2009/07/10━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   ☆★☆ TEN's magazine 第377号  ☆★☆ 
  
━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.office-ten.net

こんにちは、天川 彩です。

気がつけば、7月も半ばになってきているのですね。
今年は、移動することが多く自分でも驚いています。そんな中、いよい
よ再来週は皆既日食ツアーです。今週は、現地との打ち合わせや微調整
をしていたのですが、実は、ここにきてペア参加の方から、急に都合が
悪くなったという連絡が昨日入りました。昨年からお申し込みされてい
た方で、とても楽しみにしてくださっていたお二人でしたので、こちら
も残念だったのですが、それぞれに事情もありますので。

というわけで、2名1組でのお申し込み先着1組に限り、新たに受付でき
ることになりました。既に参加者の皆様には、本日最終集合案内などを
発送したところですので、直ぐにお手続きを取っていただく必要はあり
ますが、TENの旅の趣旨に賛同いただける方でペア申し込みでしたら
大歓迎です。もしかすると、空席はラストチャンスかもしれません。
http://www.office-ten.net/20090722/top.htm


先週、募集開始しました富士登拝ですが、お陰さまで反響があり次々と
お申し込みを頂いている状態です。まだ、今でしたら受付は充分に間に
合いますよ。

今回の富士登拝に関連して、一昨日、横須賀にある「三浦富士」という
山の頂まで登ってきました。そこは、富士講の先達さん受け持ちのお山。
神社の方々や保存会の方々が見守る中で、地元の方々が山頂までやって
きて、先達さんのお炊き上げで健康や家内安全などのご祈祷をお願いさ
れていました。
先達は、今は亡き大先達に56年前に最初にこの山頂に連れて来られた
そうで、それから毎年欠かさず年に一度、三浦富士の山頂でお炊き上げ
を続けてこられているのだとか。現在80歳。世の為人々の為に、長年
ご奉仕を続けている方の姿は、本当に美しいものでした。

その先達さんに、特別に登拝の前日には富士吉田の御師の家まで来てい
ただき、貴重なお話をたっぷり伺います。そして早朝出発時には、無事
に全員が富士山頂まで登拝できるよう、ご祈祷していただきます。
本当に貴重な機会だと思いますよ!


さてさて、話は大きく変わりますが…
昨夜「サブロクキャンディーズ」というユニットを結成しました〜。
ナンジャそりゃ??という感じですよね(笑)。
実は、シンガーのEmmeさんと、古代インド舞踊家のjunkoさん、
そして私は同い年。全員ほとんど飲めないくせに、飲み会と称しては、
数ヶ月に一度お喋りに興じていた訳ですが…
昨日の飲み会で「せっかく表現者が3人揃っているんだし、もったいな
いよねぇ。何か出来るよね〜」という話になり、酔った勢い?で遂にユ
ニット結成となりました。

そうそう。なぜ「サブロクキャンディーズ」かというと、3人とも揃っ
て36歳で年齢が止まっているらしく、そこから先の年齢が自分でもわ
からないという共通の状態であり…なら永遠の36歳3人組ということ
で、サブロクキャンディーズになりました。
結局は、今後も飲み会だけになっているかもしれませんし、本当に何か
始めるかもしれません。

気長にこのユニットの活動?も見ていてください。


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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・コラム・風の文様=======「ハライタマエ キヨメタマエ」
2・TEN占い==========今週は「タロットカード」占い
3・日本を堪能する旅===========「富士登拝 2009」
4・天河太々神楽講==========旧暦七夕祭「天の川に祈る」
5・天と大地に感謝する旅=====「インド・聖地巡礼 祈りの旅」
6・編集後記===================「ひとりごと」
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【1】◆◇特集コラム・1 ◆◇
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□「ハライタマエ キヨメタマエ」

私が育った家は、これといって信仰心の篤い家庭ではなかった。
七人兄弟の四番目の父と、九人兄弟の末っ子の母。
当然、家にはご先祖様を祀る仏壇も無く、神棚という風習も無かった。
日常的に手を合わせていたのは、ご飯を食べる時ぐらいだっただろうか。

しかし、神社仏閣は両親揃って好きな方だったので、子どもの頃からよ
く連れて行かれもした。当然、子どもの私にすると退屈な場所ではあっ
たが、どこか清々しさも感じ、目に見えない大いなる存在があるという
ことも、感覚として捉えていたように思う。

