2012/06/22 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
     ☆★☆   TEN's magazine 第522号   ☆★☆      
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.office-ten.net

 こんにちは!天川 彩です。

ここのところ、大雨が続いていますね。西日本では、またしても被害が
出ているようで心配です。どうぞ皆さんも気をつけてお過ごしください。

さて。
最近(というよりかなり以前からですが)日本政府は、呆れるほどムチ
ャクチャな状態ですね。

なぜ、もっと知恵を絞ろうとしないのでしょうねぇ。

先月、ブータンに行き、国民の真の幸せを考え行動する王様を、心から
敬愛している国民たち、という姿を目の当たりにしてきたので、日本の
今の有様が、本当に悲しいです。

原発について、反対運動が各地で行われています。今日も東京と大阪で
大規模なデモ集会がありましたね。4万人以上集まったというのですか
ら、きっと日本史上、最も大きなデモだったのではないでしょうか。
知り合いが何人も参加していたようです。このようなデモに参加するの
も一つの方法ですし、署名活動をするのも、一つの方法だと思います。

方法は、それぞれに合ったやり方でいいのだと思います。

TENもTENらしい動き方をずっと考えてきました。そして、原発被
災された方々のことも、ずっと心を痛めてきました。

でも、ずっと考えたり胸を痛めているだけでは何も始まらないので…
久しぶりに上映イベントを行うことにしました。

映画『東京原発』です。

主役は役所広司さん。脇役に段田安則さん、平田満さん、吉田日出子さん
といった超一流の俳優人による、かなり面白い映画です。
(キャストを見るだけでわかりますよね)

正直なことをいえば、前からこの映画の上映会を開催しようか随分と迷
っていました。

真正面から原発を扱った映画なのに、エンターテインメントの映画でス
トーリー性もユーモアセンスもあり、私は、素晴らしい作品だと思って
います。

ですが、映画タイトルはシリアスなドキュメンタリーのような重さがあ
って…。

はたして上映会をしても、敬遠されて集客出来ないのではないだろうか。
(エンターテインメント映画なので上映承諾権が高いのです。。。)
また筋金入りの反原発運動をしている人からみると、原発問題をエンタ
ーテインメントにした映画上映など、けしからん!と言われないか。

と、まぁ、いろいろ考えてしまい、二の足を踏んでいたのですが…。

でも、まさに今。このまま、原発依存の社会に日本を戻すのだけは、絶
対に止めて!という強い思いから、この上映会の開催を決めました。

デモに行くのはちょっと苦手、でも、原発は反対。というタイプの人に
はこの映画、絶対におすすめです。お友達を誘って、是非、見に来て欲
しいです。


内容は、というと…
電力を最も消費する大都会。しかし、肝心の電力は、都会からかなり離
れた地方で、危険というリスクを背負ってもらって作り出すという矛盾。
原発の隠された恐ろしさや、人々の無関心さをブラックユーモアたっぷ
りに描いた秀作です。

原発事故が起こる十年も前に作られたのですが、当時は圧力がかかり、
公開も危ぶまれたそうです。どうにか公開に漕ぎ付けた後も、上映して
くれる映画館がほとんど無く、あっという間に上映が終わってしまった
映画です。

しかし、今、こんな時代になり、映画の中で架空で語られていたことが
怖いほど現実となり、この映画の魂そのものが静かに甦っているような
気がします。

娯楽映画のように、気楽に楽しめますが、見終わった後、きっと、自分
はどうありたいのか、ありたくないのか。またどう行動したいのか、し
たくないのか。改めて考えるきっかけとなるかもしれません。

尚、この売り上げの一部は、原発事故で大変な犠牲を強いられた飯舘村
の伝統芸能保存をされている方々にお届けしたいと思います。
故郷が今は戻れない状態でも、数百年続いてきた伝統文化の灯を守ろう
としている方々を少しでも支援したいと思います。

前売り1000円です。

ぜひ、一人でも多くの方に上映会にお越し頂ければと願っています。

詳細は、本文及びHPをご覧ください。


さて。今週はもう一つインフォメーション。


今年で十二年目を迎える、天河太々神楽講「天の川に祈る」。
天河神社・旧暦七夕祭りのお手伝いワークですが、今日から受付開始
いたします。

天河神社周辺は皆様ご存知の通り、昨年の台風による大水害で甚大な
被害がありましたが、多くの方々の支援もあり(メルマガ読者の皆様か
らも、多くの支援ありがとうございました)今は少しずつ復興している
様です。

毎年、旧暦七夕の夜には、万霊供養、ご先祖供養など、燈篭に明かりを
灯して、清流の天の川へ浮かべお流しする神仏習合の行事が行われてき
ました。幻想的なその風景は、天川村の風物詩ともなっていました。 

