2008/08/15 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  
   ☆★☆   TEN's magazine 第331号   ☆★☆      

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.office-ten.net

こんにちは、天川 彩です。

今日は8月15日。一部の地域を除き、日本全国、ほぼお盆ですね。
お盆休みの方も多いことでしょうし、テレビの前でオリンピック観戦を
している方が沢山いらっしゃることと思います。
私は事務所に出勤していますが、世の中的に夏休み状態に近いので、時
折、テレビをつけてオリンピック選手を応援したりと、いつもよりかな
り、のんびりペースで過ごしています。

でも、思えば今日は第63回目の終戦記念日でもあるのですよね。
過去の戦争で、約310万人もの方々が犠牲になられたことも忘れては
いけませんね。

オリンピックで、日本選手が金メダルを取り、日の丸が上がり君が代が
流れると素直に嬉しいのに、それ以外の場所では、日の丸や君が代を嫌
っている人たちが沢山います。
「君が代」は、古今和歌集 巻7 賀の巻の 題知らず・讀人知らずの和
歌で「大切なあなたのいる世の中がいつまでも永遠に平穏に続きますよ
うに」という世界に類をみない、美しい平和を尊ぶ歌ですが、戦時下の
尋常小学校修身の教科書で、天皇崇拝の訳として書かれてしまったこと
が、今も尾をひいているのでしょうね。

君が代や日の丸を敵対視するのではなく、再び戦争が繰り返されるよう
な世の中に、政治家だけではなく私たち一人ひとりも、皆で社会をつく
っていかなければならないな、と思います。

さて、先々週からお知らせしておりました来年の「皆既日食ツアー」で
すが、ツアー催行人員の倍以上のキャンセル待ちのお申し込みがあるた
め、一旦、キャンセル待ちの受付も締め切らせていただきます。
HPは週明けに更新になるので、今はそのままですが、これから申し込
まれてもほぼ厳しい状況です。
また来年、状況が大きく変化して、参加人数を増やすことが出来た場合
には、また新たにお知らせいたします。

そんな中、またまたビッグニュースです!!

9月下旬に予定しているホピツアーですが、な、なんとニューメキシコ
の「サンタフェ」にも行くことになりましたヨ!!
「サンタフェ」といえば、アメリカの宝石とも呼ばれるほど美しい、青
空と日干し煉瓦の街並みが有名で、かつて宮沢りえさんの衝撃的な写真
集のタイトルにもなった場所です。

もともと農耕と平和的な生活を主としていた、プエブロインディアンの
人々。ホピ族がその中でも最も有名だとは思いますが、他にも様々な部
族の人々が素晴らしい暮らしぶりやインディアンアートを生み出してい
ます。「サンタフェ」はそんなインディアンジュエリーやアートのメッ
カとして、世界中の人々から憧れの地とされています。

当初は、サンタフェに行く予定は全く無かったのですが、今回ツアーに
参加される方から、もしも叶うことならば「サンタフェ」にも行きたか
った、という言葉を受け…十分に考え、他の申し込みの方や旅行会社の
方にも相談した結果、今回ツアー内容を大幅に変更しました。

今回、せっかくニューメキシコまで行くのですから世界遺産にもなって
いる「タオスプエブロマンション」やアコマ族の「スカイシティ」も行
くことにしました!!
そんな訳で、今回はセドナ、モニュメントバレー、ハリウッドは外しま
したが、インディアンのスピリットとアートという意味では、もの凄く
濃くて深い、インディアンツアーになりそうです。
アリゾナのホピの大地と、ニューメキシコのサンタフェを同時に巡るツ
アー。なんだか考えただけでワクワクします。
勿論、ホピの聖地でもある、グランドキャニオンは行程から外していま
せん。
きっと、この旅に参加された方は、人生観が大きく変わると思いますヨ。

来月のことですが、直観で「!」と思われた方、この機会をどうぞ逃さ
ないでくださいね!

詳細は、本文とHPでご紹介しております。

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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・コラム・風の文様=========「屋久島であった妖怪たち」
2・TEN占い===========今週は「タロットカード」占い
3・NEW====「アメリカの大自然とプエブロインディアンの旅」
4・夏の集中講座=======「自分力講座」&「究極・恋愛講座」
5・日本を堪能する旅========「富士山頂までの登拝」募集中
6・連載小説===============『雨弓のとき』 (51)
7・編集後記=====================ひとりごと

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【1】◆◇コラム・風の文様◆◇
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 ■「屋久島であった妖怪たち」


真夏なので…たまには妖怪のお話など…いかが?


