2002/1/17━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


     ☆★☆   TEN's magazine 第50号   ☆★☆   
 
  
━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.office-ten.net

 こんにちは!天川 彩です。

今週で、メルマガもやっと50号を迎えました。
毎週、定期的に書き続けるのは、結構たいへんな作業です。でもメルマ
ガ配信後、皆さんから様々なメールを頂くと、読んで頂けているのだと
嬉しくなります。それが励みとなり、今まで書き続けられたようなもの
かもしれません。本当に、購読し続けてくださり、ありがとうございま
す。

今日は1月17日。
今朝5時46分より、友人のソプラノ歌手・佐々木千賀子さんと作曲家
でピアニストの林昌彦さんが、夙川リバーサイドチャペルで慰霊コンサ
ートを行い、尊い御霊に祈りを捧げたそうです。
阪神大震災より、今年で8年目。
私も今月末、アシリ・レラさんを神戸へお招きし、語りをして頂いた翌
日、震源地(淡路島)へ行き、一緒にお祈りをすることにしました。

さーて、少ししんみりしてしまいましたが…
今週も元気はつらつ、いろんな情報満載してメルマガをお届けしま〜す。

TEN’sショップからは、新入荷したCDブック『今、ここが天国』
にスポットをあてて、お知らせいたしますね。

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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・「TENに来た人々」=== 呉服屋 野田益男さん
2・1月のイベント ====== 天職の話&レラさんin神戸
3・コラム「風の文様」==== 「地元めぐり」
4・TEN占い======== 今週は「タロット」で 
5・旅============ 流氷を歩くツアー&イスキア予告
6・TEN’sショップより== 佐藤初女さんCDブック入荷
7・編集後記========= ひとりごと

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【1】◆◇「TENに来た人々」◆◇
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*東京下町の路地裏に、オフィスTENの事務所があります。
新シリーズ「TENに来た人々」では、事務所を訪れてくれた人々を、
私なりの視点でご紹介しています。


■Vol・2
 『呉服屋 野田益男』さん


野田さんとお友達になったのは、昨年秋。
いつも、アポなしで日本橋から呉服配達用の自転車に乗ってやって来る。
どういうわけか…野田さんは、直観力で私が事務所にいる日がわかるそ
うだ。
野田さんは、呉服屋の旦那さんというより、どこかお坊さんのような雰
囲気を漂わせている。


野田さんは、昭和21年呉服屋さんの四代目跡取として生まれた。
家業を継がなければならないことが重荷で仕方がなかったという野田さ
ん。幼少の頃から、日本橋という日本のど真ん中で暮らした反動からか、
山の中に住み、木こりになるのが夢だったそうだ。

「呉服屋という職業が本当に、嫌で嫌で…」
そう思いながらも、家業を継がなければならない現実があり、いつしか
経営者として従業員30人以上を抱える呉服業を営むことになる。
会社を経営していた頃は、呉服屋ではなく物流屋だと感じていたらしい。
また、バブルの頃には、ありとあらゆる業者がやって来て、何十億とい
うお金でお店を譲ってもらえるよう、交渉にやって来たそうだ。

そんな全てが無意味に感じていた頃、野田さんは、伊勢型小紋の職人さ
んと出会い、誇りを持って取り込む姿に胸を打たれたという。
そして、全ては森羅万象共に生かされており、その自然の文様が折り込
められた「着物」を取り扱う仕事は、何と素晴らしい仕事なのか、改め
て気がついたそうだ。

以後、会社経営としての呉服業をやめた。

それから15年。野田さんは、日本橋の暖簾を一人で守りながら、着物
が大好きな呉服屋さんとして、イキイキと生きている。

「人間も自然の一部なんだと思ってからは、東京という場所が、とても
愛しくなってきたんですよ。東京下町は江戸の良き風習がそのまま息づ
いていて、自分の心を広げてみれば、いろんなものが、みえて来る場所
ですから」

着物の話、江戸風物の話、文楽の話、神仏の話、路地裏の話…。
チャキチャキの江戸っ子、野田さんの話は、尽きることがない。

野田さんは、また自転車配達の途中、オフィスTENにふらっと立ち寄
りお喋りに花咲かせてくれることだろう。

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【2】◆◇1月のイベント ◆◇
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『天職のはなし』  1月25日(土)

