2011/09/09━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   ☆★☆ TEN's magazine 485号  ☆★☆ 
  
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こんにちは!天川 彩です。

今年は、本当に驚くべきことの連続で…。
皆さんニュースなどで既にご存知かとは思いますが、紀伊半島南半部が
先週の台風12号により甚大な被害を受けてしまいました。

紀伊半島南半部といえば、天河神社や熊野三山など私にとっても故郷と
もいえるような場所。少しずつ、友人知人に連絡が取れ始め、被害状況
が分かってきましたが、分かれば分かるほど悲しみが増してきます。

神様は、どうして東北の沿岸部や紀伊半島の山奥で静かに謙虚に暮らし
ている人々ばかりに、こんな辛い思いをさせているのでしょうね。
今は、少しでも状況がよくなるように、毎日お祈りするばかりです。

そんな訳で、今日はコラムのかわりに、般若心経とその意訳を書くこと
にします。

この般若心経は、私が敬愛する玄奘三蔵が翻訳したもので、意訳は以前、
天河神社で何かの折にいただいた紙に記してあったものです。

ただ、意訳はあくまでも、参考程度に留めてください。

本当の般若心経の意味は、何百、何千、何万回と唱えているうちに、
それぞれの中に、真理として自然と受け取れるものである、と教えても
らったことがあります。私は、まだ何千回も増してや何万回も唱えてい
ないので、まだ意味を自然に受け取った、とはいえませんが、漠然とは
理解してきたように感じています。

それにしても、般若心経を読経や写経することは幾多とありましたが、
このようにパソコンで打ったのは初めてだったので、新鮮でした。

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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・智慧の真理の言葉===========「般若心経とその意訳」
2・TEN占い==============「タロットカード占い」
3・にっぽん探求塾の旅============「巨石巡りツアー」
4・編集後記===================「ひとりごと」
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【1】◆◇ お釈迦様の言葉 ◆◇
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□「般若心経とその意訳」


 摩訶般若波羅蜜多心経

観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 度一
切苦厄 舎利子 色不異空 空不異色 色即是空 空即
是色 受想行識 亦復如是 舎利子 是諸法空相 不生
不滅 不垢不浄 不増不減 是故空中 無色無受想行識
無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法 無眼界乃至無意識界
無無明 亦無無明尽 乃至無老死 亦無老死尽 無苦集
滅道 無智亦無得 以無所得故 菩提薩? 依般若波羅
蜜多故 心無?礙 無?礙故 無有恐怖 遠離一切?倒

夢想 究竟涅槃 三世諸仏 依般若波羅蜜多故 得阿耨
多羅三藐三菩提 故知般若波羅蜜多 是大神呪 是大明
呪 是無上呪 是無等等呪 能除一切苦 真実不虚故
説般若波羅蜜多呪 即説呪日  
羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提娑婆訶
般若心経



<意訳>

 偉大なる智慧の真理を把握する肝心な教え


真理を観る心の開けた悟りの人は、その深い智慧に依って、肉体も精神
作用もすべて空無であると達観して、一切の苦しみや災厄から免れる。

諸子よ、肉体は、すなわち無である。

感覚や、想念や、意欲や、或いは自我というような精神作用もまた無で
ある。

諸子よ、すべてが空無であるということは、それらが生ずるものでもな
く、滅するものでもなく、垢れもせず、浄くもならず、増しもせず、減
りもしないということである。

だから無空の世界には、肉体も、感覚も、想念も、意欲も、自我も、目
も、耳も、鼻も、舌も、身も、意も、色も、声も、香りも、味も、触れ
るものも、思うことも、見る世界も、かつて経験した世界も、盲目的本
能も、本能の尽きることも、老死も、老死の尽きることも、苦悩も、愛
執も、安心も、修行も、知ることも、得ることもないのである。

真理を求める悟りの士は、このような徹底した智慧に依って、心に一切
のこだわりをもっていない。

こだわりがないから、恐怖が無い。恐怖が無いから、あらゆる迷妄邪悪
な観念から離れて、永遠にして聖楽なる境地が得られるのである。

過去も、現在も、未来も、いつの世の自覚者も、この偉大なる智慧に依
ってのみ、その荘厳な普遍的自覚を得られるのである。

だから、この偉大なる智慧こそ、最も神秘的な呪文であり、暗黒を照破
する呪文であり、地上最高の呪文であり、世に比類なき呪文である。
この呪文は、真実にして虚妄なく、世の一切の苦難を除くものである。

では、その偉大なる智慧の呪文を説こう。知るのだ。行じるのだ。知行
合一したところに本当のものがあるのだ。


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【2】◇◆TEN’s占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽にお遊びとして楽しんでくださいね。
                          