随分前の話になるが、私が初めて屋久島に行った時、どうしても、嶽参
りの道で山に入りたいと思った。山岳信仰の嶽参りなど、方法も道も知
らないのに、無謀にも登山道とは違う道を歩き山に入り、縄文杉にあい
に行った。今考えるとかなり無茶で危険なことをしたものだと反省しき
りなのだが、その時はどうしても、そうやって行かなければならない気
がした。案の定、道に迷った。断崖絶壁の崖まで出てしまったりと、命
からがらようやく縄文杉まで辿り着くのに十時間以上かかっていた。

当時、今ほど屋久島は一般的ではなかったので、その日、縄文杉の周り
には誰一人いなかった。私は縄文杉としっかり対話をした。それはそれ
は宝物のような時間だったのだが…帰り道、急に森の空気が変わった。
木々の間を飛び回っている木霊(こだま)とはあきらかに違う、もっと
大きな気配。ちなみに、『もののけ姫』に出てくるコダマは、確かに苔
森に入ると多く見ることが出来る。カメラに写りやすいのだが、肉眼で
もある程度は見ることが出来る。特に静かな場所では、青い光を放つも
のもあり、屋久島以外の苔森でも幾度か目撃したことがある。しかし、
その時の森の気配は、木霊のそれではなかった。

歩き出すと、何かがヒタヒタとついてくる。振り向いても何もいないの
だが、確かに強烈な気配がする。更には大きな覆いかぶさるような気配
も重なり…確実に「もののけ」だと思った。

人でも動植物でもなく幽霊でもなく、勿論、神でもない。
自然現象の中に現れれた気配が、何かの姿に見えたり聞えたり。それが
妖怪ではないかと私は思うのだが…。
屋久島の森には、「げんじべえ」「山姫」「山のもん」と呼ばれる妖怪
が住んでいて、山に入ってくるものを監視しているそうだ。
この時、きっと私は「げんじべえ」と「山のもん」にからかわれていた
のだと思う。

この経験は、私に森や山に対する畏怖の念を植付けてくれた。

次に不思議な体験をしたのは、それから数年後。
登山途中、足を怪我して、ウィルソン株という大きな切り株の中に、三
時間近く一人で過ごしていた時のことだ。
うとうととしていると、山の裏から、この世のものとは思えないほど綺
麗な美しい歌声が聞えてきた。その声はまるで天女の歌声のようで、あ
まりの美しさに聞きほれていたのだか、やがて深い睡魔に襲われ再び眠
った。私は、夢を見ていたのだと思っていたが、その翌日…。
その切り株のすぐ近くで、遭難者が遺体で発見されたと聞いた。私は既
に亡くなった方の御霊を迎えに、天女が来ていたのだと思っていたが…

妖怪「山姫」は、山の中で綺麗な声で歌を歌っていると言われ、山奥に
一人で入ってきた男を襲い殺すこともあるという。
私が聞いたあの歌声は、天女ではなく山姫だったのだろうか。


その翌年、縄文杉まで登っていた時、裸足に便所サンダル、スーパーの
ビニール袋を片手に持って、猛スピードで山を駆け上がっていくお婆さ
んを見た。そのスピードは尋常ではなく、髪の毛を振り乱して…
まさに「山姥」そのものだった。

屋久島は、他にも数え切れないほど、様々な妖怪の話が民話として残っ
ているようだ。流石は神の島。人が犯してはならない自然の掟というも
のが、沢山あるようだ。それらを無視すると、今だに神隠しに遭うこと
も日常的にあるのだとか。

他にも、私が訪ねている場所は、古い民話が残る場所が多く…それなり
に、いろいろな経験もしているのだが…

これらの話は、またおいおい、機会のある時に。


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【2】◇◆TEN占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽にお遊びとして楽しんでくださいね。
                          
今週は[タロットカード]で今週の運勢を占ってみました。

2008年8月16日(土)〜8月22日(金)あなたの運勢

〈1月生まれ〉
周囲の人に、自分のことを理解されていないとイライラしてはいません
か?今週、あなたに必要なキーワードはコミュニケーションです。あな
たから積極的に話しかければ、不安は解消するはずですよ。

