2011/10/21━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆★☆ TEN's magazine 490号 ☆★☆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.office-ten.net
こんにちは!天川 彩です。
ただいま〜!!イタリアから戻ってきました。
皆さん、お変わりありませんか?2週間ぶりのメルマガです。
ミラノ、ヴェネチア、フィレンツェ、アッシジ、ローマと駆け巡ってき
ました。連日お天気にも恵まれ、それぞれの都市で素晴らしい時間を過
ごすことができましたが、個人的に特に印象深かったのがアッシジとヴ
ェネチアです。
アッシジは、今からおよそ800年前、森羅万象全ては私たちと兄弟姉
妹であると説いた聖フランチェスコの町として有名ですが、まさに全て
の中心がフランチェスコにあるといっても過言ではないところでした。
十数年、敬愛し続けてきたので、行ってみたいと思っていた場所が何箇
所もあったのですが、どこもアッシジの丘の中心からはかなり離れてい
るので、せいぜい行けて一箇所かな、と思っていたのですが…。
天の計らいか、フランチェスコのお導きか…。
牧師様としてまた医療従事者として、アッシジに40年近く在住し、地
域の方々に愛されている日本人、澤田高さんとお目にかかることが出来
ました。澤田先生は、私たちが滞在中、可能な限り時間を作ってくださ
り、色々な話をしてくださった上に、フランチェスコゆかりの場所のほ
とんどをご案内してくださったのです。
本当に有難すぎて、言葉もありませんでした。
澤田先生のお話によると、時折日本に帰国されることもあるとのことで
した。今度、帰国された折には、是非、アッシジや聖フランチェスコに
ついて、TENのイベントでお話をしていただけないかとお願いしてみ
たところ、快く承諾してくださいました。
いつか、実現した日には、ぜひぜひ、皆さんいらしてくださいね〜。
それから、ヴェネチアでは仮面舞踏会の仮面を作っている工房のイタリ
ア人女性と知り合うことができました。親子代々、仮面作りをされてい
るそうで、今は娘さんも立派な仮面アーティストになっているようです。
また、ヴェネチアといえば何といってもガラス工芸品。ヴェネチアのガ
ラス製品は、ヴェネチア本島から少し離れたムラーノ島という島で全て
作られている…ということで、ムラーノ島へ渡ってみました。
ヴェネチアンガラスの歴史は、はるかローマ時代から受け継がれている
らしく、その島の住人たちは全てガラス職人やガラス工房の人たちだけ。
案内してくださった女性の義理のお父様も、ムラーノ島でガラスのマエ
ストロ(職人親方)をしていたそうで、顔なじみの工房などに連れて行
ってもらいました。
やはり伝統文化に触れるのは、本当に楽しいものです。
他にも、いろいろ目白押しでイタリア文化に触れてきました。帰国後直
ぐに、ブログに写真つきで報告しようと思っていましたが、日本に戻っ
た翌日から、なぜか酷い風邪にかかってしまい…まだ出来ていません。
これから少しずつでもブログにアップしていこうと思っています。
皆さん、時折、ブログも見にきてみてくださいね。
で…
そのムラーノ島で、キュートで上品な、ヴェネチアンガラスのアクセサ
リーを見つけてきました。今日からTEN’sショップの「セレクトの
森」で販売しています。どれも手作り一点ものなので、売り切れ次第、
終了です。
とにかく、どれもこれも可愛いですので、是非、早めにHPでチェック
してみてくださいね。
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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・コラム・風の文様==========「ミケラン・シェロと娘」
2・TEN占い=============「メディスンカード占い」
3・TEN’sショップ===「ヴェネチアンガラス・アクセサリー」
4・編集後記===================「ひとりごと」
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【1】◆◇コラム・風の文様 ◆◇
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□「ミケラン・ジェロと娘」
我が家の次女は、小さな頃から絵画や造形美術が好きで、高校三年の夏、
突如、喜劇女優になる夢を抱くまでは、ずっと芸術家になることを夢見
ていた。
大学卒業後、念願の劇団に入れてもらったまでは良かったのだが、所属
したからといって何かが始まるわけではなかった。結局は、道は自分で
