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 登別

   <知里幸恵 銀のしずく記念館> 

文字を持たず、口承伝承によって自然の叡智と命の尊厳を受け継いできたアイヌの人々。

知里幸恵さんは、大正時代、言語学者でアイヌ語研究をしていた金田一京助先生との出会いにより『アイヌ神謡集』を書き上げたのですが、その直後、19歳という若さでこの世を去ってしまいます。知里幸恵さんが書き残した『アイヌ神謡集』によって、アイヌの人々の自然観や宗教観を私たちも広く知ることが出来るようになりました。

この日は、特別に知里幸恵さんの姪にあたる、横山むつみ館長に、館内を案内していただくほか、知里幸恵さんについてのお話などもして頂きます




網走

   北方民族博物館> 

アラスカやグリーンランドのエスキモーなど北方の様々な民族の文化を対象に、北方地域を専門とすした日本で唯一の博物館です。広く北方の諸民族を対象とし、衣・食・住・生業・精神文化・文化の伝承などのテーマ別に構成され、これだけ、北方民族について特化した博物館は世界的にみてもめずらしいそうですよ。

ここでは先史文化北海道のオホーツク海沿岸にかつて栄えていたオホーツク文化を中心に学びましょう。




北方少数民族「ウィルタ族」のお話し
トナカイと共に生活するもの、という意味を称するウィルタの人々。2日目の夕方からは、長年、日本人として暮らしてきた北方少数民族・ウィルタ族の人々を支援されてきた、弦巻宏史さんを講師に迎えて貴重な民族衣装などを拝見しながらお話しを伺います。

弦巻さんは、北方少数民族資料館『ジャッカ・ドフニ』(現在は閉館)の運営と、ウィルタ協会(天川 彩も協会に所属しています)の事務局長を長年兼任されてきました。

『ジャッカ・ドフニ』が閉館となった今、ウィルタやニブフなど、展示されてきた資料などは、本当に貴重なものとなり、弦巻さんにお話を伺ったりできる機会をTENで設けることができるのは最後の機会と思っています。

司馬遼太郎の「オホーツク海道をいく」にも登場する弦巻さんの貴重なお話に、しっかり耳を傾けましょう。


<ウィルタ文様(イルガ文様)刺繍体験>
弦巻あさんのご紹介でウィルタ文様(イルガ)の刺繍を継承されている方に、伝統的な文様「イルガ」の描き方や簡単な刺繍も教えてもらう予定です。滅多に経験できない、貴重な機会となりそうですね




釧路

釧路湿原
日本最大の湿原。さすが北海道はでっかいど〜と叫びたくなるほどの雄大な自然を、車窓からお楽しみください。




白糠

   <アイヌのお祭り> 
北海道の南、釧路のほど近くに位置する白糠では、毎年白糠アイヌの人々による先祖供養祭「ふるさと祭り」が開催されます。
火の神様やご先祖様に感謝をあらわす儀式や踊りが披露されるお祭りです。なんと、このお祭りに、白糠アイヌ文化保存会会長さんのご好意で、お祭り前日の準備から加わらせていただくことになりました!

地元の方々と一緒に、アイヌの伝統料理作りの手伝いなどをしながら、和やかに過ごし、そして次の日は朝から厳粛なアイヌのお祭りに参列させていただきましょう。貴重な機会です。アイヌの人々の大切な祈りの時間に、たっぷり最後まで一緒に過させていただきましょう。




札幌

   <うれしい半日フリータイム>
北海道で過ごす最後の日は、フリータイム!お土産を買ったり、気になっていた場所へちょっと足を伸ばしてみたり。思い思いの時間を過ごした後は、再び集合して千歳空港まで移動します。