〈2月生まれ〉
あなたの原点である故郷や家族関係の中に、幸せが待っていそうです。
今週は、大切な人と今まで以上にいい関係が築けそうですよ。

〈3月生まれ〉
あなたの努力が報われる週です。また今、勉強していることも将来かな
り役に立ちそうなので、頑張って更なる努力を続けてみてね。

〈4月生まれ〉
何かを望んでいるのなら、それを声に出すことも時には必要です。あな
たの望みを叶えてくれる人が、近くにいる可能性は高いのですから。

〈5月生まれ〉
今週は、積極的になることで幸運が訪れそうです。何事も先頭だってあ
なたから動いてみてください。きっとあなたのことを見ている人がいま
すよ。

〈6月生まれ〉
些細なことでも、文句を言ってはいませんか?今週は出来るだけ不平不
満を捨て去って、笑顔で過ごしてみましょう。思わぬラッキーが舞い込
むかもしれません。

〈7月生まれ〉
何かと目立とう精神が働いていませんか?自分が自分が、と前に出るよ
り、今週は他の人に気を配ることを忘れずにね。人は見ていないようで
見ていますよ。

〈8月生まれ〉
考えるよりも、まず体が動いてしまうかもしれません。積極性は大事な
ことですが興奮しすぎないよう気をつけてね。

〈9月生まれ〉
今までの長い努力が報われる週です。ただ何かの到達は、また新たな始
まりにも繋がっています。新しい道も自信を持って進んでくださいね。

〈10月生まれ〉
自分のことを省みず、他の人を厳しく批判してはいませんか?今週は、
まず、他の人よりあなた自身の内面としっかり向き合ってみてね。

〈11月生まれ〉
困難なことが待っていそうですが、それが新たなチャンスにも繋がって
いそうです。目の前のことにくじけず、あなたの力を信じてください。

〈12月生まれ〉
あなたの力を出し切っていますか?今週はあなたの底力が物事を左右し
そうです。ただ、ブレた状態で力を出すと間違った方向に行く危険性も
あります。今週はあなたらしさを全うしてね。


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【3】◇◆NEW 天と大地に感謝する旅◆◇
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             最新情報!! 
   ーTEN’sトラベルメンバーのための旅企画ー

 憧れの地・サンタフェ経由でホピの大地まで行くことになりました



 ■『アメリカの大自然とプエブロインディアン文化に触れる旅』■

     〜インディアンアートの街「サンタフェ」から
             平和の民「ホピ族の大地」まで〜

       2008年9月21日(日)〜27日(土)7日間
      詳細は http://www.office-ten.net/hopi/2008/9/t.htm

 

アメリカ大陸に2000年以上前から住居していたプエブロインディアン。
農耕の先住民族として平和を好み、
アドビーと呼ばれる日干しレンガの集合住宅に、
今も静かに暮しているプエブロの人々。
25の部族の中でも、
タオス族、アコマ族、ズニ族、そしてホピ族が、
プエブロインディアンの代表的な部族といわれています。

この旅は、
プエブロインディアンの人々が暮らす町を訪ねながら
アートに込められた、平和への願いやメッセージ
そして、伝統的に受け継がれた
自然の叡智を存分に受け取っていきます。

アメリカの宝石とも呼ばれている美しい街並の「サンタフェ」…
世界文化遺産にも指定されている「タオス・プエブロ・マンション」…
アコマ族の天空都市「スカイシティ」…
平和の民が暮す「ホピ族の大地」…
神々が創った絶景「グランドキャニオン」…

青い空に映えるプエブロの日干し煉瓦の中で
今尚生きるアメリカインディアンの魂と
天地創造を感じさせる、圧倒的な、大自然。

この旅は、あなたの人生観を大きく変える旅になるかもしれません。


ツアー代金 288、000円(税込)

■ツアー代金に含まれるもの
成田⇔ロサンゼルス→アルバカーキ航空運賃(国際線・米国国内線)
アメリカ大陸 移動中の車(バス)
アメリカ横断鉄道アムトラック夜行列車運賃(コーチシート)
(フラッグスタッフ→ロサンゼルス)
ホテル宿泊代
朝夕食代(フリータイムの夕食代除く)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■ツアー代金に含まれないもの
成田空港施設使用料 
航空保険料
燃油特別付加運賃(燃油チャージ)
米国出入国税
昼食代
自由行動日の交通費及び食事代
資料館入館料


1日目
成田空港 ロサンゼルス アルカバーキ 車移動 サンタフェ着。
旅の始まりに訪れるのは、アビドーと呼ばれている日干し煉瓦の住宅が
立ち並ぶ、ニューメキシコ州のサンタフェです。アメリカの宝石とも呼
ばれている美しい景観の街で、香辛料の効いたニューメキシコ料理を味
わってください。              サンタフェ泊

