戸隠神社と善光寺
共に歴史は古く、遥か千年以上もの悠久の時を今も刻み続ける
祈りの聖地。
戸隠は、日本神話・岩戸開きに由来する神社として
広く知られていますが、実はそれ以前からの信仰の地でもあり、
同時に修験の大切な修行場でもありました。
今春、戸隠は七年に一度という式年大祭の年を迎えます。
一方、善光寺は
「遠くとも、一度は詣れ善光寺。救け給うぞ弥陀の誓願」
という言葉が今に生きる、大慈悲の地。
日本では珍しい、宗派に属さない祈りの寺です。
善光寺のご本尊、
日本最古の仏像「一光三尊阿弥陀如来像」は絶対秘仏。
その由来はお釈迦様までさかのぼるといわれ、
千四百年前、仏教伝来時に、日本に渡ってこられました。
その御姿は何人たりとも直接目にすることができない仏様ですが、
この阿弥陀如来の化身といわれる「前立本尊」が、
こちらも七年に一度の春の限りご開帳となるのです。
以前より、いつか日本の祈りの聖地である、
戸隠と善光寺をご案内したいと思っていましたが、
計らずして、素晴らしいタイミングで
ご案内させていただけることになりました。
宿は2箇所とも宿坊。
戸隠神社の神官さんと、善光寺のお坊さんが、
それぞれお宿のご主人。社寺の歴史や文化についても、
伝習していただき、七年に一度のお祭や、
ご開帳についてもお話していただけます。
また、嬉しいことにどちらの宿の女将さんも凄腕の料理自慢。
戸隠の宿坊女将は、山菜料理の本を出版されている
自然の恵みを料理する達人。
また、善光寺の宿坊女将は、江戸懐石を修行した
精進懐石料理の達人。
ゆったりと、祈りの聖地を参拝しながら、
七年に一度という特別な時を堪能して下さい。
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