2009/05/01━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   ☆★☆ TEN's magazine 第367号  ☆★☆ 
  
━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.office-ten.net

こんにちは、天川 彩です。

早いもので、今日からもう5月ですね。
一年で一番爽やかな季節と言っても過言ではないかもしれませんね。

今日は一日中事務所にいたのですが、吹きぬける風がとても心地よく、
気持ちよかったです。

さて、いよいよGWに突入しましたが、皆さんどのようにお過ごしでし
ょうか。私たちの地元、根津は江戸三大花祭りといわれる「つつじ祭り
」が開かれているのですが、ここ数年、メディアにもよく取り上げられて
いるので、休日ともなるともの凄い人出です。
先週の日曜日も、買い物に行こうと外に出たのですが、ガレージの前も
人だかり。車を出すのも一苦労でした。
でも…思えばせっかくの人出。今年は、TENの事務所前で簡易のTE
N’sショップを開いてみようかな〜なんて思っています。

5月3日(日)「根津 つつじ祭り」にいらっしゃる予定の方は、TEN
の事務所前にも是非遊びにいらしてください。昼過ぎ〜午後5時頃までは
事務所の前の路地に机を出そうと思っています。

ちなみに、TENの事務所は、根津神社交差点を神社と反対方向に渡り、
甘味どころ「いも甚」の次の細い路地を曲がったところです。
路地の入り口に「下町ペン画」という看板がかかっていますので、それ
を目印に曲がってみてください。
お待ちしておりま〜す♪

さて、先週も少しインフォメーションいたしましたが、美味しん坊、食
いしん坊さんが大喜びする旅を企画しましたよ〜!
タイトルは「南アルプス 大人の遠足ツアー」となりました♪

皆さんは、さくらんぼ狩りをしたことありますか?

私は二十年ほど前、生前の父に連れて行ってもらったことがあり、その
楽しさと美味しさが忘れられませんでした。いつか、もう一度してみた
いと願っていましたが、昨年、念願かなって夫が連れて行ってくれまし
た。それも、さくらんぼの王様「佐藤錦」がたわわに実った時期に。
最高に幸せでした。

そんな幸福感を皆さんにも味わってもらおうということで、TENでも
ツアーを組んでみようということになりました。ただ、さくらんぼ狩り
だけなら、TENの旅としては今ひとつ。
ならば楽しくて美味しい食の体験を、目一杯組み込んで、この上なく幸
福感を味わってもらえるような、美味し〜い旅企画を立ててみよう、と
いうことで計画したのが、今回のツアーです。

さくらんぼ狩り(さくらんぼの王様・佐藤錦が食べ放題!)は勿論のこ
と、牧場でのチーズ作り体験や、ワイナリーで、世界に一つのマイボト
ルワイン作りをしたり、更にはお菓子工房見学(アイスクリーム付き)
や、日本一美味しいと評判の親子丼を昼食に食べたり…
美味しいものを食べることに幸せを感じる人には、最高のツアーが出来
上がりました。

ただし、このツアーは、大人数では不都合が多いため、先着6名様限定の
旅となります。

宿泊や夕朝食や交通費もついた上に、楽しい食体験プログラム代も入っ
た旅。絶対、私なら申し込みます(笑)。

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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・コラム風の文様================「熨斗あわび」
2・TEN占い==========今週は「メディスンカード」占い
3・新募集!==========「南アルプス 大人の遠足ツアー」
4・縄文の風を感じる旅=========「アイヌエコ体感ツアー」
5・編集後記===================「ひとりごと」
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【1】◆◇コラム・風の文様 ◆◇
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□『熨斗(のし)あわび』

先日、部屋で片付けをしていた時のこと。隣の部屋で娘が独りで大きな
声で喋っている。耳をそばだてて聞くと、どうやら落語の稽古中の様子。
長女は大学の落語研究会、通称「落研」に入っていて、時折、落語の稽
古でブツブツ言っていることがある。

いつもなら、稽古している落語の内容に、それほど興味を持たないのだ
が…

「熨斗(のし)ってのはな、もとは鮑。紀州鳥羽浦で海女が取った鮑を
熨斗にするには…」といっている。

ん?!それは、まぎれもなく「のしあわび」の話だ。伊勢の村で見て
きた「熨斗あわび」だ。

娘が稽古をしていた落語は「鮑のし」という。貧乏長屋に住むのんびり
亭主と頭の回転が速い女房とが、結婚のご祝儀でひと稼ぎしようとかけ
あうテンポのいい噺らしい。落語の中での熨斗あわびの作り方は、実際
とは大きくかけ離れていたが、「熨斗鰒」そのものが落語に登場してい
たことが、嬉しくなってしまった。

最近は、熨斗(のし)をかけた正式なご挨拶などというものも簡略化さ
れ、欧米のようにリボンを結んだ贈り物を手渡す、ということも多くな
った。しかし、お中元やお歳暮にはのし紙をかけたり、結婚式や出産、
入学祝いなどご祝儀などは、やはり「のし袋」は必需品。