2日目
この日は、歴史とアートの街、サンタフェを一日散策します。午前中に
訪れるのは「奇跡の砂」で有名なチマヨの教会「サント・ワリオ・チマ
ヨ」。午後からは、世界最古のインディアン居住マンションで世界文化
遺産にも登録されている「タオス・プエブロ・マンション」へ。世界遺
産の中に今も人が暮らしているこの建物では、タオスインディアンの人
々が作ったアート作品やジュエリーなどを購入することも出来ます。夕
刻からは、サンタフェでのフリータイム。どうぞ、思い思いの時間をお
過ごしください。              サンタフェ泊
                
3日目
この日、朝から目指すのは、アコマ族の人々が暮すスカイシティ。天空
都市と呼ばれるその場所は、1000年以上の歴史を持つインディアン居住
区です。その後、ズニ族の町や、ナバホ族の首都、ウィンドーロックを
通り抜けて、夕刻、いよいよ平和の民・ホピ族の村に到着です。
ホピの居留地では、写真もスケッチも一切禁じられています。ここから
はあなた自身の魂にしっかりと焼き付けてください。
                      ホピの村近郊泊

4日目
この日は、しっかりとホピの大地を感じる一日です。朝食前には、とっ
ておきの場所までお散歩いたしましょう。タイミングがあえば、ホピ族
の友人を紹介することができるかもしれません。
また、ホピ族のジュエリーアーティストやカチーナアーティストの友人
のもとも訪ねる予定です。祈りが込められたシュエリーや、精霊人形カ
チーナも作者から直接購入することができるかもしれません。平和の民
であるホピの人々に、そして大地に触れて、是非、今を生きる人として
大切なメッセージを直に受け取ってください。
                      ホピの村近郊泊

5日目
朝食後は、ゆるやかにホピの村で素敵な時間を過ごしましょう。ホピの
風の色をしっかり目に焼き付けたなら、一路グランドキャニオンへ。天
地創造のような絶景をゆっくり楽しんだり、貴重な施設を見学したりと、
グランドキャニオンタイムを十分に満喫した後は、フラッグスタッフの
街まで移動します。ここから、夜行列車でロサンゼルスまでは夜行列車
での大移動。通常のツアーでは、ほとんど乗ることのない、アメリカ大
陸横断鉄道・アムトラックで、「世界の車窓から」気分を楽しんでみて
ください。
                       夜行列車伯  

6日目
アムトラックでロサンゼルスに朝到着した後は、少しゆったりと時間を
過ごし、ロサンゼルス空港へ移動します。空港で最後の時間を自由に過
ごし、飛行機に乗って一路、成田空港へ参ります。

                        飛行機中
7日目
夕刻 成田着 解散
旅の思い出と共に、それぞれ帰路につきましょう。

http://www.office-ten.net/hopi/2008/9/t.htm


……………………………………………………………………………………
【4】◆◇夏の講座「自分力UP講座」&「究極・恋愛講座」 ◆◇
……………………………………………………………………………………
       
        締め切り 8月18日(月)  


   ◇◆◇「自分力を高める」夏の1日集中講座 ◇◆◇
        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  
 
     夏の間に一皮向けて、新たな自分に出会おう!

     この講座は、自分への信頼や自信を取り戻し
    「自分力」をしっかり高める為のカリキュラムを
     夏の1日、集中して行います。

      *平日と週末の日程をご用意しました*
         各日とも定員15名

日 程 1・ 2008年8月21日(木)
    2・ 2008年8月23日(土)

時 間 10:30〜16:30 (昼休憩 1時間あり)

会 場 葛飾シンフォニーヒルズ別館 (京成・青砥駅下車)
     お申し込みの方に詳しい地図をお送りいたします

受講料 10、500円 テキスト代含む

講座内容 Step1 自分を見る
     Step2 心の扉を開く
     Step3 自分の魅力を知る
     Step4 自分を輝かせる

詳細・お申込み http://www.office-ten.net/com-kouza/power-up.htm



この世に「あなた」として生まれた、たった一度の人生です。

ぜひ素敵なあなたに出会ってください。


http://www.office-ten.net/com-kouza/power-up.htm
******************************
*8月24日の「大人の為の究極・恋愛講座」
(受講料10、500円)も合わせて受講される方は、2講座で
15、000円という大変お得な割引価格でご参加いただけます。

