2003/2/14━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆★☆ TEN's magazine 第54号 ☆★☆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.office-ten.net
こんにちは!天川 彩です。
今日は、聖バレンタイン。
そう、愛の日ですねぇ。
日本では、女性から男性にチョコレートを贈る日として一般的ですが、
欧米では男性から女性に贈り物をする日だそうで…。
でも、なぜ2月14日がバレンタインデーと呼ばれているか、皆さんはご
存知ですか?様々な説はあるようですが、その中でも特に有力な説をご
紹介しましょう
聖バレンタインは、3世紀に実在したローマ司祭でした。
当時の皇帝、クラデイウス2世は軍の強化を図るために、兵士たちが結
婚をすることを禁止していました。しかしバレンタイン司祭は、皇帝の
命令に反して、恋人と結婚したがっていた多くの兵士たちを結婚させま
した。
当然のこと、司祭は皇帝の怒りをかって西暦270年2月14日、処刑されて
しまったそうです
以来ローマカトリック教会では祭日となりました。
当初、聖バレンタインデーは司祭の追悼行事でしたが、14世紀頃から若
者たちの間で、愛の告白をしたりプロポーズをする日に変わってきたそ
うです。
ちなみに、チョコレートを贈るようになったのは、1936年、神戸のチョ
コレート会社モロゾフが英字新聞にバレンタインの贈り物広告を出した
のが、はじまりだとか。なんと、今から10年前。バレンタイン司祭殉教の
地であるイタリア・テルニ市から神戸にバレンタイン発祥の地の記念として
「愛の像」が贈られたそう。さて、その像はどこにあるのでしょうね。
ご存知の方、教えてください。
ところで、我が家の中2の娘が沢山のチョコレートを用意していたので
「ずいぶん、チョコ配るのね」と言ったら「これはトモチョコ」という返事。
何でも、仲良しの友達と、友情の印としてお互いに交換するのだとか。
う〜ん友愛か。それもいいけど…。
やっぱりバレンタインの朝は、ドキドキしながら登校して、下駄箱に入
れようか、机の中に入れようか、それとも友達に呼び出してもらって渡そうか…
そんなドキドキするような恋をいくつも経験した方が、人生楽しいよって
心の中で思う母でありました。
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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・イベント情報======= 2月・3月のイベント
2・TEN占い======== 今週は「メディスンカード」占い
3・コラム・風の文様===== 「随神(かんながら)」後編
4・旅============ 森のイスキア〜白神山地ツアー
5・編集後記========= ひとりごと
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【1】◆◇イベント情報 ◆◇
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《天職のはなし 2月》
いよいよ、明日です。
<おはなし> 写真家・須田郡司さん(フォト霊師)
日 時:2003年2月15日(土)
14:30〜16:00
会 場: ムーブ町屋 ハイビジョンルーム
当 日: 2000円
<須田郡司:プロフィール>
平成に入り、写真をよりスピリチュアルなメディアとしてとらえフォト
霊師として聖地巡礼を開始。日本と世界中の聖地を巡礼しながら写真を
写す。沖縄からチベット、アイルランド、アジア、アフリカ、南米など
各地の聖地を遍歴。
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《ピュアピュア2003》
女優・高樹沙耶
トーク & ミニシネマ
2003年3月26日(水)
東京ウィメンズプラザ 青山
開 場 18:30
開演・終演 19:00〜21:00
出演者 スペシャルゲスト高樹沙耶 ナビゲーター天川 彩
前売り 3500円 当日4000円
(前売りが完売した場合、当日券は発行いたしません)
詳しくは http://www.office-ten.net
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【2】◇◆TEN占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽に楽しんでくださいね。
*占いは、ホームページ上でもご紹介しています。
今週は[メディスンカード]で占ってみました
2月15日(土)〜2月21日(金)
《あなたの運勢》
<1月生まれ>
今週、あなたのキーワードはバランスです。相手の立場にたって物事を
考え、喜びを人と分け合うことを心がけましょう。バランスを保った状
態でいると金運もアップします。
<2月生まれ>
どんな場所にいようと、あなたに真実は語りかけています。聖なる場所
に行かなくとも都会の中でも同じです。まずは仲間とつるまず、あなた
一人の時間を大切にしてみて下さい。
<3月生まれ>
今週のあなたは、さらなる大人への変革期です。今まで思いつきで行動
