2013/06/14━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

     ☆★☆   TEN's magazine 第571号   ☆★☆   

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こんにちは!天川 彩です。

今週の東京は、ようやく入梅したようで、心地よく雨が降っていました。
そんな中、事務所の中は大騒動。

メルマガのみで募集いたしました、今年8月の伊勢ツアー。お陰さまで
満員御礼のツアーですが、なんといっても神宮ご遷宮「お白石持ち行事」
にTENの奉仕団として総勢30名で参加する為、実は明日、参加者の方
々に向けた説明会を行なうのです。その説明会でお渡しする、法被をは
じめとした装束をサイズ別、リクエスト別に整えるのにテンヤワンヤ
(古いですね〜)でした。

でも、20年に一度の祭典ですので、準備するほうもワクワクします。

ワクワクといえば、先日メルマガの中でもお知らせしたETV(NHK
教育)で放送された「日本人と富士山」という番組ご覧になりましたか?
いや〜素晴らしかったですよ。

富士山と日本人との向き合い方そのものが、世界遺産に登録される価値
があることだという番組の趣旨は、まさにTENが今まで提唱してきて
いることと、全く同じでした。

世界遺産になると、人が増え過ぎる懸念もありますが、でもそれ以上に
日本人にとっての聖なる山の尊さを、再び多くの人が取り戻すきっかけ
になれば素晴らしいですよね!

富士登拝は、今まで富士山へ登るなんて無理、と思っていた方でも大丈
夫。ゆっくりゆっくり、登っていきますよ。

TENで富士登拝を行なうのは、4年ぶりとなります。次に富士登拝を
いつ企画するかは定かではありません。一度は聖なる富士に登りたいと
思われている方。チャンスが整っている時に、ぜひご一緒しましょう!

さて。夏といえば、旧暦七夕に奈良の天河神社で行なわれる七夕祭の神
事のお手伝いをするワーク、天河太々神楽講「天の川に祈る」ですが
受付を開始いたします。

一昨年まで、毎年、旧暦七夕の夜には、万霊供養、ご先祖供養など、燈
篭に明かりを灯して、清流の天の川へ浮かべお流しする神仏習合の行事
が行われてきました。幻想的なその風景は、天川村の風物詩ともなって
いました。 

しかし、皆様ご承知の通り、一昨年の大水害で天の川流域の状況が一変
した為、昨年より燈篭流しではなく、「天の川七夕神事供養燈花」と称
する新たな行事が行われております。

これは、供養名を書き記した入れ物に清水を張り、そこに浮かべられた
蝋燭に一晩火を灯すというもので、翌朝、採燈護摩の中で護摩木と共に
供養燈花もお焚き上げされるというものです。

その祈りの光は本当に美しく、燈篭流しとはまた異なった、心の染み入
る素晴らしい神仏習合の祈りの世界でした。

今年もまた、その祈りの光が天へと届けられます。

清水を張った入れ物を、何千基と並べ、そこに光を灯していく作業は、
まさに、真っ白で無垢な状態になる作業です。
よろしければ、ぜひ今年、あなたも参加してみませんか?


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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・コラム・風の文様==============「覚悟を決める」
2・TEN’s占い============「タロットカード占い」
3・募集開始======「天河太々神楽講2013 天の川に祈る」
4・好評受付中!========「TENの『富士登拝』2013」
5・編集後記===================「ひとりごと」
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【1】◇◆コラム・風の文様◆◇
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□「覚悟を決める」

ある人が「覚悟を決めた」という言葉を使った。その言葉を聞いて、な
ぜか私はドキンとした。

私たちは、日常的に何かを決めて生きている。今日着ていく洋服にして
も、聴く音楽も、食べるものも、皆、決めながら日常が進んでいく。
更に、自発的に意識して何かを決定する時「決心」という言葉を使う。
「決心する」は「腹をくくる」と同意語である。

しかし「覚悟」という言葉は、もっと深くて重い言葉のようにも感じる。
「覚悟」は受け入れる準備が整ったという意味もあるが、覚悟は覚と悟。
どちらも「さとり」である。今までわからなかった道理や真理がわかり、
悟りの境地に至って「覚悟」になる。

