2003/2/07━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


     ☆★☆   TEN's magazine 第53号   ☆★☆   
 
  
━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.office-ten.net

 こんにちは!天川 彩です。

この一週間は、もの凄い勢いでいろんなことがありました。
いやはや。。。

そんなこんなを今週、来週に分けて「随神(かんながら)」というコラ
ムにまとめました。
それから、先々週、少しだけお知らせをした女優・高樹沙耶さんのトー
クイベント、いよいよ来週月曜日よりチケット発売開始が決まりました。
やっぱり、2003年になった途端から、いろんなことが動き始めてい
るみたい。

今週のメルマガは、ちょっと濃い〜かも(笑)。

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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・TENに来た人々===== 写真家・須田郡司さん
2・最新イベント情報===== ピュアピュア2003 高樹沙耶イベン

3・TEN占い======== 今週は「タロット」占い 
4・コラム・風の文様===== 「随神(かんながら)」
5・旅============ 森のイスキア〜白神山地ツアー
6・編集後記========= ひとりごと

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【1】◆◇TENに来た人々◆◇
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*東京下町の路地裏に、オフィスTENの事務所があります。
シリーズ「TENに来た人々」では、事務所を訪れてくれた人々を、
私なりの視点でご紹介しています。


■Vol・5
 写真家・須田郡司さん

須田郡司さんを一言でいうならば、祈りの写真家といえばいいのだろう
か。須田さんは、自らをフォト霊師と呼ぶ。

「たまたまって、偶然の様に聞こえるでしょ。でもね、実は魂と魂、霊
と霊が呼び合う時にしか、このたまたまの出会いはないんだよ」と教え
てくれたのは、世界中の聖なる石を撮っている写真家の須田郡司さんだ。

これは、私がホームページの中で「たまたま」というコラムの冒頭に書
いた文章だ。
霊・魂・たま…須田さんと出会って、この意味が少しずつ理解できるよ
うになった。
言霊、音霊があるのだったら、フォト霊というのがあっても不思議では
ない。

世界中の聖地や磐座(いわくら)を尋ね、その場のエネルギーを感じな
がら写真に撮っていく。
向かった場は、日本各地の聖地の他に、チベット、ケルト、アフリカ、
アジア、南米など数え上げればきりがない。

須田さんの肢体は実に立派だ。背がとても高く、ガッチリとした体に長
く伸ばした髪の毛を一つに束ね、まるでアメリカ先住民のような風貌だ。
しかし、その体つきとは正反対の優しい瞳と、ソフトな声を持っている。
だから、本当にアメリカ先住民の中でも、まるで若きリーダーのようだ。
(実年齢は、もうあまり若いとはいえないが)

私も数年前、須田さんと一緒に六甲山の巨石と神社で祈らせてもらった
ことがある。それはそれは、実に清清しい時間だった。
この帰りの道中、須田さんが私に言ってくれた言葉は、今でも鮮明に覚
えている。

実は須田さんは、様々なご縁からダライ・ラマ法王とお友達なのだ。
私は単純に、そしてミーハーチックに「ダライ・ラマ法王とお友達だな
んて、凄〜い」と言った。

すると、ややしばらくして…

「彩さん、僕思うんですけれどね、出会い方って決して人は選べないと
思うんです。たまたまダライ・ラマ法王とは縁あって友達として出会え
けれど、もしかしたら敵味方として出会っていたかもしれない。師匠と
弟子として出会っていたかもしれないし、教師と生徒として出会ってい
たかもしれない。上司と部下だったかもしれないし…その出会い方で、
関係も全て変わるんですよね。でも、そうやって出会えるチャンスも、
とても少ない。だからこそ、どんな人との出会いも一期一会。大切にし
たいと思うんですよね。」と言った。

須田さんからもらった、この言葉は私に大切なメッセージを届けてくれ
たように思う。

須田さんはカイラス山(ヒマラヤ山脈の北側にあるヒンドゥー教、ジ
ャイナ教、ボン教とチベット仏教との最高の聖地といわれる山)を写真
におさめるため、幾日も幾日も険しい道を歩いた。
また、チベット自治区の中国政府による弾圧や寺院破壊の実情を一人で
も多くの人に知らせるため、極秘で馬に乗り移動したりと、須田さんの
写真に込める祈りは、本当に半端ではないのだ。

須田さんが、なぜ写真家の道を選んだのか、そしてファインダーから何
が見えてシャッターを切るのか、来週の土曜日15日「天職のはなし」2
月のゲストとして迎え、聖地の写真をスライドで写しながら、たっぷり
と語ってもらおうと思っている。

