天と大地に感謝する旅 walk.7 <報告>
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白銀の知床・流氷と大雪原を歩くツアー
■松岡弥栄子さん

流氷ツアーの時はお世話になり、ありがとうございましたm(__)m。
さらに私は風邪をひいてしまい、みなさんにご迷惑をおかけして、申し訳なかっ
たな、と思います。でも流氷の景色はいいものですね。・・オフィスTENさんの
企画は味わい深いものが私には多くて、毎回参加したくなります。これからも体
に気をつけて楽しくお仕事ができますよう、お祈りいたします。それではまた。
まつおかやえこ。




■鹿岡留美さん

毎日毎刻表情を変える氷で覆われたオホーツク海。
結晶の形を留めたまま積もっている雪。
野生の動物…。

知床から東京に戻り、数日。
淀んだ空気といつもの慌ただしい生活。

“オホーツクの風景が、原生林の空気が、薄らいでいく!!!”

でも。
知床前と知床後のわたし、何かが少し違う。
想像できる風景。
思い出しただけで涼しい風が吹くような…。
心の中の小さな自然、そんなものが持てたような気がする。

そう、この旅では、忘れたくない風景、忘れられない方々にたくさん出会うことがで
きた。
たくさんの素晴らしい風景に癒され、
そして本当に皆さん魅力的な方々ばかりで、多いに触発された。

いろいろいろいろありがとうございました。
この出会いに感謝して。





■小川笑子さん


この旅では、よく寝ころんだ。氷や雪の上で。寒かったけど寒くなかった。
気に入りの流氷の塊に腰をおろして海と空との境目を探したり
森に隠れて雪の上に横たわり薄い雲の向こうの太陽を見透かしながら
このまま溶けたくなったりしてた。
そういうときはひとりでも寂しくなかった。気持ちが暖かかったから。

流氷は「船の上から見る」のではなく「乗り」「割り」さらに「まみれる」
のが、かなり楽しいのだと体感。
空気がとっても冷えていて雪の結晶がそのまま積もっているのが
肉眼で見られるなんて!流氷の間の海にカラダを浮かべるなんて!
広大なアイスブルーは凄く眩しくてゆめみたいに綺麗。
光の加減で幾通りにも表情を変える氷の海。
そして水平線ならぬ氷平線(byガイドの藤崎さん)に
沈んでゆく美しい夕陽。みることができてよかった。

雪原トレッキングも、スキーもスノボもやらないながら
心密かにチャレンジしてみたいものだったので嬉しかったなあ。
原生林や広がる峰々、滝(これも見事なアイスブルー)の清冽な景色。
誰も踏んでいない新雪に、しかもさらっさらのパウダースノーに
キュッキュと足跡をつける快感。う、う、嬉しすぎるっ。
もちろんお約束で大の字に倒れ人型もじゃんじゃん残しましたとも。
スノーシュー欲しくなっちゃった。

ここでしか会えない動物たち(や、足跡)に会えたのも貴重な体験。
エゾシカたちは最初の頃は見つけるたびに「わあ!わあ!」
あまりにもたくさんいるので最後の方では「あぁいるね・・・」人間って。。。
流氷のはるか上空を悠然と渡るオオワシ。
ワタリガラスなんて存在すら知らなかった。大抵つがいのこの鳥の
鳴き声はまるで犬のよう。裏山のシマフクロウの鳴き声を聞いた人も。
キツツキが幹に突いた嘘みたいに深く大きい穴や
冬ごもりの前のクマの爪痕。雪の上に残るキツネやリスの足跡。
零下の世界で何て逞しく自然に生きていることか。
いや自然だからこそ逞しいのか。

最後の夜は、物心ついてからこっちこんなに着たことがない!
というくらいありったけ着膨れた。でも激寒。あなどりがたし北の夜。
浜からあまり離れない流氷の上で瞬く星たちを眺めつつ
ホットワインを嘗め(大人の至福)流氷の鳴き声を聴く贅沢。
流れ星もいくつか。かなり早い。あっというまもない。
その時の周りのみんなのシルエットは、ほとんど微動だにしなくて
眠れるペンギンのようだった。
かなり近くで氷がきしむ音がするので、小心者でビビりやの私は
すぐに「大丈夫ですかね?割れませんか?」など声をかけ
静寂を破っていた・・・皆さんすみませんでした。それほど音が近い。
あのぶ厚い氷の下を見知らぬ生き物が歩き回っているかのような
錯覚を起こすほど。見えないだけで本当に、いたのかも。

最後に・・・特筆すべきはご飯の美味しさ。
網走市内のホテルの和風懐石風ランチ。
ほっこり炊きあがったご飯にみっちり敷き詰められたイクラ丼。
(北海道ではポピュラーという豚丼もうまそうだった)
あっさり塩味ちじれ細麺のコンブラーメン。
(体が温まりそうなネギラーメンも捨てがたかった)
お宿の食事は、ほぼぜんぶ知床産とか。
海の幸、当たり前に、たっぷり。
雪原散歩のときのおにぎりもおいしかった。
どれもこれも完食!!

最後の最後に・・・オフィステン主催の天川さん。
アシスタントのきょうこちゃん。
最初から最後まで付きっきりでお世話して下さった藤崎さん。
細やかな心遣いでぬくもりのお宿を提供して下さった鈴木ご夫妻。
ご一緒した皆々様方。この旅に関わったすべての人々に・・・
どうもありがとうございました。
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