2002/01/25 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆★☆ TEN's magazine 第2号 ☆★☆
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こんにちは!天川 彩です。
風邪が流行っているようですが、皆さんは大丈夫ですか?
創刊号は皆様のもとへ届きましたでしょうか??
先日、今年初めての催し、映画「地球交響曲・ガイアシンフォニー第2番
上映会&佐藤初女さん特別講演会」を開催しました。
今号と次号にわたり、バックステージのコーナーで、イベントの裏話や初女
さんから伺った言葉をお伝えしたいと思います。
また、5月には「天と大地に感謝する旅」で、白神山地&『森のイスキア』
へ行くことも決定しました!!
『森のイスキア』で初女さんにおむすびの講習をしてもらうなんて、とって
も贅沢だと思いませんか?
連載:『神戸からの祈り』(2)も、今回はガイアの上映会がらみの話し…。
う〜ん
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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・連載=========「神戸からの祈り」(2)
2・おすすめイベント情報=「加藤清先生のお話をじっくり聴く会」
3・バックステージ ===《食の好き嫌いは、人の好き嫌い》
4・旅・最新情報=====「森のイスキアと白神山地」予告
5・編集後記 ======ひとりごと
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【1】◆◇連載◆◇
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■ 「神戸からの祈り」(2)
震災から、わずか3ヵ月も経たないうちに、オウムの事件が起こった。
人々は「愛」や「祈り」という言葉に、疑いと恐怖を覚えるようになった。
洗脳されまいと、心に鍵をかけた。
私も知らず知らず、心の壁を再建し、更に鍵までかけ始めていた。
精神的な話や、魂の話は「怪しい」と警戒し、宗教団体に所属している友人
には、とり込まれないように注意しながら話していた。
98年3月3日、私はカルチャーショックを受けることになる。
よく意味もわからず、ただ誘われるまま参加した集まりに、30名を越す
人々が全国から集まっていた。
音楽家、陶芸家、カメラマン、会社経営者、大学教授、気功家、主婦、
ラリーマン、学生…。
どう考えても接点などありそうもない人々が、膝を就き合わせて真剣に話し
合っている。平和な世の中になる為にはどうしたらよいのか、阪神大震災の
鎮魂とは、そしてその為に私達はどんなイベントをするべきなのか。
それに集った人々は、何の組織に属するでもなく、宗教団体でも、思想家集
団でもない、普通の市民たちだ。
「平和」というキーワードをもとに熱く語り合う現実に、私は軽い目眩と興
奮を覚えていた。
そして、その日の夜、改めて数日前にあったことを思い返していた。
当時、私は某新聞社系地域情報紙を発行している会社に勤めていた。
最初の数年は、営業や記者の仕事をしていたのだが、いつしか私自身が一番
得意とする企画の部署でチーフを任される立場になっていた。
社内で読者向けに企画するイベントは、いつも満員御礼。
その会社に勤める前から、ずっと企画の仕事で生きてきた私にとって、媒体
で読者向けイベントを企画することは、さして難しくはなかった。
しかし、その会社で予想外に苦しんだ仕事が、龍村 仁監督の映画『地球交
響曲・第三番』の上映会だった。
97年秋『地球交響曲第三番』を初めて観た時、魂が震えた。
私は、すぐさま社内で上映会の企画をたてて、準備を始めたのだが、数日後
父が急死。
腰痛で整形外科に入院していたのだが、院内感染で様態が急変。突然、危篤
の知らせを聞いてすぐさま飛行機に乗ったが、着いた時には息を引き取って
いたのだ。父の死に顔は、とても穏やかで笑っている。
今でもどうしてなのかわからないのだが、父の死の前後、友人知人、親戚合
せて、なんと5人もの人々が1ヶ月のうちに亡くなった。
脳梗塞、癌、脳溢血…そして自殺。
「いのち」とは何なのだろう…。
「死を迎える」とは何なのだろう…。
「生かされている」とはどういうことなのだろう…。
私はこの時期「生」と「死」をずっと考えさせられていた。
映画『地球交響曲』の第三番はまさに、そこがテーマとなっている。
「どうしてもこの上映会をしなければ…」その思いが私をかりたてていた。
ところが、上映会の準備にとりかかろうとしたら、会社の同僚たちがどうい
う訳か一様にこの映画を拒絶したのだ。
「説教くさくて嫌だ」「宗教がかっているようだ」「友人に変な人と誤解を
