2002/02/22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
     ☆★☆   TEN's magazine 第6号   ☆★☆      
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 こんにちは!天川 彩です。

ここのところ、世の中の膿?が次々と噴出していますね。
連日、ニュースに報じられる不正発覚。

今までにも、同様のことが数多く行われながらも、その都度、臭うものには「
ごまかし」という蓋を閉めて隠してきたのでしょう。しかしここにきて、その
「ごまかし蓋」がいよいよ腐って壊れたのではないかと思います。だから、中
に隠していた不正が膿と共に表に出始めている…。
きっと、今後もっと驚くことが次々と表に出てくると思います。

結局は、宇宙の真理に沿っていないことは、限界にきていると言えるのかもし
れませんね。


さて、皆様にお知らせしておりました、天と大地に感謝する旅Walk5「森
のイスキア〜白神山地」はお陰様で、満席となりました。
ありがとうございました。
次の天と大地に感謝する旅は、毎年大好評の「屋久島」です。
まだ詳細が決まっていないので、募集開始はまだですが、予告編だけ今号でお
知らせしますね。

それから…オフィスTENでは、もっと多くの方にスピリチュアルな世界を気
楽に親しんでもらえるように、現在、聖域なき?構造改革中です。

どうぞ、お楽しみに。。。


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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・連載======= 「神戸からの祈り」(6)
2・おすすめ情報===  天河太々神楽講・「天の川に祈る」参加者募集
3・バックステージ =  加藤 清先生・番外編 ≪球体と多面体≫  
4・TEN's Shop =  オープン準備のお知らせ「魂の帰還Tシャツ」  
5・最新情報===== 天と大地に感謝する旅「屋久島ツアー」の予告
6・編集後記 ==== ひとりごと

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【1】◆◇連載◆◇
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■ 「神戸からの祈り」(6)

天河神社から戻った夜、私は一睡もできなかった。

この日わが身に起きたことや、目に見えないところと自分が繋がる感覚が不思
議でならなかった。しかし今生、生を受けた理由がほんの少しだけわかったよ
うな気がして、眠れなかったのだ。その思いを誰かに伝えたくて、結局、数時
間前までお会いしていた宮司さんに、幾枚もの長い手紙を書いていた。

そして翌日、私は会社に辞表を提出した。

関わることになった平和イベントは、同じタイトル名で神戸では8月8日と東京
では10月10日にそれぞれ祭りを行うことが決まっていた。
しかし、正式タイトルがなかなか決まらず、次の会議までに正式タイトルを決め
なければ、イベントスケシュール的にマズい状態だった。天河から戻ってきた数
日後、私は夢の中で『神戸からの祈り』という言葉が幾度もリフレインして、目
が醒めた。
私は直感的に、この言葉がタイトルなのではないかと思った。

大地が揺れて神が戸を叩いた神戸。この時、人も自然の一部であると知らされ
、またほんの一瞬ではあったが、人の心の境界線が溶けて無くなったような感
覚も味わった。そして、この時、神戸は日本中、世界中の人々から無償の愛を
届けてもらったと思う。しかし、2年後に同じ神戸で、14歳の少年・酒鬼薔
薇聖斗による信じられないような事件も起った。神が戸を叩いたのは、大震災
という天災だけではなく、人類に様々な警鐘を鳴らしたかったのかもしれない。
震災から3年経って、改めてこの場で祈りたいと思った。
世界中から愛を届けられた神戸から、今度は愛を届けたい。そして神戸から世
界中に向けて祈りたいという思いが『神戸からの祈り』という言葉になって現
れたのかもしれない。

私は、それまでほとんど話もしていなかった鎌田東二さん宛てに夢中で『神戸
からの祈り』というタイトル案とその理由を書いてFAXで送った。

3月末行われた会議で、タイトル協議をした結果『神戸からの祈り』が正式に
決まり、更に神戸は「満月祭コンサート」、東京は「おひらき祭り」という副
題が決まった。

それから数日後、送られてきた実行委員会の名簿を見て、私は大変驚いた。

実行委員の中に、天河神社の宮司さんの名前も連なっており、賛同者の中には
龍村監督の名前もあったからだ。そして、東京の「おひらき祭り」には、ボブ
・サムも出演することになっていた。

