早朝、ご開帳中の「蔵王権現」を前にした朝のお勤めに参拝したあとは、宿自慢の野菜中心の朝食バイキングをお楽しみください。この日は、金峯山寺の花供会式。修験者たちなどによる行列は時代絵巻を見ているようです。午後からは、一路、天川村へ向かいます。修験者の聖地洞川の龍泉寺近くには、修験の歴史が展示されている博物館があり、修験者たちの行衣や法螺貝を売る店が軒を連ねています。女人結界門から先は、今も女人禁制。修験の世界を十分に味わうことが出来る洞川を後にして、天河神社へ向かいます。ここは、1300年前、役行者が感得した弁才天を壬申の乱で勝利した天武天皇がこの地に祀ることを命じて建てられた神社です。後に空海なども修行時に滞在した所として知られ、吉野熊野中宮、大峯本宮といわれています。芸能の神として広く知られ、修験の要地ともされてきました。
この日は、社家として歴史を刻む由緒あるお宿に泊まります。日本屈指の聖地の夜をゆっくりお過ごしください。
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