要するに「覚悟する」ということは、もう後戻りはしない、そこから考
えがぶれることはない、という宣言でもある。

覚悟とは、たとえ周囲の人にどれほど認知されず、非難され続けても、
その考え、その生き様を変えない強い意思である。

ただ、その強い思いに至るまで、その人の中で壮絶な葛藤もあっただろ
うし、苦しみは他人には計り知れないほど大きなものだったかもしれな
い。しかし、そんな中から見出した一つの強烈な答えが「覚悟」なのだ。

だから覚悟を決めるということは、自分を信頼し、自分を裏切らない約
束をする、ということでもある。

自分という存在から逃げ出して責任転嫁をしたり、直に他人に答えを求
めようとしない、己の強さから「覚悟」は生まれる。

どんな分野であれ、どんな事柄であれ、覚悟を決めた人は魅力的である。


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【2】◇◆TEN’s占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽に読んでくださいね。
                          
今週は[タロットカード]で運勢を占ってみました。
2013年6月15日(土)〜2013年6月21日(金)

<1月生まれ>
どんなことにも、臨機応変に挑むことが出来そうです。また、ちょっと
したきっかけを生かして、大きなチャンスに変えることも出来そう。今
週は積極的に動くと良さそうですよ。

<2月生まれ>
結果を早く出そうと、少し焦ってはいませんか?今は準備を楽しむ段階
のようです。まずは心に余裕を持ってね。
 
<3月生まれ>
ものごとを冷静に対処することが出来そうです。ただ、周囲の人に気を
遣いすぎて、少し心が疲れてしまっているかも。今週はあなたの為に時
間を使うよう、こころがけてみて。

<4月生まれ>
心穏やかな一週間を過ごせそうです。特に家族やパートナーなど親密な
関係の人と過ごす時間が、あなたの心を豊かにしてくれそうです。

<5月生まれ>
芸術や文化に触れるのに適した一週間となりそうです。今週はあなたの
感性をうんと刺激してみてね。

<6月生まれ>
自分の信じた道を、ただひたすら歩み続ける一週間となりそうです。周
囲の人の批判的な声には耳を傾けず、あなたを応援してくれる人たちの
声をしっかり聞いてね。

<7月生まれ>
情報収集に適した週です。ただし、有効な結果ばかりを先に求めようと
すると失敗してしまいそう。今週は、些細な情報に幸運の鍵があるかも。

<8月生まれ>
今まで行き詰っていたことに、ようやく希望の光が差し込みそうです。
今週、あなたに必要なものは笑顔です。

<9月生まれ>
ものごとが、あまりにもスローペースなことに少しイライラしてしまう
かもしれません。今週は時間をかけて丁寧な仕事の尊さを思い出してね。

<10月生まれ>
周囲の人々の反応に一喜一憂し、本当はあなた自身が何がしたいのか
自分をだましてはいませんか?今週は自分の考えを遠慮せずに声にして
みましょう。

<11月生まれ>
あれこれと手を出しながら、どれも中途半端に終わってはいませんか?
今週、あなたに必要なキーワードは、根気です。

<12月生まれ>
迷いが続き、正しい答えが見出せない状態が続いているかもしれません。
今週、あなたに必要なことは、肩の力を抜きリラックスすることです。

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【3】◆◇募集開始◆◇
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●太古からの祈りの場で、鎮魂神事のお手伝いご一緒いたしませんか●
 
       人         
       ̄Y ̄*
         天河太々神楽講2013
          『天の川に祈る』☆
      
   奈良・天河神社七夕祭 お手伝いワーク (講元 天川 彩)
      平成25年8月12日(月)〜8月14日(水)
       
    ☆今年の旧暦七夕は8月13日(火)です。

    http://www.office-ten.net/tatakagura/t.htm

 
奈良県吉野の山里で、千三百年続いている天河神社。 
年に一度、旧暦七夕に行われる七夕祭は、天河で私たちが自然界、そし
て大宇宙の中で生かされている「命」に感謝をしながら、それぞれに繋
がる「命」に思いを馳せる大切なご神事です。
 