どうして、全てが繋がっていくのだろう…。

私は、目に見えない糸に結ばれていく不思議さを改めて実感していた。


                               つづく…

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【2】◆◇おすすめ情報◆◇
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            天河太々神楽講

          旧暦 七夕祭全行程参加
           
            ≪天の川に祈る≫

            現地集合・現地解散

             参加者募集
           8月14日〜8月16日
               2泊3日
             
    
       場所:天河大辨財天社 及びその周辺
       宿泊:辯天荘
       料金:36、000円(2泊6食+ワークショップ代込み)
       人数:30名(定員に達し次第、締め切らせていただきます)
       講元:天川 彩
       講話:柿坂神酒之祐 宮司・柿坂匡孝 禰宜 (予定)
       
     *お申込いただいた方には、詳しい資料を送付させていただきます

 

太古からの聖地・天河は、山岳信仰の祖とも言われている役行者や弘法大師・
空海をはじめ、数多くの先人たちが、自らと向き合い対話するためにやってき
ました。
現在も、その聖なる地を尋ねて、世界中から様々な人が訪れており、映画「地
球交響曲・第1番」を龍村監督が撮りはじめた最初のフィルムは、天河神社奥
の院・弥山からです。

天河神社の横に流れる天川(てんのかわ)では毎年旧暦七夕の折、七夕祭が
厳かに執り行われます。万物全てのいのちの繋がりと、自然界そして大宇宙の
中で生かされている命に感謝をしながら、先祖に思いを馳せる、七夕祭。
幽玄な天河での旧暦七夕は、深く私達の祈る心を呼び覚ましてくれることでし
ょう。

今回は特別に、前日の準備から翌日の後片付けまで、天河の大切なご神事「七
夕祭」にとことん関わらせていただくことにしました。また、神気あふれる大
自然に触れながら、内に眠る「言の葉」を拾ったり、神道の作法や七夕の意味
を学びながら、天河とじっくり触れる3日間です。

七夕祭ご神事、仏式による万霊の御霊供養、天の川に於いての灯篭流し…。

神仏と大自然に繋がりながら、自らの魂が赴くまま祈りの時を過ごしましょう。
                     
                               天川 彩

詳しくは
http://home.att.ne.jp/alpha/ten/tatakagura2002.htm



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【3】◆◇バックステージ◆◇
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■加藤 清先生<番外編>

《球体と多面体》

2月3日の会が終了した後、打ち上げの席で「これだけ話そうと思っていたテ
ーマがあったんやけど、時間が足らへんな」とメモ書きを見せてくださった。
その数、なんと二十数項目。それでも百以上の中から選んだそうだ。
「現代社会の悪について」「日本人の霊性」「カルマとは」「宗教と平和」…
どれも面白そうなテーマだったので「先生、また是非、お話してください!」
とすかさずお願いしてみたが「東京は疲れるから、もうイヤや」と笑いながら
返されてしまった。

そのテーマの中に「球体と多面体」というものがあった。
かつて関西に私が住んでいた頃、加藤先生と近所ということもあり、幾度かお
宅へおじゃまさせて頂いたり、勉強会に通わせていただいたりしたのだが、中
でも強烈に印象に残っているのが、この話だ。