そして、その翌日から須田さんは沖縄の聖地にしばらく入られるそうだ。
須田さんの話を聞く機会は、滅多にないので是非、その人柄と写真の世
界に触れてもらいたい。

●2月15日(土)14:30〜16:00 ムーブ町屋・ハイビジョンルーム
 『天職のはなし』2月・写真家 須田郡司さん
 前売り1500円 当日2000円
 お申し込み http://www.office-ten.net

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【2】◆◇最新イベント情報 ◆◇
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チケット受付開始は2月10日(月)より!!
HP又はFAXで受付いたします。


《ピュアピュア2003》
  
女優・高樹沙耶
トーク & ミニシネマ

  〜素直に生きる〜

2003年3月26日(水)
東京ウィメンズプラザ 青山

開 場 18:30
開演・終演 19:00〜21:00
出演者 スペシャルゲスト高樹沙耶  ナビゲーター天川 彩    
 
前売り 3500円 当日4000円
(前売りが完売した場合、当日券は発行いたしません)

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昨今、急激な世界的な状況変化に伴い、多くの人々がナチュラルな生き
方へとシフトチェンジしているようです。
そんな中、最も今時代の風が吹いている人、それが女優の高樹沙耶さん
かもしれません。

高樹さんは、女優の仕事をする傍ら、真剣に取り組んできたフリーダイ
ビングで、昨秋、世界選手権で団体準優勝、日本記録を樹立。
また世界各地を巡りながら、現地に住む人々と触れ合うちに、大自然と
共存する生き方や、海の美しさ、そして楽しさを多くの人に伝えたいと
思ったそうです。
そこで、今最もお話を伺いたい人、女優の高樹沙耶さんにご登場願い
「素直に生きる」というテーマで存分に語っていただくことになりまし
た。

「幸せは、自分の中にある」という理念のもと、何ものにもとらわれず、
自由に風のように生きることを選んだ、高樹沙耶さんのお話は、きっと
多くの人の心に染み入ることと思います。

また、今回の企画は、高樹さんご自身にも参画して頂き、ご自宅がある
「ハワイの海」の映像もミニシネマとして上映することになりました。

きっと、すばらしい発見があると思います。

どうぞ是非、素敵な時をご一緒いたしましょう。

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お申し込みは2月10日より http://www.office-ten.net 

特に、今回は沙耶さんをなるべく身近に感じて頂きたく、小さなホール
での催しとなります。チケットの売り切れが予想されます。参加ご希望
の方は、なるべく早めにお申し込みください。

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【3】◇◆TEN占い◆◇
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2003年度より毎週いろいろな占いをしています。
所詮、天川 彩が占っているのであまり深刻にとらえず、気楽に楽しん
でください。
*占いは、ホームページ上でもご紹介しています。
                          

今週は[タロット]で占ってみました

2月8日(土)〜2月14日(金)
《あなたの運勢》

<1月生まれ>
今週のあなたはやや傲慢になっているかもしれません。その影響で何事
もなかなか進まず停滞しそう。でも焦らないで。自分の過ちに気がつく
と、必ずあなたの人生のプラスになります。

<2月生まれ>
あなたの度量の広さが認められます。また、理性的に物事を対処できそ
う。ただ認められようと無理に動くと、逆に大切なものを無くしてしま
うかもしれません。そのままのあなたでいいのです。

<3月生まれ>
ずばり、明るい未来が広がっています。目の前にあった壁も今週やっと
乗り越えることが出来そう。ただし、迷いは禁物。また浮気心も起こさ
ないようにネ。

<4月生まれ>
悩み事発生。いままで見えない振りをして、ずるずると結論を先延ばし
にしていたことも答えを出さなければいけなくなりました。でも恐れな
いで下さい。諦めない限り必ず良い方向に解決します。

<5月生まれ>
今週のあなたは、残念ながら何事も裏目に出てしまいそう。こんな時に
は一番信頼できる人に話を聞いてもらったり、娯楽番組で思いっきり笑
ったり、思いつめないことです。がんばって。

<6月生まれ>
自分の願い通りに事が進まず、少しいらいらしてしまいそう。必要以上
にこだわっていませんか?一歩引いた視野で見つめてみると自分の現状
が見えてきます。夢はもうすぐそこに来ています。