神社から白作務衣をお借りして七夕祭の前日準備から当日、そして翌日
の片づけまでの3日間、無垢なる状態で、祈りの時間を過ごします。
 
特別な場所で、特別な時間、ぜひご一緒いたしましょう。 
 
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平成25年8月12日(月)〜8月14日(水)

■参加費 36,000円
   2泊3日 食事つき 
 宿泊『本家 柿坂』別棟

■現地集合・現地解散
お申し込み頂いた方には交通機関などの詳しい資料を送付いたします


『天河太々神楽講・天の川に祈る』によせて・・・
 
自然の中に神々があるというアニミズム的な考えは、私たちのはるか遠
く5千年以上も前の縄文時代の祖先たちから、脈々と続いてきました。
その生命観は、今も日本の神社の中で生きつづけていますが、中でも、
宗教という枠を越え、国や人種、性別、年齢、全ての枠をも越えて、
開かれているのが天河神社です。太古からの聖地として空海や世阿弥を
はじめ多くの先人たちが、自らを見つめる場として、また芸を奉納する
場として訪れています。

天河太々神楽講に講元として、皆さんをご案内する役目を賜ってから今
年で13年目を迎えます。講元とは指導者ではなく、人と大いなる根源
とのつなぎ役です。私は天川の名を名乗らせていただいているので、
毎年この七夕祭の折、感謝の意味も込めて講元をさせていただいており
ます。

この「天の川に祈る」と題したワークは、自らの中にある「祈り」と
「願い」を改めて確認し、同時にご神事のお手伝いをさせていただくこ
とで、無垢なる自分と向き合います。
お祭り前日の準備や社殿の掃除、御神事当日のお手伝い、そして翌日の
片づけ終了まで、神社の方々、地元の村の方々と共に過ごす時間は、大
変貴重な時間となることでしょう。
本年も天河における七夕祭りの御神事手伝いへ皆様をお繋ぎしようと思
います。

ご自身の根源と繋がりたいと思っていらっしゃる方、どうぞお待ちいた
しております。
                      講元 天川 彩
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【4】◇◆ただ今受付中◆◇
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   ◎○◎〜 いにしえからの富士山信仰の道を行く 〜◎○◎
          
         《TENの富士登拝 2013》
      
      1合目から山頂まで・祈りの道を登る富士山

    2013年8月22日(木)〜 8月24日(土)& 25日(日)
                 
                   
     http://www.office-ten.net/j/fuji/tohai/2013top.htm
 
         募集人員  20名  最低施行人員 8名
         
    

日本一の山、富士山。

誰もが知っているこの霊峰には、
古来より神々がいると畏れ崇められてきました。

霊峰に登る際には「御師」と呼ばれる特別な役割を持つ宿坊に泊まり、
 山での慣わしを学び、祓いを受けた後、富士の御山に
一歩一歩足を運ぶのが、本来の霊峰・富士への向き合い方で、
それが富士登拝と呼ばれていました。
 
しかし、時代は移り変わり、今では、日本一高い山を制覇しようと
多くの人たちが詰めかける夏山登山の山となっています。

そんな中、私たちは、2008年より日本人としての心を
取り戻すべく富士登拝を始めました。

富士登山道・随一の祈り道、富士吉田口の一合目からゆっくり
山頂を目指して登る登拝。

450年続く「御師」の家は、北口本宮浅間神社の神官さんの
 ご自宅でもあり、登拝日の朝は祈祷殿でお参りして登ることができま
す。

富士一合目からの富士の聖域を、ゆっくりゆっくりと登るので、
高山病にもかかりにくく、体力的にも無理がありません。

今年、本来の富士の御山に登ってみたいと思われている方、

ぜひご一緒しませんか?
きっと、生涯の宝物の時間になることでしょう。

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【5】◆◇編集後記◆◇
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熊野の本が少しずつ完成に近づいている。小説ともコラムなどとも異なる
今回の熊野の随筆本は、一体どのような姿で現れてくれるのだろうか。
ワクワクとドキドキが入り混じっている。

                   aya


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発行者   天川 彩
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お知り合いへの個人的な転送は大歓迎です。
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