2009/08/28━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   ☆★☆ TEN's magazine 第384号  ☆★☆ 
  
━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.office-ten.net

こんにちは、天川 彩です。

あっという間に、夏の終わりになってきましたね。
皆さん、夏の疲れなどは出ていませんか?
私はいたって元気ですが、現在、両足首とも包帯でグルグルになってい
ます(笑)。
先週のメルマガにも書いた通り、この一週間は凄まじい動きの時間を過
ごしてきましたが、まぁ、オマケのようなもの。
実は、登拝の際にアキレス腱を痛めてしまいました。
昨年の登拝ではつま先だけで降りてしまい、後日爪が剥がれたので、今
年は爪を痛めないよう富士山頂からずっとカカトだけで降りてきて…ま
るでインドの行者みたいなことをやってしまった、バカな私です。

ただ、そんなアクシデントもあった富士登拝でしたが、そんな痛みなど
吹っ飛ぶようなビッグニュースを友人が教えてくれました。
私たちが、富士登拝で山頂に立った8月23日。なんと富士山頂から、
伊勢の神島まで、巨大な巨大な虹がかかったと、Yahooニュースで
配信されたそうです。メルマガ読者の皆さんの中には、そのネットニュ
ースをご覧になった方もいるかもしれませんね。

実は私たち、富士登拝メンバーは富士山頂で空一面に広がる巨大な彩雲
(雲の中に虹が出る現象)を全員見ていました。

もっと詳しく書くと…
彩雲が現れる前に、吹き飛ばされるほどの猛烈な風が吹き、その風の後
に、まるで龍王のような白い帯を引く雲が、ビューンと青空を自在に駆
け巡りました。その動きが止まった途端、今度は風がピタリとやんで、
龍のウロコのような部分に彩雲が現れて、それがどんどん大きくなり、
仕舞には、頭上全体に彩雲が広がりました。
みんなで、富士山頂で感動に包まれていたことはいうまでもありません
が、まさか、伊勢の神島まで伸びた虹だったとは…誰も想像もしていま
せんでした。
私は慌てて、一枚だけその彩雲の写真をとって、ブログにもUPしてい
ます。よかったら、ブログ見てみてください。
http://ameblo.jp/aya-tenkawa/day-20090824.html

そんな富士山から、今度は一気に天河に向かい、3日間七夕祭のお手伝
いワークを例年通りしてきました。早いもので、今年で9年目を迎える
七夕ワークですが、今年は例年になく斎燈護摩の火も煙も真っ直ぐに
のぼり、灰と煙になった写経が全て天高く上って行き、穏やかで優しい
風が全体に吹いていたように感じました。

さぁ、今週末はいよいよ選挙ですね。
今回の選挙は、類を見ないほどの投票率となるようで…

富士山から伊勢に虹がかかったことですし、祈りの護摩も真っ直ぐ天
高く昇っていったこともあり、いよいよ日本が本当の意味で大きく変
わっていくような予感がしています。

私もしっかり見極めて、一票を投じてこようと思います。


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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・コラム・風の文様==============「富士と天河」
2・TEN占い==========今週は「タロットカード」占い
3・最新情報=====「岡本太郎と縄文」東京縄文ツアー募集開始
4・日本を堪能する旅==========「秋の大人の遠足ツアー」
5・編集後記===================「ひとりごと」
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【1】◆◇コラム 風の文様 ◆◇
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□「富士と天河」

富士山に登ることは、出産に似ていると思う。

妊娠中は、新たなる命と対面できる喜びでワクワクしているが、いざ
出産が始まると、気が遠くなるほどの陣痛の苦しみが襲ってくる。
陣痛の痛みは尋常ではない。その痛みを知っていたら、とても産む気に
などなれない。しかし無事出産し、可愛い我が子と対面した後は、陣痛
のあの強烈な痛みなどコロッと忘れ…また妊娠し臨月を迎えた時、ハタ
とあの陣痛の恐ろしい痛みを思い出す。

先日、まるで第二子の出産のように、二度目の富士登拝をした。

昨年とは異なり、大まかな距離や岩場がどのあたりから始まるかなどの
経験もある。ただ、はじめの位置が昨年とは大きく異なった。昨年は、
駐車場のある五合目からだったが、今年は一合目から。いわゆる麓から
登る、昔ながらの登拝の道だ。