<7月生まれ>
今までの経験が花開く時です。ただやみくもに突っ走らず、静かに冷静
に現状を見てください。また、独身の人は結婚の話が突如でるかも。

<8月生まれ>
今週のあなたは、どんな困難ものりこえられそう。ただ、自分自身を信
じることを忘れたら迷い道に入ってしまうかも。自信を持って、前進あ
るのみ。

<9月生まれ>
あなたの魅力が発揮される週。今までの苦労も報われます。また、新た
な道が始まっているようです。でももう一度、今までしてきたことに見
落としがないか、確認してね。

<10月生まれ>
希望に溢れ、喜びに満ちた週となるでしょう。でも何かにとらわれては
いませんか?こだわりは捨てて下さい。また、自主的に何かを始めるの
もいいでしょう。

<11月生まれ>
今週のあなたは最高にラッキーです。まるで天が見方をしてくれている
ように。こんな時だからこそ、あなたから全てに愛の施しを。

<12月生まれ>
今週は何かを決断し、新たな道を歩み始めるでしょう。少し弱気になっ
てしまうこともあるかもしれませんが、あなたの道の第一歩。ただし夢
中になりすぎて、不摂生には気をつけて。インフルエンザに要注意。


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【4】◆◇コラム・風の文様◆◇
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□ 「随神(かんながら)」(前編)

カンナガラ。この言葉は普段の社会生活を営む上では、目にすることも、
耳にすることも少ないかもしれない。
しかし、人知を超えて何かが動いていると感じる時、その大いなる力が
示す方向に、導かれるままあるがままに進むことがある。簡単にいうと
神の意のまま、それが随神ということなのかもしれない。

私は「人知を尽くして天命を待つ」という言葉が大好きだ。
自分にできる精一杯をしたら、後は神様の意のまま。
私がとらえる神様とは、宇宙の法則とでもいったらいいのだろうか。
最終的には、目に見えない力が示す方向性に事は全て進んでいくと思っ
ている。

偶然かかってきた電話、偶然出会った人、偶然知った情報。
偶然という名の必然。
それらにひとつひとつ、注釈や解釈をつけず、ただ起こっていること、
ただ向かっていることに感謝していると、思いもよらない流れに導かれ
ていくように、私は思う。

昨年、アイヌのアシリ・レラさんを東京に招いて「アイヌの叡智とユー
カラの夕べ」というイベントを催した。その日、楽屋でこの催しを神戸
でもしよう、ということになり1月31日に決定した。
今年に入ってから、レラさんと電話で話していた時、レラさんが「折角
神戸に行くのなら、イベントの次の日、淡路島の震源地でもう一度お祈
りをしたい」と言う。
もう一度というのは、1998年8月8日『神戸からの祈り』という平和イベ
ントの折、淡路島で震源地の祈りをして以来のことだからだ。
(その時起こった、淡路島での不思議な現象については、昨年発行した
メルマガ連載「神戸からの祈り」の中で詳しく書いてあるので、興味の
ある方は、バックナンバーを読んでほしい)

1月31日の神戸も、レラさんの語りが染み入る素晴らしい催しとなった。
翌日、2月1日は旧暦のお正月。
この日、レラさんと一緒に淡路島に向かったのは、東京から同行してい
るアシスタントのキョウちゃんと、この日車を出してくれることになっ
た旅行代理店のミドリちゃん。そしてイベント3日前に急に連絡が取れた
陶芸家のトモちゃんと私の計5人。
祈りの場は、明石海峡大橋が淡路島と神戸を結ぶラインが見事に見える
ポイントなのだ。
カムイノミ(アイヌ式御神事)に欠かせない、お酒とお供物を近くの店
で購入し、その場へと向かった。

そこは、5年前、宗教哲学者の鎌田東二氏らと一緒に、天河神社奥の院が
ある奈良の大峰山系弥山登拝を終えて、そのまま寝ずに淡路島へ移動して
探し当てた場だった。

海に向かって、カムイノミが始まると、それまで全くなかった白い帯状
の雲がスーッと伸びて来る。
「白竜がやってきたね」。
その後、小さな白い帯状の雲がそのすぐ下に伸びてきた。
私たちは、子供の白竜もやって来たと皆思った。

御神事が終わった後、片付けをしていると、それまで雲に覆われていた
太陽が、信じられないほどの力強さでキラキラと輝いていた。
「ユーカラの中にも、神に仕える女性たちがカムイノミをした後は、必
ずどんなに雲に覆われた天気であっても太陽が顔を現し、やがて女性た
ちを見送ってまた雲に隠れる、と言われているんだよ」とレラさんが言う。

