2012/06/15━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

     ☆★☆   TEN's magazine 第521号   ☆★☆   

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こんにちは!天川 彩です。

今日、事務所に思いがけない品物が届きました。

「三陸復興・牡蛎」です。

海のミルク、旨みたっぷりの新鮮な岩牡蛎がクール宅急便でいっぱい届
いたのです。
昨年の4月、このメルマガの編集後記でも皆様にご案内しましたが、被
災した三陸の牡蛎漁の人々を支援しようと立ち上げられた「三陸復興・
牡蛎プロジェクト」というものに個人的に参加していたのですが、震災
後、初水揚げされた夏牡蛎がもう早届いたのです。

当初の話では、復興して牡蛎が取れるまでには、5年以上はかかるとい
うお話でしたが、なんと1年2ヶ月で届くとは想像もしていませんでし
た。添えられていた手紙によると、このプロジェクトで支援できた漁師
さんたちの人数は、342名。総額1億円の支援が出来たようです。

被災された漁師さんを支援し、こちらも幸せな気持ちで美味しいものが
食べられるなんて、本当に素敵な企画ですね。

さて、被災地支援といえば、TENで震災直後より応援している岩手県
宮古市の熊野神社さんでは、来月7月22日に、年に一度の例大祭が行
われます。

昨年は、緊急事態ということもあり、避難所での炊き出しや、仮設での
青空カフェというかたちで支援に参りましたが、今年は例大祭で使って
もらう復興応援・手ぬぐいを届け、お祭りを盛り上げに行ってこようと
思っています。

そこで、皆さんにもお声がけをして一緒に復興応援に繰り出して頂こう
と、2012年7月21日(土)〜22日(日)の1泊2日ですが、
復興応援ツアーを企画することにしました。

題して、〜復興応援手ぬぐいを持って〜「宮古・熊野神社例大祭と三陸
海岸を訪ねよう」ツアーです。

もちろん、お祭りに手ぬぐいを持っていくだけではなく、被災地の宿に
泊ったり、食したり、観光地を歩いたり、お土産を買ったり、観光全て
が今は復興支援につながりますよ。

ちなみに…宮古・熊野神社の例大祭、宵宮・本祭では、黒森神楽という
国重要無形民俗文化財にも指定されている修験神楽が行われます。
普段、なかなか目にすることが出来ない東北の伝統的で迫力のある神事
を体感することもできます。また、今も昔も漁師たちの守り神でもある
神社なので、神輿が漁師舟に乗り大漁旗があがるのも見ものですネ。

ワクワク楽しみながら、同時に喜んでいただける幸せツアーです♪

ただし、夏休み期間中の土日、ということもあり新幹線や宿泊予約の関
係上、募集は本日より10日間限り。先着10名で締め切りとさせていただ
きます。勿論、満席となった時点で締め切りますので、行きたい、と思
われた方、ぜひお早めに。

詳細は、本文をご覧くださいね。


さてさて。

先週よりお知らせさせて頂いております『北海道・日本のネイティブス
ピリットを体感する旅』ですが、何人かの方からもう少し、北方少数民
族について詳しく教えて欲しい、という声が寄せられました。

今日は、そのことについてコラムを書きたいと思います。


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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・コラム・風の文様=====「日本に眠るネイティブスピリット」
2・TEN’s占い==========「タロット・カード占い」
3・緊急告知=====「東北復興応援ツアー・宮古熊野神社例大祭」
4・募集中======「日本のネイティブスピリットを体感する旅」
5・最終のご案内====「富士山・道開き祭りと山開き祭りツアー」
6・編集後記===================「ひとりごと」
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【1】◇◆コラム・風の文様◆◇
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■「日本に眠るネイティブスピリット」


DNAの研究が進んでくると、今までわからなかったことが見えてくる。

最近の研究では、日本人のルーツは主に、中央アジアにあるバイカル湖
周辺を起源に持つ人々が、2〜3万年前ほど昔に、地球寒冷化に伴い、
当時は陸続きだったシベリアから樺太を通り、北海道から本州へと南下
したというのだ。