******************************



・‥‥……━━━━━━━━━◇◆◇━━━━━━━━━……‥‥・




    ◇◆◇『大人のための 究極・恋愛講座』 ◇◆◇
        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  

 運命の人と巡り逢う方法 パートナーと生涯恋愛する方法
          伝授いたします

日  程 2008年8月24日(日)
時  間 10:30〜16:30 (昼休憩 1時間あり)
会  場 葛飾シンフォニーヒルズ別館 (京成・青砥駅下車)
     お申し込みの方に詳しい地図をお送りいたします
受講料 10、500円 テキスト代含む

講座内容 Step1 恋の言の葉拾い
     Step2 パートナーシップについて
     Step3 理想の相手・理想の自分
     Step4 セルフプロモーション術

申し込み http://www.office-ten.net/com-kouza/love.htm


運命の人…。
どこを探せば、何をしたら
出逢えるえるのでしょうか。
あなたが、もし、
本気でその人を探していたとしたなら
その人も、本気であなたを探しているはず。

だけど、生涯を通して
互いに愛し慈しみあえる人に
真剣に出逢いたいのなら…
ちょっぴり自分改革も必要なのです。

出逢った時から、この世を去るまで
ずっと、人生を共にする
唯一無二のパートナー。

結婚しても、お父さんとお母さんになっても
おじいちゃんとおばあちゃんになっても
生涯、素敵な恋人同士で
あり続けてください。

素晴らしい恋愛は、
世の中の平和の糧になるのです。

http://www.office-ten.net/com-kouza/love.htm
******************************
*8月21日又は8月23日の「自分力を高める」夏の1日集中講座
(受講料10、500円)も合わせて受講される方は、2講座で
15、000円という大変お得な割引価格でご参加いただけます。

******************************


……………………………………………………………………………………
【5】◆◇日本を堪能する旅◆◇
……………………………………………………………………………………
        締め切り 8月18日(月)



  今年の夏、日本一の富士山頂へ 一緒に登ってみませんか?

        夏┃の┃富┃士┃山┃登┃拝┃!┃
         ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛ 
        〜吉田の火祭りと富士山頂への登拝〜 

    2008年8月26日(火)〜28日(木)
           2泊3日
  
       東京発着39、800円(税込)

  詳細は http://www.office-ten.net/j/fuji/tohai/2008top.htm


古来より霊峰として仰がれていた、富士山。
この夏、縁あって富士の御山頂まで登ることになりました。
ただし、一般的な富士登山のように
日本一の山を制するわけでも、
山頂でのご来光を目的とするものでも
自己との戦いの為でもありません。

霊峰・富士にいらっしゃる神々と自己とがしっかり向き合い、
心身共に清く元気になるための「富士登拝」です。

一歩一歩踏みしめ、要所要所でお参りをしながら
普通の富士登山のおよそ倍の時間をかけて
ゆっくり山頂を目指していきます。

せっかくの機会ですので、かつて昔の人々がしていたように、
白い行衣に金剛杖という出で立ちで向かいましょう。
金剛杖には、途中途中で、昔ながらの焼き印を押してもらいます。

富士を仰ぎ、富士に登り、富士を感じる。
きっと生涯の宝物となるであろう体験
一緒にいかがですか?


*登拝前日には、奇祭・吉田の火祭りや富士歴史民俗博物館へ参ります。

「TEN'Sトラベルメンバーのための旅企画」

行程や登拝についてなど、詳しくはHPをご覧ください。
とても綺麗なページですヨ。
http://www.office-ten.net/j/fuji/tohai/2008top.htm


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【6】◆◇連載小説◆◇
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<今までのあらすじ>
両親の不仲が原因で自分は不幸だと思い続けてきた祥子。しかしアルバ
イト先で知り合ったアパレルメーカー勤務の良一と付き合いだしてから
少しずつ考え方が変わってくる。大学卒業後は、マスコミ就職の希望を
持っていたが、妊娠していることがわかり、急遽良一と結婚することに。
娘の真由子を産んでから、幸せいっぱいの祥子だったのだが、良一が突
然、札幌へ長期出張に。楽しみにしていたクリスマスが迫り…。


『雨弓のとき』 (51)                天川 彩

再びベッドに入り少し眠ったのだが、頭がズキズキとして再び目が覚め
た。どうやら熱も出ているらしい。だるくて体が重い。
体を起こし、引きずるようにタンスの前まで行って、薬箱から体温計を
取り出した。そして脇に挟んで再びベッドに横になると、そのまま倒れ
こむようにまた眠ってしまった。

