2003/1/16━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

     ☆★☆   TEN's magazine 第101号   ☆★☆   

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 こんにちは!天川 彩です。

先日、今年最初の催し「天々福々」で谷中七福神巡りをしてきました。
小春日和の穏やかな陽気の中、ゆっくりと巡ることができて、とても気
持ちのよい1日を過ごすことができましたよ。
私の自宅近辺やオフィスTENの事務所がちょうどそのエリアにあるの
で、地元の紹介をしながらそぞろ歩きをしたのですが、
改めて、東京下町巡りは面白いなぁと実感。
東京下町散策ツアーをまた企画しようかとも思っています。
その折りには、またお知らせいたしますね。

それから、前号がちょうど100号だったこともあり、多くの皆様から
メールをいただきました。
本当にありがとうございます。
これからも、皆様のご意見やリクエストをどんどんお寄せください。

さーて、前号でお知らせしたところ反響が大きかった「高野山と熊野古
道ツアー」は、いよいよ今週から募集開始です。はっきりいって、とっ
ても濃いです(笑)。

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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇

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1・コラム・風の文様=====「赤い服」
2・TEN占い======== 今週は「メディスンカード」占い
3・天と大地に感謝する旅===「高野山・熊野古道」「流氷ツアー」
4・おすすめイベント=====「ミルミレ にっぽん!沖縄」 
5・童話詩ライブ=======「やわらぎ日和」 
6・当選者発表======== おめでとうございます
7・編集後記=========「ひとりごと」 

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【1】◇◆コラム・風の文様◆◇
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■「赤い服」

先週末、今年はじめの催しをした。

地元である東京下町を案内しながら七福神巡りをして、新年会に移ると
いうスケジュールだったので、私は昨年アイルランドのアラン島で購入
した緑色のセーターを着ようと思っていた。
襟と袖口が黄緑で、それ以外は深い緑色をした手編みのもので、今一番
のお気に入りセーターだ。

朝起きて、着替えようと普段しまってある引き出しを開けたのだが、そ
のセータが入っていない。
おかしいなぁと思いながら、他の場所も探すが見あたらない。
だんだん時間が迫ってくるのだが見つからない。
他の服にしようと思えばよかったのに、どういう訳かその服を探すこと
に一生懸命になっていた。
時計を見ると、タイムアウト。もう、服を探している時間はない。私は
とっさに一番手前にあった真っ赤なセーターに着替えて家を飛び出た。

実は、暮れあたりから、どうも自分自身にパワーが足りないように感じ
ていた。
いつもならすぐに出来ることが、なかなか進まない。
年末の大掃除も例年なら、家族一張り切ってするはずなのに、どこか力
が無いものだからスローペースになってしまい、子ども達がお風呂のカ
ビ取りやらガラス拭きやらをさっさと片づけていく始末。
おせち料理も、例年より品目が少なかったし、年賀状などは、年明けて
3日の夜までかかってしまった。
私らしくない。

そんな運期をあげる為にも、七福神巡りは自分にとってもいいかな、と
思っていた。

その日は、とても穏やかな陽気だったので、参加者の方々の顔も自然と
ほころんでいた。
「あぁ、今日の日を選んで良かったなぁ」と思いながら、一番寺である
上野不忍池の弁天堂に向かっていると、誰かが「彩さん、今日は赤がメ
インカラーですね」と言う。
意識したわけではないが、私は片手にもセーターと同じ色の真っ赤な筒
を持っていたのだ。
それは、七福神巡りで朱印を押してもらう木版刷りの色紙を、持ち歩き
やすいよう用意した物。この日はなぜか靴や鞄、パンツやコートまで茶
色だったので、真っ赤なセーターと真っ赤な筒が一際冴えて映ったのか
もしれない。

「本当は違う色の服を着る予定だったのに、赤になってしまったの」と
応えると「今日は、きっと赤の日なんですよ」と、また誰かが言った。

谷中の七福神は、弁財天から始まって、大黒天、毘沙門天、寿老人、布
袋尊、恵比寿、福禄寿と歩くのが正式なルートだという。今は逆に福禄
寿から歩く人も多いそうだが、やはり縁起もの。

ここは正式な巡り方にこだわりたかった。
ただ、七福神巡りでもらうマップ通りの路では、地元民として芸がない。
下町を存分にあじわってもらいながらの散策となった。
地図上での直線距離は、約5キロほどなのだが、あっちこっちと歩きま
わったので、7キロくらいは歩いただろうか。
昼過ぎから歩き始めて、最後の福禄寿の朱印を頂いた時には、夕方5時
近くになっていた。

福禄寿が祀られている東覚寺の御堂の中に椅子が並べられ、寺の由来な
どがテープで流れている。私は歩き疲れた足を休める目的で椅子にこし
かけ、テープの法話を薄ぼんやりと聞いていた。
すると、その内容が想像以上に面白く、どんどん引きつけられていった。

