2012/12/14━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
     ☆★☆   TEN's magazine 547号   ☆★☆     
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

こんにちは!天川 彩です。

急に寒くなってきましたね。
風邪をひいている方が多いようですので、どうぞ皆様、お気をつけくだ
さいネ。

先週のメルマガはショートバージョンでお届けいたしましたが、母の様
態も安定しましたので、週明け早々、東京に戻ってまいりました。

今年も残すところ、後わずかとなってきました。後、10日ほどでクリス
マスですがその前、次の日曜日は衆院選挙がありますね。

今回は、あまりに急な選挙であることや、沢山の政党が乱立したことで
何処に入れようか迷っている人も多いようですが、風潮や習慣、雰囲気
に流されず、ちゃんと自分で考え選んだ人を投票しに行きましょうね〜。

さて。
昨日、「TENのミニ講座・年末心の大掃除」の講座を終えて、年内の
ツアーやイベント、講座は全て終了いたしました。

来年は、どんな新たな出会いがあるのか、ドキドキワクワクしています。

またTENのツアーは、いつどんなタイミングでまた始めるかはわかり
ませんが、再会の折には、どこへ行くのかな?なんて思っています。

TEN’sショップだけは、お知らせしている通り、元気に営業中です。

今週から期間限定で、天の珈琲や根津ジンジャーティなどに「迎春ラベ
ル」が登場しています。

赤に金文字で入った「迎春」と、小さな梅の花があしらってある迎春ラ
ベルは、新年を祝う、めでたい雰囲気です。
http://www.office-ten.net/cafe-new.htm

新年、家族揃ってのほっとひと息、ブレイクタイムに。また年始のご挨
拶として、手ごろな手土産にしても喜ばれそうですよ。

価格は通常の珈琲や紅茶、ほうじ茶とかわりありませんので、ぜひ、こ
の時期、「迎春ラベル」をお求めください♪

それから、電子書籍体験記なるものを書いてみました。

今回、なぜ電子書籍を出したのか、また、どうやって電子書籍を出すの
かなどもまとめてみました。HPでも読めるようにしましたが、今日は
コラム「風の文様」の中に、この体験記を綴りますね♪


……………………………………………………………………………………
◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
……………………………………………………………………………………
1・コラム・風の文様============「電子書籍・体験記」
2・TEN’s占い============「タロットカード占い」
3・TEN’sショップ=======「ayaのセレクト品 ほか」
4・編集後記===================「ひとりごと」
……………………………………………………………………………………
【1】◇◆コラム・風の文様◆◇
……………………………………………………………………………………

■「電子書籍・体験記」


「電子書籍を自分で出そう!」突如決意したのは、日本にAmazonのkind
leサービスが入ってきた2日後のことでした。

最初に申し上げておきますが、私は、かなりのアナログ人間なので、そ
の日までkindleという単語も全く知らない状態でのことです。

では、なぜ??

…というと、突如としてそういう流れがやってきたから、としかいいよ
うがありません。
兎にも角にも、私が、kindleで出版するに至った経緯と、悪戦苦闘しな
がらも、無事に出版することが出来た体験記を綴ることにします。


私は、これまで数冊の書籍を出してきました。
「タイヨウのうた」(SDK/ソニーマガジンズ出版)や「ひ、ふ、み、
の空」(PHP研究所)という小説の執筆のほか、童話詩というジャ
ンルの書籍なども出版社から出させていただきましたが、ひょんなこと
から、IT関連会社から2012年夏、電子書籍執筆のお話しをいただいた
のです。

いくつか提案した中で、私が十年近く、コミュニケーションについての
講座を開催してきたものをまとめて、書籍として執筆するものが決まり
ました。

ところが、いざ仕事を始めてみると、様々なところで感覚のズレが生じ
ていることがわかりました。

超がつくほどのアナログ感覚の私と、全てがデジタル感覚の先方。
また、電子であっても書籍は書籍と考える私と、電子書籍は書籍でなく、
あくまでもアプリであると考える先方。
対象読者は、通常の書籍を読む層と変わりない層と考えている私と、対
象読者はITツール愛好家層であるという先方。

