2009/01/30━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   ☆★☆ TEN's magazine 第354号  ☆★☆ 
  
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こんにちは、天川 彩です。

早いもので、1月も今週で終わりですね。
あっという間のようでありながら、充実した年の始まりの月でした。
今年最初となる富士山を愛でるツアーも、お陰さまでそのタイトル通り
これでもか、というほど美しい富士の雄姿を拝むことができました。
ダイヤモンド富士の写真をHPのトップにあげております。よろしけれ
ば是非見てみてください。http://www.office-ten.net

さて、今週はまたしても面白い出会いがありました。
友人が事務所に連れて来てくれたのですが、タイ人の女性で、それはそ
れはパワフルな方。タイでもと新聞記者をされていただけあって、ニュ
ートラルな視点と社会に対する鋭い洞察力を持ち合わせながら、肩に力
が入らない緩やかな生き方をされており、何より深い愛情が魅力的な方
です。きっと、何かの形で皆さんにご紹介できる日があると思います。
タイ料理の先生でもあるので、タイ料理を教えてもらいながら…素敵な
お話を聞くのもいいですね。

何が生まれてくるかはわかりませんが、人との出会いはとにかく面白い
です。

ツアーに関してですが、ペルーツアーの最終調整を只今しております。
今のところ、昨年同様、GWを使って行く予定です。
でも、メルマガ読者の皆さんにだけ、こっそりと現在決まっていること
を少しだけお知らせすると…
今年は、マチュピチュやナスカの地上絵に行くほか、あのチチカカ湖に
まで行きますよ。なんとチチカカ湖上の島で、先住民族の方の家に泊ま
り、夜は民族衣装を着せてもらってのダンスタイムもあります。
島で泊まる日以外は、日本語のガイドさんがずっとつきますが、先住民
族の方の家に泊まる日だけは、身振り手振り。そんな、ウルルン(終わ
ってしまいましたね)のような体験、なかなか出来ませんよ〜。

来週か再来週にはツアーの全貌をお知らせご案内できるかと思います。
どうぞ、発表を楽しみにお待ちくださいネ。

今週は、ちょっと短いメルマガですが、連載もお休みさせてください。

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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・コラム風の文様================「無財の七施」
2・TEN占い==========今週は「タロットカード」占い
3・おすすめイベント=「巨石と聖地と私」須田郡司スライド&トーク
4・編集後記===================「ひとりごと」
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【1】◆◇コラム・風の文様 ◆◇
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□『無財の七施』

私はお釈迦様が大好きだ。
特にインドに行ってからというもの、お釈迦様をとても身近に感じるよ
うになり、お釈迦様の言葉に触れるたび、私は頷きそうだよなぁと感動
してしまうのである。

先日、ある人が、ある人物の考え方をかなり推薦していたので、早速ア
マゾンで注文して書籍を購入してみた。

確かに、いい話も多々あり、モチベーションを上げる話も出ている。
しかし読み進めていくうちに、自分は悟りを開いた特別な人間であると
連呼していたり、ありもしない神や仏を信心するのは愚か者である、と
書かれていたりで、私の感性には、どうも合わないようだった。

自慢じゃないが、私は神も仏も信心している。その人物から見ればかな
りの愚か者だ。

しかし、愚か者だと自覚しているからこそ、悟りを開いたなど決して思
わない。

大好きな故高田好胤さんの言葉に「永遠なるものを求めて、永遠なる努
力を重ねる人を 菩薩という」というものがある。

悟りとは、その永遠なるもの ではないかと私は思うのだ。
しかし、悟りを開いた人がいる。それがお釈迦様だ。

私は、お釈迦様を人生の師のように尊敬している。

思い悩んだとき、お釈迦様の言葉に当てはめて考えると、必ず矛盾のな
い出口に出ることができる。宇宙の真理とでもいうべき、悟りの世界は
ひとかけらの矛盾も無い。

お釈迦様は、与えられるよりも、施しをした者の方が幸せになると説か
れている。お金や物の施しで人を救う施しもあれば、知恵や教えで人を
救う施しもある。しかし何を持っていなくても知恵や教えを言えなくと
も、誰でも人へ施しができる方法をお釈迦様は説かれた。

それが『無財の七施』だ。

一に、眼施(がんせ)   優しい眼差しで人に接する。
ニに、和顔施(わがんせ) 和やかで明るい笑顔でいる。
三に、言辞施(ごんじせ) 優しい思いやりのある言葉を使う。
四に、身施(しんせ)   自分の体を使ってご奉仕をする。 
五に、心施(しんせ)   心配りをすること。 
六に、牀座施(しょうざせ)席や場所を譲ること。 
七に、房舎施(ぼうじゃせ)家に人を泊めること。

無財の七施は、誰にでもできそうなことばかりのようで、実際に常にそ
の状態を保つことは至難の業である。

キツイ目で人を見ていたり、笑顔が消えたり、思いやりに欠ける言葉を
使うこともある。ご奉仕を怠り、自分のことばかりを考え、自分のスペ
ースをより広く取ったり、他人が泊まりに来るのを面倒くさがったり。

素直に自分を省みると、心に余裕がなくなると、このような状況にすぐ
に陥りがちだ。

でも、これではいけない。

無財の七施が出来る人間になる、というのを人生目標に掲げて生きてい
けば、もしかすると、あの世に行った時、お釈迦様にお会いできるかも
しれない。とてつもなく大きな目標だが、頑張ってみようと思う。


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【2】◇◆TEN占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽にお遊びとして楽しんでくださいね。
                          
