ケナフ(Hibiscus canabinas Linn.)はアオイ科フヨウ属の一年草です。原産は西アフリカで、主に繊維作物として中国や東南アジアで栽培されてきていました。
古代エジプトのミイラを包んでいた布にもケナフが使われていたという、人類が古くから利用してきた植物です。
地球温暖化などの、環境問題が深刻化してきてからは、二酸化炭素の吸収率が通常の木に比べて、3倍あることや、成長がとても早いことから、木材の代替素材として、多くの紙に使われるようになってきています。