切り開かなければならないという厳しい世界のようだった。
彼女は、一人芝居に挑戦しようと題材集めをし始めた。
そして目をつけたのが、ミケラン・ジェロ。
大学の西洋美術史の中で学んだミケランジェロの絵画「最後の審判」の
世界をパロディにしようと思いついたらしい。
私には、彼女が何を考えているのか理解不能だったが、それから連日連
夜、彼女はミケラン・ジェロと向き合っていた。
ある日、私がイタリアツアーの話をすると「システィーナ礼拝堂にも行
くの?」と聞いてきた。
最初は、正直なところ、その礼拝堂が何処にあるのかもわからなかった
が、バチカン美術館の中にあるとわかり、更には娘が最も見たいと言っ
ていた絵画「最後の審判」があるということもわかった。
そして、同じシスティーナ礼拝堂には「天地創造」と言う天井画がある
ことも教えてくれた。
娘は、その日からイタリアに行く私に、ミケラン・ジェロについて様々
なことを講義してくれるようになった。私は少しずつミケラン・ジェロ
の歴史や作品を学び、実際にイタリアで彼の作品を目にすることが出来
ることが楽しみになってきた。と、同時に次女をイタリアに一緒に連れ
て行ってあげることが出来たら、どれほど喜ぶだろうとも思うようにな
った。しかし、彼女がかなりの金欠状態であることは、母親の私が一番
良く知っていたし、私の懐具合も娘はよくわかっていた。
イタリア出発2週間前、急に参加申込者が一名行けなくなったと連絡が
入った。様々な手続きを取らなくてはならなくなったが、ふと、もしか
すると次女は行けるのではないだろうか、と思った。
私は、ダメもとで夫に娘へ旅費を貸してあげることは出来ないか相談し
てみた。夫も日ごろの次女の思いは知っていたので、承諾してくれるこ
とになった。
そんな訳で、急遽、次女もイタリアへ行けることになった。
あっという間にイタリアへ向かう日がやってきて、同じようにあっとい
う間にイタリアの旅も終盤になった。最終目的地、バチカン市国のシス
ティーナ礼拝堂へと向かう道の途中で、絵画のパネルが何枚も中庭に用
意されていた。多分、それはガイドさんが絵画の説明をするために用意
されているもののようだった。私たちは、急遽、絵画の講師となった次
女の説明を受けた。
バチカンという最高権威の力に、絵画の力で異議申し立てをしていくミ
ケラン・ジェロ。その芸術家の魂や思いは、今も色鮮やかにそこに残っ
ていた。私たちは次女から説明を受けた順に絵画を見ていたが、娘は、
絵画のすぐそばまで行き、何時間も飽きることなく礼拝堂の絵画を見続
けていた。
そして、バチカンに行ったのなら、ローマ・カトリック教会の総本山、
サン・ピエトロ大聖堂にも行かなければ…ということで向かった。
入り口には、ミケラン・ジェロが23歳の時に彫ったピエタがあった。
ピエタとは、亡くなったキリストが十字架から降ろされて、聖母マリア
に抱かれている姿の像のことだ。これまでにも幾多の芸術家たちが、ピ
エタを製作してきたようだが、ミケラン・ジェロが23歳で彫ったピエ
タを越す彫刻以上のものは無いとされている。
娘も今、23歳。
イタリアから戻った後、一人机に向かって、何かを書き続けている。
新たな作品作りをしているのか、それとも、ミケラン・ジェロの作品を
パロディ化したものを更に掘り下げ作っているのか。はたまた友人知人
にメールを書き続けているのか。それはわからない。
しかし、確実にミケラン・ジェロから何かを受け取ってきたことだけ
はわかる。
娘の一人芝居が、どんな作品に仕上がっていくのか、私は密かに楽しみ
にしている。
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【2】◇◆TEN’s占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽にお遊びとして楽しんでくださいね。
2週間分[メディスンカード]で運勢を占ってみました。
2011年10月22日(土)〜10月28日(金)あなたの運勢
<1月生まれ>
ストレスを溜め込んでは、誰かにそれを吐き出してはいませんか。今週
はできる限り、あなた自身のストレス源を自分で見つけ出し、解決する
方法を探ってみてね。
<2月生まれ>
周囲の人に影響されて意地悪な考え方に流されそうになってはいません
か。今週はあなた本来の優しさを取り戻してね。
<3月生まれ>
今週は自分自身に素直になれる一週間となりそうです。あなた自身の長
所も短所もしっかりと見極めることができそうですよ。
<4月生まれ>
ゆとりのないスケジュールで身体が疲れきってはいませんか。今週あな
たに必要なことは休息です。身体も心も休ませることを優先課題にして
ね。
<5月生まれ>
視覚で見えるもの以外を信じられなくなってはいませんか。今週あなた
に必要なことは「夢」に現れるかもしれません。目に見えなくても感性