一合目、二合目と合が変るごとに、鳥居があり祠の跡がある。
それぞれ祀られていたであろう神仏に手を合わせながらゆっくり登り、
日蓮が篭もって行をしていたという、日蓮窟の中にも特別に案内して
もらう。

六合目までは、森林の中を気持ちよく歩く道だったので、ほとんど疲
れることもなくあっという間に登る事ができた。
仲間の中に、茶の湯道具を担いで登拝するメンバーがいて、急遽、富
士六合目は野点会場となる。

そこから上が岩場の連続で、酸素も少なくなりはじめたころ、前年の
登りの厳しさを思い出してきた。夕刻、八合目の山小屋に到着し、早
めの就寝となるが、なかなか眠れない。私たちは、翌午前3時から再
び登りはじめ、そして見事なご来光を拝んだ。

雲海から静かに昇ってくる真っ赤な太陽に、般若心経を唱えた時には、
心が震え、山頂の奥宮の大きな印を行衣に入れてもらった時には、感
無量だった。

金剛杖をつきながら山頂まで登ってきた者の多くは、その証として、
杖に印をもらい「六根清浄」と印字された木札をもらう。
奥宮で正式参拝の準備をしていた時、誰かが気を利かせて私の金剛杖
にも「印」を押してもらえるようお願いしてくれていたらしいのだが
そのことを知らず、自分でも印を授かりに行き、木札を受け取った。

結局、私は2枚の「六根清浄」の札を山頂で受け取っての下山となる。
下山途中、突風が吹き白龍のような動きの雲が現れ、彩雲の出現に見
とれているうち、自分の足首に軽い痛みを感じ始めた。
そうだった。富士山は下山が厳しいのだ。忘れていた…。この厳しさ。

富士登拝の下山日から、天河神社の七夕神事手伝いの日まで、日程に隙
間がないことを把握したのは、8月に入ってからだった。

移動の手段は、迷わず夜行バスにした。

勿論、富士登拝の翌日の夜行バス移動がきついことは百も承知していた
が、それ以上に、朝一番の新幹線に乗る自信はもっとなかった。

富士登拝から戻った翌日、夜行バスに乗るまでの時間で、私は病院に行
った。かなりアキレス腱が腫れているということもあり、固定の意味合
いも含めて、包帯で両足ともにグルグル巻きにされた。

「こんな足だと天河では、お手伝いどころか、足手まといとなってしま
うのではないだろうか」とか「私は行かない方がいいのでは?」などと
いう思いが頭の中をよぎったが、私は講元。行かないわけにもいかない。

天河神社に到着したのは、午前十時前。

まだ、人もまばらで、お祭りの準備がゆるやかに始まったばかりだ。
宮司さんも、のんびり縁側で作業中だった。
宮司さんは私の足元を見て、かなり驚いた様子だったが、富士山一合目
から登ったことを話すと大変喜んでくださった。
宮司さんの話によると、今年はどうしても富士山頂に行きたかったのだ
そうだが、体の具合で登ることを断念されたらしい。

宮司さんと縁側に座って、笹竹に七夕飾りをしていると、まるで父親と
過ごしているような気持ちになり、私は山頂でいただいた木札を一つ
鞄から取り出して、「これ、富士山の山頂でいただいたお守りの木札
ですが、二つ貰ったので、一つ差し上げます」と手渡した。

木札に書かれている「六根清浄」という言葉を、10年前、最初に教えて
くれたのは、他でもない天河の宮司さんで、その宮司さんにこの木札を
手渡せることが、なんとも私は嬉しかった。

私にすると、娘から父への小さなプレゼントのような気持だったが、
宮司さんは、「あぁ、なんて嬉しい贈り物だろう」といたく感激してく
ださり、裏に私の祈りの言葉を添えて名前を書くよう促し、失くしては
いけないからと、小さなお社の中にその木札を納めてくださった。

私は、足手まといになってしまうかと、少し申し訳ない気持で天河へ行
ったが、その考えは違うのだと改めて思った。

全ては流れる水のごとく、無意味なことなど何もない。

富士も天河も、古来よりの聖域。
その二つの場を結んで動いた意味など、私にはわからないが、心地よい
風が自分の中に吹いていることだけは、はっきりと感じとれる。

その心地よい風に吹かれて、あるがままにこれからも生きよう。


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【2】◇◆TEN占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽にお遊びとして楽しんでくださいね。
                          