ー祥子、雪がキラキラ綺麗だろう。まるでホワイトクリスマスだね。祥
子や真由子と親子三人、こうして一緒にクリスマスを過ごせるなんて、
まるで夢のようだよ。あれ?寒いのかな?ガタガタ震えているよ。祥子
大丈夫?本当に寒くない?−

祥子は目が覚めた。ガタガタと震えがきている。脇に体温計を挟んでい
たことを思い出し、取り出してみると、39度5分を指していた。祥子は
ベッド脇においてある電話を握り、母の敏子にかけた。

「大丈夫?祥子?」
敏子がやってきたのは、電話をかけてから一時間ほど経ってからだった。
「ごめんね、お母さん。昨日も来てもらったのに…。仕事大丈夫?」
「とりあえず、抜け出してきたんだけど、酷いようなら、このまま休ま
せてもらうから、心配しなくて大丈夫。それより、とりあえず病院へ早
く行ってきなさい。真由子の面倒見ているから。駅前の薬局で、粉ミル
クと哺乳瓶も買ってきたし。祥子、粉ミルクは嫌だって意地張っていた
けれど、そんなこと言ってられないでしょ」
「…うん」
祥子は、ここ数ヶ月、育児雑誌を熟読し、完全母乳を実践しようとして
いたのだ。しかし、確かにそんなことを言っていられなくなった。


近所の内科医院の待合室は、人で溢れかえるほど込み合っていた。祥子
が呼ばれたのは、小一時間ほど経ってからだった。検査の結果、インフ
ルエンザにかかっていた。
「あの…先生。生後二ヶ月の赤ちゃんがいるんですけれど、六ヶ月まで
は免疫があるから、移らないですよね?」
祥子は育児雑誌で得た知識から、ほぼ確信を持って目の前の医師に確認
してみた。が、医師の返事は想像を反してのものだった。
「いや、インフルエンザはいくらお母さんの免疫があるといっても、か
かる可能性も無いとはいえませんよ。もし、可能ならば、治るまで出来
るだけ接しない方がいいかと思いますよ。それに、抗生物質も飲まなき
ゃならないですから、母乳もダメです」
「えっ?移る可能性あるんですか?」
「インフルエンザですからね。可能性はゼロとはいえませんから。まず
はお薬飲んで、水分も十分にとってきちんと直した方がいいですよ」
「あの、週末、北海道に行く予定なんですが…」
「これから数日は熱が続きますし、一週間は安静にしていないと、余病
を起こす可能性もありますから。可哀相ですけれど、週末の旅行は、諦
めなきゃいけませんね」

祥子は、ほとんど放心状態で家に戻った。
「どうだったの?」
母の敏子が真由子を抱きながら、心配そうな顔で玄関まで出てきた。
「インフルエンザなんだって。真由子にもうつる可能性があるんだっ
て」
「えっ?そうなの?」
「できるだけ離しておいた方がいいらしいし、母乳もダメなんだって。
北海道もダメだって」
「あら、そうなんだ」
「そうなんだって…。可哀相だと思ってくれないの?もうすぐ真由子
連れて、良一さんの所に行く予定だったのに。ねぇ、どうしてこんな
ことになちゃったんだろう」
「そりゃ、可哀相だけど、インフルエンザなんだから仕方がないじゃ
ない。今から祥子がしなきゃならないことは、一日も早く治すことな
んだからね。真由子のことだけど、一週間、越谷でみていようか?」
「でも、お母さん仕事は?」
「こんな緊急事態だし…今、それほど仕事忙しくないから、休暇もら
うから」
「でも…」
「でも、って言ったってしょうがないでしょ。こんなに小さな真由子
にもしもうつったら、本当に大変なことになってしまうのよ」
「…」
「とにかく、今はそれが一番なんだから」
祥子は、ありがたさと寂しさが交じり合った、複雑な心境だった。

                         つづく…
……………………………………………………………………………………
【7】◆◇編集後記◆◇
……………………………………………………………………………………
オリンピック観戦はやはりいい。様々な種目のアスリート達が、自分の
力を信じて、頑張る姿を見せてくれる。皆、人間だから、いい時ばかり
ではない。しかし、やはりここ一番、という時に、その人らしい力を発
揮している姿は格好いい。

私も自分の力を信じて…諦めずに頑張ろう〜っと。
                    aya