2009/09/4━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   ☆★☆ TEN's magazine 第385号  ☆★☆ 
  
━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.office-ten.net

こんにちは、天川 彩です。

早いもので、もう9月ですね。
今年の夏は、皆さんどのように過ごされていましたか?
私は、全国を駆け足で走り抜けていたような、そんな夏でした。
足の件、ご心配おかけしましたが、お陰さまでもうほとんど治りました。
神様に「これから少し、デスクワークしなさいね」といわれているよう
で、今月はずっと東京です。

ところで、選挙の結果ですが、ある程度予想はしていましたが、これほ
どまでに民主が大勝するとは思っていなかったので、驚きました。
でも、日本の国に一筋の未来に続く光をみるようで、嬉しい気持でいっ
ぱいです。オバマさんを選んだアメリカが羨ましいと思っていましたが
日本もいい国になってきたような気がします。
後は、政治家にだけ委ねるのではなく、私たち一人ひとりが、人に優し
い国づくりに協力しあえるといいですね。

さて、先週もお知らせしていましたが、私たちの遠い祖先が残した日本
の神話「古事記」にスポットをあてたイベント『古事記の物語』が決定
しました!
「古事記の物語」あれ?と思った方もいらっしゃるかと思いますが、そ
うです。TEN’sショップで取り扱う書籍の中でも、隠れたベストセ
ラー『古事記のものがたり』(小林晴明さん、宮崎みどりさん共著)か
ら、イベント名を付させていただきました。
そんな訳で、大阪からお二人をお招きして、この日は古事記にまつわる
お話や、日本の神々のお話、そして神様が祀られている神社のお話など
興味深いおはなしをいっぱい伺いますよ。

勿論、古事記なんて難しそう、という心配は一切無用。
日本の神話の物語が誰にでも解りやすく書かれた『古事記のものがたり
』のダイジェスト版を、まずは一気に私が朗読します。舞台上ではアメ
ノウズメ舞いも展開され、耳と目とで日本神話の世界を最初に楽しんで
いただきます。
また、小林晴明さん宮崎みどりさん共に関西の方なので、掛け合いで古
事記のお話を各地でされるうちに、いつしか「古事記夫婦漫才」と呼ば
れるそうになったのだとか。
とにかく、肩の力を抜いて、古事記の面白さに是非触れてみてください。

それから…
今年も、年に一度の「お伊勢さんツアー2009」が決定しました!!

今回は、二十年に一度の式年遷宮の神事・儀式「宇治橋渡始式(うじば
しわたりはじめしき)」が11月3日にあります。TENのツアーですから
その日を外すわけはないのですが、勿論それだけではありません。
今年は、昔から「大神の遙宮(とおのみや)」ともいわれる、伊勢市から
遠く離れた場所にある格式高い伊勢別宮「滝原宮」「伊雜宮」や、かつ
て天皇に代わって伊勢神宮に仕えた皇族女性の宮「斎宮」にも行きます
よ。

更に、今年のツアーはえ〜い!とTENの大判振る舞いしちゃいます!
なんと、一日目の夜は、松阪にて「霜降り松阪牛のすき焼き」を、
二日目の夜は、極上牡蠣として名高い、鳥羽の的矢(まとや)湾沿いの
お宿にて、「的矢牡蠣をはじめとする舟盛り海の幸」という極上のお食
事までついて、例年と変わらぬ金額でご案内します。

二十年に一度、宇治橋渡始式の日に、真新しい橋の上を渡り、伊勢神宮
のご神域にお参りさせていただくだけではなく、別宮参拝や斎宮の歴史
に触れ、そして極上のお食事つきという、まぁ贅沢な内容です。
例年、お伊勢さんツアーは大人気で満席になる確立が高いツアーですが
特に今年は、食いしん坊さんにはたまらない内容ですので、「!」と思
われた方は、どうぞお早めにお申し込み下さいネ♪

そんな訳で、今週は二つの企画をドドーンとまとめてご紹介します。
イベントも旅も、どちらもHPが綺麗にできています。
どうぞチェックしてみてくださ〜い。


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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・コラム・風の文様================「咲き咲う」
2・TEN占い==========今週は「タロットカード」占い
3・最新イベント情報==========10月18日『古事記の物語』
4・日本を堪能する旅=========「お伊勢さんツアー2009」
5・おすすめの旅========「岡本太郎と縄文」東京縄文ツアー
6・編集後記===================「ひとりごと」
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【1】◆◇コラム 風の文様 ◆◇
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□「咲き咲う」