他にも様々なところで感覚のズレがあった為、私は先方の会社へ出向き、
担当者の方と顔を合わせてコミュニケーションを図ることにしました。

やはり、顔がわかる関係というのはいいものです。

それからは、原稿の進み具合も速くなり予想以上に早く脱稿しました。
ところが、その直後、担当者の方が、突如IT関連企業を退社してしま
ったのです。再びどこまで経ってもスムーズに事が運ばず…。
結局、契約の捺印を押すことをお断りしたのは、2012年10月28日の
ことでした。

書き上げた原稿は、私が十年近く、コミュニケーション講座で、受講さ
れた方々に直接伝えてきた内容を凝縮したものでした。

よほど何処かの出版社へ連絡をして、一般の書籍に出来ないものか相談
してみようかとも思いました。しかし当初より電子書籍化を念頭におい
て書いた原稿。まずは電子書籍を扱っている出版社にかけあってみよう
と「電子書籍 出版」と入力して検索してみました。
すると、なんとAmazonの「Kindle Direct Publishing」というサービス
で、自分で電子書籍を出版できるサービスが日本でも始まったというニ
ュースが、わずか2日前、2012年10月26日付けで出てきたのです。

はじめは、見慣れない単語や横文字ばかりで内容を把握するのに少し時
間を要しましたがよくよく落ち着いて読むと、自分の原稿をダイレクト
に電子書籍にして、Amazonと契約できるとあるのです。しかも、その為
に使うシステムも全て無料。

要は、データの入稿を自分で行うことが出来れば、Amazon内のストアに
書籍として並べて本を売ってくれるという、まるで夢のようなサービス
が開始になったということがわかりました。

「これだ!!!!!」
私の鼓動は高鳴りました。

ただ、喜んだのも束の間。よくよく考えれば、IT用語もチンプンカンプ
ンな私。
新たなシステムを使って自らが電子書籍の出版など、絶対に無理なこと
だと直に諦めようとしました。

でも…
もしも自分でそれをやり遂げることが出来たなら…この原稿を、ちゃん
と生かすことが出来る。コミュニケーションで悩む、見ず知らずの多く
の人々を応援することが出来る。

そう思った私は、未知の世界にチャレンジしてみることにしたのです。


まずは、Kindle Direct Publishingを検索してみました。

数年前から、ほとんどの書籍はAmazonで購入するようになっていたこと
もあり、Amazonログインをしただけで、直ぐに書籍作成のページが出て
きました。

まずは、印税の振込口座などを入力です。
まだ、何一つ始まっていないというのに、印税が振り込まれる口座の登
録が真っ先に出てきたことに、少し驚きました。
それから、諸々の質問に順番に答えていき、本のタイトルの入力です。

肝心の原稿入力は、Microsoft Word (doc)の状態であれば、通常の原稿
のままアップロードできるようでした。しかし、あまりにも簡単すぎる
作業だったので、何かが間違っているのではないかと思い、確かめるの
に1日かかりました。

また実際のアップされた状態を見る為には、拡張プレビューツールKind
le Previewerをダウンロードして見るのですが、これにも慣れないため、
少々手間取りました。ようやくプレビューで読める状態になった時には、
かなり嬉しかったです。

私の場合は、目次や原稿がズレていたので、読みやすい状態に整えるの
に、何度か入稿しなおす必要がありました。こうして、納得行く状態ま
でようやく整えることが出来たのです。
(実は最後のページの私の名前が、一文字ズレたまま、終了してしまい
ました。でも、ご愛嬌ということで、今もそのままです)