今週は[タロットカード]で運勢を占ってみました。

2009年8月29日(土)〜9月3日(金)あなたの運勢

〈1月生まれ〉 
行き詰まっていたことが再び流れ始めそうです。今度は良い結果に繋が
りそうなので、肩の力を抜いて楽しみながらやってみてね。 

〈2月生まれ〉 
今までとは異なった問題が起こるかもしれません。今週は、なぜその問
題が起こったのか逃げずにじっくりと向き合ってみてください。きっと
今まで気がつかなかった癖がみつかるかもしれませんよ。 

〈3月生まれ〉 
頭の回転が早くなりそうです。いつも以上に計算や事務的な処理も早く
出来そうなので、仕事に打ち込むと良い結果が出そうです。 

〈4月生まれ〉 
空想ばかりが膨らんではいませんか。あれこれ夢をみては持続力に欠け
る飽きっぽさが出ないよう、一つのことに打ち込む努力を忘れないでね。
 

〈5月生まれ〉 
誘惑の多い一週間となりそうです。何もかも手に入れないと満足できな
いのでは、本当のものを選ぶ事ができません。心の目をしっかり開いて
よく見極めてね。 

〈6月生まれ〉 
利益を追求してばかりではありませんか。あなたが損をしない為の方法
ばかりを考えていたら本当の豊かさからは離れていきますよ。 

〈7月生まれ〉 
自分の考えに執着してはいませんか。今週は周囲の言葉にいつも以上に
耳を傾ける努力が必要です。 

〈8月生まれ〉 
自分の考えで人を振り回してはいませんか。他の人にもそれぞれの歩調
があることを忘れないで下さい。人との関係上で、リズムを合わせるこ
とは大切ですよ。 

〈9月生まれ〉 
人に気が付いてもらいたいと思いながら、声を出さずに陰から覗いては
いませんか。今週あなたに必要なキーワードは「勇気」です。あなた自
身から、まずは声を発してみてね。 

〈10月生まれ〉 
つい、目立とう精神が出てしまい、不必要なお金をバラ撒いてしまいが
ちです。見栄の為に使うお金は、あなたに何の実りも与えてくれないこ
とを忘れないでね。 

〈11月生まれ〉 
自信を失って落ち込んではいませんか。今週はうつむきがちな視線をき
ちんと前にむけ直してみて下さい。あなた自身に沢山の価値があること
を思い出してね。 

〈12月生まれ〉 
物事を直線的に捉えてはいませんか。人には様々な面があり、物事にも
さまざまな捉え方があります。今週、あなたに必要なキーワードは「視
野をひろげる」です。 

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【3】◆◇おすすめ情報◆◇  
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      縄文の風を感じるシリーズ vol・3

       ◎続々、お申し込みが入り始めています◎


           「岡本太郎と縄文」       
       〜 1日で巡る東京縄文ツアー〜

         2009年10月31日(土)
       
    東京の中の縄文遺跡と岡本太郎ゆかりの地を巡る

         参加費 7、500円
         (なんと ランチ付き)

      移動交通費・岡本太郎美術館・記念館 ほか各入館料
        講師謝礼・ガイド代 ランチ代 全て込み
          
            募集人数 25名
    詳細は…http://www.office-ten.net/jyomon/taro/top.htm



縄文。
それは、はるか1万年も続いた、日本の原点のような時代。
中でも、縄文中期と呼ばれる時代は、
まさに、縄文の文化が花開き、人々の暮らしの中に
溢れ出すほどの美とエネルギーがあったことが、
発掘された土器や土偶から汲み取ることができます。 
そんな縄文という時代に真正面から注目し、
自らが、美とエネルギーそのものの表現者となった岡本太郎。

今回の「縄文の風を感じるシリーズ」の旅は、
初の日帰りツアーとして
縄文と岡本太郎をテーマに、東京と東京近郊を巡ります。

縄文が専門の考古学者であり、
岡本太郎の研究家としても注目されている
石井匠さんに、同行してもらいながら

縄文遺跡発掘の最先端、埋蔵物センターで
数千年前に作られた縄文土器を、直接触らせてもらったり…
縄文の森を歩いたり…
大学の考古学資料室で、縄文の文様の話を伺ったり…

