2003/10/24━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


     ☆★☆   TEN's magazine 第89号   ☆★☆   
 
  

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こんにちは!天川 彩です。

東京では、秋晴れの気持ちのいい日が続いています。
今週は、特別な用事がなかったので、少しゆっくりとしていました。
時間が取れたらあれもしたい、これもしたいと思っていたのですが、ほ
とんど何もできず、ぼーっとした一週間でした。
でも、たまにはこんな時もないと、ですよね。

でも、来週は友人が衆議院議員選挙に初出馬するので、ちょっと秋田ま
で応援に行こうかなと思っています。
ま、私が手伝えることといったら鶯嬢くらいですが(笑)。

数年前から、何人かの友人たちが政治の世界でも活躍し始めています。
今の世の中、このままでは決して良くないって思っている人は多いと思
いますが、実際に何らかの行動を起こせる人って、やっぱり凄い。
私は政治の世界は全くわかりません。
でも、熱いスピリットを持った人たちが政治に参画していくと、日本の
未来は少しは明るくなるように思えます。


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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・連載===========「神楽のある風景」3
2・TEN占い  ====== 今週は「メディスンカード」占い 
3・天職のはなし======= 10月は「TV報道マン」のはなし
4・コラム・風の文様=====「道の上で」
5・ただ今受付中=======「神話から」「特別ワークショップ」
6・編集後記=========「ひとりごと」

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【1】◇◆連載◆◇
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■「神楽のある風景」3

神楽とは、神と楽しむと書く。

島根県の石見地方には「石見神楽」とよばれる民俗伝統文化が脈々と続
いており、長い歴史の中で神職のものであった神楽が庶民の芸能として、
夜を徹して舞われている。

天井から二間四方(3.6メートルの正方形)になるように「くも」と
よばれる天蓋が吊り下げられ、そこが舞台となる。
舞台は当初、神社の舞殿だけであったのだろうと推測するが、現在は多
種多様な場で神楽が行われているという。儀式舞から始まり、そのあと
神話のストーリー性溢れる舞が明け方まで続く。
日本人に馴染み深い「岩戸」や「大蛇(おろち)」など日本神話の世界
が囃子と舞とで展開されていくのだ。

聞くところによると「石見神楽」のある日は、子どもたちも明け方まで
一緒に見ることが許されているらしく、一番最後の出し物「大蛇(おろ
ち)」が終わるまで見ていることが出来ると、自慢の種だったらしい。

その社中はおよそ120社。
柿木村の白谷神楽もその中の一社である。
この日は、地元三島神社の七百年祭ということで、神社の舞殿で神楽が
行われていた。並べられた椅子の最前列には、小中学生たちが陣取って
食い入るように神楽を見ている。
これほど、日本神話を身近に知っている子どもたちは、日本中探しても
あまりいないのではないか。
神楽は朝まで続くと思い込んでいた。が、次の日にも七百年祭の祭事が
続くということで、午前1時頃には、最後の出し物である「大蛇(おろ
ち)」が登場し、神楽は終了した。
でも、社中の中に後継者である小学生が数人いたことや、神楽を見てい
る子どもたちの目の輝きを見ていて、私はなんだか嬉しくなった。


翌朝、柿木村に残るもう一つの神楽、黒淵神楽の氏神である愛宕神社に
お参りに行った。
黒淵神楽は、過疎による後継者不足で無形民俗文化財であるにも関わら
ず、残念なことに7年前から舞われることがなかった。
しかしこの日、村の子どもたちと私たちの為に黒淵神楽社中の方々が、
7年振りで少しだけ黒淵神楽を演じてくれるという。

当初は、愛宕神社での神楽も検討して頂いたらしいのだが、神社の階段
があまりに急で、高齢の方には難しいことと、社殿の奥にスズメ蜂の巣
があり危険という理由で、黒淵神楽は地元の集会所で行われることにな
った。

愛宕神社から集会所に行くと、既に衣装に着替えた黒淵神楽の社中の方
々が待っていた。
現在、社中9名。そのうち6名もの方々がこの日集ってくれていたのだ。
白谷神楽と黒淵神楽の一番の違いは調子。要はリズムが違うのだ。八調
子でリズミカルに舞う白谷神楽に対し、黒淵神楽は六調子で優雅に舞う。

90歳を迎える長老の丁寧な挨拶と説明の後、実際に黒淵神楽が始まっ
た。昨夜見た白谷神楽より、数段静かな舞だ。
私は見ているうちに、胸が熱くなった。
その神楽から、祈りを感じたからだ。

白谷地区と黒淵地区。
地区は違うのだろうが、同じ村の中の伝統文化。
どうか、村の子どもたちが、二つの神楽を守り伝え、どちらの神とも楽
しんで欲しいと願わずにはいられなかった。

               つづく…


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【2】◇◆TEN占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽に楽しんでくださいね。

                          
今週は[メディスンカード]で占ってみました

【10月25日(土)〜10月31日(金)あなたの運勢】

<1月生まれ>
今週はあなたの原点に触れてみましょう。何をすると楽しいのか、何を
感じると幸せなのか、それを探っていけばおのずと道は開けます。

<2月生まれ>
変化を怖がってはいませんか?今もしかすると変わる時期にあるかもし
れません。怖がらずに進んでください。

<3月生まれ>
今一度、あなた自身の動きを止めて客観的に自分を見つめてみてくださ
い。今は冷静さが必要です。

<4月生まれ>
何かに悩んで身動きが取れなくなってはいませんか?でも違う角度から
それをみてみると必ず出口が見えてきます。心配しないで大丈夫ですよ。

<5月生まれ>
噂話や人の意見に影響されて、大切な友人を失いそうになってはいませ
んか?今週は身近な人との関係をもう一度きちんと確立してください。

<6月生まれ>
ついつい自分の感情のまま他人に命令をしてはいませんか?自分も他人
も常に平等であることを忘れないでください。

<7月生まれ>
日々の雑事に追われて、大切なことを忘れてはいませんか?また何事に
対しても否定的になってはいませんか?今週は心身ともにリラックスで
きる場所に極力出向くようにしましょう。