TENの仕事をするようになり、神社に参拝する機会が格段に増えた。

「たかまのはらに かむづまります かむろぎ かむろみのみこともち
て…」と始まる天津祝詞(あまつのりと)という祝詞も幾度耳にしたこ
とだろう。この祝詞は人は知らず知らずのうちに「罪穢(ツミケガレ)

を持ち合わせてしまうのだから、その罪や穢れを祓い清めてください、
と神々にお願いをする言霊だ。

実は先日、この「罪穢れ」について、今までとは違う解釈があることを
知った。

春日大社の葉室頼昭宮司様の著書の中に書かれている言葉なのだが、

「罪」というのは、神様からいただいた、それぞれ持つ素晴らしい人間
本来の姿を「包み」隠してしまうことであり、「穢れ」とは、神様から
いただいた尊い「気を枯らしてしまう」ことである。
と記されていた。

なんと心優しい解釈なのだろうか。私は、この解釈を読みグッと気持ち
が軽くなった。
確かに知らず知らずのうちに、罪も穢れも積み重ねていることだろうが
「神様から授かった本来の姿を包み隠したり、神様から授かった尊い気
を枯らしちゃもったいないよ」と言われると素直にそうだよなぁという
気持ちになる。

「我欲」で生きていると本来の姿が包み隠され、気が枯れてくるらしい。

だから、神様に我欲で慢心に溺れかけた自分の心を祓い清めていただき、
包み隠してしまった本来の自分を取戻し、枯れかけた気に活力を取戻す
ことが、お祓いの本来の意味なのかもしれない。

ちなみに「お祓い」という言葉を検索すると、「悪いことが重なったの
でお祓いをするべきか」といった内容のものが多々出てきた。
そうか、アンラッキーな時にお祓いを受ける、というのがお祓いに対す
る通常の感覚なのか…とも思ったが、目に見えない世界だからこそ、邪
悪なこものにシフトして物事を考えるより、神様は自分にどんなメッセ
ージを送っているのだろうかと考えた方が、幸せに繋がっていくのでは
ないかと私は思う。


今度、神社でお祓いを受ける時には、ほんの少し違った気持ちになりそ
うだ。


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【2】◇◆TEN占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽にお遊びとして楽しんでくださいね。
                          
今週は[タロットカード]で運勢を占ってみました。

2009年7月11日(土)〜7月17日(金)あなたの運勢

<1月生まれ>
損をしないよう利益を求めるあまり、少し貪欲になっているかもしれま
せん。あなたらしい緩やかさを今週は思い出してください。

<2月生まれ>
楽しくラッキーなことがありそうです。今週は、幸せを素直に喜んでく
ださいね。

<3月生まれ>
八方美人になってはいませんか?人に好かれることは大切なことですが
無理をしていい顔をしていたり、つい嘘をついたりしていては信頼関係
が崩れてしまいますよ。人との交流は誠意を持ってね。

<4月生まれ>
視野が狭くなってはいませんか?また自分の枠の中だけで、物事を考え
たりはしていませんか?今週は視野を広げる努力を。

<5月生まれ>
次々と新しいプランが浮かびそうです。ただし、今週はまだ実行には早
いようです。今はしっかりと検証してみてください。

<6月生まれ>
種まきの時です。これから先、しっかりと育てていけば、やがて大きな
花が咲き、実になっていく可能性がありますよ。

<7月生まれ>
現実から目を背けてはいませんか?現実逃避をしていても発展はありま
せん。今は逃げずに、しっかりと現実をふまえてね。

<8月生まれ>
何かに夢中になりすぎて、他に余裕が無くなっているかもしれません。
今週は肩の力を抜いて、少し距離を置いて全体を見つめ直してください。

<9月生まれ>
状況が次々と変化していきそうです。でも、今のあなたなら柔軟にこな
していけるはずですよ。自信を持って前に進んでください。

<10月生まれ>
休息が必要な一週間です。気持ちは焦るかもしれませんが、今はゆっく
り休んでください。きっとこの休憩が生かされる日がきますよ。

<11月生まれ>
過激なプレッシャーで息が詰まってはいませんか?今週は、疲れを取る
ことを第一優先にしてください。体が資本です。

<12月生まれ>
あなた自身の自信が揺らいではいませんか?表面を取り繕っていても、
不安でいっぱいだったなら、前に進むことはできません。今週はあなた
の一番得意なものをしてみましょう。