で捉える力を思い出してね。
<6月生まれ>
直観力が冴える一週間となりそうです。心の赴くまま動いていると、思
いがけない出会いがあるかもしれませんよ。
<7月生まれ>
何かが成功したとしても、周囲への感謝を忘れていると、その喜びはす
ぐに消えてしまうかもしれません。今週は周囲の人々あってのあなたで
あることを思い出してね。
<8月生まれ>
あなた自身の力を忘れ、自信を失った状態ではありませんか。今週はま
ず、あなた自身を肯定することを思い出してね。
<9月生まれ>
何かがうまくいかないとき、周囲にその要因を求めてはいませんか。今
週はあるがままを受け入れることを取り戻してね。
<10月生まれ>
判断が鈍ってはいませんか。今週は決断する勇気を持ってね。まずは行
動することが大切ですよ。
<11月生まれ>
物事に否定的になってはいませんか。もしそうなっていたとしたら、疲
れを取ることが優先課題です。少し休んだら、またパワーが蘇りますよ。
<12月生まれ>
目指すことを達成させたいのであれば、今はあれこれ焦らずに静観して
いることが必要かもしれません。「沈黙は金」ですよ。
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【3】◇◆TEN’sショップ◆◇
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水の都ヴェネチア「ムラーノ島」から
ガラス職人の技が輝く
〜 ヴェネチアン*ガラスアクセサリー 〜
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可憐でお洒落なネックレスや
腕が綺麗に見えるブレスレットなど
本物志向のヴェネチアンガラスのアクセサリーがやって来ました。
*合計1万円以上ご購入の方は送料サービス。
<一例>
「ヴェネチアン・ガラスブレスレット:水色」
2,800円
美しい水色のヴェネチアン・ガラスと留め金の飾りが部分が
アクセントになっています。
詳しいページは
http://www.office-ten.net/shop/vene/top.htm
水の都ヴェネチア。中でも有名なのは千年以上も続く美しいガラス工
芸品の数々です。熟練したガラス職人が、伝統的な手法を守りながら手
作りされたヴェネチアンガラスは、世界中の人々を魅了し続けてきまし
た。これらは全てヴェネチア本島から船で渡った小さな島「ムラーノ島」
で作られたもので、別名「ムラーノガラス」とも呼ばれています。
ヴェネチアンガラスの特徴は、カラフルな色合いと暖かみのある風合
い。これは、鉛を使わないソーダ石灰ガラスで作られている為で、あり
とあらゆる色が作り出せるといわれています。特にイタリアらしい豊富
なデザインのヴェネチアンビーズ(細工ガラス玉)のアクセサリーは、
可憐であったり大胆であったり。透明な輝きとポップな色合いは、大人
の女性を可愛らしくまた上品に引き立ててくれるようです。
今回、TEN’sショップでは、ムラーノ島まで渡り、直接、ガラス
職人たちが作った美しいヴェネチアンビーズのアクセサリーを選んでき
ました。
ヴェネチアの独自の風土や文化の中で生まれた、本物のヴェネチアン
ガラスのアクセサリーは、シンプルなドレスやブラウス、セーターなど
に合わせると、より美しさが際立ちます。
お気に入りのものがありましたら、是非、お手元に一ついかがですか?
http://www.office-ten.net/shop/vene/top.htm
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【4】◆◇編集後記◆◇
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スタッフのアキちゃんが、一昨日、仕事を早退して銀座で開催中の影絵
の藤代清治さんのトークショーと展覧会に行った。夜、アキちゃんから
「出会っちゃいました〜」と文字の横に星が散りばめられた添付メール
が届いた。いよいよ展覧会で素敵な異性と巡りあったのかな?と思いつ
つ、添付写真を開くと、なんと…影絵で製作された聖フランチェスコの
姿が。何でも、十年がかりで聖フランチェスコの生涯の作品を作られて
いるのだとか。そこには「今の時代、最も多くの人に知ってもらいたい
のが、聖フランチェスコです…」と文章が綴られていたそうで、来年出
版される本の原画も展示してあるという。
http://www.kyobunkwan.co.jp/blog/archives/1413
「藤城清治 光と影展」10月22日(土)まで銀座文教館で。
aya
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