していた人は、安易に物事を進めるのはやめて、きちんと筋道を立てて
考えてみましょう。
<4月生まれ>
大チャンス到来です。あなたが思い描いていた未来への道が、目の前に
ありそうです。勇気を出して、あなたの内なるものが示す方向へ進みましょう。
<5月生まれ>
今悩んでいることの答えを他の人に求めてはいませんか?たとえ、少し
辛くても自分の中で答えは出せるはずです。今あなたは一回り強くなろ
うとしています。
<6月生まれ>
やさしさに満ち溢れた週となるでしょう。あなたの前に現れた人に対し
て、どんな人に対しても、やわらかな春の日差しのように、爽やかな風
のように、包み込めそうです。
<7月生まれ>
「良いか悪いか」ということで何事も判断しようとしていませんか?そ
の間も、また、ありです。どんな状況もそれは全て用意されたことです。
あなたの許容量を広くすると、また違うものが見えてきます。
<8月生まれ>
今週は、あなたの隙に取り入ろうとする人が現れるかもしれません。少
しでも嫌な予感がしたら近づかないで。また、家族や恋人との間にトラ
ブルが起こるかも。感情的にならずあなたの方から謝る努力を。
<9月生まれ>
今のあなたは、変化を恐れていませんか?あなたの目の前に、新たな出
来事が待っています。身体を十分に動かして、あなたの内なるリズムを
体感してください。
<10月生まれ>
今週は、夢に意識を向けてください。朝起きたら夢日記をつけるのもよ
し。夢を思い出せない人は、明け方に目覚ましをセットするなどして、
夢を書き留める方法もあります。とにかく今週あなたへのメッセージは、夢に現れます。
<11月生まれ>
今、あなたはあなたの傍にいる人とのバランスを少し崩しているかもし
れません。それと同時に、あなたの持っているクリエイティブ性が発揮
できないようです。相手も自分も認めることから始めましょう。
<12月生まれ>
今週のあなたは少し疲れ気味です。本来のあなた自身の輝く元を忘れて
いませんか?少し休憩をして、自分を取り戻す場所に行くのもいいでしょう。
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【3】◆◇コラム・風の文様◆◇
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□ 「随神(かんながら)」(後編)
ゆるやかな流れの中で、気がつくと今年も節分に合わせるように天河神
社へ行っていた。
天川村に着いたのは、午後3時過ぎ。
いつもと変わらぬ、穏やかな風景。
家々の煙突からは、薪が燃える懐かしい匂いが流れてくる。
夜の御神事まで、まだ時間があったので、神社近くの天の川温泉で雪見
の露天風呂という贅を味わい、民宿で早めの夕食を済ませた。
2月2日午後7時すぎ。
かがり火が焚かれた太鼓橋を渡り、神社へと向かう。
この日は、年に一度行われる御神事「鬼の宿」がある。
これは、節分前夜、鬼を神として迎え入れるための神事で、古来よりこ
の地で続いている大変神秘的な神事なのだ。
天河神社の社家は、大峰山などをはじめとする山岳信仰の開祖・役行者
と共に祭られている前鬼、後鬼の子孫といわれている。
社殿での儀式を終えたあと、社家の民家へ一列になり移動。
蝋燭のあかりに照らされて、鬼を迎え入れる為に真新しい純白の布団を
ひきその横に、鬼が手足を洗う為の真新しい水が入った桶、おにぎり、
梅干を用意され、祝詞や般若心経をあげて神仏習合の神事が厳かに執り
行われる。
神官が静かに蝋燭を消して襖を閉めた後は、一転、他の部屋に明かり
灯しおむすびや煮物、お神酒などが振舞われる直会(なおらい)になる。
山里深い、天川村の民家の囲炉裏でのなごやかな語らいは、いつものこ
とながら時間を忘れてしまいそうだ。
実は、この鬼の宿と節分は天河神社にとっては大変大切な御神事で、布
団の横に用意された桶に、翌朝砂が混じっていたら、鬼が泊まったとい
うことで新たな年も、神事に遣えることを許され、新しい年を迎える節
分祭も執り行われることになる。
その御神事を翌朝5時に行う、ということを宮司さんが話された。
今まで、幾度も鬼の宿に参加させてもらっているが、明け方の御神事の
時間を聞いたのは、初めてだった。
私たちは翌朝の御神事にも参加してみることにして、少し離れた民宿に向かった。
おかしな話なのだが、民宿の玄関の前まで行ったところで、急にビール
が飲みたくなった。私は、普段ほとんどアルコール類は飲まない。というより、弱いのでほ
とんど飲めないといった方が正しいかもしれない。
しかし、どうしたことか、この時急に飲みたくなったのだ。
自動販売機は随分、引き返さなければならない。
私とキョウちゃんは天の川の橋のたもとまで戻った。
しかし、ここの自動販売機はジュースしか売っていなかった。さすがに
更に離れた場所にあるビールの自動販売機まで行って買う気持ちは失せてしまった。
再び、宿に戻ろうとした時だった。
大きな鞄を持った若い青年が一人道をトボトボ歩いている姿が目に入っ
た。どう見ても、村の人ではない。遠目にも、困ったという雰囲気が漂っている。
私は思い切って声をかけてみた。
「道に迷っているんですか?」
「突然、この神事に参加してみようと思って、東京からやって来たんで
すけれど、もう神事が終わってしまっていたようで、民宿もみんな玄関
が閉まっているようだったし、どうしようかと思って…」
