2005/07/15━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


     ☆★☆ TEN's magazine 第173号  ☆★☆   
  

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 こんにちは!天川 彩です。
アリゾナのhopi族の村から戻ってきましたぁ!
hopi族とは、アメリカ先住民族の部族の一つで、平和の民と呼ばれ
ており、独自の言語や宗教観の中で生きている人たちです。
縁があり今回で4度目の訪問でしたが、本当に素晴らしい時間の連続でし
た。やっぱり、素直に魂の導くままに動いていれば、必ず道は開かれる
と、今回の旅で確信しました。

「スピリチュアル」という言葉は、ここ数年あまりに安易に使われ過ぎ
ているので、少々抵抗感はありますが、それでもスピリチュアルジャー
ニーであったとしか言いようのないものでした。
撮影雑記の連載が終了したら、連載としてお届けしたいと思っています
ので、今しばらくお待ちください。

さーて、いよいよDVD「熊野大権現」が世の中に出ようとしています。
先週、先々週と募集をさせていただいた完成披露特別試写会にも、多数
のご応募をいただきまして、ありがとうございました。
当選された方々には、7月13日に当選通知メールを発送させていただいて
おります。
残念ながらメールが届かなかった方、本当に申し訳ございません。
懲りずに、これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

それから、映画「地球交響曲 ガイアシンフォニー第5番」の中でも重要
な意味合いとして登場する奈良・天河神社の旧暦七夕祭。
その幻想的なご神事に、参列者としてではなく、神社の方々と一緒にな
ってご神事のお手伝いをする特別なワークショップ「天の川に祈る」を今
年も行わせていただきます。
ご神事に内側から向き合いたいと思っている方、また天河から呼ばれて
いるように感じている方、是非ご参加くださいネ。

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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・撮影雑記=======「森羅万象への旅路」20
2・TEN占い======今週は「タロットカード占い」
3・天河太々神楽講====天河・七夕祭ワーク2005
4・予告=========今年の秋はスピリチュアル・ジャーニー
5・編集後記=======ひとりごと

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【1】◆◇撮影雑記◆◇
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■「森羅万象への旅路」20

熊野の神の使いとされ、太陽の化身ともいわれている八咫烏(ヤタガラ
ス)。
「古事記」や「日本書紀」には、神武天皇東征の折、道案内をしたのが
八咫烏だとも記されている。
三本足のその大きなカラスは、現在、日本サッカー協会のシンボルマー
クともなっているので、私たちに馴染みが深くなった。

熊野三山といわれる本宮大社、速玉大社、那智大社ではそれぞれ烏文字
と呼ばれる独自の文字で書き表された「牛王符(ごおうふ)」がある。
これは、熊野誓書であり、同時に厄払いや神札として尊ばれてきたもの
で、古来より熊野詣に来た人々は、牛王符を拝受してきた。

この牛王符に一枚一枚捺印されているのが宝印だ。
1月7日、本宮大社で執り行われている八咫烏神事は、この宝印を自らの
手の平に広げた紙に授かるのもので、誰しもが神人合一の有難さを体感
することができるのだ。
この日、私たちも順番に宝印を手のひらで受け取り、厳粛な有難さを体
感することができた。

撮影終了後、那智の宿坊に移動して、早めに就寝した。

翌朝5時。

陽はまだ遠く真っ暗な中、宿坊から青岸渡寺に向う。
この日は、熊野修験の行の一つ、滝行の撮影だった。
既に青岸渡寺の奥では、無事を祈願しての護摩が焚かれている。熊野修
験復活の中心人物であり、青岸渡寺の副住職でもある、高木亮英さんは
集う人々、ひとり一人に丁寧に挨拶をされていた。