1月・『呉服屋』さんが天職

<おはなし> 静裳苑・「丸又」主人  野田益男さん

*当日は、日本橋のお店の様子も映像でご紹介する予定です。


日 時:2003年1月25日(土)
    19:00〜20:30
会 場: ムーブ町屋 ハイビジョンルーム
参加費:1500円  当日 2000円
申込み:インターネット又はFAXでお申込みください。
       
       http://www.office-ten.net  
       fax 03−3828−5090

<TEN'sメイトの方にお年玉プレゼント>
TEN'sメイト会員の方は半額でご優待いたします!
お申込みの際、TEN'sメイト会員番号をお知らせください。


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『アイヌの叡智とユーカラの夕べ』in 神戸  1月31日(金)

生きとし生ける全ての「いのち」の為に、今、民族に伝わる叡智と、ユ
ーカラ(口頭伝承されている叙事詩・神話)を携えて、神戸にやって来
ます。魂をゆさぶる『語り』に、どうぞ耳を傾けてください。

 
 語り  アシリ・レラ(北海道・ニ風谷在住)

<日 時> 2003年1月31日(金)
      18:30開場19:00開演
<会 場>  神戸アートビレッジセンター ホール
       
       アクセス・高速神戸「新開地駅」8番出口より徒歩5分
            JR「神戸駅」より徒歩10分)
<前売り> 2800円  当日3500円 
      
<お申込み>インターネット又はFAXでお申込みください。
       
       http://www.office-ten.net  
       fax 03−3828−5090


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【3】◆◇コラム「風の文様」◆◇
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■「地元めぐり」

ここは、谷根千エリア。

谷根千といっても、大方の人は何のことか、わからないだろう。
谷とは、谷中。根とは、根津。千とは、千駄木。
東京下町にある3つの町の名前を合わせて、谷根千(やねせん)と呼ぶ。

実は、今週はあることを調べるために、週の半分はこのエリアを歩きま
わっていた。
そして今まで、3年間住みながらこの辺りのことをあまりにも知らなか
ったことに、改めて気付いた。

先日、お台場にオープンしたばかりの、昭和30〜40年代の商店街を
復元したようなテーマパークへ行ってきた。
ノスタルジックな看板が並び、懐かしい雰囲気の洋品店や駄菓子屋が軒
を連ねている。そこに、老若男女繰り出して、レトロな雰囲気を楽しん
でいるのだ。しかし、それはやはり作り物。

しかし谷根千エリアは、時が止まったような町並みが、そのまま残り実
際にそこで生活が営まれているのだ。
中でも、寺町の谷中は普段、あまり歩いていなかった為、発見がいっぱ
いだった。

辻灯篭を作っている錻力店。御香屋さんに、伝統工芸竹細工屋さん。
数え上げればきりがない。

今日、昭和初期に建てられたであろう、かなり老朽化が進んだ古民家を、
たった一人で、黙々と片付けている東大生の男の子に会った。
その建物は、かなりいたみは激しいものの、造りそのものは、上野にあ
る風俗博物館(下町の風俗を再現した町並み)で見たことがあるような
造りだった。

もともとは、文房具屋だったというその建物は、入り口全てが引き戸に
なっており、店の横には、3畳ほどの小さなスペースがあり、コタツが
そのまま置かれている。
様々なものが散乱していたし、二階には荷物が山ほど置かれたままだっ
たが、これを丹念に掃除し、棟梁に柱や畳を補強してらったら、きっと
人も羨むオシャレな住居になることだろう。

きっと、このエリアにはもっともっと、同じような時が置き忘れた贈り
ものが、沢山ある。

さらに地元を歩きたくなった。

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【4】◇◆TEN占い◆◇
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2003年度より毎週いろいろな占いをしていきます。
所詮、天川 彩が占っているのであまり深刻にとらえず、気楽に楽しん
でください。
                          

今週は[タロット]で占ってみました

1月18日(土)〜1月24日(金)
《あなたの運勢》


<1月生まれ>
ずっと迷い込んでいた迷路から解放されます。そして、今までみえなか
ったことが見えてくるでしょう。今週は、大きな喜びが待っています。

<2月生まれ>
今週は、新たな始まりを迎えます。しかししっかりと大地に足をつけて
考えないと、それは空回りをしてしまいます。他者への配慮も忘れずに。

<3月生まれ>
週の前半は期待はずれなことがあるかもしれません。でも必ずチャンス
は巡ってきます。気が乗らないときは充電の時と思って。まず自分を信
じてください。

<4月生まれ>
少し行きづまってしまうかも。でも週の後半一つの結論が出そう。慌て
ず騒がず冷静沈着に。

<5月生まれ>
突然やって来る訪問者には気をつけて。後先考えず、話に乗ってしまう
としっぺ返しを食らうかも。今週のあなたに幸せを運んでくれるのは、
ずばり子ども。

