2011/11/11━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆★☆ TEN's magazine 493号 ☆★☆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.office-ten.net
こんにちは!天川 彩です。
今日は、2011年11月11日。もの凄〜い、1並びの日ですね!
この、何ともおめでたい感じの今日。
いよいよ新しい小説「ひ、ふ、み、の空」が刷り上り、書店に並ぶ一足
前に、私の手元に届きました〜!
書籍のカバーなどは、HPのトップにあげていますので、ご覧になって
みてください。
発売日は、先週もお知らせしたように11月22日ですが、全国の大手書店
さんには、翌日以降に並ぶそうです。近くなったらまたお知らせします
が、よろしければ、その週末に本屋さんに足を運んでいただけると、あ
りがたいです♪よろしくお願いいたします。
それから、書籍の発売記念として、私のポストカード集もTEN’sシ
ョップから発売することにいたしました。
また、「天の珈琲」や冬限定の「根津・ジンジャーティ」一袋お買い上
げにつき、ポストカードを1枚差し上げる、ホットドリンクキャンペー
ンも同時開催いたします。
ただ今準備中ですので、どうぞ楽しみにお待ちください♪
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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・コラム・風の文様=================「器の音」
2・TEN占い=============「メディスンカード占い」
3・イベント情報=『アッシジ・聖フランチェスコのそばで暮らして』
4・編集後記===================「ひとりごと」
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【1】◆◇コラム・風の文様 ◆◇
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□「器の音」
人には器というものがある。
普段の生活の中で、その器が気になることは滅多にないが、何か事が起
こった時、その人の器の大きさが測り知れることがある。
「彼は、その器ではなかった」とか「器が小さい」とか。
結局、人間の器とは、様々に積み重なる出来事に、どれほど動じず受け
止めることが出来るか否かで、その大きさがわかるように思う。
ただ、他人の器については、ある程度わかったとしても、自分の器の大
きさを知るのは難しい。
先日、ある若いお坊さんと話をしていた時のこと。法事の席で小さな幼
稚園児の子どもが体育座りをして食事をしようとしていたので、正座し
て食べるよう注意すると、その子が「正座は足に悪いと幼稚園で習った
から、しない」と反論したらしい。
「僕は、その言葉や態度に、かなりカチン!ときましてね…。だから怖
い顔で睨み付けながら『そんな態度で食事を取る者は、例えお祖父さん
やお祖母さんが、ここの席にいようとも、食事をする資格はないから、
しなくてよろしい!』と怒鳴りながら説教してやったんですよ。そして
食事の間、僕がずっと睨み付けていたから、その子はシュンして、静か
に正座して食べていましたけれど、最近の子どもに、世間はどんな教育
をしているんでしょうね」と続けた。
確かに、子どもが体育座りでお膳の前に座って食べようとしていたなら、
正さなければならないだろう。しかし、せっかくの伝えたいメッセージ
も、それでは伝わらない。それどころか、その座の空気が冷え切ってし
まい、その子はお寺に行くことも、今後嫌になってしまうのではないか
とも思った。
やはり、年齢に沿った言い方や、場に合ったやり方というものがある。
器がもう少し大きければ、怒りに任せて怒鳴るのではなく、一旦、咀嚼
し、その子にどのように伝えると一番よいか、また親御さんにも、それ
なりに躾をした方がいいことを、柔らかく伝える方法を踏まえて話せた
のではないかと思う。
彼はカチンときた、と言っていたが、一体どこが鳴るのだろうか。
私は、その人の器の淵に怒りの感情がぶつかっている音ではないかと思
っている。
器が小さいと、世の中カチンとくることばかり。ムカつくというのも同
意語だろうが、収めきれないからカチンときたりムカムカしたり怒りが
混み上がってくる。器が大きく広ければ、カチンと頭にくることもなけ
れば、ムカつくこともなく、怒りそのものが無くなっていく。
逆に考えれば、カチンとくるということは、自分の器がそこまでだった
と知ることにもなる。
器は、広く大きくしようと努力しなければ、いつまでも小さなままだ。
年齢が重なっているから、人間としての器が大きくなっているかといえ
ば、そうではない。小さな器のまま年寄りになってしまう人も大勢いる。
少しでも、広く大きな器の人間になりたいならば、努力しなければ、器
は絶対に大きく広がりはしない。
そして、器を広げることは本当に難しい。自分の利、自分の幸せばかり
を求めていた心を、他人の利、他人の幸せも考えられる心に切り替える
のは、並み大抵のことではない。また、わかっていると思っていたこと
が実はわかっていなかったと知ることや、自分の欠点を認め、直してい
くことも、並大抵なことではない。そんな、並大抵のことではないこと
の積み重ねでしか、器は広がりも大きくもならない。しかし表現を変え
れば、自分の努力があれば、確実に器は大きく広がっていくのだ。