ただ、なぜのし紙をかけたりのし袋にお祝いを包むのかなど、考えたこ
ともなかった。
しかし、縁とは不思議なもの。数年前、伊勢参りをした時に、偶然にも
海女さんたちと出会った。これがきっかけとなり、熨斗鰒(のしあわび
)に導かれるような旅をした。

そもそも、熨斗鰒とは、伊勢神宮で天照大神にお供えしている神饌とよ
ばれる神様の召し上がられる食事の一つなのだが、ことの始まりは神代
の時代に遡る。

天照大神の使いとして、長年安住の地を探していた倭姫(やまとひめ)
という神様が、ようやく伊勢の地に辿り着き、ほっとして、そこからほ
ど近い国崎という海辺で休んでいた時のこと。たまたま通りかかった一
人の海女さんが、倭姫に鮑を差し出した。その美味しさに驚いた倭姫は

「どうか、この地で獲れた鮑を、天照大神が住む伊勢神宮へ納めてくれ
ないものだろうか」と村人達に頼んだ。

すると村人たちはたいそう喜び、海女が海で採った鮑を、男達が干して
伸ばし、保存できる「熨斗鰒」というかたちに整えて献上した。

これが「熨斗(のし)」の始まりなのだ。

縁あって国崎に伺った折、役場の方の案内で神宮庁所管の「熨斗鰒調整
所」なる場所へ案内してもらった。そこでは今も海女さんたちが素潜り
で獲った鮑を、長老達が古式にのっとり形を整えていく作業が行われ続
けていた。のし棒なる丸い木の棒で、干した鮑を丁寧にのしていく。こ
の作業が二千年もの間、絶えることなくこの村で続けられてきたという
事実に私は、深く感動した。

「のし」に話しを戻すと、時代と共に一般の間でも祝い事や正式な挨拶
の時には、熨斗鰒が用いられるようになったのだとか。しかし熨斗鰒は
高価過ぎるので徐々に簡略化され、今ではその姿だけが小さく袋の上に
貼り付けられたり、更に簡略化され、熨斗鰒のかたちを小さく印刷プリ
ントした紙になったりしている。

しかし、日本人の「おめでとう」「ありがとう」という真心は「のし」
という形として脈々と引き継がれているのだ。

私は、「のし紙」や「熨斗袋」を見る度に、あの伊勢での長老達の姿を
思い出す。


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【2】◇◆TEN占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽にお遊びとして楽しんでくださいね。
                          
今週は[メディスンカード]で運勢を占ってみました。

2009年5月2日(土)〜5月8日(金)あなたの運勢


〈1月生まれ〉 
今週は自分の動きに意識を集中してみましょう。一週間を通してどんな
動きをしていたかを振り返ってみると、いまのあなたの状態がみえてく
るはずですよ。 

〈2月生まれ〉 
目的の為に今は冷静になって下さい。止まっていることは、決して後ろ
向きばかりではありません。 

〈3月生まれ〉 
周囲の人達に影響されて、少し意地悪になったり批判的になったりして
はいませんか。あなたの人生を豊かにするためにも、マイナスな人間関
係は断ち切りましょう。 

〈4月生まれ〉 
創造力が豊かになっています。いままで難しいと思っていたことも、今
ならチャレンジできそうです。 

〈5月生まれ〉 
今週あなたのキーワードは「再生」です。今までの古い習慣を断ち切り、
新しいあなたに生まれ変わるときがやって来ています。思い切って変わ
ってね。 

〈6月生まれ〉 
先々のことを動いてもいないのに、諦めかけてはいませんか。謙虚なこ
とと、勇気がないことは異なります。動き出しているのなら、後戻りす
ることは考えないで。 

〈7月生まれ〉 
疲れが溜まっているようです。今週はあれこれ欲張らず、とにかく身体
を休めることを第一優先にしてください。 

〈8月生まれ〉 
今週あなたに必要なメッセージは夢として現れてきそうです。できるだ
け重要だと感じた夢は、忘れないよう心がけてね。 

〈9月生まれ〉 
あなたが目指すゴールが近づいてきているようです。ただ、あなたの成
功や成長はあなた一人では成し得なかったはずです。周りの人達にも感
謝の気持ちを忘れずにね。 

〈10月生まれ〉 
目先の現実にとらわれすぎて、大きな目標を見失ってはいませんか。ま
た、人の話に翻弄されてはいませんか。今週は大きな視野で物事を見つ
めてね。 

〈11月生まれ〉 
心が閉じてはいませんか。また心ない振る舞いで人を傷つけているかも
しれません。今週は、愛の人であるあなたを取り戻してね。 

〈12月生まれ〉 
今週はどんな相手にも優しい心を持ち続けることがキーワードです。き
っとあなた自身の心も穏やかになってくるはずですよ。 


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【3】◆◇日本を堪能する旅 新企画◆◇
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       TENsトラベルメンバーの為の旅企画

          本日より募集開始!!