「それなら、一緒に来たらいいわ。私が泊まっている宿、部屋が空いて
いるみたいだし、宿のおばちゃんに言ってあげるから」ということで、
この道に迷った青年を宿に連れて帰ったのだ。
実はチェックインした時、おばちゃんに「あれ?天川さん2人かいな。
おかしいな3〜4人で来るって言ってなかった?広い部屋用意してしもた
わ」と言われキョウちゃんと二人では、どう使っていいかわからないほ
ど、3間も続く広いスペースを与えられていた。
宿でおばちゃんに事情を伝えると「ほらね。2人やないやろ。3人にな
ったやろ。おばちゃんの神通力やで」と笑った。
この青年はなんと「テン」と昔から呼ばれていたそうで、苗字のハタテ
から「ハタテン」となり、それが省略されて「テン」と呼ばれるように
なったとか。なんとテン繋がりだったのだ。
そのハタテン君、早速お礼にとビールを買いに走ってくれた。
翌早朝、4時半に起きて3人で再びご神事がある民家に向かう。
まだ、外は真っ暗で村全体が寝静まっているようだ。
鬼の宿となっている民家の戸はしっかりと閉じられており、私たち以外
に誰も来る気配もない。
もしかすると、早朝のこの御神事は、神官以外は参加できないものでは
なかったのか急に不安になってきた。
しかし、微かに中から声が聞こえたので、思い切って戸を開いた。
土間のたたきに、一般の人の物と思える靴が何足かある。
私たちは安心して、中に入った。
ややしばらくして、厳粛な御神事が始まる。
一晩置かれた桶の水を柄杓ですくい、幾重ものさらしに漉していく。固
唾を飲み込み見守る中で、静かに静かに執り行われ、やがて終わった。
宮司さんが「どうぞ、ご覧ください」と言って、私たちにさらしを見せ
てくださる。そこには、小さな粒ではあるが、確かに幾つかの砂が確か
にあった。「これで、今年も御神事を執り行わせていただけます」と宮司さんは謙虚に話された。
直会に、茶粥をいただく。
なんとも、豊かな時間だった。
この日は、節分祭。
天河では、鬼は強さと厳しさの象徴としてとらえ、全ての意識を超えて
物事を正しく見る神として崇めているので「鬼は内」「福は内」といい
ながら豆がまかれる。
その後、修験道の人々による採燈護摩が炊かれた後は、餅まきや地元の
人々によるお汁粉振舞い、恵方に向かってのかぶり寿司などが直会とし
て振舞われた。
午後まで続く、このお祭りに参加した後、私たちは一路東京に戻ることにした。
有難いことに「ハタテン」君はレンタカーで橿原からやって来ていたの
で、駅まで送ってもらうことができた。
神戸から淡路島、そして天河。
人と天に繋いで連れて行ってもらった時と場。きっと、これからも様々
なことが続くのだろう。
随神に、ただただここにあることに感謝して…。
完
*天河神社に深い関わりがあり、天河太々神楽講の講元もされていたヒ
ーリングミュージックの第一人者 宮下富実夫さんが、2月6日肺癌に
より永眠されました。
心より、ご冥福をお祈り申し上げます。 合掌
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【4】◆◇天と大地に感謝する旅◆◇
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皆様の熱いご要望におこたえして
今年もこのツアーを企画いたしました。
昨年、キャンセル待ちの方が続出したこのツアー。
参加ご希望の方は、お早めにお申し込みください。
(既に、半分のお席は埋まってしまいましたヨ。)
天と大地に感謝する旅 Walk8
『森のイスキア〜白神山地ツアー2003』
〜大自然と食といのちに感謝して〜
2003年5月28日(水)〜5月31日(土)
東京発着95,000円 3泊4日 全行程食事つき
(大阪出発も乗り継ぎ可)
岩木山麓にある『森のイスキア』で
佐藤初女さんから、おむすびの握り方を教わったり…
新緑に輝く世界遺産『白神山地』を歩いたり…
叙情豊かな『ランプの宿』でゆったり温泉につかったり…
なんて、贅沢な旅なのでしょう…
<行程を少しご紹介>
2日目は…
5月29日(木)
森のイスキアで朝食を食べた後は、佐藤初女さんから、おむすびの握
り方講習を受けます。そのおむすびを持って向かうのは世界自然遺産・
白神山地西の玄関口・岩崎村。広大なブナ原生林を探勝しながら雄大な
自然の中でおむすびを食べるという贅沢を味わってください。新緑に萌
えるブナの森を十分に楽しんだ後は、森の中の北欧風本格ログハウスに
チェックイン。星が日本一綺麗に見える場所・岩崎村でバーベキューを
食べながら飲む地ビールは最高です。
リフレッシュ村 泊
ツアーの詳しい内容及びお申し込みは
http://www.office-ten.net
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【5】◆◇編集後記◆◇
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今日はさっさと帰ります。だって…今日はバレンタインなんだもん。 aya
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発行者 天川 彩
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