2012/11/09━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆★☆ TEN's magazine 542号 ☆★☆
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こんにちは!天川 彩です。
ここのところ、急に寒くなってきましたね。
私は北国生まれなので、寒さには強いはずですが、だんだん寒さが堪え
るようになってきました。気持ちだけは若いつもりですが、体調は確実
に変わってくるお年頃…ということなのでしょうね。
TENを始めた頃は、36歳だったのですが…。まぁ、年の話はやめてお
きましょう。
ここ数年は、冬場になると必ず根津ジンジャーティを飲んでいます。か
なりパンチが効いているので、飲むと芯からポカポカしてきて、かなり
おすすめです♪
先日、ある方の文章の中で「疲れている時にインスタントカレーを食べ
て、食べる前よりも疲れた」というものがありました。
私も疲れている時こそ、人が手間暇かけたものを口にしないとダメだと
思っています。冒頭から宣伝ぽくて嫌ですが、このジンジャーティは、
熊本の茶葉園のご主人と息子さんが自然農法で育てた茶葉に、有機栽培
農家の方が無農薬で育てたショウガを天日で乾燥させ、それを細かく砕
いて、茶葉園の奥さんがパック詰めをしている、という、まぁ、かなり
手間暇かかったものなのです。
やっぱり、美味しさも底力も違うんですよね。
いつかは、TEN’sカフェをしたいと思いつつ、もう十年以上夢は実
現していないので、ボリビアの先住民の方が手摘みした珈琲の味など、
なかなかダイレクトに味わっていただける機会が持てず残念です。
でも、まぁ、騙されたと思って(騙しはしませんが)一度飲んでみてく
ださい。嗜好品なので、好き好きかとは思いますが、少なくとも私は、
これらを飲むとエネルギー充電になります。
さてさて。今までにも、数知れずの多くの出会いがありましたが、最近
また新たなる出会いの機会が増えています。
目に見えないところが繋いでくれているとしか思えない出会いばかりで
すが、ひょんなきっかけから、来週は大韓民国慶尚南道の海外事務所を
訪問することになりました。
韓国といえば、21世紀になる直前、二度ほどある場所に導かれるよう
にして行き、お参りをしてきたのですが、急にそれらのことが思い出さ
れてきました。
今年は古事記1300年の年であり、またもうすぐ出雲の神迎え神事と
いうこともあって、ここしばらく神話の時代ともいえる縄文から弥生に
移り変わる時代に意識を向けています。
そんな時に韓国の方とご縁が出来るのは、とても意味深い気がしていま
す。
国津神(土着の神々)、天津神(渡来の神々)、そしてそれらの名も持
たぬ大自然に鎮まる神々が、共にいらっしゃる国、日本。
そんな神々に謙虚に、畏怖の念を持って暮らす人々がいる日本を、かつ
て小泉八雲は奇跡のような国だと思ったそうです。
私も、多くの人々に、この素晴らしき日本へ意識や関心を向けてもらえ
るような、そんな作品を生み出していかなければ…と思っています。
新たなツアーも、また折を見て企画しますので、その時を楽しみにして
いてくださいね。
折を見てではなく、近々行きた〜い!という方に、朗報です!!
既にしばらく前から、満席になっていた「出雲・神迎えツアー」ですが
一席、空きが出ましたよ!!
先着一名です。男性の方でも女性の方でも大歓迎です。
現地集合解散枠の空きですので、11月23日(金・祝)〜11月25
日までの2泊3日です。
http://www.office-ten.net/izumo2012/top.htm
出雲行きたいな〜と、思いながら諦めていた方、ご一緒しましょう!