修験の人々が皆揃った頃、亮英さんを先頭に、全員ご本尊に手を合わせ
次に修験道の開祖、役行者の前で般若心経をあげてから、いよいよ出発
の時を迎えた。
修験の人々の邪魔にならないよう、最後尾について歩いたのだが、暗く
て足元が見えない。
はぐれない様に必死でついて行き、気が付くと大滝の前に着いた。
そこでは、修験の人々に向けて那智大社の神官さんが祝詞をあげて、無
事を祈願されていた。
そこから原始林の中に入り、いくつかの小さな滝の前で、法螺貝と祈り
が捧げられていく。
陽も明るくなった頃、陰陽の滝という美しい滝の前で、亮英さんが衣装
を脱ぎ始め、静かに滝壺の中へと進んでいった。

法螺貝が鳴り響く中、亮英さんは顔色一つ変えることなく、お経を読み
続けている。
その水が真冬の凍りつくような水温であることを全く感じさせない。

どのくらいの時間が経ったのかも、わからなかった。

気が付くと、亮英さんは滝壺からあがり、用意されていた焚き火で身体
の芯の部分を温め、次の滝へと向う準備をされていた。
これから2日間かけて、那智の四十八滝全てをまわるそうだ。

私たちは、山の奥へと入っていく熊野修験の人々を下から見送り、東京
へと向かった。

これで、残すご神事は神倉神社の御燈祭りのみとなり、撮影はいよいよ
佳境を迎えようとしていた。
                         つづく…

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【2】◇◆TEN占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽に楽しんでくださいね。
                          
今週は[タロットカード]で占ってみました

2005年7月16日(土)〜7月22日(金)あなたの運勢

<1月生まれ>
今までの動きが一休みする時期です。何も進まないように思い、少しイ
ライラするかもしれませんが、必ずまた動き出しますので、今週は休息
してください。

<2月生まれ>
感受性に溢れた週となりそう。芸術的な面が特に伸びそうなので、感性
を磨くための時間をさいてください。

<3月生まれ>
明るい未来が広がっています。今までの経験も大いに生かせそうです。
今週は、臆することなくドンドン前に進んでいってください。

<4月生まれ>
お金や物などへの執着が強くなる週です。それらの使いどころを間違え
てしまうかもしれないので、今一度本当に必要なのかどうか、自問自答
してください。

<5月生まれ>
様々なことが、あたりまえのように感じてはいませんか?また、些細な
ことで他人に嫉妬心を燃やしたりしていませんか?今週は、感謝がキー
ワードです。

<6月生まれ>
なかなか思う方向に進まず、少しガッカリするもしれません。まずは、
目の前にあることを地道に進めてみてください。

<7月生まれ>
目の前に、幸運が訪れています。折角の幸運を見過ごさないでください。
また、ネガティブな思いに囚われていたら、幸運も去ってしまうかもし
れないので気をつけて。

<8月生まれ>
努力を少し怠ってはいませんか?確固たる自信を持つ為にもあなた自身
を磨くことをまず考えてください。

<9月生まれ>
人が何を考えているのか、さっぱりわからず不安になるかもしれません。
必要なことはコミュニケーションです。あなたから積極的にはたらきか
けてください。

<10月生まれ>
きちんと進むべき道が見えているはずなのに、歩みださないのはあなた
の中にある恐怖心からではないですか?怖がらず前に進んでください。

<11月生まれ>
困難を避けようとしていませんか?避ける努力をするより、アクシデン
トを楽しむ努力をしてみてください。あなたが飛躍する大きなきっかけ
となりますよ。

<12月生まれ>
今週は、あなたの考えの甘さから大きなトラブルを引き起こしてしまう
かもしれません。あなたの甘えを払拭するには、少々荒治療が必要かも
しれません。

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【3】◆◇天河太々神楽講◆◇
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  一年に一度だけ… 一番神聖なワークショップを行います