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【3】◆◇日本を堪能する旅◆◇  
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  ◎○◎〜 いにしえからの富士山信仰の道を行く 〜◎○◎
          
 
           《富士登拝 2009》
      
     1合目から山頂まで・祈りの道を登る富士山

       2009年8月21日(金)〜8月23日(日)
              
              2泊3日
            39、800円(税込)
 
 詳細 http://www.office-ten.net/j/fuji/tohai/2009top.htm

         募集人員  15名  最低施行人員 8名

         御師の家と富士講先達の講話
      そしてベテランガイドと登る富士登拝の道


<ツアー代金に含まれているもの>
東京⇔富士吉田 往復交通費 下山用貸切バス代 御師の家宿泊代
八合目山小屋宿泊代 夕朝食代 富士山ガイド代 先達講話代 


<ツアー代金に含まれないもの>
昼食代 市内短距離交通費 正式参拝初穂料


日本一の山、富士山。
誰もが知っているこの霊峰には、古来より神々がいると畏れ崇められて
きました。霊峰に登る際には、「御師」と呼ばれる特別な役割を持つ宿
坊に泊まり、山での慣わしを学び、祓いを受けた後、富士の御山に一歩
一歩足を運ぶのが、霊峰・富士の本来の登拝の方法でした。

しかし、時代は移り変わり、今ではすっかり登拝をする人は減り、夏の
富士は日本一高い山を制覇しようと意気込んだ、多くの人たちが詰めか
ける山となりました。なんと、昨年は史上最高の夏山登山客だったそう
です。
そんな中、私たちは昨年から日本人としての心を取り戻すべく富士登拝
を始めました。
今年はいよいよ、富士登山道・随一の祈り道、富士吉田口の一合目から
ゆっくり山頂を目指して登っていきます。吉田口の一合目から五合目ま
では、富士の大自然と数々の遺跡が残る歴史道。富士山の魅力の宝庫で
あるこの道から、途中山小屋で一泊し、そして山頂まで目指すというな
んとも贅沢な登拝です。
帰りは、富士の大自然の恵みである温泉で一汗流してください。

450年続く「御師」の家に泊まり、富士講(富士山岳行者)の第一人者で

ある先達(せんだつ)の講話を聞き、そして、歴史も道も知り尽くした
ベテラン中のベテランガイドに案内してもらうという、まさに三拍子揃
った今回の富士登拝。

こんな恵まれたチャンスは、もしかすると最初で最後かもしれません。

一度は富士山に登ってみたいと思われている方、また、富士登山とは違
う登り方をしたいと思われている方、今年は極上の富士と向き合ってみ
ませんか?

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【4】◆◇太々神楽講◆◇  
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 ●自分の根源と向き合う珠玉の時間● 

       人         
       ̄Y ̄*
          天河太々神楽講2009

          『天の川に祈る』☆
      万物の「いのち」尊ぶ・旧暦七夕祭 *

        2009年8月25日(火)〜8月27日(木)
           現地集合・現地解散

     ★奈良・天河神社七夕祭 お手伝いワーク
     http://www.office-ten.net/tatakagura/2009.htm


奈良県吉野の山里で、千三百年続いている天河神社。
自分自身の根源と触れるため、太古より遠路はるばる人々が訪れる聖地
で年に一度、旧暦七夕の日に行われている「七夕祭」。

ご神殿でのご神事…
仏式による万霊の御霊供養…
天の川に於いての灯篭流し…

幻想な美の世界と祈りの時間が、天河の七夕祭です。
この『天の川に祈る』と題したワークでは
神社でのお祭り準備から、ご神事の当日のお手伝い、そして翌日の
後片付けまでと、全てに関わらせていただきます。
年に一度の特別なワークですので、神社から白作務衣をお借りします。
神社に奉職されている方々のご指導のもと、お祭りに参列される方々を、
静かにお迎えしてください。

神社のお掃除や短冊の受付け
奉納される馬弓ご神事のお手伝い
そして、二千基にも及ぶ灯篭流しのお手伝い

それら全てに関わる時間が
参加されたお一人お一人の魂心再生に
きっと繋がることでしょう。

静かな祈りの時、是非ご一緒したしましょう。
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■平成21年8月25日(火)〜8月27日(木)
      (今年の旧暦七夕は8月26日(水)です。)
■参加費 36,000円
   2泊3日お食事つき 宿泊 神社正面『本家 柿坂』別館貸切

