2011/11/04━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   ☆★☆ TEN's magazine 492号  ☆★☆ 
  
━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.office-ten.net

こんにちは!天川 彩です。

気がつけば、今年も後2ヶ月を切ったのですね。本当に月日は早く通り
過ぎるように感じます。

私は先週の金曜日から昨夜遅くまで、一週間ほど関西に滞在していまし
た。前半は巨石ツアー、後半は高野山というまさに、動と静の時間でし
たが、両方とも心地よい時間でした。

巨石ツアーに関しては、初日は大阪と奈良と三重と京都の間にあたる二
箇所の巨石群へ、翌日は六甲山系にある巨石群へと、二日間にわけてご
案内しましたが、どの巨石群も信仰と深く関わってきた場ということが
肌で感じてもらえたのではないかと思います。

また、今週の月曜日から木曜日までは高野山で過ごしていたのですが、
メインの目的は、ダライラマ法王からの二日間にかけてのご灌頂でした。
その前後にも講演会があったので、合計四日間。久しぶりに高野山でゆ
っくり過ごしてきました。

ご灌頂とは、仏菩薩の智慧を大阿闍梨(だいあじゃり)から直接授けて
いただく密教の大切な儀式のことです。今回は高野山大学125周年の
特別事業として、ダライラマ法王による金剛界マンダラ灌頂というもの
が特別に行われ、それに参加させていただいたのですが、日本の密教の
聖地でチベット密教によるご灌頂という密儀の機会を得ることが出来て
本当に有難かったです。

また、本灌頂の日の早朝、奥の院でお釈迦様や空海さんと、改めて深い
深いご縁をいただいたような不思議な出来事も起こり、揺らぐことなく
菩薩行を精進していこうと固く心に誓う、いい機会ともなりました。

昨日深夜に東京に戻り、今朝、会社に来てメールを開くと、PHP出版
の編集担当の方から、正式な書籍の出版日が11月22日に決まったと
いう知らせが届いていました♪大きな書店には並ぶと思います。お近く
の書店に無い場合は、リクエストしていただくか、アマゾンなどでも購
入していただくことが出来ますし、TENでも希望の方には、お名前を
入れ、私のサインつき(いらないかな(笑))で販売いたします。

また、11月22日というと、ちょうどTENで久しぶりにイベントを
行う日ですので、そちらの会場にも持って行きたいと思っています。

よろしければ、皆さんイベント会場へも是非お越しください。

お待ちしておりま〜す♪


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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・コラム・風の文様=======「一人の良き人間として生きる」
2・TEN占い==============「タロットカード占い」
3・イベント情報=『アッシジ・聖フランチェスコのそばで暮らして』
4・TEN’sショップ===「ヴェネチアンガラス・アクセサリー」
5・編集後記===================「ひとりごと」
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【1】◆◇コラム・風の文様 ◆◇
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□「一人の良き人間として生きる」

ダライラマ法王に、若き僧侶が、
「多くの人々が生き方に悩み、心の病が急増している現代、どうやって
人を導き、接していけばよいのでしょうか」と質問した。

法王は「一人の良き人間として生きなさい」と言われた。それは、ただ
祈ることではなく、自らが「仏」となる決意をして、それを実践し、仏
となったその姿を見せていくことでしかない、と続けられた。

「仏」となる。
人が亡くなったとき、成仏するという言葉が使われるが、生きながらに
して仏となるのは難しい。まずは仏になろうとする心、いわゆる菩提心
というものを持ち、その次には実践して、悟りの境地に達する必要があ
る。迷いの無い心となることも、真理をはっきり理解することも、かな
り至難の業だが、誰しも出来ないことはない。

そのためには、まず一番初めに、自分の心の中をしっかりと観察するこ
とから始め、そして心の中の汚れている部分を細かく観察して見つけ出
すことが肝心だ。他者の欠点、他者の心の汚れには誰しも敏感になる。