今週は[タロットカード]で運勢を占ってみました。

2011年9月10日(土)〜9月16日(金)あなたの運勢

<1月生まれ>
行動的な一週間となりそうです。頭の回転も、フットワークも軽くなっ
ているときなので、いつも以上に動いてみてください。
 
<2月生まれ>
目の前のものを欲しがりすぎて、身勝手な行動をとってはいませんか。
今週は自分の行動を冷静に見てみてね。
 
<3月生まれ>
素直な気持ちで過ごせる一週間となりそうです。気持ちも安定している
ので、対人関係はよさそうですよ。
 
<4月生まれ>
ひとつのことばかり考えて、他のことがおろそかになってはいませんか。
今週はできる限り気分転換を図ってみてね。
 
<5月生まれ>
失敗することを恐れて前に進めない状態ではありませんか。対人関係で
トラブルがある人は、まずはそこを解消する努力を。
 
<6月生まれ>
自分の考えに執着して、他人の意見に耳を貸さない状態が続いてはいま
せんか。今週あなたに必要なことは、穏やかさです。怒りっぽくなって
いると損をしますよ。
 
<7月生まれ>
目の前のことに一生懸命になるのは大事なことですが、根を詰めすぎる
と余裕がなくなるかもしれません。今週は肩の力を抜く努力を。
 
<8月生まれ>
喜びごとが目の前までやって来ているようです。最後の一歩はあなたの
方から歩み寄ってみてね。
 
<9月生まれ>
変化の時がやって来ているようです。今まで諦めていたことも、再チャ
レンジしてみると、良い結果が生まれるかもしれませんよ。
 
<10月生まれ>
自分に対する自信が揺らいではいませんか。表面的な付き合いに甘んじ
ることなく、深い部分での繋がりを思い出してね。
 
<11月生まれ>
気持ちにゆとりのある一週間となりそうです。今まで難しいと思ってい
たことも、今週ならば臨機応変に対処できそうですよ。
 
<12月生まれ>
目の前にある輝かしいものに気持ちが惑わされ、本当に価値あるものを
見落としているかもしれません。今週はしっかりと心の目を見開いて見
てみてね。



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【3】◆◇ にっぽん探求塾の旅 ◆◇
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          <にっぽん探求塾の旅>

               募集中!

   ●◎●□●◎●『 巨石巡りツアー 』●◎●□●◎●

        〜太古から今に吹く風を感じて〜

       2011年10月29日(土)〜10月30日(日)

             1泊2日 
           
           23、800円(塾生料金)

           大阪駅集合解散
           
           募集人員 15名

       定員に達し次第、締め切りいたします
         (最低催行人員 8名)

         *一般 27、800円
    
       http://www.office-ten.net/kyoseki/top.htm 

   10月29日 11時大阪駅集合 10月30日17時大阪駅解散
   (宿泊代、夕朝食代、移動交通費、ガイド代込み)

 日本では、古来から人間の力が及ばないところや、山や滝、海や巨木
など、圧倒的な力を放つ自然の造詣物に畏怖の念を抱いてきました。中
でも、巨石は大切な祭祀場とされ、磐座(イワクラ)と呼ばれてきまし
た。
 巨石信仰は、旧石器時代から始まっているともいわれ、現在も磐座が
ご神体となっている神社が各地に存在しています。しかし、古代の大き
な祭祀場と考えられている巨石群の多くは、今は奉られることもなく存
在すら忘れ去られ、ひっそりと山の中などに佇むばかりとなっています


 そこで、TENでは今回、日本人の祈りの場の原点のような巨石群を
二日間に渡り巡るツアーを企画いたしました。
 巨石群といえば、その多くは厳しい山を登らなければたどり着けない
場所にありますが、TENで今回ご案内するこの巨石巡りは、ハイキン
グ感覚で行くことができます。

 初日は、京都と奈良の間にある巨石群へ向かいます。弥生時代の石剣
が出土し2000年以上前からの信仰の場とされていた所で、平安以降は修
験の行場ともなり、磨崖仏(まがいぶつ=巨石に仏の姿を彫ったもの)
など仏教的要素もその後加わった、巨石信仰の歴史を垣間見ることので
きる場所を歩きます。

 翌日は、縄文以前の古代信仰の場であったと推測される、六甲の巨石
群へと参りましょう。まずは、古代信仰の磐境(いわさか)・磐座(い
わくら)祭祀がそのままご神体として今に引き継がれている神社へお参
りし、その後は、いよいよ天川 彩、取って置きの巨石群の場所へ。太
古と未来と今と宇宙…。いつも、そこへ行くと不思議な感覚に包まれる
のですが、皆さんそれぞれ、きっと何かを感じ取って来る場所だと思い
ます。

古代人たちの祈りを、そのまま感じ取れるような巨石巡りツアー。
ぜひ、ご一緒しませんか?

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【4】◆◇編集後記◆◇
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先日、NHKの朝ドラの舞台になっている安曇野に行ってきました。
穂高神社には、海の神であるワダツミの神が祀られていて、ワダツミか
ら安曇族と呼ばれる人々が住んでいたようです。安曇野で最も有名な観
光名所と言えば、大王わさび農場ですが、この大王とは、安曇野にかつ
て住んでいた八面大王という先住の王で、ここでも密かに祀られていま
した。それにしても、何処へ行っても、古来からの神様とすぐに出会っ
てしまいます。。。
                      aya
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