もちろん、そのルートばかりではない。

しかし、長寿で、まぶたは腫れぼったく、肌も厚く、小さめの目で、ど
ちらかといえば肉付きがよく胴長短足…など、多くの日本人にあてはま
る特徴を知ると、なるほど。と思う。

もうかなり昔になるが、仕事で北海道をまわっていた時、遺跡の文字に
つられて中に入った。

そこで、私は謎のオホーツク人という人々の存在を知った。

考古学の調査によると、アイヌとは違う人種の人々が5世紀ごろオホー
ツクの海沿いにやって来て、11世紀には、忽然と消えてしまったとさ
れている。彼らのことを、今は謎のオホーツク人と呼ぶのだが、熊送り
など、イヨマンテの風習も残っているため、アイヌの人々は彼らの影響
を多大に受けているとされている。

いや、実際には自然と同化していったのではないかともいわれ、私たち
のDNAの中にも混じっているのだろう。

そんな、謎のオホーツク人と大きく関係していると思われるのが、ウィ
ルタやニブフといった樺太を故郷とする少数民族の人々だ。

網走に北方民族博物館という建物がある。

アラスカの先住民の人々との交流から、北方民族に興味を持つようにな
った。樺太は私の父の生まれ故郷ということもあるのだが、博物館に掲
示されていた、樺太少数民族、ニブフ(ギリヤーク)の女性の写真が、
私の母に面白いほどそっくりで驚いた。私はもしかすると、樺太の少数
民族の血が混じっているのではないか、と本気で思った。


博物館の壁に「ジャッカ・ドフニ 北方少数民族資料館」と書かれたポ
スターが貼ってあったのは、何度も目にしていた。

ある時、思い切って電話をしてみた。

電話に出られたのは、ジャッカドフニの管理人であり、ウィルタ協会の
事務局をされている弦巻さんという方だった。電話でいろいろ話をして
いるうちに、気が付くと私は「ウィルタ協会」の会員となることになっ
ていた。

翌年には、念願の「ジャッカ・ドフニ」を案内してもらい、私は初めて
北方少数民族の息吹を肌身で感じることができた。また、そこに展示さ
れていたウィルタ文様の刺繍の格好良さに心奪われた。まるで、ケルト
文様のようなのだ。

ただ「ウィルタ協会」も「ジャッカ・ドフニ」も、設立は悲しい歴史か
ら始まっていて、日本人として心が痛い。

ウィルタとは、そもそもツングース語でトナカイを飼う人、という意味
である。もともとは樺太でトナカイを遊牧し、採集や狩猟といった独自
の文化を持って暮らしていた、自然の民だ。

私有財産はなく、収穫は皆で共有し、心豊かに暮らしてきた彼らの暮ら
しの中には、「物乞い」も「盗人」も存在しなかったそうだ。

(余談になるが、それは、先月行ったばかりのブータンと、かなり似た
価値観の世界だ)

しかし、日露戦争後、樺太の南部が日本の領土となったため、当時の日
本政府は、ウイルタなど北方少数民族の人々を一箇所に集めて、日本人
教育をしてしまう。更に第二次世界大戦が勃発したとき、彼らの多くを
日本のスパイとして使っていたのだ。多くの先住の人々は、ロシア政府
によって後にシベリアに送られてしまったという。

そして残った人々は、敵国であった日本に協力した民族であるとして樺
太(サハリン)から強制送還で追放されてしまう。主に網走への移住を
余儀なくされてしまったウィルタの人々は、日本で暮らし始めるのだが
当初はオロッコと呼ばれかなり蔑まされたそうだ。

しかし、彼らの人権や、彼ら独自の素晴らしい文化を守ろうという人々
が現れて、「ウィルタ協会」が設立されたという。

更に、時代の犠牲となった、樺太(サハリン)に古くから暮らしてきた、
ウィルタやニブフや樺太アイヌといった北方先住少数民族の人々の文化
を広く知ってもらおうと建てられたのが「ジャッカ・ドフニ」だ。