しかし自らの心の汚れ(嫉妬や執着、不平不満を抱いたり、怒りや怠慢、
ズルさなど)には気づきにくい。いや自分は無いと思っている人も多い。

ただ、完全なる心の平和が無い限り、どこかに汚れがあるのだ。自分の
心の平和を乱すのは、他者のせいだと思っている人は、いつまで経って
も心の平和は訪れない。些細なことであっても、大きなことであっても
不平不満を感じることがあったとしたら、それは自分の心の汚れなのだ。

他者には他者なりの問題があるだろうが、自分の問題ではない。自分に
とっての問題は、自分の中に、なぜ心のイラツキが生じるのか。それを
徹底分析してみることだ。

心の汚れが何なのかを徹底分析した結果でわかったならば、後は、一つ
ずつ根気強く、消滅させていけばいい。また芽生えてきたなら、完全に
根元が消えるまで徹底して向き合えばいい。

そうやって、心の中に汚れが何一つ無くなったとき、宇宙の法則ともい
えるような絶対なる真理が見えてくるように私は思う。

少し難しい仏教用語になるが、三昧耶戒(さんまやかい)というものが
ある。

悟りの境地を学び続ける無限の向上心を「勝義心」(しょうぎしん)と
いい、他のために、ならずにはいられない利他の心、慈悲の心を「行願
心」(ぎょうがんしん)といい、仏と衆生と自分が一体であり、仏の心
になりきることを三摩地心(さんまじしん)という。

そういう行為すべてが出来たとき、人は仏になり、同時に一人の良き隣
人となるのではないだろうか。


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【2】◇◆TEN’s占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽にお遊びとして楽しんでくださいね。
                          
今週は[タロットカード]で運勢を占ってみました。

2011年11月5日(土)〜11月11日(金)あなたの運勢

<1月生まれ> 
新しい出来事が始まってゆく一週間となりそうです。今はまだ種蒔きの
時期であったり、芽吹き始めたばかりの時期ですので、丁寧に扱うこと
が大切ですよ。 

<2月生まれ> 
積極的に動く一週間となりそうですが、自信過剰になったり、思い込み
が強くなるかもしれません。今週は冷静さを心がけてね。 

<3月生まれ> 
居心地のいい状態に慣れすぎて、何事も面倒臭くなってはいませんか。
変化が必要だと思うならば、動かなければ何も始まりませんよ。 

<4月生まれ> 
先への見通しが悪く、暗中模索の状態ではありませんか。今はしばらく
状況を見る時期なのかもしれません。時を待てばやがて霧は晴れてきま
すよ。 

<5月生まれ> 
思いがけない嬉しいニュースが飛び込んできそうです。今週は素直にな
ることが肝心ですよ。 

<6月生まれ> 
常識という枠に囚われすぎて、自分の心に嘘をついてはいませんか。今
週は、自由に発想することの大切さを思い出してね。 

<7月生まれ> 
人の意見に左右され、意見がコロコロ変わってしまうかもしれません。
今週は、あなたの考えに基づいて計画を練ることを心がけてみてね。 

<8月生まれ> 
フットワークが軽く、いつも以上に動ける一週間となりそうです。ただ、
他者への関心はほどほどに。 

<9月生まれ> 
想像もしていなかった出来事に遭遇するかもしれません。今週はどんな
ことにも動じない、柔軟な心構えを持っていてね。 

<10月生まれ> 
穏やかな日々が続きそうです。ただ、同じことの繰り返しでマンネリ気
味になり、何の成長もないようならば、あなた自身で喝を入れる必要が
あるかもしれません。 

<11月生まれ> 
必要だと思うことがあるのに、実行に移さないままほったらかしにして
いることがありませんか。今週はまず、動くことが大切です。 

<12月生まれ> 
理想と現実にズレが生じているかもしれません。理想に近づくためには、
現実的な努力があることを忘れずにね。


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【3】◇◆最新イベント◆◇
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        <<サプライズ企画>>