しかし、天の川流域の状況が一変した為、今年より燈篭流しではなく、
「天の川七夕神事供養燈花」と称する新たな行事が行われることになり
ました。

これは、供養名を書き記した入れ物に清水を張り、そこに浮かべられた
蝋燭に一晩火を灯すというもので、翌朝、採燈護摩の中で護摩木と共に
供養燈花もお焚き上げされるというものです。
今年は、誰も経験したことのない、新たな段取りが必要になるため、出
来る限り多くのお手伝いが必要かとも思われます。

過去に、参加されたことのある方も、いつか参加してみようと思われて
いた方もタイミングが合うようでしたら、是非ご参加ください。


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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・緊急上映会決定===============映画「東京原発」
2・TEN’s占い==========「タロット・カード占い」
3・募集開始======「天河太々神楽講2012 天の川に祈る」
4・天と大地に感謝する旅===「日本のネイティブスピリットの旅」
5・編集後記===================「ひとりごと」
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【1】◇◆緊急上映会決定◆◇
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 ▲.▲      緊急上映会 
  ▲      
        映画「東京原発」
     
        
       2012年7月25日(水)

        カメリアホール
      (亀戸文化センター3階)

      開場19:00  上映19:30

http://www.office-ten.net/tokyo-genpatsu/t.htm


今から10年前、原発をテーマにした
本格的エンターテインメント映画が制作されました。

役所広司をはじめ豪華キャストを揃えた『東京原発』です。

原発の危険性や隠蔽されていることを具体的に
わかりやすく描いているので
当時は、電力会社や経済界からの圧力がかかり
公開すらも危ぶまれたそうです。

公開後も、あっという間に上映期間が終了してしまったので
この映画の存在を知る人も少ないでしょう。

映画の中で訴えているのは、原発の実状と共に、
一人ひとりの原発への無関心さと、
過ぎてしまえば、すぐに忘れてしまう人の心の怖さでした。

私たちは、現実に原発事故の悲惨さ惨状を知りました。
そして、今も苦しんでいる人々がいます。

今、再び原発依存の社会に戻ろうとしているこの国の中で
私たちは、どうあるべきなのか、何を選択すべきなのか
その問いを、考えるひとつのきっかけとして頂きたく
この映画の上映会を開催することにしました。

タイトルは、かなりセンセーショナルですが、
日本映画史上まれに見る痛烈なブラック・ユーモアと
豪華な演技派俳優陣が繰り広げる人間味溢れる芝居は
まさに究極のエンタテインメント映画です。

ぜひ、お誘いあわせの上、お越しください。


尚、この売り上げの一部は、原発事故で大変な犠牲を強いられた飯舘村
の伝統芸能保存をされている方々にお届けしたいと思います。
故郷が今は戻れない状態でも、数百年続いてきた伝統文化の灯を守ろう
としている方々を少しでも支援したいと思います。


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【2】◇◆TEN’s占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽に読んでくださいね。

                          
今週は[タロットカード]で運勢を占ってみました。

2012年6月23日(土)〜6月29日(金)

<1月生まれ>
頭の中であれこれ考えて、悪い状況を自分の中で作りだしたりしてはい
ませんか。今週は現実にきちんと目を向けることが大切ですよ。
 
<2月生まれ>
人から学ぶ一週間となりそうです。積極的にあなたから話を聞きに行っ
てみてね。
 
<3月生まれ>
目の前にある問題で焦りすぎて、冷静に対処する事を忘れてはいません
か。今週は一つ一つ丁寧に問題に向き合ってみてね。
 
<4月生まれ>
準備不足でぬか喜びになってしまうかもしれません。今週は、きっちり
と地盤固めを心がけて。
 
<5月生まれ>
表面上の付き合いを大事にしてはいませんか。今週は本音で語り合うこ
とを心がけてみてね。
 
<6月生まれ>
自信が揺らいではいませんか。今週は今一度あなた自身の長所を思い出
してみてね。
 
<7月生まれ>
あなたの考えと、周囲の考えにズレがあるかもしれません。でも無理に
合わせようとせず、人それぞれに考えがあるのだと、おおらかな気持ち
になってね。
 
<8月生まれ>
中途半端な状態で物事を判断しようとはしていませんか。今週はしっか
りと見極めてから動いてね。
 
<9月生まれ>
好奇心旺盛な一週間となりそうです。楽しい気持ちで過ごしていると、
いい結果が待っていそうですよ。
 
<10月生まれ>
悪く思われたくないという思いが強すぎて、八方美人の状態になっては
いませんか。今週はあなたらしさをもう一度見直してみてね。
 
<11月生まれ>
人と接するのが楽しい一週間となりそうです。積極的にあなたが動いた
ならば、新たないい出会いもあるかもしれませんよ。
 
<12月生まれ>
無気力な状態になってはいませんか。何事にも停滞気味になっているな
らば、環境を変えてみるのもよさそうですよ。
      



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【3】◆◇募集開始◆◇
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●太古からの祈りの場で、鎮魂神事のお手伝いご一緒いたしませんか●
 