招きそうだ」など理由は様々であったが、上映会を協力してくれそうな同僚
が見つかるどころか、会社の中で徐々に私は孤独になっていった。そして、
上映会が近づくほど同僚たちの態度ははっきりとしたものになっていた。
だが、上映会の準備を地道にしていると、会社の外で新たな出会いが次々と起
ってきた。
そしてそれらの人々の協力を得て、チケットは見事に完売した。
上映前日、一人事務所に残り準備をしていると、一本の電話が鳴った。
運命を変える電話であるとは、その時知る由もなかった。
つづく…
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【2】◆◇おすすめイベント情報◆◇
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『加藤清先生のお話をじっくり聴く会』
2002年2月3日(日)豊島公会堂10:30〜15:30
前売り3500円 当日4000円
生きながらにして伝説の精神科医と呼ばれる加藤清先生。昨年、80歳にな
られた先生を神戸から特別にお招きして『加藤清先生のお話をじっくり聴く
会』を催します。加藤先生は、日本の精神医学界の影の立役者として、精神
科医はもとより数多くのカウンセラーや心理学者達も育ててきました。今回
は、加藤先生のお話をしっかり聴きたいという多くの方のご希望にお応えし
て、先生に午前10時30分〜15時30分(昼休憩あり)のロングタイム
で講演をお願いいたしました。大変貴重な会となります。どうぞ、皆様お誘
い合わせの上、是非お越しください。
詳しい情報、お申込は http://www.office-ten.net
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【3】◆◇バックステージ◆◇
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■佐藤初女さん編<前編>
《食の好き嫌いは、人の好き嫌い》
イベント前日、初女さんは東京に来られた。
空港で出迎えた時、丁度昼時だった。私はやや緊張しながら「お食事どのよ
うなものがいいですか?」と聞くと初女さんは「中華がいいですね」とおっ
しゃられる。
私は内心「空港で初女さんが気に入ってくれるようなお店があるのかしら」
と心配していたので、ほっとした。
中華料理店で初女さんが注文されたのは「卵とえびの卵とじ」だった。「何
でも食べるんですよ」と言われる初女さんを見て嬉しくなった。
その日、スタッフでささやかながら初女さんを囲む会をオフィスTENで行
った。それぞれが一品持ち寄っての会。気持ちがこもった食べ物というのは、
どうしてこんなに美味しいのだろう。
イベント翌日、ホテルで朝食を一緒に食べることにした。
「昨日は和食だったから、今朝は洋食バイキングがいいわ」と初女さん。な
んとバランス感覚のよい人なのだろうと思った。
私は以前ある人から「天川さんは、玄米菜食ですか?」と聞かれたことがあ
る。「違う」と応えたら「あなたは、偽者ですね」と言われてしまった。
何が本物で何が偽者なのだろうか。その話しを初女さんにしてみた。すると、
「食べものの好き嫌いは、人の好き嫌いと一緒。何でも食べる人が私は好き
です」と言って、バイキングのおかわりに立たれた。私は益々初女さんが
好きになった。
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【4】◆◇天と大地に感謝する旅◆◇
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最新情報!!
次回の天と大地に感謝する旅は「白神山地&森のイスキア」に決定!
佐藤初女さんに直接教えてもらう「おむすび」の握り方など、森のイスキア
で直接伝授されるお料理の数々と、世界遺産・白神山地の新緑の世界を巡る
贅沢な旅です。
どこをとっても、感動の連続。
先着25名の予定です。
次号で、いよいよ参加者募集開始予定ですので、乞うご期待!
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【5】◆◇編集後記◆◇
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沖縄に取材を兼ねて行ってきます。いつか「天と大地に感謝する旅」で『沖
縄の神々にふれる旅』を企画できたら嬉しいなぁと思っています。さて、ど
んな珍道中が待っていることやら。aya
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発行者 天川 彩
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