2004/11/19━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


     ☆★☆  TEN's magazine 第144号  ☆★☆   
  

━━━━━━━━━━━━━━━━━━  http://www.office-ten.net

 こんにちは!天川 彩です。
 
今週は、いろんな人に会った週でした。
世界中の民族の食を訪ね歩き研究している友人が、数年ぶりに訪ねて来
たり、突然、実業界の大物と出会ったり、とにかくめまぐるしく人と会
ってました。
明日から来週の日曜までは、逆に大自然や神仏とじっくりと向き合って
きます。
人も大自然も、どちらもやっぱり大好きです。

それから、先週お知らせいたしましたクリスマス・ライブパーティです
が目いっぱい、楽しんでもらおうと思っています♪
会場が、小さな一軒家のスタジオということもあり、あまり多人数は入
れません。50名で締め切ろうと思いますので、12月23日(木・祝)午後
3時〜午後6時まで お時間空いている方は是非早めにお申込みください。

来週のメルマガですが、またまた熊野の山奥にしばらく入っているため、
金曜日にお届けできないかもしれません。
その際は、ごめんなさい。

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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・撮影雑記=======「森羅万象への旅路」7
2・TEN占い======今週は「メディスンカード」占い
3・クリスマスライブ===「Very Happyクリスマス!」
4・年忘れ交流上映会===「ワタリガラスの神話。」上映交流会
5・来年の催し予告====「タクラマカン砂漠ラクダで横断した男」
6・天と大地に感謝する旅=予告「知床・流氷と大雪原を歩くツアー」
7・編集後記=======ひとりごと
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【1】◇◆撮影雑記◆◇
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■「森羅万象の旅路」7

熊野古道一の難関と昔から言われている「大雲取越え」の道は険しい、
そう覚悟しながら鬱蒼とした古階段を登っていたら、急に視界が開けた。

まだ、登り始めてまだいくらも経っていない。
しかし、目の前に現れたのは、芝生の巨大な広場。そして子ども向きの
真っ青なローラースライダー。何?これ…?
険しい山だと覚悟して登山しはじめたばかりだというのに、どういうこ
となのだろう…。
私の手持ちの資料には、そんな場所のことは記されていなかった。
気が萎えたのが災いしたのか、その広場で道に迷ってしまった。
古道の表示も見渡す限り見えない。勘の赴くまま歩いてみるが、どうも
違う。私たちは、芝生の入り口まで戻り、もう一度ゆっくり古道を探し
た。今度は見落としていた小さな標識が目に入り、やっとのことで古道
に繋がる道に出た。

後で知ったのだが、そこは那智高原公園といって、県の公園施設らしい。
今「大雲取越え」をする人の多くは、そこまで車で来て登る人が多いそ
うで、本来のルートで歩く人が極端に少ないのだろうか。なんとも不親
切な気がした。

気を取り直して、また歩き始める。厳しい山道が続き、陰気な鬱蒼とし
た杉林の石畳の坂道の途中、熊野灘が一望できる場に出た。見晴らしは
いいのだが、なんとなく異臭がする。動物の死臭のような、胸が悪くな
るような臭いだ。私はなんとも落ち着かなくなり、足早にその場を離れ
たのだが、後からガイドブックを見ると「死出の山路」と書いてあり、
背筋が寒くなった。

しかし、そこから離れるとそんな臭いは一気に無くなり、ただ険しいば
かりの山道となった。数時間歩いた頃、巨大な球形の苔石がゴロゴロと
いくつも出現。直径は私の身長くらいだろうか。なぜ、このようなまん
丸な石がこのあたりにあるのか疑問だったが、フサフサの苔がまるで坊
主頭のようで、なんとも可愛かった。
だが、現在の大雲取り越えは、そんな山深い細道ばかりではなく、時折
車道と入り混じった、少し情緒に欠けた箇所もある。

一番おかしかったのが、険しい崖道を下ってやっと出てきた地蔵茶屋跡
という場所でのこと。
私達はリュックに登山靴、そしてレインウェアーを腰に巻いて、汗だく
で歩いてきたのに、やっと出てきた開けた場所は車道。そして、新しい
休憩所を近くで作っていた大工さんたちは、のんびりと昼食を食べたり
昼寝をしているのだ。

5時間以上かけて山道を歩いてきたのに、この日常の風景。またしても
気がちょっと萎えてしまった。

が、それがまた災いしたのだろうか…。
再び山を歩き出し、急勾配の坂道を歩いていた時、キョウちゃんがおか
しなことを言う。
場所は胴切坂。

「あれ?さっきの人たち何処へいったんでしょうね?」

私が「さっきの人たちって誰?」と聞くと「え?あそこにかなり沢山の
人たちが、リーダーのような先生のような人の説明受けていましたよね
?」という。
山の中は、微かに聞こえる鳥のさえずり以外は、静まりかえっている。
私の目には誰も見えないし、気配も感じない。
私が首を横に振ると「冗談ですよね?いましたよね?」と念を押す。
キョウちゃんが、一瞬固まった。