<8月生まれ>
自己否定をする癖はついてはいませんか?自分を認められなければ、ほ
かの人も認められないかもしれません。まずは自分自身をおおらかに受
け入れて下さい。

<9月生まれ>
お金に対して必要以上に執着心を持ってはいませんか?受け取ることを
前提に与えるのではなく、喜びを持って循環させてください。

<10月生まれ>
今週はあなた自身を誇らしく思うことがあるでしょう。また、同時に周
りの人にも感謝してください。きっとさらなる喜びがあるはずです。

<11月生まれ>
狭い視野で物事を判断してはいませんか?今週は自然の中から学ぶこと
も多そうなので、極力外に出ましょう。

<12月生まれ>
何かに焦ってはいませんか?また何かしていないと落ち着かないという
状況になっていませんか?休みの日は極力体を休め、リフレッシュする
ように心がけましょう。



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【3】◇◆天職のはなし◆◇
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いよいよ明日です。
明日の生放送を終えて、飛行機で駆けつけてくれます。
生で今のニュースを感じませんか?


◎天職のはなし 10月

「テレビ局 報道マン」
お話し:読売テレビ 報道局 チーフプロデューサー
    春川正明さん
10月25日(土)  14:30〜16:00
ムーブ町屋 ハイビジョンルーム
当 日2000円

詳しくは
http://www.office-ten.net

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【4】◇◆コラム・風の文様◆◇
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■「道の上」

時折「自分探しをしている」という人と出会う。

自分が何者で、何をする為に生まれ、何処から来て何処に向かおうとし
ているのか。何をしても癒されないし、自分が歩む道すらわからない。
そんな悩みを抱えている人は意外と多い。

私は、自分探しの一番の近道は、自らの足跡をまず振り返って見ること
から始まるように思う。自分が生まれた場所や育った環境。家族や友人、
恋人、同僚。自分が携わってきた仕事や趣味…。そのどれもが、今生き
ている「自分」を構築する要素なのだ。

しかし最近、自分探しを霊的な能力を持った人や、それらに近い人に頼
っている人をよく見かける。その人自身がそれで本当に納得し、幸せに
なるのなら素晴らしいことだが、時には危険を伴うこともある、という
ことも知ってほしい。
私は、輪廻転生を信じている。しかし、過去生の記憶などは、本来生ま
れた時に、神仏の配慮で記憶の中から消され生まれて来るのではないだ
ろうか。
何かのきっかけで、その人自身が過去生と対面することはあるかもしれ
ない。それは、知る必要があって知るのだろう。
しかし、安直にそれを求めてどうするのだろう。多くの場合、次元の違
うところに自分を置いて、現実逃避をしているようにも感じる。その人
が直面している問題は、自らを大きく成長させてくれる課題でもあるの
だ。そこから逃げずに向き合うと、必ずや次のステップになると思うの
だが。
第一、魂そのものを安易に他人に委ねるのはあまりに危ない。
結局は、現実社会に適応できなくなってしまった人を今まで幾人も見た。

やはり、自分探しは、自分の足で見つけていこう。

目の前にある現実と、一つずつ向き合っていくと、きっと道は開ける。
人それぞれが、自分の道の上を歩いているのだから。


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【5】◇◆ただ今受付中!◆◇
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特別ワークショップ
★モカシンルームシューズつくり★

ナイナ・フローリーがアラスカの伝統的なモカシンルームシューズ作り
を指導してくれます。(ワタリガラスのビーズ模様を刺繍)材料は
アラスカで調達する為、定員は30名まで。

ワークショップ終了後、民族に伝わる歌なども歌ってもらえるそうです
よ。

(靴のデザインなどは、HPでご覧いただけます)

日時 11月15日(土)10:30〜15:00
会場 台東区立生涯学習センター 和室「さくら」
料金 受講料・材料費込み 15000円

お申し込みは
http://www.office-ten.net

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★神話から未来がみえる★

アラスカ先住民族の神話 × 古事記・日本の神話

太古の昔、神々の祈りが神話となって、
人から人へ「いのち」と共に受け継がれてきました。
今宵、アリューシャン列島を越え、1万年の時を経て、
神話の世界が繋がります。

日時 2003年11月16日(日)開場19:00 開演19:30
会場 文京シビック小ホール
料金 前売り 2000円  当日 2500円

文京シビックホールへのアクセス
営団地下鉄「後楽園」駅 徒歩0分・都営地下鉄「春日」駅 徒歩1分

○出演○
 アラスカ先住民族 伝統文化継承者  ナイナ・フローリー
 「古事記のものがたり」 著者    宮崎みどり

 ナビゲーター            天川 彩


お申し込みなど
詳しくは http://www.office-ten.net



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【6】◆◇編集後記◆◇
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2番目の娘の高校進路説明会に行ってきた。
あらら、母親としてしなければならない宿題がいっぱい。
そう思ったら、急に青ざめてきた。
                  aya


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発行者   天川 彩

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