「似て非なるもの」を見極めること、といったらいいのだろうか。
私なりの解釈なので、若干間違っているかもしれないが、ざっと説明するとこ
の次のようなことだ。

人のスピリチュアリティを、球体と多面体とに例えていうなら、球体とは天根
に繋がる真実、真理を生きることである。それは、どんなに小さくとも大きく
とも誠のことであり、球体である。
多面体とは、球体とは相反することである。面が少ない場合は、球体と違うこ
とが一目瞭然なので、誰もそこには騙されないだろう。しかしやっかいなのは
、球体に近い多面体だ。巧妙なものは、一見球体に限りなく近いので、まるで
天根に繋がっているかのように見せかけているから、十分に注意しなければな
らない。そこに多くの人が騙され、球体と多面体の見分けがつかなくなり、多
面体を真実、真理として捉えてしまう。巧妙な多面体は、それこそが狙いなの
だ。しかし、注意深くよく見ると、多面体だということに、気がつくだろう。
多面体は、限りなく球体に近づこうとも、更に巧妙な多面となるばかりで、永
遠に球体にはならないものなのだ。肝心なことは似て非なるものを、きちんと
見分けられる力だ。


この話を聞いてから、本当に随分と考えさせられた。
目に見えない力を持っている人は、いつの世もいる。
しかし、並々ならぬ指導力を持っているからといって、超常現象を起したから
といって、表面的な癒しの音や言葉を並べたからといって、天根に繋がった話
を知っていたからといって…真理の道を逸脱している人は球体ではないように
思う。本当に少数だが、言葉巧みに深層心理を操りながら、人を誘導し結局惑
わしている人も、残念ながら確かにいるようだ。

数年前、加藤先生から教えてもらった「球体と多面体」の話は、いつまでも鮮
明に心の中に残っている。



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【4】◆◇TEN’s Shop オープン情報◆◇
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オフィスTENでは、この春よりグッズの販売をすることにしました。
テーマは物語性。

人と物との間に、ひとつの物語があったなら…
それは「単なる物」としてではなく、「宝物」となるはずです。

スピリチュアルにあなたと繋がる何か。。。
そんなグッズを少しずつですが、通信販売することにしました。

予定しているアイテムは…
オリジナル商品から先住民族小物やジュエリー、書籍、カード等など…
作者の思いも同時にお伝えしようと思います。

きっと「物」と「あなた」の間に、大切な物語があることでしょう。

現在は、プレオープンとして≪魂の帰還Tシャツ≫のみ、限定販売中。


詳しくは
http://home.att.ne.jp/alpha/ten/tamasii-t.htm
をご覧下さい。

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【5】◆◇おすすめの旅・予告編◆◇
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天と大地に感謝する旅・Walk6
『屋久島・もののけ姫の森を尋ねて』

2002年7月11日(木)〜7月14日(日)
       3泊4日

<今回の旅の一押し企画は、何といってもコレ!!!>


2年前に「天と大地に感謝する旅Walk1・屋久島ツアー」を企画した折、
ある山岳ガイドの方をお願いしました。ところが、当日お願いしていた方が急
用で来れなくなり、その方の紹介でFさんがやって来られました。以後ガイド
をお願いしているのですが、Fさんは通常ガイドの仕事ではなく、他の仕事を
されています。しかし、屋久島生まれ、屋久島育ちのFさんは、島の山々や自
然を知り尽くしているので、遭難事故などがあった折には、捜索隊としても活
躍されている、いわば屋久島の森の案内役。

実は、昨年知ったことですが、映画「もののけ姫」の制作時、宮崎監督はじめ
、関係スタッフがロケハンで屋久島を訪れた際、Fさんが舞台となった苔森を
幾度も案内したそうです。

今回は、そんなご縁からFさんに映画「もののけ姫」の舞台となった幻想的な
苔森を、説明つきでゆっくりご案内していただくことになりました。

もしかしたら、コダマがあなたを待っているかも。。。

その他、十二分に屋久島を堪能できるプランをたてて、皆様をご案内します。

詳細が決まり次第、お知らせいたしますので、今しばらくお待ちくださいね。


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【6】◆◇編集後記◆◇
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ここのところ急に暖かくなってきたからか、近所のいたる所から沈丁花と梅の
香が漂ってくる。
だから、わざと遠回りしたり、ゆっくり歩いたり…。
季節は確実に春なんだなぁ。

私の春も近いかな??

                    aya

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発行者   天川 彩

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