生まれ変わる地球とワタシ
竹中あこ。彼女の歌声を一度でも聴いたことがある人は幸せものだと思う。独特のヴォイスと様々な言語での歌声は、人の魂までをも揺さぶるチカラがある。しかし積極的なライブ活動を行わないため、生歌声を聴くことは稀だ。
そもそも彼女は異色の経歴を持つシンガーソングライターである。慶應義塾大学理工学部物理学科を卒業後、博報堂にコピーライター職として勤務。その間、朝日広告賞、毎日広告賞などを受賞するが、それらの経歴に囚われることなく、96年渡米。ニューヨークなどで歌を学び、98年には「アメリカンソングライター50」に選出される。そして2014年自身のオリジナルアルバムが、第57回グラミー賞のワールドミュージック部門及びニューアーティスト部門でノミネートという偉業を成している。
しかし、そんな華やかな経歴にも囚われることなく、自然と共に歌うことの心地よさを選ぶのが、竹中あこなのだ。
コロナにより、地球レベルで大変革がなされている今。全てのものとともに新たなる自分へ生まれ変わる時がやって来ている。
竹中あこの歌声は、そんな再生の祝福となるだろう。
今回のライブは「天'sSPACE」で催される、あさい享子の絵画展『出でよ命!奮い起こせ魂を!』の会場内で、12名限定という極小ライブだ。
やはり、竹中あこの歌声が聴けるのは稀なのだ。
プロデューサー 天川 彩
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