<6月生まれ>
今週のあなたは正しく物事を冷静に判断する力が衰えているかもしれま
せん。努力が少し怠りがちではないですか?楽をして得しようとすると
孤立してしまうかも。

<7月生まれ>
今週はあることが終わりを告げそう。そして残念ながら少し辛い思いを
してしまうかも。
でも中途半端に解決しようと思わないで。終わりは新たな始まりでもあ
ります。

<8月生まれ>
迷っていたことの結果がやっと見える週です。それは形として現れるで
しょう。とにかく今週は大きな変化がありそう。

<9月生まれ>
今週は安定した一週間。家族や友人の温かい愛情につつまれ、またあな
た自身も人へやさしく接することができそうです。仕事や学業では新し
い発想や考え方もひらめきそう。

<10月生まれ>
大きなチャンス到来。でも浮かれすぎず、人の忠告も受け入れて。伝統
的な事に目を向けるとさらに成功しそう。

<11月生まれ>
物事を甘く見ていたつけが来そう。きちんと計画的に行動しましょう。
また家族や友人への無関心な態度は禁物。あなたのほうから積極的に話
し掛けましょう。

<12月生まれ>
あなたの秘密ごとをうっかり他人に話すと後悔するかも。相談事は信頼
できる人だけに。週の後半は次のステップが待っていそう。




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【5】◆◇天と大地に感謝する旅◆◇
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ここでしか味わえない大自然の贈り物

*締切り間近です!!

《天と大地に感謝する旅 Walk 7》

**神秘なる秘境 知床「流氷と大雪原を歩くツアー」**    

2003年2月20日(木)〜2月23日(日)
  
   東京発着 118、000円
    (全プログラム参加費・宿泊代・全食事代込み)
   
定員16名  (最低試行人数 8名)

お申込み頂きました方には、後日、詳しい資料をお送りいたします。

詳しい内容は
http://www.office-ten.net
                    
オホーツクに流氷がやってきました。
大自然は、あなたをあたたかく迎えてくれます。
さぁ、生涯忘れられない旅、ご一緒しましょう。

<予告>

本年度も、5月に「森のイスキア〜白神山地 東北ツアー」が決定いた
しました!
募集詳細は、近日メルマガ及びHP上で

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【6】◆◇TEN’sショップ◆◇
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≪入荷しました!≫

CD&ブック
「今、ここが天国」 佐藤初女  定価 2500円
              ?百番目のティ・シャツ出版事業部

お申込は http://www.office-ten.net


<佐藤初女さんプロフィール>
1921年青森市生まれ。小学校教員・染色工房主宰などを経て、19
83年『弘前イスキア』
1992年『森のイスキア』を開設。手作りの料理と、相手の心を包み
込む自然な対話で多くの人の心を癒し、勇気を与えている。映画『ガイ
アシンフォニー(地球交響曲)第2番』出演をきっかけに、全国的に講
演活動を続けている。



*CDは…
佐藤初女さんの津軽弁の素朴で心に染み入る語りと、森のイスキアの自
然音、料理の音と共に収録されています。
初女さんがお米を研ぐ音、野菜の皮を剥く音を聞いているだけで、暖か
な気持ちになるのは、どうしてなのでしょう。。。
映画の中で見た「森のイスキア」へ初女さんを尋ね、隣りに座ってお話
を聴いているような、そんな気持ちにさせてくれる、他にはないCDで
す。

*ブックは…
「森のイスキア」の風景、初女さんの横顔などと共に、初音さんがCD
の中で語っている言葉が散りばめられた、CDサイズの可愛い本です。
CDを聴いた後に読んでも、CDを聴く前に読んでも、もちろんCDを
聴きながら読んでもいい感じ。


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【7】◆◇編集後記◆◇
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先日、新聞で脚本家の三谷幸喜氏のコラムを読んだ。
虫歯治療中の歯を忙しさにかまけて、ほったらかしにしていたら、菌が
変なところに入り込んで極端に腫れてしまい「リアル・ポコちゃん」の
ようになってしまったという内容だった。

私はそれを読みながら焦った。私も治療途中に一度、休んでしまったら、
登校拒否のようにどんどん連絡することが億劫になってしまい、しばら
く休んだままだった。
「リアル・ペコちゃん」になってはマズイ!と思った私は、早速翌朝、
歯医者に連絡をとり、治療を再開してもらった。

が…今まで全く痛くなかった歯(でも虫歯)を治療することに。
お陰で、今もその削った治療歯がズキン、ズキン。。。

明日、リアル・ペコちゃんになっていたら、どうするのよ〜!!
                      
                       aya
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発行者   天川 彩

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