今週は[タロットカード]で運勢を占ってみました。

2009年1月31日(土)〜2月6日(金)あなたの運勢

〈1月生まれ〉
執着心が強くなってはいませんか。あれもこれも自分の手の内に入れよ
うとせず、手放すべきものは手放してね。

〈2月生まれ〉
今まで頑張ってきたことが、成果として現れてきそうです。最後まで力
を抜かず、まずはやり遂げてね。

〈3月生まれ〉
無計画で突っ走ってみたり、自己中心的な考えで動いてしまうかもしれ
ません。今週は今一度、考えてから動いてみましょう。

〈4月生まれ〉
楽しい人間関係が構築されそうです。今週何かするときは、一人でする
のではなく、仲間とすると良いでしょう。

〈5月生まれ〉
想像していたほど、良い成果が現れず、がっかりしてしまうかもしれま
せん。でも、自分を振り返るいいチャンスかもしれません。

〈6月生まれ〉
何事も積極的に行動できそうです。ただし、自己主張が強すぎたり、思
いこみで突っ走ってしまう可能性もあります。冷静さを保ってね。

〈7月生まれ〉
周りの人と穏やかに過ごせる一週間となりそうです。家族や友達、恋人
と接する時間を多く持ってね。

〈8月生まれ〉
今までうやむやにしていたことが、はっきりしてくる週となります。何
かの別れがあったとしたら新たな出発であることも忘れないでね。

〈9月生まれ〉
種まきの時期です。今週始めたこと、準備したことは後々大きな花を咲
かせ、実を結ぶ可能性が大きいです。がんばっていい種をまいてね。

〈10月生まれ〉
現実と思いにズレがあるかもしれません。思いを現実に近づけるために
は、かなりの努力が必要だということを忘れないで。

〈11月生まれ〉
大切なものを失って、がっかりするかもしれません。でも本当に大切な
ものはなくなってはいませんよ。今週は、見落としていた幸せを思い出
してね。

〈12月生まれ〉
今週はむやみに動かず、静かに時をみる時期です。今週みつめたことは、
この先の動きに大きく意味を持ってきそうですよ。


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【3】◆◇おすすめイベント◆◇
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    世界石巡礼・地球一周出発記念
     スライド&トークショー     

      「巨石と聖地と私」
  〜地球の記憶が語りかけていること〜  

   スライドとお話: 須田郡司(写真家)
 
        対談: 須田郡司×天川 彩
         テーマ「巨石信仰と祈り」
   
  日 時: 2009年3月15日(日)14:00〜

  会 場: 台東区民会館(浅草寺より徒歩2分 二大門前) 

  料  金 前売り2000円 当日2500円
  定  員 90名
  お申込み http://www.office-ten.net/stone/top.htm
       

  
  この惑星の歴史を物言わず、ただ静かに見守ってきた巨石たち。
  太古の人々は、その巨石の中に神を感じ、祀り、祈ってきました。

  そんな巨石の神々しさに惹かれ続け、石の文化伝承者とも
  なっているのが写真家の須田郡司さんです。
 
  沖縄からチベット、アイルランド、アジア、アフリカ、南米など
  各地の聖地を遍歴。2003年からは3年間かけて日本石巡礼を行
  い、日本各地に残る、古代の人々の巨石信仰や文化の研究も重ね
  てきました。
 
  今年4月、いよいよ一年かけて地球一周の世界石巡礼に出発する
  須田さんに、今まで撮影されてこられた数々の巨石写真のスライ
  ド紹介と共に、巨石と聖地の関わり、そしてこれから巡られる
  旅への思いなど、たっぷりと語っていただこうと思っています。
  後半は、「巨石信仰と祈り」と題しての対談も予定しています。

  この星の不思議、石と人の関わりなど、普段、なかなか聞くこと
  のできない、ディープエコロジーなイベントに、是非、皆様お誘
  いあわせの上、お越しください。

  

  <須田郡司…プロフィール>

  写真家。
  1962年群馬県沼田市生れ。琉球大学卒業。
  雑誌カメラマンを経て独立。国内はもとより世界各地の聖地を
  撮影する中で特に石文化や・巨石信仰に魅せられ、石の写真家
  として国内外で作品を発表。
  2003年〜2006年3年間かけて日本石巡礼と題して、日本各地に
  点在する巨石を撮影し、地域の人々との交流の中で、各地に残
  る巨石文化・巨石信仰を取材。
  日本各地で写真展や石文化を伝えると共に、新聞、雑誌、TV
  など多くのメディアでも取り上げられる。
  「地球の記憶を記録する」という壮大なテーマのもと、
  2009年4月より一年間かけて、世界石巡礼に出発。
  
  2009年元旦 毎日jp(毎日新聞社)
  http://mainichi.jp/select/wadai/graph/stoneworld/
 

  著書:
 
  フォトエッセイ集『VOICE OF STONE〜聖なる石に出会う旅』
                    (新紀元社1999)
  写真集『日本の巨石〜イワクラの世界』(星雲社、2008)
  加藤碵一・須田郡司著『日本石紀行』(みみずく舎、2008)
  フォトエッセイ集『日本石巡礼』(日本経済新聞出版社、2008)



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【4】◆◇編集後記◆◇
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ペルーのアンデス通信社の下野さんから教えてもらった情報ですが、
日本貿易振興会の主催で来月、赤坂でペルー展が行われるそうです。
その中で、ペルー親善大使の吉川晃司さんを招いてのトークショーも
あるらしく、今度の日曜日までが申し込み受付のようなので(多い場合
は抽選だそうです)ファンの方、興味ある方いかがですか?

情報のページは、
http://www.jetro.go.jp/events/tradefair/20081006166-event

それにしても、吉川晃司さんがペルー親善大使だっただなんて、知らな
かった。
                     aya