2014/ 06/20━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


     ☆★☆ TEN's magazine 第619号  ☆★☆   
  

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こんにちは!天川 彩です。

今週は梅雨の中休みだったのか、晴れの日が多い週でしたね。

そんな中、私はこの1週間、珍しくほぼ事務所に籠もっての仕事に専念
していました。…というのも、実は左足の肉離れを起こしてしまったの
です。先週末、やや無理な体勢で3〜4時間過ごしていたら、ピキン!
という鈍い感覚と軽い痛みが。翌日に痛みが強くなり腫れてきて、週明
けにはとうとう足が曲げられない事態になってしまいました。

慌てて朝から病院に行き、検査してもらうと、痛みの原因は肉離れであ
ることが判明。肉離れとは、筋繊維の断裂症状のことをいうのだそうで、
エコーで見せてもらうと筋肉の筋が見事に途中で切れていました(笑)。

そんな訳で、今週はずっとふくらはぎから太腿にかけてテーピングをし
ていました。テーピングでの治療だなんて、まるでアスリートになった
気分です。今は痛みは、ほぼ消えているのですが、念のため1週間はテ
ーピングし続けていないとならないのだとか。

自分でも知らず知らずのうちに、ここ数ヶ月の疲れが溜まっていたので
しょう。きっと神様から「今は少し休憩」といわれたのかもしれません
ね。

今月末から7月1日にかけては、天川講として初めて参加する富士山開
山祭がありますし、その後はホピの地への仕入れ出張があるので、今は
体力温存しておきます。

さーて、本日のコラムは、思うところあり「修行するということ」です。

それから、来週か遅くとも再来週には、ネット版のホピショップも開店
させたいと思っています。カチーナやジュエリーをネットでも購入した
い、という声をいただいておりますが、なかなか準備が進まずごめんな
さい。

楽しみにお待ちの皆様、今しばらくお待ちください♪

それから、TENの新商品「天の薔薇ジャム」&「食べるしょうがジャ
ム」も近日、HPで販売開始しますね〜。

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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・コラム・風の文様===========「修行するということ」
2・TEN’s占い========今週は「メディスンカード占い」
3・大人の夏休み旅===========TENの極上旅『熊野編』
4・編集後記====================「あとがき」
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【1】◆◇コラム・風の文様◆◇
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□「修行するということ」
 
先日、富士講の行衣を新に調えるため、修験法具を扱っているお店に電
話をかけた。

今まで、大峯修験や羽黒修験など、修験者の方々と接する機会は幾度も
あったが、そうした専門店に自分が行衣の注文電話をすることになろう
とは想像もしていなかった。

やや気後れしながら電話をかけたのだが、最初に電話口に出られた男性
も、後から出てこられた店主の男性も、共にとても丁寧で穏やかな口調
だった。きっと長年、ご自身も修行を重ねて来られているに違いない。

富士山に惹かれ、この十数年緩やかに向き合ってきた。五合目の古富士
に通うこと十年。五合目から山頂に登った時、やはり一合目から登りた
いと思い、以後、一合目からの登拝を行なってきた。

しかし、それは「修行」ではなく、あくまでも富士山の登拝をしてきた
というだけである。

そんな登拝をしていく中で、まず御師との縁が繋がり、御師の紹介で、
富士講の大先達、斎藤先達とのご縁が深まっていった。

斎藤先達の人間力は計り知れない。大らかで温かく、誰に対しても平等
だ。しかし富士講の行者としての厳しさは誰よりも強く、寸分のブレも
ない。行者として修行を重ね得た霊力を、加持祈祷として、あますとこ
ろなく人々に施す。斎藤先達は、まさに現代に生きる行者中の行者では
ないかと私は思っている。

そんな斎藤先達から、昨年、枝講として新たな「天川講」を作るように
という、ありがたいご提案をいただいた。私のような新参者で修行も足
りない者が、新たなる富士講を立ち上げさせていただくなど…思いも寄
らない話だ。私は、いろいろ迷う心を制して覚悟を決め、謹んでお引き
受けさせていただくことにした。

先日、浅間神社から天川講として、開山祭参列の招待状が届いた。

富士講の一員となる、ということは山岳信仰の修行者の一人になるとい
うことでもある、と私はその招待状を見て思った。

「しゅぎょう」という言葉には、修業と修行の二つの漢字がある。

何か決まった目標を定め、その目標に向かって努力を積み重ね、やがて
目標に到達していくことが「修業」であるのに対し、生涯かけて自らを
律し生涯終わることがない試練鍛錬を「修行」という。

修行の道に入ったならば、生涯修行が続くのだ。行衣を着ることに憧れ
を持つ人もいるが、行衣は覚悟の証。

また、行衣が真っ白なのは、そのまま死に装束にもなるということでも
あるという話を、昔、誰かに聞いたことがある。

私は宗教者ではないが、信仰を生きるものとして、生涯、神仏と向き合
っていく覚悟はできている。富士講の末席に加わらせていただき、富士
山という御山とも生涯、向き合わせていただく覚悟ができた。

