2013/ 08/30━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆★☆ TEN's magazine 第582号 ☆★☆
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こんにちは！天川 彩です。
富士登拝から日曜日に戻ってきましたが、一日置いて、再び火曜、水曜
と富士吉田の方へ急遽行っておりました。
なぜかというと…大変な大役をお引き受けすることになってしまったか
らです。
私、天川 彩、富士山・山岳信仰富士講の新たな講の講元となりました。
日本人の富士山信仰は、縄文時代から始まっていたと考えられており、
富士山の周囲にも、縄文遺跡がいくつか出土しています。
役行者によって山岳信仰が開かれ、富士山も修験者の霊場となりました
が、室町時代、角行さんという方によって、いわゆる富士山信仰の富士
講が始まりました。
そして江戸時代、富士講の中祖とも呼ばれる食行身禄さんによって、富
士山信仰が一気に広がり、江戸八百八講といわれるほど、富士講が各地
で広がりました。
江戸幕府にとっては、将軍以上に信仰される富士山そのものを苦々しく
思っていたようで、何度か禁止令が出ますが、富士山信仰は留まる所知
らずで増えたようです。
しかし、明治時代、富士講は禁止され扶桑教などいくつかの神道系の教
団に属さないとならない時代が長く続きました。
ただ、富士講は、神仏習合の世界。自然の中に神が宿るというアニミズ
ムの感覚と、神を仏とみなした信仰が今も細々とながら続いています。
ＴＥＮでは、400年以上続いている御師の家にお世話になり、今までも幾
度か白装束を着ての富士登拝を続けてきました。
今回、富士登拝は天候の関係で山頂までは登ることができなかったので
すが、八合目までは「六根清浄 懺悔懺悔」の掛け声出して登ってきま
した。…とはいっても、私は肩と腰を痛めていたので、五合目の神社で
お留守番でした。
夜があけて、ひとり日蓮さんのお堂などで瞑想したりしながら皆さんを
待ち、合流後下山。翌日、再び御師の家を訪ねて、ご挨拶して帰ろうと
思い伺うと、富士講の大先達がいらしていました。
とにかく、心底尊敬している大先達なので、お話しできるだけで幸せに
なるのですが、その大先達の講の枝講として、新たな講を作ったらいい、
といわれ、更に新しい講は「天川講」と名乗りなさい、と名付けてくだ
さったのです。
私の知る限り、富士講の新たなる講の誕生は、江戸時代以来ではないか
と思います。ほんとうに身に余るご使命に戸惑うばかりです。
先達には、無色透明、どこにも染まらず属さない純粋な富士山信仰とし
てのみの富士講として、認めていただきました。
そんな訳で、富士講の諸先輩、御師、浅間神社さん、そして富士山の神
様に、急遽、ご挨拶をしてきたところです。
来年の春になったら、「天川講」の入講案内のお知らせと共に、夏の富
士登拝のお知らせも早めに行いたいと考えています。
その時には、どうぞよろしくお願いいたします。
さてさて。今週末は久しぶ〜りに、出版記念のトークイベントです。
書籍に書けなかった（書かなかった？）話などもたっぷりお話しようと
思っています。
午後5時からですので、よろしければ是非お越しください。
和歌山県観光連盟さんと三重県観光連盟さんの協力も得て、ちょっぴり
ですがお土産もあります♪
そんなこんなで、今もイベント準備中です。今日のメルマガは以上で終了
させてください。
イベントのインフォメーションは
http://www.office-ten.net/syoseki/t.htm
＜スライド＆トーク＞ 開場16:30 開演17:00 お話し：天川 彩
そうそう。ホピツアー、残り一席となりました！
月曜日には締め切ってしまいますが、やっぱり行きた〜い…という方は、
のこ週末までに申し込みくださいね〜。
そちらのぺージはこちらです。
http://www.office-ten.net/hopi/2013t.html
ａｙａ
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発行者 天川 彩
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