       人         
       ̄Y ̄*
         天河太々神楽講2012
          『天の川に祈る』☆
      
      万物の「いのち」尊ぶ・旧暦七夕祭 *
        2012年8月23日(木)〜8月25日(土)
           現地集合・現地解散
     ★奈良・天河神社七夕祭 お手伝いワーク
   
   http://www.office-ten.net/tatakagura/2012.htm
 
奈良県吉野の山里で、千三百年続いている天河神社。 
年に一度、旧暦七夕に行われる七夕祭は、天河で私たちが自然界、そし
て大宇宙の中で生かされている「命」に感謝をしながら、それぞれに繋
がる「命」に思いを馳せる大切なご神事です。
 
例年、旧暦七夕の夜には、萬霊の御霊供養、先祖供養として、燈篭に御
光を灯し清流の天の川へ浮かべお流しする神仏習合の行事が行われてき
ました。 
 
しかし昨年、紀伊半島を襲った豪雨による大水害で、天の川流域も被災
し状況が一変した為、今年より「天の川七夕神事 供養燈花」と称する
行事が行われることになりました。
 
これは、供養名を書き記した入れ物に清水を張り
そこに浮かべられた蝋燭に一晩火を灯すというものです。翌朝、採燈護
摩の中で護摩木と共に供養燈花もお焚き上げされます。
 
ご先祖様の御霊はもとより、昨年の東日本大震災並びに紀伊半島豪雨災
害で犠牲になられた方々の御霊供養ともなる今年の七夕祭。
 
神社から白作務衣をお借りして七夕祭の前日準備から当日、そして翌日
の片づけまでの3日間、無垢なる状態で、祈りの時間を過ごします。
 
特別な場所で、特別な時間、ぜひご一緒いたしましょう。 
 
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■平成23年8月23日(木)〜8月25日(土)
      (今年の旧暦七夕は8月24日(金)です。)
■参加費 36,000円
   2泊3日 食事つき 
 宿泊『本家 柿坂』別棟貸切

■現地集合・現地解散
お申し込み頂いた方には交通機関などの詳しい資料を送付いたします


『天河太々神楽講・天の川に祈る』によせて・・・
 
自然の中に神々があるというアニミズム的な考えは、私たちのはるか遠
く5千年以上も前の縄文時代の祖先たちから、脈々と続いてきました。
その生命観は、今も日本の神社の中で生きつづけていますが、中でも、
宗教という枠を越え、国や人種、性別、年齢、全ての枠をも越えて、
開かれているのが天河神社です。太古からの聖地として空海や世阿弥を
はじめ多くの先人たちが、自らを見つめる場として、また芸を奉納する
場として訪れています。

天河太々神楽講に講元として、皆さんをご案内する役目を賜ってから今
年で12年目を迎えます。講元とは指導者ではなく、人と大いなる根源
とのつなぎ役です。私は天川の名を名乗らせていただいているので、
毎年この七夕祭の折、感謝の意味も込めて講元をさせていただいており
ます。

この「天の川に祈る」と題したワークは、自らの中にある「祈り」と
「願い」を改めて確認し、同時にご神事のお手伝いをさせていただくこ
とで、無垢なる自分と向き合います。
お祭り前日の準備や社殿の掃除、御神事当日のお手伝い、そして翌日の
片づけ終了まで、神社の方々、地元の村の方々と共に過ごす時間は、大
変貴重な時間となることでしょう。
本年も天河における七夕祭りの御神事手伝いへ皆様をお繋ぎしようと思
います。

ご自身の根源と繋がりたいと思っていらっしゃる方、どうぞお待ちいた
しております。
                      講元 天川 彩


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【4】◆◇募集中◆◇
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        天と大地に感謝する旅 walk 31
     
              北海道
     日本のネイティブスピリットを体感する旅

  〜アイヌの祭りとオホーツク少数民族の足跡を訪ねて〜

     2012年8月2日(木)〜8月6日(月)

            4泊5日

           118、000円(税込み)

    詳細は…http://www.office-ten.net/north/t.htm


    古来より日本では、自然の中に宿る神々と共に
    生きてきました。

    今回、TENがご案内する旅は、一般的な旅ではありません。

    日本の中のネイティブスピリットに深く触れる旅なので
    単なる観光旅行をしいた人には不向きの旅です。
    
    でも、ほとんど知られることもない
    日本と関わりの深い北方先住民族の人々の足跡を訪ねたり
    観光とは異なる、アイヌのお祭りに参加するなど

    かなりディープな旅です。
    

    直観力の優れた方、ぜひご一緒いたしましょう

    http://www.office-ten.net/north/t.htm


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【5】◆◇編集後記◆◇
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映画「東京原発」の予告編ですが動画がありますのでご覧ください。
2004年に公開された時の予告編です。
http://www.youtube.com/watch?v=L8OTZNh5y5Y
                         aya


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発行者   天川 彩

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お知り合いへの個人的な転送は歓迎です。

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