更にいうなら、一度大きくなった器は、狭く小さく戻ることは無い。
今まで受け入れられなかったこと、許せなかったことが、自然と受け入
れることが出来た時、初めて、器は確実に広がっているといえるだろう。
そして、どんなことにもカチンと来ることが全く無くなった時、その人
の器は測り知れぬほど大きく広がっているのかもしれない。
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【2】◇◆TEN’s占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽にお遊びとして楽しんでくださいね。
今週は[メディスンカード]で運勢を占ってみました。
2011年11月12日(土)〜11月18日(金)あなたの運勢
<1月生まれ>
あなた自身の、本来のパワーを忘れてはいませんか。次の段階に移る時
が近づいているようです。高い理想を忘れずにね。
<2月生まれ>
あれこれと考えがまとまらず、迷ってはいませんか。今週あなたに必要
なことは「静寂」です。静かに自分を見つめる時間を持ってね。
<3月生まれ>
変わってゆくことに恐れをなして、行動をセーブしてはいませんか。今
週は、自由に動く心地よさを取り戻してみてね。
<4月生まれ>
目先のことばかりに囚われて、全体を見渡すことを忘れてはいませんか
。今週は肩の力を抜いて、まずはリラックスすることを心がけて。
<5月生まれ>
何もかもが手に負えなくなるように感じて、焦ってはいませんか。今週
あなたに必要なのは、いったん立ち止まることです。きっと新しい視点
が開けてくるはずですよ。
<6月生まれ>
今のままではいけないと変化を望んでいるのならば、まずは行動してみ
ましょう。頭で考えているだけでは何も変わりませんよ。
<7月生まれ>
自分自身に嘘をついて、怠けていることはありませんか。あなたのパワ
ーを取り戻すためには、自分自身への信頼感を取り戻すことです。
<8月生まれ>
日々の生活に終われ、周囲の人への気配りを忘れてはいませんか。寂し
い思いをしている人がいるかもしれません。今週は、大切な人との時間
をいつも以上に取るよう心がけてね。
<9月生まれ>
必死に走りすぎていて、体がクタクタになってはいませんか。今週は十
分な休養を取ることを第一に心がけてね。
<10月生まれ>
新たなものを作り出すのに適した一週間です。新しい人間関係や、新た
な絵画制作など、何かをスタートさせるとよさそうですよ。
<11月生まれ>
不必要なものを手放せず握り締めてはいませんか。今週、勇気を持って
手放してみてください。きっと持たないことの心地よさを感じるはずで
すよ。
<12月生まれ>
周囲の人や、自分自身への信頼感を失ってはいませんか。今週は「素直
になる」がテーマです。まずは、清々しいあなたを取り戻してね。
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【3】◇◆最新イベント◆◇
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<<サプライズ企画>>
『アッシジ・聖フランチェスコのそばで暮らして』
〜太陽も水も動植物も、そして私たちもすべてが尊い〜
聖フランチェスコに学びながら生きる
日時:2011年11月22日(火) 19時30分〜
会場:ムーブ町屋4F ハイビジョンルーム
料金:1500円(前売り) 当日は2000円
お話:澤田 高さん (イタリア・アッシジ在住)
イタリア日本友好センター代表
聞き手:天川 彩
お申し込み・詳細は…
http://www.office-ten.net/assisi/top.htm
イタリア中部にある聖地アッシジ。そこは13世紀、小鳥と会話できる
ほど、生きるとし生けるもの全てを愛した「聖フランチェスコ」の街
として知られています。人生の半分は贅沢三昧に暮らしながらも、神
の啓示を受け、人として尊い生き様の実践者となった聖フランチェス
コは、心と向き合い生きることの真の豊かさを、今も私たちに伝え続
けてくれています。
そんなアッシジに長年暮らしている日本人が澤田高先生です。澤田先
生は、牧師様として、また理学療法士として、アッシジで世界中の方
々の心と体をみていらっしゃる方です。
TENでアッシジに行った折には、澤田先生に聖フランチェスコが過
ごした場所などご案内いただき、貴重なお話を沢山伺いました。
そんな澤田先生が、日本に一時帰国されることになりました。
一時帰国されている間に、皆さんにも貴重なお話をしていただけない
か、お願いしたところ、快く承諾してくださいました。
今、日本では原発事故という未曾有の環境破壊を体験し、改めて、私
たちはどのような暮らしを選択していくべきなのかが問われています。
聖フランチェスコに関するお話を澤田先生から伺い、何かを受け取っ
ていただけましたら幸いです。
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【4】◆◇編集後記◆◇
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急に寒くなってきて、コタツやらセーターやらが、ほんの少し恋しくな
ってきた。でも、一度、ヌクヌクとした温かさを体感したら、もう冬が
終わるまで手放せなくなる。本格的な冬の到来まで、もう少し頼らず頑
張ろうかな。
aya
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