福禄寿とは、私の記憶が正しければ、以下のような意味らしい。
「福」とは神仏から人々平等に与えられる祝福。

「禄」とはその人らしさを発揮するときに神仏からお借りする力。
「寿」とは幸福に年を重ねていくこと。
平等に与えられる祝福と、お借りする力があるのだとしたら、今は与え
られる祝福に感謝して、発揮するための力をお借りしよう。そして神仏
からお借りした力は、世の中にお返ししたらいいのだ。
きっとそれが、幸福に年を重ねていくことなのかもしれない。そう思っ
たら、心の中にかかっていた霧が晴れていくように感じた。
この話を聞けただけでも、七福神巡りをした御利益を授かったようだ。

そして更にテープの法話は「赤色」の話になった。
赤色は仏様が邪悪な物から払いのける炎の色だそうで、特別に強い神通
力を持つ色だそうだ。
東覚寺の手前に古い不動堂があるのだが、そこは赤い紙が全身に張り付
けられた阿吽像が立っている。
自分の体調が悪い箇所を、阿吽像それぞれに赤紙をはりつけ、快癒を祈
願するものらしい。その日見た阿吽像も、多くの人が仏の力を借りて、
病魔から救ってもらおうと赤紙が全身にはり付けられ、面影がみえない
ほど真っ赤になっていた。

私は、その日赤い服を着ていた、いや着せられていた意味がわかったよ
うな気がした。
七福神巡りをしながら、神仏に邪気払い、厄払いをしてもらっていたの
かもしれない。ありがたいことだと思った。

夜、新年会から参加してくれたある参加者の方にそんな赤の話をしたら、
翌日、赤にまつわる冊子を送ってくれた。
それによると、赤色は古来より数多くの祭祀に使われていたらしく、現
在も一部の先住民族や少数民族たちにとっては、生活に欠かせない色ら
しい。また、粗い気を鎮める効用もあるという。

聞くところによると、今年風水では、黄色とクリーム色、そしてこの赤
がとてもいい色とされている。 

今年は少し赤い服にこだわってみようかな、と思っている。

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【2】◇◆TEN占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽に楽しんでくださいね。                   

今週は[メディスンカード]で占ってみました

2004年1月17日(土)〜1月23日(金)までのあなたの運勢

<1月生まれ>
新たなる未来が近づいてきています。今週は、流れに身を任せて突き
進んでください。後戻りしようなどとは考えないように。

<2月生まれ>
悟ったつもりになっていませんか。あなたの行為は全てあなたに返っ
てきます。謙虚に人と接するようにしましょう。

<3月生まれ>
今週は、体の声に耳を傾けてください。また、あなたの周りの動植物
にも気を配ってください。みな共に生かされていることに感謝しまし
ょう。

<4月生まれ>
異性関係でトラブルが発生するかもしれません。今週は、特に家族や
恋人、職場の異性と批判しあったり、攻撃しあったりしないように気
を付けてください。

<5月生まれ>
何かから起きあがろうともがいているかもしれませんが、状況はあな
たが思うほどひどくはありません。助けが必要ならば、周りの人に心
を開いて相談してみましょう。

<6月生まれ>
働き過ぎでは、ありませんか。また無性にイライラしたり、いつにな
く弱音を吐いてはいませんか。今週は、動きをゆるめてゆっくりリラ
ックスしてください。

<7月生まれ>
あなたへの大切なメッセージは夢の中にあらわれるかもしれません。
今週は、夢日記を付けてみるのもいいかも。

<8月生まれ>
今まで積み重ねていたことが次への段階へと移行しています。恐れず
ステップアップを。

<9月生まれ>
今、直面している困難を解決するにはあなたの秘められたパワーを使
いましょう。あなたの特技や才能を今一度思い返してください。

<10月生まれ>
目指す方向に進むには、休息も必要です。やがて必ず春が来るので今
は焦らないでください。

<11月生まれ>
あなたの周りの人に目を向けてみてください。きっとあなたの力を必
要としている人がいるはずです。また、あなたの井戸も干上がらない
ように人からの恵みを受け取りましょう。

<12月生まれ>
あなたにとって何が快適で、何が不快なのか客観的に見つめてくださ
い。今週は、なるべくあなた自身が楽しむ為の時間を見つけましょう。

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【3】◆◇天と大地に感謝する旅◆◇
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天と大地に感謝する旅  Walk 12

 〜いにしえからの祈りの地〜
『大峯・高野山と熊野古道をゆくツアー』 3泊4日 決定!

2004年3月25日(木)〜28日(日)
 6万8千円(関空集合・解散)

羽田発着便での参加希望をされる方は、別途24000円で航空券手配いたし
ます。その他の空港利用の方は別途航空運賃を計算いたします

修験道の拠点である『大峯山』、弘法大師・空海がひらいた真言密
教の根本道場『高野山』、そして熊野信仰の中心である『熊野三山』。
そして、それらを繋ぐ惨詣道は、今年6月「紀伊山地の霊場と参詣道」
として世界遺産へ正式登録されようとしています。

今回の天と大地に感謝する旅では、神道や仏教・修験道・真言密教など
数多く混在するアニミズムの世界にふれながら、先人達が歩んだ道を踏
みしめて、それぞれに「自己との対話」をしていく深い旅を提唱いたし
ます 

ご縁を感じる方、どうぞご一緒いたしましょう。

行程など詳しくは

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珠玉の冬物語、まだ間に合いますヨ。

天と大地に感謝する旅 Walk 11

『知床・流氷と静寂の冬森を歩くツアー』

2004年2月19日(木)〜2月22日(日)
東京発着 118、000円 全行程食事つき
(オールガイド付き・アクティブなスケジュール満載!)