「咲く」と書いて「さく」と読めない日本人は少ないだろうが、では
「咲う」と書いて何と読むか答えられる人はどれぐらいいるのだろう。
勿論「さう」ではない。答えは「わらう」だ。

「咲」という漢字は、蕾がやがて花開くものを連想させるので、好きな
漢字の一つだったが、つい先日、この「咲」という漢字の原点が笑うと
いう意味だったと知り、更に嬉しくなった。
広辞苑によると、【咲】は笑の古字を書き誤ったものとされ、古来中国
では、笑うの意味にしか使われなかったと書かれている。
「咲」が笑う意味から花が咲く時のさく、になったのは「鳥鳴花咲=鳥
なき花わらう」という慣用句から、日本で「さく」意に転用されたもの
なのだとか。

昔、童謡で「お花がわ〜らった、お花がわ〜らった♪」という歌があっ
た。私はずっと、花が笑う姿を想像していたが、もしかすると、お花が
咲くことを歌っていたのかもしれない。

この「咲ふ」という言葉を教えてくれたのは、古事記の研究家、宮崎み
どりさんだ。
「あのね、古事記の原書には、岩戸開きの時に、天宇受売命(あめのう
ずめのみこと)が踊ると、高天原(たかまがはら)の神々が一緒に大笑い
をした、ということを『ここに高天原、動(とよ)みて八百万神共に咲ひ
き』って記されているの。凄いでしょ。どよめくほどに、みんなで大笑
いすることが咲くってことなのよ」と電話口で教えてくれたのだ。

「咲」と書いて「わら」うというのは、なんと素敵なことだろう。

笑う門には福来る、とはよく使われる言葉だが、確かにその通りだと
常日頃から感じている。
どんなに、辛く苦しいことがあっても、なんだか愉快な気持になって、
大笑いしているうちに、暗雲も何処かへ吹き祓ってくれるかのように
感じる。

笑って、笑って、笑っているうちに、人生の花もやがて咲いてくるので
はないだろうか。
芽が出て、やがて少しずつ大きく成長し蕾になって、そしてやっと花が
咲く。

人生、笑いが一番。愉快が一番。
いつも、不平不満や文句ばかりを口にする人よりも、和やかに笑顔を振
りまき、明るい話題を口にする人のそばに、人は集まってくる。
常に笑い声が絶えない人のそばには、どうやら福の神がついているらし
い。

和やかに、和やかに、咲き咲い。
これからも沢山の人々と、大いに声高らかに笑いあって人生の花を咲か
せていきたい。

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【2】◇◆TEN占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽にお遊びとして楽しんでくださいね。
                          
今週は[タロットカード]で運勢を占ってみました。

2009年9月5日(土)〜9月11日(金)あなたの運勢

〈1月生まれ〉 
目標をかなえるための地道な一週間となりそうです。今週の努力が成功
への道に繋がりそうですよ。 

〈2月生まれ〉 
今まで曖昧だったものが、はっきりとする一週間となりそうです。迷い
が吹っ切れたなら、あとは進むだけですよ。 

〈3月生まれ〉 
信念の道を歩む途中で、困難な出来事に向き合うかもしれません。今週
はあなたの真価が問われそうです。 

〈4月生まれ〉 
物事に時間のかかる一週間となりそう。でも焦らないで下さい。結果は
あとから出てきますよ。 

〈5月生まれ〉 
周囲の人に実力以上のあなたをみせようと見栄をはって、背伸びをして
はいませんか。素のままのあなたでいいことを思い出してね。 

〈6月生まれ〉 
今まで関わってきたものは終わりの時を迎えそうです。でもそれは、同
時に新たなるものの始まりとなりそう。後戻りをしないでね。 

〈7月生まれ〉 
見せかけのものに惑わされてはいませんか。今週はしっかりと心の目を
開いて本物と偽物を見分けて下さい。 

〈8月生まれ〉 
今週はあなたがリーダーシップをとるよりも、全体のまとめ役になる方
がよさそうです。人の話は公平に聞いてあげてね。 

〈9月生まれ〉 
いままで気が付かなかったことで、ショックな出来事があるかもしれま
せん。今週は人の意見よりも、あなた自身でよく考え、自分の責任下に
おいて行動して下さいね。 

〈10月生まれ〉 
あなた自身への信頼感が薄れてはいませんか。今週は自信を取り戻すた
めに得意なことを積極的に取り入れて下さい。あなたのよい部分は沢山
あるはずですよ。 