★ 2005年8月10日(水)〜8月12日(金)★       
         2泊3日           
 人         
 ̄Y ̄  ◎天河太々神楽講2005 「天の川に祈る」
        天河七夕祭ワーク                
     *  
                         ☆
*                             
天河神社の幻想的な旧暦七夕祭は、映画「地球交響曲 第5番」でも紹
介されました。
そんな幽玄なご神事の準備から後片付けまで、神社の方や村の人々と一
緒になってお手伝いをさせていただきます。神社でのご神事という意味
を知り、燈篭流しで先祖や多くの御霊と向き合いながら、天河という場
そのものを感じる為の、特別なワークショップです。

会   場:奈良県 大峯本宮天河大辨財天社と周辺  
日   程:8月10日(午後2時)〜8月12日(正午)
      現地集合現地解散
参加料金 :3万6千円(2泊6食付)2泊6食代+ワーク参加費
宿   泊:民宿 柿坂(自家栽培・無農薬野菜中心のお料理です)
定   員:12名(今回は少人数の募集。定員に達し次第締切りです)


申込締切 : 8月3日(水)

*今年の旧暦七夕は8月11日(木)です


太々神楽とは神人合一の境地に至ることを指します。講とは、集まりの
ことです。
人間は、その奥底で神と繋がっていますが、そのことに、体験的、実践
的に気付く為に古代から様々な修行法や浄化法が生み出されてきました。
神楽とは本来「神あそび」の意で、感性の深いところで神を味わい楽し
むという意味です。
太々神楽講では、難しい修行はしませんが、天河の自然の中で「神氣」
を楽しみます。


『天河太々神楽講・天の川に祈る』によせて・・・

自然の中に神々があるというアニミズム的な考えは、私たちのはるか遠
く5千年以上も前の縄文時代の祖先たちから、脈々と続いてきました。
それは地球が一つの生命体であるという『ガイア理論』と同じもので、
その生命観は今も神社の中で生きつづけています。
そんな神社の中でも、更に宗教を越え、国や人種、性別、年齢、全ての
枠をも越えて、開かれているのが天河神社です。太古からの聖地として
空海や世阿弥をはじめ多くの先人たちが、自らを見つめる場として、ま
た芸を奉納する場として訪れています。

天河太々神楽講に講元として、皆さんをご案内する役目を賜ってから今
年で7年目。講元とは指導者ではなく、人と人、人と神(生命の本源)
とのつなぎ役です。
本年も天河での七夕祭御神事の手伝いに皆様をおつなぎする役目を担い
ました。どうぞご縁を感じられる方は、ご一緒いたしましょう。

                         講元 天川 彩

詳しいプログラムやお申し込みは
http://www.office-ten.net

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【4】◆◇予告◆◇
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今年の秋、オフィスTENからスピリットの真髄に触れる
2つの旅を提案します。


<日本のスピリットに触れる旅>

●熊野詣ツアー 9月15日(木)〜9月18日(日)

紀伊半島の類稀なる大自然や味覚を満喫しながら、熊野古道を歩き、熊
野の神々と向き合う旅です。


<ネイティブスピリットに触れる旅>

●hopi訪問ツアー 10月21日〜10月26日(予定)

飛行機を乗り継ぎ、セドナからホピの村へ向かいます。ホピの村で多く
のものと触れてください。アメリカ横断鉄道でロスまで戻り、最終日は
ハリウッドで過ごしますよ。


どちらのツアーも詳細が決定次第、メルマガやHPで募集開始のお知ら
せをいたします。


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【5】◆◇編集後記◆◇
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アリゾナから帰って来た翌々日、葉山にある神奈川県立近代美術館
http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/index.html へ行った。
ドイツのコレクターが集めていた、古いカチーナドール(ホピの精霊人
形)が80体もやって来ている。
コレクターの所蔵となり、ガラスケースの中に納められたカチーナドー
ルは少し痛々しくも感じたが、それでもこのカチーナ達は世界中にメッ
セージを届ける役割があるのだろうなぁ。
機会があれば、見に行って欲しい。
            aya
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発行者   天川 彩

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