流氷のシャーベット状になっている海の中に入ったり
ワタリガラスやオオワシを見たり、
神秘的な冬の森の中で、じっと過ごしたり、
水平線ならぬ氷平線に沈む夕日をみたり…
また、流氷のきしむ音を聞きながら
満点の星空のもと、ホットワインを飲んだり…
日本の中に、こんなに極上の冬を過ごせる場所があったのですね。

<前回 知床ツアー参加者の声>
http://home.att.ne.jp/alpha/ten/tabi-siretoko2003-02-report.htm

日程など詳しくは

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【4】◇◆おすすめイベント◆◇
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沖縄の今、沖縄の風を東京で感じよう!

久高島から大重監督がやって来ます。
あの寿のナビィが唄い語ってくれます。
さぁ、あなたもミルミレにっぽん! 

「ミルミレにっぽん! 沖縄」

1月30日(金) 開場19:00 開演19:30 

〜ちゅら島・沖縄から見る、日本人の原点〜
沖縄映像&唄・三線&トークでつづる120分

「ミルミレにっぽん! 沖縄」は、沖縄の文化を映像や音楽を通して五
感で感じながら、日本における祈りの文化や、日本人の底力である人間
力の魅力を共に見つけてみませんか?

日 時: 2004年1月30日(金) 19:00開場 19:30開演
会 場: 文京シビック 小ホール(東京・後楽園)
料 金: 前売り2300円 当日2800円 

出演者 映画監督   大重潤一郎氏
    沖縄唄・三線 ナビィ(寿)
    水先案内人  天川 彩
http://www.office-ten.net

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【5】◇◆童話詩ライブ◆◇
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東海地区は来週です。お待ちいたしておりま〜す♪

◇天川 彩・童話詩ライブ◇

●「やわらぎ日和」in自然庵(愛知県・豊田市)
   1月24日(土)  開場14:00 開演14:30

<お知らせ>
明日、1月17日名古屋のFM・DANVO出演の後、
岐阜放送のラジオにも出演が決定しました。

午後4時30分より放送の「サタデーミュージック」の中でゲスト生出
演しますヨ。岐阜・愛知・三重の方、よろしければ聴いてくださいネ。
さーて、何をしゃべろうかなぁ。
(イヤイヤ、童話詩ライブの宣伝だろ〜ってか)

●『やわらぎ日和』in 韋駄天ギャラリー(東京都・谷中)
   2月8日(土)  開場14:00 開演14:30 

チケットは両会場とも 【前売り2000円】【当日2500円】

http://home.att.ne.jp/alpha/ten/yawaragihiyori-top.htm

童話のような詩…。詩のような童話…。
目をつぶり、語りを聴いているうちに、
やがてあなたの心の中にそっとしまっておいた、
懐かしい風景や感覚が呼び戻されるかもしれません。
心地よいサウンドと香りに包まれながら、
言の葉の響きを存分にあじわってみてください。
あわただしい日常生活の中で、忘れかけていた
「あなた自身」をきっと見つめ直せることでしょう

古民家風のゆったりとしたスペースで童話詩の世界に浸りながら、あな
たの中に眠る遠い記憶の森を散策してみてください。    

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【6】◇◆プレゼント当選者◆◇
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100記念プレゼントに全国の皆様より、ご応募いただきました。
数多くのメッセージもお寄せいただき、本当にどうもありがとうござい
ます。

抽選の結果、下記の方が当選となりました。

No1 魂の帰還Tシャツ (Lサイズ)  1名様
    大阪府 すえひろまさのり様    

No2 hopi族 ブックマーク     2名様
    石川県  山口 愉美子様
    福岡県  矢野 由美子様       

No3 天川 彩ポエムカード(8枚組)  3名様
    静岡県  野口美由紀様
    東京都  前田真由美様
    東京都  安藤 進 様    

No4 童話詩ライブペアチケット(自然庵)1名様
    岐阜県  篠田和美 様

No5 童話詩ライブペアチケット(韋駄天)1名様    
    神奈川県 平川三智子 様 

おめでとうございます。
後日、商品を発送させていただきますので、楽しみにお待ちください。

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【7】◆◇編集後記◆◇
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今日、名古屋で私のプロモーション展開を仕掛けてくれているアラちゃ
んが事務所にやってきた。「お水と塩と榊を置いた方がいいんじゃない
いですか?」ということで、早速、神聖域だと思う場所にそれらを置い
てみた。なんとも清々しい。人の意見には従ってみよう。それが、今年
のモットーだ。     aya

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発行者   天川 彩

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