その時、けたたましく鳥が鳴いた。

更に奥深い急勾配の坂道を2時間ほど歩くと、円座石(わろうだいし)
という石の前に出た。円座とは神職が用いる藁で編んだ丸い敷物のよう
なものをいう。熊野の三所権現がここに座り談笑している姿を梵字で表
したもので本宮ー阿弥陀仏・速玉ー薬師物・那智ー観音物が鎮座してい
る。
私は、あまりのありがたさに、ここまで8時間歩いた疲れも吹き飛ぶよ
うだった。

そして、更にもう少し頑張って歩き、小口という集落に出た。
澄んだ川の水が美しい小さな集落は、どこか懐かしさを漂わせている。
この日の泊まりは、小口自然の家。
地元の中学校を改築して、地域の宿泊施設になっているのだ。
午後5時。私達は、小口自然の家に到着し、まず大きなお風呂で汗を流
し、足の疲れをほぐした。
そして、私は夕飯前にある人物に電話した。

出発前、パッチワークハウスのブワさんから「小口に行ったならタテイ
シさんという人に会うといいよ。変わっている人だけど、いろんな情報
を教えてくれるよ」と電話番号のメモを手渡されていた。

約束の午後8時、スキンヘッドに眼力の強い男の人が、自然の家の玄関
口に迎えに来てくれた。車に乗ると「では道場へ」と言う。

道場??私たち何処へ連れて行かれるんだろう…?

キョウちゃんと二人で、顔を見合わせた。

                        つづく…

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【2】◇◆TEN占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽に楽しんでくださいね。
                          
今週は[メディスンカード]で占ってみました

2004年11月20日(土)〜11月26日(金)あなたの運勢

<1月生まれ>
否定的な考えで、折角の行動を止めようとはしていませんか。今を十分
に楽しんでください。本来の自分から逃げたり、無理にごまかしたりす
ると後で後悔するかもしれませんよ。

<2月生まれ>
意地を張っていると、傷つくのはあなた自身です。身近な人があなたに
与えようとしている愛を素直に受け取りましょう。

<3月生まれ>
自分への信頼を失ってはいませんか。あなたができる事はたくさんあり
ます。それを一つずつ思い出してみてください。きっと忘れた何かを思
い出すはずです。

<4月生まれ>
お金に執着していませんか。お金はエネルギーです。循環させて初めて
生きてきます。必要だと思うところにきちんとお金を廻しましょう。

<5月生まれ>
今週は少し、感情的になってしまいそう。なるべく感情に振り回されず、
客観的に物事を判断するようにしてください。人を傷つけてしまう可能
性があります。

<6月生まれ>
今の状況は大変なように見えて、実はとても良い状態です。どうか、発
想の転換をして、ステップアップのチャンスを生かしてください。

<7月生まれ>
物事がうまく進んでいるようですが反面、慢心になりつつあるようです。
自分だけでなく、周りの人の気持ちもよく考えるようにしましょうね。

<8月生まれ>
あれこれやりたい事がありすぎて、集めた情報が煩雑になってはいませ
んか。今はもう一度本当に必要なものだけを選ぶときかもしれません。
じっくり考えてみてね。

<9月生まれ>
今週は、いろんな事が思った通りにはうまく進まず、少しイライラする
かもしれません。こんなときは、新しい事にチャレンジしようとはせず、
日々の生活のリズムを整えてください。

<10月生まれ>
心に思っている事をはっきり言わず、あいまいにしているとあなたの周
りからの評価が一気に下がってしまうかもしれません。自分の意見は、
はっきりと言ってね。

<11月生まれ>
あなたの周りにいる誰かを見下すことで、優越感を持とうとはしていま
せんか?本来のあなたの素晴らしさを思い出してください。他人との比
較の間には無いものがきっとあるはずですよ。

<12月生まれ>
あなたの心の中心が閉じてはいませんか?その為あなたに与えられてい
る愛や喜びも感じにくくなっているのかもしれません。その悲しさは実
は喜びの種であることを忘れないで。

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【3】◆◇クリスマス!スペシャル企画◆◇
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 〜X’masイブイブ みんな繋がって沢山友達つくろうヨ〜
 
この日は、みんなが幸せに浸れるVery Happyクリスマス。
お一人参加でも心配しないで。
きっと神様が、素敵なお友達との出会いをつくってくれますよ。
さぁ、あなたも、あなたも、あなたも…
みんな素敵な人ばかり!折角の出会いのチャンス逃さないでネ!

