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『天河太々神楽講・天の川に祈る』によせて・・・


自然の中に神々があるというアニミズム的な考えは、私たちのはるか遠
く5千年以上も前の縄文時代の祖先たちから、脈々と続いてきました。
それは地球が一つの生命体であるという『ガイア理論』と同じもので、
その生命観は今も神社の中で生きつづけています。
そんな神社の中でも、更に宗教を越え、国や人種、性別、年齢、全ての
枠をも越えて、開かれているのが天河神社です。太古からの聖地として
空海や世阿弥をはじめ多くの先人たちが、自らを見つめる場として、ま
た芸を奉納する場として訪れています。

天河太々神楽講に講元として、皆さんをご案内する役目を賜ってから今
年で16年目を迎えます。講元とは指導者ではなく、人と大いなる根源と
のつなぎ役です。私は天川の名を名乗らせていただいているので、毎年
この七夕祭の折、感謝の意味も込めて講元をさせていただいております。

この「天の川に祈る」と題したワークは、御神事そのもののお手伝いを
ワークとし、お祭り前日の準備から社殿の掃除、御神事当日のお手伝い
そして翌日の片づけまで、神社の方々、地元の村の方々と共に過ごす、
大変貴重なものです。

本年も天河における七夕祭りの御神事手伝いへ皆様をご案内しようと思
います。どうぞ、ご自身の根源と繋がりたいと思っていらっしゃる方、

この講にご縁を感じられる方は、ご一緒いたしましょう。

                         講元 天川 彩





天河太々神楽講とは

太々神楽とは神人合一の境地に至ることを指します。講とは、集まりのことです。
人間は、その奥底で神と繋がっていますが、そのことに、体験的、実践的に気付く為に古代から様々な修行法や浄化法が生み出されてきました。神楽とは本来「神あそび」の意で、感性の深いところで神を味わい楽しむという意味です。太々神楽講では、難しい修行はしませんが、天河の自然の中で「神氣」を楽しみます。