  ◇*◆*◇大自然の恵みを思い切り楽しく食べよう◇*◆*◇

        南アルプス・大人の遠足ツアー
       (ボトルワイン1本 お土産つき)

        2009年6月13日(土)〜6月14日(日)
              1泊2日 
    〜夕朝食付き・美味しん坊体験プログラム代込み〜

            25、800円(税込)
             東京・集合解散

             6名限定募集
 
      詳細は http://www.office-ten.net/otona/top.htm


       交通費・宿泊代・朝夕食代・観光案内代
       美味しん坊体験プログラム代込み 

      昼食代・温泉代は各自現地でお支払い下さい。 

 <美味しん坊・体験>

  体験1 さくらんぼ狩り
  体験2 牧場でのチーズ作り体験
  体験3 Myボトルワイン作り(ボトルワイン1本お土産つき)
  おまけの社会見学…お菓子工房見学(アイスクリーム付き)
           天然水ガイドツアー
         
美味しいものを食べると、なぜか幸せな気持ちになりますよね。
今回の旅はズバリ、大自然の恵みを楽しむ旅。
南アルプスや八ヶ岳などの大自然が育んだ、果樹や乳製品を
思い切り味わってください。

南アルプスや八ヶ岳を一望できる広大な牧場では、
新鮮な牛乳を使っての、チーズ作りを楽しみ
日本のワインセラーの聖地、勝沼では、世界に一本だけのオリジナル
Myボトルワインを作ります。
森の中のお菓子工場では、アイスクリームが食べ放題という夢のような
おまけ付き。

でも、なんといってもこの旅のメインは、さくらんぼ狩り。
中でも一年のうち、わずか2週間という高級さくらんぼ「佐藤錦」も
この時期だからこそ、心ゆくまで味わうことができます。
旅の途中で、今や日帰り温泉人気!)1の「ほったらかし温泉」に立ち寄
ったり、日本一との評判高い究極の親子丼をお昼ご飯に食べたり…。

ただし、この贅沢な旅に参加していただける人数は、先着6名限りです。

ピン!ときた方は、是非お早めにお申し込み下さい。

初夏の陽気に誘われて、思い切り元気に、そしてハッピーになる旅、
ぜひご一緒いたしましょう!


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【4】◆◇縄文の風を感じる旅◆◇
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             〜 ナチュラリストになろう〜

     先住民族の知恵に学ぶスペシャルプログラム   

          アイヌ・エコ体感ツアー   
      〜3泊4日 北海道・二風谷とフゴッペの洞窟〜
         2009年6月18日(木)〜6月21日(日)

        東京発着  88、000円
           
           残り4席となりました!

       http://www.office-ten.net/nature/2009/top.htm
   
◆代金に含まれているもの:
 往復航空運賃・道内観光・道内移動交通費・貸切バス(車)代
 ホームステイエコプログラム・朝夕食代・ 

◆代金に含まれていないもの:
 昼食代・入浴料・フリータイムの個人移動費・


TENの人気企画「アイヌ・エコ体感ツアー」を4年ぶりに実施します。



アイヌの人々は、縄文の頃からの暮らしの知恵や精神を
今に守り続けている人々であるといわれています。

このツアーでは、アイヌの聖地、北海道・二風谷に行き、
アシリ・レラさんのところにホームステイしながら、
先住民族に伝わる生活の知恵の数々を実体験として学びます。
また、今年はスケールUP。旅の後半には余市のフゴッペ
洞窟(日本に数少ないペトログラフ(古代壁画))見学や
小樽観光なども取り入れました。

山の中に入り、山菜を摘んでアイヌ料理を教えてもらったり、
薬草の見分け方を教えてもらったり、
夜はアイヌ刺繍を習得したりしながら、
自然と共に生きる叡智を、存分に学んでください。

日本の先住民族アイヌの語り部である
アシリ・レラさんのもとで、「生きる」という本質に触れたり、
日本に数少ない、二千年前のペトログラフをじっくり見たりしながら、
今という「貴重な時」を有効に過ごしてください。


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【5】◆◇編集後記◆◇
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縁とは、本当に人が計り知れるものではない。今月ツアーで伺う戸隠神
社。戸隠に祀られている弁天様の話は、以前から聞いたことがあり、
できるものならば、お参りしたいと願っていたが…
なんと知人が、長年戸隠神社にご奉仕され、弁天様をお守りされていた
神官様との知り合いで、ありがたいことに特別に弁天様のご神事をして
くださることになった。戸隠と天河。深い深い関係であることだけは漠
然と知っているのだが、まずは弁天様にお参りできる事になって嬉しい。

                       aya