  ★*:*:**:*:**:*:**:*:**:*:**:*:**:*:**:*:**:★
  *  Very Happy          *
  *   クリスマス・ライブパーティ!!   *
  ★*:*:**:*:**:*:**:*:**:*:**:*:**:*:**:*:**:★
 
     2004年12月23日(木・祝)
      15:00〜18:00
     
    小さな一軒家のスタジオを借り切っての
    スペシャルライブパーティ(ワンドリンク付き)
          先着50名限り!


<友情出演アーティスト>
 Emme(シンガー)
 橘和則子(バイオリン)
*更に出演アーティストが増える可能性もあります

【会 場】 スタジオ443 
        (都電荒川線「東尾久3丁目」駅徒歩5分 
         千代田線・京成線「町屋」駅徒歩12分)
         
【参加費】 2800円 (当日3500円)

*参加される方はプレゼント交換用の品(1000円相当)を
 ご持参くださ〜い。


今年のクリスマスイベントはスペシャルプログラムで私たちが皆様を
お出迎えします。アカペラの賛美歌やバイオリンの生演奏を盛り込んだ、
クリスマスムード満点の童話詩ライブ。そしてワイン片手にワイワイ
ガヤガヤ。
大迫力のスクリーンで、クリスマス映像も楽しんでもらいます。
そして最後はクリスマスの定番中の定番、プレゼント交換会を全員で。
一緒に素晴らしい時間を過ごしましょう!
                   
【申込み】 受付開始しました
      http://home.att.ne.jp/alpha/ten/xsmas/xsmas.htm
      
 
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【4】◆◇年忘れ交流上映会◆◇
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今年6月、オフィスTENが主催したイベント「ワタリガラスの神話。」
には沢山の方がいらっしゃいました。
でも、当日どうしても用事で来れなかった方や、遅れて来られて神話が
途中からしか聞けなかった方、そして当日スタッフとして参加したので
舞台を見ることができなかった方などの為に、上映会を行います。
この日は、特別に熊野大齋原で行われたご神事の模様も、ほんの少し上
映いたします。

ボブ・サムがあの日話したワタリガラスの神話とは…
そして、神事が一緒に行われた意味は…
「ワタリガラスの神話」に導かれた方々は、どうぞ今年をこの上映会で
是非振り返ってみてください。

*この日のプログラムは、ほぼ上映のみとなります。
神話に興味のある方の交流の場としても是非お使いください。
     
           
 【年忘れ『ワタリガラスの神話。』ビデオ交流上映会】            
                    
 2004年12月11日(土)14:00〜16:30頃まで                       
                                       
 会 場 シンフォニーヒルズ 別館 メディアルーム       
    (京成電車 青砥駅 下車徒歩5分)                 
 参 加 800円                                      
    (ワタリガラスの神話スタッフに限り500円)       
 定 員 60名                                         
                                                             
 申 込 http://home.att.ne.jp/alpha/ten/watarigarasu-party.htm

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【5】◆◇2005年 新企画 最新情報!◆◇
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2005年・オフィスTENでは、大自然やいのちと向き会っている方々を
ゲストに迎えてのトークショーを予定いたしております。

2005年2月予定
『大自然と向き合う』
●タクラマカン砂漠をラクダで横断した男       坂東招造氏

2004年4月予定
『いのちと向き合う』
●いのちの神秘・自然に生み自然に生きる極意    吉村正先生

詳細は決まり次第お知らせいたします。
お楽しみに!


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【6】◆◇天と大地に感謝する旅・予告◆◇
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お待たせいたしました!
毎年、皆様を真冬の遊びの楽しさしさ100%でご案内している

「知床・流氷と静寂の冬森を歩くツアー2005」が決定いたしました!

●2005年2月17日(木)〜2月20日(日)です。

この冬の大自然と戯れる楽しさは、行った人にしかわかりません。

<2004年度のツアー感想>
http://home.att.ne.jp/alpha/ten/siretoko2004-houkoku.htm

<2003年度のツアー感想>
http://home.att.ne.jp/alpha/ten/tabi-siretoko2003-02-report.htm


さぁ、今年はあなたがこの楽しさを体感してみませんか?

募集開始など詳しくは近日発行のメルマガでお知らせいたします。

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【7】◆◇編集後記◆◇
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や〜っと風邪が治った。こんなに長引いたのは初めてかもしれない。
鼻が通るって素敵!喉が痛くないって素敵!
「私の体さん、いつも頑張ってくれてありがとう」なんて思ったり…。
体と心は繋がっているので、心もどうも元気がなかった。

でも、また鼻が通ると心も晴れる?

さぁ、またみんなの心が楽しいくなること、素敵だと思うこと、どんど
ん企画していかなくっちゃね!
                         aya

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発行者   天川 彩