パソコン用語や操作に慣れていたり、飲み込みの早い人なら、1日で完
成できるのでしょうが、私はここまでに1週間近く要しました。

また、Amazonの書籍コーナーにあがったり、ネットで検索したら出てく
るので、ブックカバーもそれなりに、ちゃんと整っているほうが絶対に
格好がいいのです。私の場合は、ありがたいことにTENのスタッフに
グラフィックデザイナーをしているアキちゃんがいるので、彼女にデザ
インをお願いすることにしました。原稿の入力が終わった頃、ちょうど
ブックカバーも完成。

最後に書籍の価格を決めて、終了です。
Amazon kindle版の場合、日本円で100円以上の書籍であることが条件
となっています。

電子書籍の主な価格を調べてみましたが、考え方によって様々です。一
概には平均が出せないのが現状のようですが、紙の書籍より安く設定さ
れてはいます。私が書いたこの本は、一般書籍としては出版していない
ので、価格を決めることが難しかったのですが、350円という価格にし
ました。

また、現在この書籍は、縦書きの日本語の書籍として形態を整えました
が、いつか英語に翻訳した時には、世界発売という項目も選ぶことが出
来るようで、夢が広がります。

そんなこんなの準備を全て整えて、kindleの出版アップが無事、終了し
ました。
ちなみに、一応、最終的な出版権利はAmazonにあるので、中身について
もある程度は審査があるようです。倫理や最低限のクオリティを審査す
るのに24時間から48時間要します。
私の場合は、24時間後には、Amazon内で出版されたという連絡が入りま
した。


私は、その日のうちに、アンドロイド系スマホで確かめてみようと、ま
ずkindleの無料アプリをダウンロードして、最初は書籍の見本版をダウ
ンロード。此の段階で、序章まで読めました。その後、1クリックで書
籍そのものもダウンロードして全てを読むことが出来たのです。

しかし、知らせた友人、知人たちから「iphoneやipadでは読めないヨ〜
」という声が次々と舞い込んできました。
調べてみると、確かに、対応機種という欄にiphoneやipadが入っていな
いのです。
また、この時点までは、PCでもソフトをダウンロードしたら読めるの
かと思っていましたが、日本のAmazonでは、今はまだ、スマホやkindle、
ipadなどの端末を使わなければ読めないということもわかりました。

ただ、スマホでもユーザーが圧倒的に多いiphoneや、ipadで読めないの
では、ほとんど意味が無いのと同様です。

私は直ぐに、Amazonへ連絡。
翌日Amazonから「システムに問題が生じているので早急に解決できるよ
う、調整します」という返答が来ました。しかし、その後もなかなか直
らない状態が続き、結局は2週間近く経ってから「解決しました」とい
う連絡が来ました。

Kindleで電子書籍を出版しようと試みてから、今、購読可能な端末全て
に対応できるようになるまで、およそ一ヶ月。
こうして自分で納得しながら電子書籍を出版するということが出来たの
です。

ただ…

書籍が、紙の印刷物から電子書籍に全て移るということなど、考えられ
ませんし、個人的には、印刷物の書籍のほうが、やはり好きです。

でも、好き嫌いとは別の次元で、電子書籍という分野はこれから益々広
がってくるのは必至ですし、また通常の書籍とは違った使い方が電子書
籍にはあると思います。
絶版になって読めなくなってしまっていた書籍が復刻することも、電子
書籍なら可能ですよね。

今回の、私のkindle版電子書籍出版体験は、まだまだチャレンジ的なも
のですが、近い将来、動画のYouTubeのように、誰もが手軽に、電子書
籍を出版することが出来る時代が到来すると思います。

電子書籍は、新たな可能性の一つであることは、間違いないのではない
かと感じています。

で、肝心の電子書籍のタイトルは『コミュニケーションの達人』です。

よろしければ、ぜひダウンロードして読んでいただければ幸いです。



……………………………………………………………………………………
【2】◇◆TEN’s占い◆◇
……………………………………………………………………………………
所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽に読んでくださいね。
                          
今週は[タロットカード]で運勢を占ってみました。
2012年12月15日(土)〜12月21日(金)

