ブータンでは教育も医療も無料。
義務教育の後、高校、大学への道も勿論ありますが、
伝統美術を学びたい人の為に、
王立芸術美術学院という学校も用意されています。
細かな学科に分かれており、
自分が興味ある分野に進めるというのも魅力的です。
ブータンのお祭りに欠かせない、お面制作科もあれば
欄間彫り物科のような教室もあり、みんな真剣。
仏画科では、弁天様?の絵が黒板に書かれていて
青年たちが上手にスケッチしていました。
刺繍科に飾られていた、伝統ブーツの刺繍は見事!
絹糸で気が遠くなるほど丁寧に刺繍していく姿に感動。
こちらは仏像科。きっと先生かな?
カメラを向けるとヒョヒョイと
手馴れたた手つきで仏像を仕上げていました。
このトラの絵も生徒さんの作品なのだとか。
優秀な卒業生は、直ぐに仕事があるようです。
ブータンでは、ほとんど全てがハンドメイド。
どんなに細かなものでも、手で作りあげるのが基本。
実は、ティンプーで泊った宿も
奥さんが機織の名手とのことで、見学をお願いして
見せてもらうことが出来ました。
こちらは、ブータンの伝統的な織り。
色鮮やかで綺麗です。
そして、こちらは最新モード柄の織。
キラ一着分織り上げるのには、
早くて数ヶ月、細かなものだと3年近くもかかるそうで、
本当に気が遠くなるような作業です。
ただし、このような織物を着るのは、
特別な祭りなど、晴れの時だけだそうで
普段は、プリントものを着ているようです。