〈11月生まれ〉 
物事の見通しが悪く暗中模索状態ではありませんか。今は闇雲に動くよ
りも時を待っていた方がよさそうですよ。 

〈12月生まれ〉 
あれこれ考えすぎて失敗を恐れるあまり身動きがとれなくなってはいま
せんか。今週は焦らずに一歩一歩ゆっくりでもいいので、着実に歩むこ
とを選んでみて下さい。 


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【3】◆◇最新イベント情報!◆◇  
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           『古事記の物語』
     〜神社参りが100倍楽しくなるイベント〜

       遥かなる祖先たちが私たちに、
   そして未来永劫へと続く子々孫々の為に残した
         日本のはじまり物語。


     <日  時>:2009年10月18日(日)
             開場13:30 開演14:00〜
      
     <会  場>:ティアラこうとう 小ホール
            
     <内  容>:第一部 朗読と舞い
            「古事記のものがたり」より
                 朗読 天川 彩
                 舞  やよい
            
            第二部 講演
             「とてもゆかいな日本の神話」
                 講師 小林晴明
                   宮崎 みどり
            
            第三部 トークショー
              「日本人と日本の神々」
              小林清明×宮崎みどり×天川 彩
      
     <チケット>:前売り3000円  当日3500円
      
     <お申込み・詳細>
           http://www.office-ten.net/kojiki/top.htm 

        
 
私たちが暮らす国、日本。

ここは、太古より豊かな大自然と四季折々の惠の中で、人々がおおらか
に、そして和やかに暮してきました。日本人の礎には、森羅万象全ての
ものに生かされていることへの感謝の心があり、それらに祈る風習は、
神社参拝というかたちで現代にも確かに引き継がれています。

遥かなる祖先たちが私たち、そして未来永劫へと続く子々孫々の為に祈
りを混めて書き残した日本の神話「古事記」。そこには、日本各地に残
る神社に祀られた神々にまつわる物語が、実に愉快に面白く書き記され
ています。
今、政治の世界にも象徴されるように、日本という国を再び見直そうと
いう動きが活発になり、この「古事記」という日本古代の神代の物語も
再び注目され始めました。

そこで、今回「古事記」や日本の神々の話を、もっと楽しく触れてもら
おうと『古事記の物語』を企画いたしました。

このタイトルは、難解な古代の書物である「古事記」を、現代口調に直
して私たちに楽しく解りやすく書き直された小林晴明さん、宮崎みどり
さんの共著『古事記のものがたり』から、そのまま引用させていただい
たもので、今回はお二人を大阪からお招きして、古事記にまつわるお話
や、日本各地の神々のお話などを伺いたいと思います。
また、『古事記のものがたり』のダイジェスト版ストーリーテーリング
や、アメノウズメ舞など、たっぷりと、古事記の世界に触れていただく
一日にしたいと思っています。

いにしえ人たちの大らかで豊かな躍動感、伸びやかな想像力、そして何
より祈りから生まれた、神々の物語の世界や、日本各地の神社の由来に
繋がるお話など、どうぞゆっくりとお楽しみください。


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【4】◆◇最新ツアー情報◆◇  
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       日本を堪能する旅シリーズ 其の十六

          この時だから行く  
        【お伊勢さん 2009】

  2009年11月1日(日)〜11月3日(火・祝)
     2泊3日 39,900円 名古屋発着

   〜 式年遷宮「宇治橋渡始式」と伊勢おかげ参り
         そして、うまし国・伊勢志摩を味わう旅 〜

      定員 15名 最低催行人員8名

   詳細は http://www.office-ten.net/j/ise/2009/top.htm

「お伊勢いきたや伊勢路がみたい せめて一生に一度でも」
日本人共通の心の故郷、お伊勢さん。
宇治橋を渡り、神域に入った途端、身も心も洗われるような気持ちに
なるのは、そこが日本の総氏神様だからでしょうか。

今年は二十年に一度の「宇治橋渡始式」が行われる年です。
これは、この日より二十年間使われる新たな宇治橋の渡り始めを行うも
ので、古式にのっとった神事・儀式が行われ、他にもさまざまな奉祝行
事がおこなわれます。
お伊勢さんツアー2009では、この「宇治橋渡始式」観拝後、新たな
る橋を私たちも渡らせていただき、この日に行われる数多くの奉祝行事
に触れさせていただきます。
また、今回の旅では、伊勢別宮の中でも取り分け参拝に行き難いとされ、
昔から「大神の遙宮(とおのみや)」といわれた、熊野に近い「滝原宮(
たきはらぐう)」と、志摩地方にある「伊雜宮(いさわのみや)」の両
宮参拝をするほか、神に仕える未婚の皇女の宮跡「斎宮(さいくう)」
にも参ります。
また、うまし国といわれる伊勢志摩の食の楽しさもご用意しました。