<1月生まれ>
刺激的なものを求めてはいませんか。いまあなたに必要なことは休憩で
す。新たな何かを始めるのではなく、心身ともに整えなおすことが必要
ですよ。
 
<2月生まれ>
今まで見えていなかったものが見えてきそうです。今までの経験を生か
して次なる道への準備を始めてみてね。
 
<3月生まれ>
ハッピーな一週間となりそうです。周りの人と喜びを分かち合ってね。
 
<4月生まれ>
家族との縁が強まる一週間となりそうです。何気ない日常にも感謝する
気持ちを忘れないでね。
 
<5月生まれ>
自分の考えに執着して、周りの人と対立してしまうかもしれません。今
週は一歩引いて人の意見に耳を傾けてみてね。
 
<6月生まれ>
何事も恐る恐る行ってはいませんか。今週は少しずつ自信を取り戻して
行ってみてください。きっと道が開けますよ。
 
<7月生まれ>
表面上だけの関係で満足してはいませんか。今週は勇気をもってあなた
の心の扉を開いてみてね。きっといい関係が広まっていくはずですよ。
 
<8月生まれ>
自分に甘く、他人に厳しくなってはいませんか。人を非難するよりもま
ずあなた自身を見直してみてください。
 
<9月生まれ>
対人関係に問題が生じていると感じてはいませんか。もしかするとあな
たの優越感からきているかもしれません。全ての人は平等であることを
思い出してください。
 
<10月生まれ>
新たな対人関係が始まっていきそうです。縁が深まる時なので積極的に
あなたから話しかけてみてね。
 
<11月生まれ>
自分の意見と周囲の意見が食い違い、意地になって自分の意見を通そう
とはしていませんか。今週は心の柔軟さをもつことが大切ですよ。
 
<12月生まれ>
今まで気がつかなかった問題が浮上してくるかもしれません。人と対立
する可能性もあるので今週はしっかりと話し合うことが大切ですよ。
 
   

……………………………………………………………………………………
【3】◇◆TEN’sショップ◆◇
……………………………………………………………………………………

  オフィスTENのインターネットショップ
  『TEN’sショップ』には、物語がいっぱい。
   
  人と人との間には、様々なドラマがあるように
  人と「もの」との間にも、様々な物語があります。

  TENで扱っているものは、全て
  大量生産されている物ではありません。

    
  ひとつひとつに作り手の物語があり、
  TENとの出あいの物語があります。

  そんな、これらの「もの」を心と共に届けることも、
  私たちTENの大切な仕事だ考えています。

  物語の最後の受け取り手が、
  どうか、あなたでありますように…。

  TEN’sショップのサイトはこちら

  http://www.office-ten.net/shop.htm


  <今週のayaのおすすめ品>

 冒頭でもご紹介しましたが

 TEN’s cafeセレクト

「天の珈琲」や「根津ジンジャーティ」
「天のほうじ茶」「天の紅茶」それぞれに、
『迎春ラベル』が登場。
 
 価格は同じです♪

 お正月のひとときに。年始のちょっとしたご挨拶の品として。

 可愛い迎春ラベルのTENの珈琲&お茶シリーズを
 新年用の買い置きとして、ぜひお選びください。

 詳細は、http://www.office-ten.net/cafe-new.htm

……………………………………………………………………………………
【4】◆◇編集後記◆◇
……………………………………………………………………………………
先日、初めてLCCと呼ばれる格安航空会社、エアーアジアに乗ってみ
た。確かに少し座席は狭いけれど、国内の二時間弱ぐらいなんてことは
ない。至れり尽くせりの航空会社でのサービスに慣れていると、少し戸
惑うことはあるかもしれないが、私はさほど不便は感じなかった。
場合によって飛ばなかったり、遅れたりするリスクはありそうだが、な
んといっても今までの航空券の三分の一の金額で同じ目的地に行けるの
だ。

よほど急ぐ旅でなければ、LCCもアリだと思う。
                      aya