■現地集合(14:30)・現地解散(12:30)
お申し込み頂いた方には交通機関などの詳しい資料を送付いたします



『天河太々神楽講・天の川に祈る』によせて・・・

自然の中に神々があるというアニミズム的な考えは、私たちのはるか遠
く5千年以上も前の縄文時代の祖先たちから、脈々と続いてきました。
その生命観は、今も日本の神社の中で生きつづけていますが、中でも、
宗教という枠を越え、国や人種、性別、年齢、全ての枠をも越えて、
開かれているのが天河神社です。太古からの聖地として空海や世阿弥を
はじめ多くの先人たちが、自らを見つめる場として、また芸を奉納する
場として訪れています。

天河太々神楽講に講元として、皆さんをご案内する役目を賜ってから今
年で10年目を迎えます。講元とは指導者ではなく、人と大いなる根源と
のつなぎ役です。私は天川の名を名乗らせていただいているので、毎年
この七夕祭の折、感謝の意味も込めて講元をさせていただいております。

この「天の川に祈る」と題したワークは、御神事そのもののお手伝いを
ワークとし、お祭り前日の準備から社殿の掃除、御神事当日のお手伝い
そして翌日の片づけまで、神社の方々、地元の村の方々と共に過ごす、
大変貴重なものです。また、笹に結ぶ短冊に、「真」の祈りの言葉や願
いの言葉を連ねる為のワークショップも祭り前日に行います。

本年も天河における七夕祭りの御神事手伝いへ皆様をご案内しようと思
います。どうぞ、ご自身の根源と繋がりたいと思っていらっしゃる方、
どうぞお待ちいたしております。

                      講元 天川 彩
http://www.office-ten.net/tatakagura/2009.htm

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【5】◆◇天と大地に感謝する旅◆◇
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        『インド・聖地巡礼 祈りの旅』
  
   〜お釈迦様とマザーテレサ、そしてガンジーに出会う旅〜 

   2009年9月20日(日)〜9月27日(日) 8日間
              
   ツアー8日間のうち6日間は土・日・祝日というプラチナウィーク
        ★全行程、嬉しい日本語ガイドつき

            368、000円
           
     (募集人員15名:定員に達し次第締め切ります)
          ※最低施行人員8名
      http://www.office-ten.net/india/top.htm

    
    インドに行くと、人生観が変わる、と
    よくいわれています。
    それほどまでに、インドという国は
    強烈に「いのち」と向き合う時間が
    流れています。
    
    多宗教が混在する国インド。
    母なる河、ガンジス河の流れに沿って
    この旅は、祈りの巡礼地へ向います。
    
    「カルカッタ」では、マザーテレサが今も静かに眠る
    マザーハウスを訪れます。
    マザーが、人々へ限りない愛を注いだ施設は
    今も確かに引き継がれています。
    シスターたちの美しい笑顔にも、是非触れて下さい。

    「ブッダガヤ」は、お釈迦様が悟りを開かれた聖地。
    世界遺産、大菩提寺でチベットやタイのお坊様たちに
    混ざり、祈りの時間を過ごしてください。
        
    「ベナレス」はヒンズー教の聖地。
    ヒマラヤから流れてきたガンジス河の小船に乗って
    静かに朝日を拝んでください。
    
    「ニューデリー」では、建国の父、ガンジーの精神を
    学び、旅の最後は、世界で最も美しい愛の霊廟であり
    インドの象徴的な建物、
    「タージマハール」の風景も心に刻んでください。
    
    原色の美しい風景と祈りの人々、そして
    命溢れる神秘の国インド。

    生涯に一度、聖なるインドへ、
    人生観を変えに行ってみませんか?

               

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【6】◆◇編集後記◆◇
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インドツアーのページが新しくなりました。
先週お伝え漏れしていましたが、インドツアーでは、二つの世界遺産を
巡りますヨ。
一つは世界で最も美しい愛の霊廟と言われている「タージマハール」
そして、もう一ヶ所は、私がインドで最も強烈な印象を受けた場所、
ブッダガヤの「大菩提寺」です。よろしければ、かつて仏跡巡礼の旅に
行った時に書いた連載があります。よろしければ、読んでみてください。
http://www.office-ten.net/rensai/buddha/toppage.htm
                          aya