二十年に一度の、式年遷宮のお渡り始めや、別宮参拝、そして究極のグ
ルメなど、この機会を逃すと、本当にもったいないような、今年の伊勢
ツアー。

はじめての伊勢、久しぶりの伊勢、またしてもの伊勢。
せっかくの「伊勢詣で」ならば、特別な機会を是非選んでください。
きっと、生涯忘れられない、時間となることでしょう。



●宇治橋渡始式 
      第62回式年遷宮 宇治橋渡始式2009年11月3日

伊勢の神宮の象徴ともなっている宇治橋は、遷宮の度に架け替えが行わ
れます。この日は、大橋の守護神である 饗土橋姫神社 ( あえどはしひ
めじんじゃ ) での祭儀に続き、古式にのっとり渡り始めが行われ、また
この日のみの奉祝行事も多数準備されています。これまで20年間使われ
た宇治橋は、総勢一億人の人々が渡ったそうです。渡始式の日に新たな
一歩として宇治橋を渡り、伊勢内宮のご神域に入ることは生涯の思い出
となることでしょう。

*この日以降は、平成24年まで、式年遷宮の神事、行事は行われません。


●伊勢おかげ参り

今回は 昔から「大神の遙宮(とおのみや)」ともいわれている伊勢市か
ら遠く離れた場所にある格式高い別宮「滝原宮」「伊雜宮」そして、天
皇に代わって伊勢神宮に仕えた皇族女性の宮「斎宮」にも参ります。 

●美味し宿の食事(今回は伊勢志摩の極上食材をお召し上がり下さい)

1泊目 松坂の料理旅館に宿泊:霜降り松阪牛すき焼き鍋
2泊目 鳥羽的矢湾の宿に宿泊:的矢牡蠣と海鮮舟盛り



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【5】◆◇おすすめの旅◆◇  
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      縄文の風を感じるシリーズ vol・3

       ◎続々、お申し込みが入り始めています◎


           「岡本太郎と縄文」       
       〜 1日で巡る東京縄文ツアー〜

         2009年10月31日(土)
       
    東京の中の縄文遺跡と岡本太郎ゆかりの地を巡る

         参加費 7、500円
         (なんと ランチ付き)

      移動交通費・岡本太郎美術館・記念館 ほか各入館料
        講師謝礼・ガイド代 ランチ代 全て込み
          
            募集人数 25名
    詳細は…http://www.office-ten.net/jyomon/taro/top.htm



縄文。
それは、はるか1万年も続いた、日本の原点のような時代。
中でも、縄文中期と呼ばれる時代は、
まさに、縄文の文化が花開き、人々の暮らしの中に
溢れ出すほどの美とエネルギーがあったことが、
発掘された土器や土偶から汲み取ることができます。 
そんな縄文という時代に真正面から注目し、
自らが、美とエネルギーそのものの表現者となった岡本太郎。

今回の「縄文の風を感じるシリーズ」の旅は、
初の日帰りツアーとして
縄文と岡本太郎をテーマに、東京と東京近郊を巡ります。

縄文が専門の考古学者であり、
岡本太郎の研究家としても注目されている
石井匠さんに、同行してもらいながら

縄文遺跡発掘の最先端、埋蔵物センターで
数千年前に作られた縄文土器を、直接触らせてもらったり…
縄文の森を歩いたり…
大学の考古学資料室で、縄文の文様の話を伺ったり…

また、岡本太郎ゆかりの土地を巡り
岡本太郎が感じ取った縄文を作品群の中から肌で感じたり…

贅沢すぎるほど、たっぷりと縄文と岡本太郎を
感じる一日。

どうぞ、存分に楽しんでみてください。


<ツアー同行講師>
 
 石井 匠 いしいたくみ

  新進気鋭の若き考古学者 歴史学博士(縄文土器研究)
  
  岡本太郎 巨大壁画「明日の神話」再生プロジェクトスタッフ
  國學院大學伝統文化リサーチセンター研究員 
  京都造形大学非常勤講師
   
  主要論文
  「縄文土器の文様構造」『國學院雑誌』107‐7
  「対極の神話―現代の猿田彦・岡本太郎の創造した神話世界」


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【6】◆◇編集後記◆◇
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今週は、連日事務所に来客ありだった。
それも、当日突然の連絡で…ということが多かったので、なんとも新鮮
な一週間だった。来週は、書き仕事に専念したいので、来客予定の方?
は再来週にしてもらえると助かります(笑)。
                         aya