しかし、ウィルタ人としての誇りを持ち、日本人として同化するのでは
なく、独自の文化や自然観などを伝える役割を果たしていた、二人のウ
ィルタ人がこの世を去ってしまった。また今の時代の運営の難しさや、
関係者の高年齢化に伴い、運営は不可能と言うことで「ジャッカ・ドフ
ニ」は閉館してしまったのだ。

「もう、ジャッカ・ドフニの中にあった、展示物は見ることが出来ない
のですか?」と弦巻さんに電話で聞いてみた。

「もう、時間の問題になってしまっているのだけれど、今なら、まだギ
リギリ見せてあげることが出来るよ。それに、長年一緒に過ごしてきて
教えてもらった、彼らの自然観や信仰心なんかも、僕が伝えてあげるこ
とも出来るしね…。でも一刻も早く来てね。状況が、どんどん変わって
いるから」ということだった。

以前、弦巻さんから聞いた話では、ずっと関わってこられたウィルタの
お二人は、かなりのシャーマンだったという。きっと、行くまでそのま
まの状態を保ってくれているに違いない。

1500年前、日本にやってきた謎のオホーツク人。そして戦前戦後の混乱
期無理やり日本に連れて来られることになったウィルタの人々。

日本に深く関わりながら、日本人のほとんどの人に知られることもなく
消え行こうとする彼らのことを、私は少しでも心ある日本人に知っても
らいたいと思う。

そして出来ることならば、日本に住む残りのウィルタの人々に、今こそ
民族の誇りを取り戻してもらい、ウィルタの灯を消さないで欲しいと切
に願っている。


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【2】◇◆TEN’s占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽に読んでくださいね。

                          
今週は[タロットカード]で運勢を占ってみました。

2012年6月16日(土)〜6月22日(金)

<1月生まれ>
休息を取る時期です。急いで前に進もうとはせず、今週は気を少し抜く
ことを心がけてね。
 
<2月生まれ>
わかりやすいものばかりを求めて、本当に価値のあるものが見えない状
態ではありませんか。今週は澄んだ心の眼で物事を見てみてね。
 
<3月生まれ>
情報収集に適した一週間となりそうです。ただしズルさは禁物。気持の
よい対人関係を心がけてね。
 
<4月生まれ>
穏やかな気持ちで過ごせる一週間となりそうです。特に昔から大切にし
てきたものや、古いアルバムなどを見ると大事なことを思い出しそうで
すよ。
 
<5月生まれ>
あれこれ考えすぎて身動きが出来ない状態ではありませんか。今週はま
ず心を開いて、あなたから対話することを心がけてね。
 
<6月生まれ>
風が吹いてきています。思った以上に物事がうまく進みそうなので、今
週はいつも以上に動いてみてね。
 
<7月生まれ>
家族や友人と過ごすのに適した一週間となりそうです。今週は仕事を少
し離れてプライベートに時間を割くのがよさそうですよ。
 
<8月生まれ>
好奇心いっぱいの一週間となりそうです。楽しい気持ちで動けば幸運が
舞い込みそうですよ。
 
<9月生まれ>
精神的にゆとりのある一週間となりそうです。対人関係も好調なので新
たな人との出会いを積極的に心がけてみて。
 
<10月生まれ>
自分自身に対する自信が揺らいではいませんか。表面ばかりを取り繕お
うとすると、さらに状況は悪化しそうです。今週はあなたの中心軸を取
り戻すことに力を注いでね。
 
<11月生まれ>
慣れ親しんできたものを手放す一週間となりそうです。でも、それは次
に進むきっかけです。勇気を持って手放してみてね。
 
<12月生まれ>
周囲の人の意見に左右され、考えがしっかりまとまらない状態ではあり
ませんか。今週あなたに必要なことは「気分転換」です。新たな空気を
吸うことを忘れずにね。