淡路島での御神事を終えて、戻る途中、レラさんが言った通り、太陽は雲
の影に隠れたままになった。

私たちは一路大阪に向かった。

レラさんは、名古屋のホームレスの人々を支援しているグループに頼ま
れ、慰問に行くという。
私も名古屋に誘われたのだが、淡路島の後、私の予定は名古屋ではない
ような気がしていた。

実は、その翌日2月2日の夜は、天河神社の節分前夜に行う鬼の宿に参加
したいと思っていた。だが、天河に行くにはお金が足りなかった。イベ
ントの収益はほとんど出ていないので、アシスタントのキョウちゃんと
二人で向かうには、あまりにも費用がかかり過ぎる。
しかしここ4年、不思議なことにいつも様々な流れから必ずこのご神事
には参加できていたのだ。

きっと、天河の神様に呼ばれたら、今年も行けるだろうけれど…

イベントの直前、そんなことも忘れて、大阪に住む陶芸家の友人トモち
ゃんにイベントのお手伝いをお願いする電話を入れた。
トモちゃんは快く承諾してくれた。そして翌日の淡路島でのお祈りにも、
是非一緒に参加したいという。それから、トモちゃんが「実は、次の日
の2日、天河で護摩野焼きの先達を頼まれて、車で行く事になった」と
いうのだ。
私はあまりの偶然(必然)に驚きながらも、間髪いれず「一緒に2人乗
せてもらっていい?」と聞いてみた。
トモちゃんは、またしても快く承諾してくれた。
電話を切ってから、すぐに天川村にある民宿に電話した。村の中には、
いくつも民宿があるのだが中でも取り分けお気楽なオバチャンが経営す
る宿に電話を入れると、運良く空いていた。

そんな流れで今年も天河での節分に行くことが決まった。
淡路で祈った夜、トモちゃんの家に泊まらせてもらい、翌日私たちは天
河へと向かった。

つづく…


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【5】◆◇天と大地に感謝する旅◆◇
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皆様の熱いご要望におこたえして、
今年もこのツアーを企画いたしました。
昨年、キャンセル待ちの方が続出したこのツアー。
参加ご希望の方は、お早めにお申し込みください。


天と大地に感謝する旅 Walk8

『森のイスキア〜白神山地ツアー2003』
 〜大自然と食といのちに感謝して〜

2003年5月28日(水)〜5月31日(土)
東京発着95,000円 3泊4日 全行程食事つき
(大阪出発も乗り継ぎ可)

岩木山麓にある『森のイスキア』で
佐藤初女さんから、おむすびの握り方を教わったり…
新緑に輝く世界遺産『白神山地』を歩いたり…
叙情豊かな『ランプの宿』でゆったり温泉につかったり…

なんて、贅沢な旅なのでしょう…

<行程を少しご紹介>

5月28日(水)
午前10時頃、羽田空港集合。
青森空港到着後、貸切バスにて日本最大の縄文遺跡「三内丸山」へ参り
ます。はるか5千年前、私たちの祖先たちが豊かな精神性と高度な文化
を持って暮らしていた「場」を存分に体感してください。その後は、一
路岩木山麓『森のイスキア』へ。イスキアの森を散策したらお待ちかね、
佐藤初女さんを囲んでの夕食です。あたたかな人柄に触れながら、心こ
もったおもてなし料理を堪能してください。ゆったりとした時の流れと、
細胞のひとつひとつが喜ぶような食は、日常の疲れを存分に癒してくれ
ることでしょう。宿泊はイスキアのすぐ傍にある湯段温泉で。


ツアーの詳しい内容及びお申し込みは
http://www.office-ten.net

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【6】◆◇編集後記◆◇
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バリ舞踊を習い始めた。
言葉で表現するのは難しいが、なんとも心地が良い。
普段動かさない部分を使うのは、運動不足の体には少しキツイが、
自分の体がこんなに固まっていたのかと、驚いた。
それに、腰痛や肩こりがなくなるというのも、身を持って体験。
体を動かしながら、バリの神仏の話を聞くのも楽しいし、なんだか極上
のリラクゼーションを見つけたような気がする。
興味ある人は、メールで連絡を。
ten@office-ten.net             

ちなみに…
体の歪みが直り、リンパの流れもよくなるそうで、内臓もきれいになる
という。
ついでに顔もきれいにならないかな。。。
                      aya
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発行者   天川 彩

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他でお使いになりたい場合にはご相談下さい。
お知り合いへの個人的な転送は歓迎です。

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