと、といって
過言ではないかと思います。

手を合わせた後、後ろに広がる広大な農地を眺めて
 

ありがとうございます、という気持ちになりました。

横のマニ車をラマ僧の方が塗りなおしていたことも
とても印象的でした。
 

ここには、今も多くの多くのブータン人と
日本人が、共にお参りにきているようです。

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