神迎えの神事と共に、かな〜りディープな出雲の旅になりそうですよ。
途中、貸し切りバスに出雲のキーパーソンの方にも乗車いただき、いろ
いろ解説もしていただくので、か・な・り・贅沢な内容です。
先着一名です。
このメルマガを読んで「あ!」と思われた方は、直ぐにお申し込みくだ
さい。
今日のコラムは「海の民、山の民、里の民と町の民」です。
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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・コラム・風の文様=====「海の民、山の民、里の民と町の民」
2・TEN’s占い==============「メディスン占い」
3・TEN’sショップ=「TEN’コレクションセット特別セール」
4・編集後記===================「ひとりごと」
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【1】◇◆コラム・風の文様◆◇
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■「海の民、山の民、里の民と町の民」
先日、東京で熊野人たちが集う会が行われた。
県人会とも異なる、いわゆる紀伊の国ともいわれる熊野エリアを故郷に
持つ人々の会だ。
有難いことに、私もその会の末席に新たに加えていただいた。
オホーツク生まれの全国育ち?現在、都内在住者で故郷と呼べるものを
持たない私が、熊野人会に加えていただけたのは、一重に熊野の神々様
のご加護なのではないかと思ってしまう。
数日前、その熊野人会で出会った方が、早速、事務所へ訪ねて来てくだ
さった。
その人に、今まで私が熊野で見てきた話しなどをすると「自分は熊野の
海の人間だから、山の熊野の話はよくわからない」という。
なるほど。そう言われてみると、私は熊野の山の民、里の民ばかりと今
まで付き合ってきたような気がする。
何度も通っている海沿いにある民宿のおじちゃん、おばちゃんは知って
いるが、単に宿の主人と常連客という間柄でしかない。
黒潮の飛沫をいつもあびる様な、熊野灘の傍で生まれ育った人と、じっ
くり膝を突き合わせて、いろいろな話をしたことなど、ほとんど無かっ
たように思う。
「自分たち海の人間たちは…」と、何度か繰り返しそのフレーズを聞い
ているうちに、そうか、日本には海の民と山の民がいるのだと思った。
更には、里の民もいて、最も多いのが町の民なのだ、と今更ながらにし
て、当たり前なことに気がついた。
日本は島国なので、当然、海に囲まれている。
日本が島国と呼ばれるのは、なんと6,852の島々でこの国は構成される
からなのだ。
無人島でない限り、それぞれの沿岸沿いには海の民たちがいて、海の恵
みと共に暮らしている。昨年、津波で大打撃を受けた東日本の沿岸沿い
の人々も海の民だ。あれほど海で恐ろしい思いをしながらも、大方の人
々は、再び海からの恵みに感謝しながら暮らしを立て直している。
今年の七月、岩手県の宮古市で海の民の祭りに参加させていただき、船
に乗せていただいた。宮司様が海の神々に捧げ物をしたり、祝詞をあげ
られたり、漁師さんたちが海の先にいらっしゃる神々に祈りを捧げる姿
を初めて拝見し、感動した。やはり海の民は海の神と生きているのだ。
そんな島国、日本の国土の7割は森林に覆われている。
当然、山の恵みで暮らしている人々が大勢いる。山の民たちは山の神々
に常に祈りを捧げて暮らしている。
以前、秋田のマタギのシカリ(頭領)の方のもとを訪ね、いろいろと教
えてもらうことがあった。シカリの話しでは、365日のうち、300
日は様々な神々の縁日で、特に山の神の祭りの日ともなると、大変な神
事になる、という話だった。
それほど、深く山の神と関わっている人は稀かもしれないが、多かれ少
なかれ山の神への信心は深い。
また山の麓には里が広がっている。山から湧き出した澄んだ水の恵みも
あり、畑や田んぼで収穫した里の幸に恵まれている。
里には、鎮守の杜があり、村人たちは五穀豊穣から病気平癒まで、鎮守
様に拝むのだ。だから年に一度の村祭りでは、鎮守様への感謝の念で、
神輿を担ぎ神様を喜ばせている。
では、町の民は…。
と思った時、思考回路が止まってしまった。
町の民は、何の神に畏怖の念を持っているのだろうか。
商売繁盛など、商売人たちの祭りは若干は残っているかもしれないが
ほとんどの、町の民の祭りは、今やイベントと化してしまってはいない
だろうか。
都内の大きな祭りなどを見ても、参加者は多い。法被を着た神輿の担ぎ
手だって沢山いる。しかし、どんな神様を担がせて頂いているのか、
その神に感謝しながら担がせて頂いている、という人は一握りもいない
かもしれない。
要するに、生活が便利になりすぎてしまったのだ。お金を払えば全てが
整う、という暮らしの中では、地域に鎮座する神々へ、特別に恵みの感
謝を捧げなくても生活には困らない、ということがあるのかもしれない。
イベントとしての祭りは楽しいから参加するけれど、神事としての祭り
など、宗教じみたことなら参加しない、という人も多そうだ。
でも、そんな人も困った時の神頼みや、初詣の時だけ、願掛けに行くと
いうことはあるだろう。神様を本気でいつもは信じていない人が、ご都
合主義で拝んだところで、神様は叶えてくれることなど、まず皆無とい
ってもいいと思うが…。
今や、海の民、山の民、里の民の多くも日本の民は、町の民と近い状態
になっているかもしれない。
先日、NHKの歴史秘話ヒストリアという番組で「出雲」が取り上げら
れていた。
その中で、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が見た日本人と神々との
関係が紹介されていた。
最後に、そんな小泉八雲が残した一説を紹介したい。
+ + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + +
日本人は目に見える一切の森羅万象の背後に、
超自然の神霊を考えて、
山川草木湖海風雷から井戸・かまどに至るまで、
それらを司る神を想像した。
日本人はこの国土をつくった神々の子孫で、
この神々こそ我々の祖先である。
この祖先である神々に奉仕し、
この祖先を崇拝することが、
我々の最高のつとめであると考えてきた。
神道では他の宗教のように、地獄・極楽を説かない。
日本人はその肉体が終えると同時に、
超自然の力を得て、時間空間を超越した霊となって、
子孫と国家を護るのである。
この考えのない者は、日本人ではない。
小泉八雲
[日本 解明への一試論 Japan An Attempt at Interpretation]
より
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【2】◇◆TEN’s占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽に読んでくださいね。
今週は[メディスンカード]で運勢を占ってみました。
2012年11月9日(土)〜11月16日(金)
<1月生まれ>
何かであなた自身を追い詰めてはいませんか。目先のことにとらわれず、
大きな未来に向かって夢に突き進んでください。きっと道は開けますよ。
<2月生まれ>
周囲の人にあれこれ指図ばかりしてはいませんか。今週はあなた自身が
やることを心掛けて。
<3月生まれ>
変化のない日々に浸りきってはいませんか。また始める前からあきらめ
かけてはいませんか。今週は自分の力を信じることを思い出して。
<4月生まれ>
相手に対して意見も言わず、自分の中で文句ばかり広がってはいません
か。今週は愛をもってはっきりいうことを心がけてみてね。
<5月生まれ>
変わりたいという思いが強すぎて、無鉄砲に動いてはいませんか。今週
あなたに必要なキーワードは「余裕」です。一回手を休めることも必要
ですよ。
<6月生まれ>
上手い話に乗ろうとはしていませんか。今週はあなたらしさを取り戻し
て、毅然とした態度で接してね。
<7月生まれ>
周囲の人々と助け合って物事をなす一週間となりそうです。なんでも一
人でやり遂げようとせず、助けを求める勇気も必要ですよ。
<8月生まれ>
自分自身を酷使してはいませんか。今週は自分を愛することを心がけて
ね。
<9月生まれ>
周囲の人々に厳しい態度で接しすぎてはいませんか。今週あなたに必要
なことは受け入れることです。優しさが強さであることを思い出してね。
<10月生まれ>
不必要なものに執着してはいませんか。あなたにもう必要なくなったも
のは手放す勇気を持ってね。
<11月生まれ>
変化することを恐れてはいませんか。また、様々なことが面倒なことの
ように思えてはいませんか。今週は自然の流れに身を任せる心地よさを
思い出してね。
<12月生まれ>
次のステップがやってきています。あれこれ頭で考えず、自信をもって
足を進めてみてください。きっとよい結果につながるはずですよ。
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【3】◆◇TEN’sショップニュース◆◇
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TEN’sショップから
『TEN’sコレクションセット』
特別キャンペーン価格で販売
2012年11月1日〜2012年12月10日まで
TEN’sコレクションセットの中身
★ 極上 根津ジンジャーティ 1050円×1袋
★ 完全無農薬 天のほうじ茶 630円×1袋
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合計 3740円
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日、一日と秋が深まってきました。
寒い日には、体も心もポカポカになるものが
欲しくなりますよね。
TENでは、日ごろの皆様のご愛顧に感謝して
TEN’sコレクションの中から
おすすめ品をセットにしてお届けいたします。
ご家庭用として、ご贈答用として
また、ちょっとしたプレゼントとして、
バラにして使うのもアリですね。
*ご贈答用としてお箱ご希望の場合、代別途300円
ただしラッピング袋にリボンは無料です。
☆ ☆ ☆「極上 根津ジンジャーティ」☆ ☆ ☆
なんと言っても、国産無農薬の乾燥ショウガと
国産無農薬紅茶がmixされた
TENの冬のおすすめNo1
☆ ☆ ☆ ☆ ☆「天の珈琲」☆ ☆ ☆ ☆ ☆
天川 彩が捜し求めて、ようやく見つけた
ボリビア100%のオーガニック珈琲
アーモンドのような芳醇な香りは、
一度飲んだら忘れられません
☆ ☆ ☆ ☆ 「天のほうじ茶」 ☆ ☆ ☆ ☆
お茶のえぐみが一切無い、ノンカフェインの
薫り高いほうじ茶。
このお茶のファンは多いんですよ。
勿論、セット以外の通常の販売も行っています。
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【4】◆◇編集後記◆◇
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以前「にっぽん探求塾」の連続講座として行った『仏教を知る』講座1・
2・3を一日で行う講座をして欲しい、というリクエストをいただき、
来月12月1日(土)都内で講座をさせていただくことになりました。
主催はTENではないので、メルマガで呼びかけをしていいのかわから
ないのですが、もしOKということならば、来週、皆さんにもお知らせ
したいと思います。それにしても、最近、呼んでいただく機会が増えて、
有難い限りです。
aya