もちろん、修行は山の中ばかりではない。いや、日々の営みの中にこそ
最も大切な修行があるのだろう。

様々な修行を重ねていくうちに、修験法具の店主や富士講の大先達のよ
うな、大らかで丁寧な人間になっていたいものだと思っている。

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【2】◇◆TEN’s占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽に読んでくださいね。
                          
[メディスンカード]で一週間の運勢を占ってみました。
2014年6月21日(土)〜6月27日(金)

<1月生まれ>
休みなく動きすぎてはいませんか。今週はリフレッシュするための時間
を見つけてください。休憩も仕事の一つと考えた方が良いかもしれませ
んね。

<2月生まれ>
文句ばかりを見つけて、前に進むことの面白さを忘れてはいませんか。
今週は、周囲の人と協力して動くと、想像以上の力が発揮できそうです
よ。

<3月生まれ>
目の前のことに翻弄され、心の声を聞くことを忘れてはいませんか。今
週は、あなたらしいあなたを取り戻す時間を持ってね。

<4月生まれ>
あれこれと考えが浮かびながら、迷った状態が続いてはいませんか。今
週あなたに必要なことは、冷静さです。まずは深呼吸して、新鮮な空気
をしっかり吸い込んでね。

<5月生まれ>
今週は、夢に大切なメッセージが現れるかもしれません。出来る限り、
その夢をキャッチしてみてね。

<6月生まれ>
古い習慣を手放して、新たなるあなたになるべき時がやって来ました。
今あなたに必要なことは、恐れを手放すことです。

<7月生まれ>
周囲のうわさ話に耳を傾け、大切なことを忘れそうになってはいません
か。今週はいつも以上に、古くからの友人や家族の声に耳を傾けてね。

<8月生まれ>
気持ちが弱くなり、長いものに巻かれようとはしていませんか。今週あ
なたに必要なものは、自信です。あなた本来のパワーを取り戻してね。

<9月生まれ>
あなた自身の行動に、自信が持てない状態ではありませんか。今、あな
たに必要なことは、自分の能力を信じることです。過去のあなたにも敬
意を払ってね。

<10月生まれ>
生きる喜びを感じる一週間となりそうです。特に、美しいものに沢山出
会いそうなので、いつも以上に感性を磨いてね。

<11月生まれ>
些細なことでも深刻に考えすぎてはいませんか。今週あなたに必要なこ
とは、笑いです。ちょっとしたことでも愉快に感じ始めると、すべてが
うまく流れていきますよ。

<12月生まれ>
毎日同じ事を繰り返しているうちに大切なことを忘れているかもしれま
せん。今週あなたに必要なことは、感謝することです。目の前の些細な
ことにも目を向けてみてね。

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【3】◆◇極上旅・募集中◆◇
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        「吉野・熊野・高野」
      世界遺産登録10周年記念企画!
        
           『TENの極上旅』
            〜 熊野編〜
     
     「熊野の神々と大自然とたっぷり遊ぶ旅」
   
           ≪募集開始≫
  
  2014年7月24日(木)〜7月27日(日)
         3泊4日 朝夕食つき 
       限定 12名 最低施行人員6名
          68,800円(税別)
           名古屋集合・解散
         
    http://www.office-ten.net/kumano/2014/top.html

2004年に吉野・熊野・高野3つの霊場を結ぶ参詣道とその文化的景観が
「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録され、今年で10年
目を迎えます。

それぞれの霊場を、ひとつずつじっくり巡る贅沢な旅、それがTEN
の極上旅です。

今回は「熊野編」。この10年間、TENでは様々な角度から、みなさまを
「熊野」へとご案内してまいりましたが、極上旅として、熊野へご案
内するのなら「夏」がいいと思っていました。何故なら夏の熊野は、
大人も童心に戻り大自然の中で遊ぶことが出来るからです。

なので、今回の旅のテーマは「大人の夏休み」。熊野の山、川、海、
そして諸々の大自然の中に宿る神々と、 たっぷり遊ぶツアーです。

天川の友人でもある熊野人たちが、飛び切り素敵な夏の熊野時間も
計画してくれています。もちろん、熊野信仰の中心、熊野三山をお
参りしたり、熊野古道の中で最も美しいと言われている石畳が美しい
古道も歩きます。

厳選した熊野の山海の幸も たっぷり堪能して頂きますよ。

とっておきの美味しい味覚、そして、情緒豊かな温泉。

熊野は初めてという方も、何度も通われた方も、この機会に、ぜひ
ご一緒いたしませんか。

詳細はこちらです

 http://www.office-ten.net/kumano/2014/top.html

ぜひ、ご一緒いたしましょう!

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【4】◆◇編集後記◆◇
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今週末、薬師寺の高田好胤管長の十七回忌に行って参ります。残念なが
ら、薬師寺さんとご縁ができたのは、既に亡くなられた後ですが、私を
仏教の道へ導いてくださった恩師。感謝の気持ちを込めて、お写経して
こようと思っています。
                       aya