   『アッシジ・聖フランチェスコのそばで暮らして』
 
  〜太陽も水も動植物も、そして私たちもすべてが尊い〜
      聖フランチェスコに学びながら生きる

     日時:2011年11月22日(火) 19時30分〜
     会場:ムーブ町屋4F ハイビジョンルーム
     料金:1500円(前売り) 当日は2000円

     お話:澤田 高さん (イタリア・アッシジ在住)
           イタリア日本友好センター代表

     聞き手:天川 彩


     お申し込み・詳細は…
      http://www.office-ten.net/assisi/top.htm


イタリア中部にある聖地アッシジ。そこは13世紀、小鳥と会話できる
ほど、生きるとし生けるもの全てを愛した「聖フランチェスコ」の街
として知られています。人生の半分は贅沢三昧に暮らしながらも、神
の啓示を受け、人として尊い生き様の実践者となった聖フランチェス
コは、心と向き合い生きることの真の豊かさを、今も私たちに伝え続
けてくれています。

そんなアッシジに長年暮らしている日本人が澤田高先生です。澤田先
生は、牧師様として、また理学療法士として、アッシジで世界中の方
々の心と体をみていらっしゃる方です。
TENでアッシジに行った折には、澤田先生に聖フランチェスコが過
ごした場所などご案内いただき、貴重なお話を沢山伺いました。

そんな澤田先生が、日本に一時帰国されることになりました。
一時帰国されている間に、皆さんにも貴重なお話をしていただけない
か、お願いしたところ、快く承諾してくださいました。

今、日本では原発事故という未曾有の環境破壊を体験し、改めて、私
たちはどのような暮らしを選択していくべきなのかが問われています。
聖フランチェスコに関するお話を澤田先生から伺い、何かを受け取っ
ていただけましたら幸いです。


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【4】◇◆TEN’sショップ◆◇
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     …◆□◆…●◇●…◆◇●…◆□◆…●◇●…

       水の都ヴェネチア「ムラーノ島」から
          ガラス職人の技が輝く
      〜ヴェネチアン・ガラスアクセサリー〜

     …◆□◆…●◇●…◆◇●…◆□◆…●◇●…

         可憐でお洒落なネックレスや
         腕が綺麗に見えるブレスレットなど
         
  本物志向のヴェネチアンガラスのアクセサリーがやって来ました。

      *合計1万円以上ご購入の方は送料サービス。

   <一例>
       「ヴェネチアン・ガラスブレスレット:水色」
                2,800円 
     美しい水色のヴェネチアン・ガラスと留め金の飾りが部分が
     アクセントになっています。
             
    詳しいページは
      http://www.office-ten.net/shop/vene/top.htm  
  
 水の都ヴェネチア。中でも有名なのは千年以上も続く美しいガラス工
芸品の数々です。熟練したガラス職人が、伝統的な手法を守りながら手
作りされたヴェネチアンガラスは、世界中の人々を魅了し続けてきまし
た。これらは全てヴェネチア本島から船で渡った小さな島「ムラーノ島
」で作られたもので、別名「ムラーノガラス」とも呼ばれています。

 ヴェネチアンガラスの特徴は、カラフルな色合いと暖かみのある風合
い。これは、鉛を使わないソーダ石灰ガラスで作られている為で、あり
とあらゆる色が作り出せるといわれています。特にイタリアらしい豊富
なデザインのヴェネチアンビーズ(細工ガラス玉)のアクセサリーは、
可憐であったり大胆であったり。透明な輝きとポップな色合いは、大人
の女性を可愛らしくまた上品に引き立ててくれるようです。

 今回、TEN’sショップでは、ムラーノ島まで渡り、直接、ガラス
職人たちが作った美しいヴェネチアンビーズのアクセサリーを選んでき
ました。

 ヴェネチアの独自の風土や文化の中で生まれた、本物のヴェネチアン
ガラスのアクセサリーは、シンプルなドレスやブラウス、セーターなど
に合わせると、より美しさが際立ちます。

お気に入りのものがありましたら、是非、お手元に一ついかがですか?
   http://www.office-ten.net/shop/vene/top.htm

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【5】◆◇編集後記◆◇
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今週末、ダライラマ法王は、仙台と福島に行かれて、直接、被災者の方
々に向かって「苦しみを乗り越え、困難に打ち勝つ力」についてお話を
されるとのこと。多くの人々を救う力がある法王様。本当に現代に生き
る聖人なのだと、つくづく思う。

                      aya
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