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【3】◆◇緊急告知!!◆◇
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         東北復興応援ツアー

      〜復興応援手ぬぐいを持って〜
  宮古・熊野神社例大祭と三陸海岸を訪ねよう

   2012年7月21日(土)〜22日(日)
           1泊2日

         48、500円

           先着10名

         お申し込み・詳細
   http://www.office-ten.net/tohoku/t.htm

(往復・新幹線代・盛岡⇔宮古交通費・ホテル宿泊代・夕朝食代)

 *代金の一部は、宮古復興応援・手ぬぐい代となります。

    (受付期間 本日より6月24日まで)


東日本大震災後より、TENでは岩手県宮古市の熊野神社への支援を続
けてきました。
震災当時は、津波から人々を救い、また直後からは避難所ともなった熊
野神社は、まさに地元の人々の心の拠り所。

そして今も昔も漁師たちの守り神でもあります。
そんな、宮古熊野神社で震災後2度目となる祭りが行われるということ
でTENでは、祭りで使っていただく復興応援手ぬぐいを持って出向こ
うと思っています。

そこで、皆さんにもお声がけをして、復興応援ツアーを組んでお祭りを
盛り上げに行こうと計画いたしました。

また、せっかくの機会なので、宮古のおみやげ物屋さんや市場、観光名
所なども巡って、少しでも地域の復興支援のお手伝いも出来れば、と願
っています。

今だから、被災地に観光支援に行きたいと思われる方、

ぜひ、ご一緒しませんか?




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【4】◆◇募集中◆◇
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        天と大地に感謝する旅 walk 31
     
              北海道
     日本のネイティブスピリットを体感する旅

  〜アイヌの祭りとオホーツク少数民族の足跡を訪ねて〜

     2012年8月2日(木)〜8月6日(月)

            4泊5日

           118、000円(税込み)

    詳細は…http://www.office-ten.net/north/t.htm


    古来より日本では、自然の中に宿る神々と共に
    生きてきました。

    今回、TENがご案内する旅は、一般的な旅ではありません。

    日本の中のネイティブスピリットに深く触れる旅なので
    単なる観光旅行をしいた人には不向きの旅です。
    
    でも、ほとんど知られることもない
    日本と関わりの深い北方先住民族の人々の足跡を訪ねたり
    観光とは異なる、アイヌのお祭りに参加するなど

    かなりディープな旅です。
    

    直観力の優れた方、ぜひご一緒いたしましょう

    http://www.office-ten.net/north/t.htm


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【5】◆◇最終のご案内◆◇
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     満員御礼でしばらく募集していませんでしたが
    キャンセルが出たため、今回「2名」募集いたします。


           「富士山ツアー」
      
      〜道開きと山開きに立ち会う旅〜


       2012年6月30日(土)〜7月1日(日)
       東京発着 29,800円【朝・夕食付】
      
         ≪この旅のポイント!! ≫

  ★富士山頂まで登る富士登拝ではありませんので、
   体力のない方も、安心してご参加ください。

  ★開山の日、富士山五合目でご来光を拝みます
  (専用車で五合目まで移動)
  
  ★「御師(おし」と呼ばれる古くから富士山信仰を支える宿で、
   山開き神事をされる先達や行者さんたちと共の夕食を特別に
   ご用意していただきました。

◎旅の詳細は…http://www.office-ten.net/j/fuji2012/t.html 

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【6】◆◇編集後記◆◇
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ブータンツアーの感想が届きました。こちらでご覧いただけます。
http://www.office-ten.net/bhutan/report.html

それからNHKの沖縄放送局でアナウンサーをしている長女から連絡が。
来週20日(水)午後10時から放送される「探検!バクモン」スペシャル
沖縄入門 という番組に、どうやら登場するようです。
こちらもよろしければご覧ください。
                         aya
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発行者   天川 彩
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