また、岡本太郎ゆかりの土地を巡り
岡本太郎が感じ取った縄文を作品群の中から肌で感じたり…

贅沢すぎるほど、たっぷりと縄文と岡本太郎を
感じる一日。

どうぞ、存分に楽しんでみてください。


<ツアー同行講師>
 
 石井 匠 いしいたくみ

  新進気鋭の若き考古学者 歴史学博士(縄文土器研究)
  
  岡本太郎 巨大壁画「明日の神話」再生プロジェクトスタッフ
  國學院大學伝統文化リサーチセンター研究員 
  京都造形大学非常勤講師
   
  主要論文
  「縄文土器の文様構造」『國學院雑誌』107‐7
  「対極の神話―現代の猿田彦・岡本太郎の創造した神話世界」


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【4】◆◇新・日本を堪能する旅◆◇  
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     TEN’sトラベルメンバーの為の旅企画
             

  ◇*◆*◇大自然の恵みを思い切り楽しく食べよう◇*◆*◇

           秋の大人の遠足ツアー
 
 (きのこキムチ/ 生栗1袋/ ボトルワイン1本 お土産つき)

       2009年10月3日(土)〜10月4日(日)
              1泊2日 
  〜フルコースディナー付き・美味しん坊体験プログラム代込み〜


            25、800円(税込)
             東京近郊・集合解散

              8名限定募集
        (移動手段の都合により、少人数募集です)
 
     詳細はhttp://www.office-ten.net/otona/aki/top.htm


       交通費・宿泊代・朝夕食代・観光案内代
       美味しん坊体験プログラム代込み 

      昼食代・温泉代は各自現地でお支払い下さい。 

 <美味しん坊・体験>

  体験1 きのこ狩り
  体験2 ソーセージ作り
  体験3 きのこキムチ作り
  体験4 栗拾い
  体験5 ぶどう狩り(食べ放題)
  体験6 ぶどう踏み体験(生ジュース&ワイン用)

 <美味しいお土産> 
  お土産1 ワイン…    クリスマス前に自宅に届きます!
  お土産2 きのこキムチ… 瓶詰めにしてお持ち帰りください。
  お土産3 生栗…     1袋お持ち帰りください。

         
美味しいものを食べると、なぜか幸せな気持ちになりますよね。
秋の大人の遠足ツアーは、味覚の秋を存分に楽しんでもらう内容にしま
した!
今回最初に訪れるのは、星の降る里と呼ばれる長野県・原村。
まずは、この日お世話になる宿のご主人に案内指導してもらい
「きのこ狩り」を楽しんでください。
宿に戻った後は、採取したてのきのこで「きのこキムチ作り」や
「腸詰ウィンナー作り」にも挑戦してみましょう。
食材作りをした後は、近くの温泉でさっぱり汗を流してください。
お腹を空かせたて、宿に戻るとフルコースディナーが待っていますよ。
夜は満天の星空を見ながら美味しいワインを飲むのも素敵ですね

翌朝、早起きが得意な方は、森の中を是非お散歩してみてください。
新鮮な空気と美味しい朝食をしっかりいただいた後は、
清里へ移動して、旬の「栗拾い」です。
手袋とトングを借りて、イガに気をつけながら大きな栗を収穫してくだ
さい。袋一杯の生栗をお土産にしたならば、秋の味覚の定番「ぶどう狩
り」に移動です。美味しいぶどうをお腹いっぱい食べて満足した後は、
ワイン作りの為のぶどう狩りもしてください。その後は樽の中に一緒に
入り、専用長靴で「ぶどう踏み」です。搾りたて100%のぶどうジュ
ースを試飲した後は、ワイン用のラベル作りをしてくださいね。
この日摘んで潰したぶどうは、クリスマス前、美味しいワインとして自
宅に届きます。

夢のように楽しくて、思い切り元気に、そしてハッピーに!
心もほっぺも大満足の旅ですよ。

ぜひご一緒いたしましょう!


*栗拾いは、収穫期のズレなどで体験できない場合もあります。
 予めご了承下さい。

 
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【5】◆◇編集後記◆◇
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古事記のイベントが10月18日に決定し、今年のお伊勢さんツアーも、11
月1日〜3日に決まった。日本の神話の世界は、今に通じるから本当に面
白いんだよなぁ。来週には、詳細をお知らせできたらいいな。
                           aya