2008/02/01━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   ☆★☆  TEN's magazine 第303号  ☆★☆ 
  
━━━━━━━━━━━━━━━━━━  http://www.office-ten.net

こんにちは、天川 彩です。

早いもので、今日から2月ですね。
節分が明けて立春を迎えると、いよいよ今年も本格始動。

私は今年、新たなことが沢山始まる気がしています。
その為には、まずは自分が動かないことには、ですよね。
昨年は、どことなく力が抜けていた一年だったので、今年は思いっきり
人生を楽しむぞ〜!という勢いです。

それにしても、世の中ドンドン進化していますね。
DSやwiiといったものは、ゲームの一種かとばかり思っていたのですが
中にはへぇ〜と感心するものもあり…

今、私が一番関心があるのがwiiフィット。
バランスシートのようなものですが、様々な使い方ができるようで、家
で楽しみながら運動不足が解消できるみたいです。
長年の運動不足がたたり、気がつけば十年前より体がひと回りもふた回
りも大きく成長?してしまったので…欲しいなぁ、などと珍しく思って
います。

さて、今年のホピツアーに続くビッグツアー「ペルーツアー」ですが、
少し調整に時間がかかっていますので、募集開始のお知らせは、今しば
らくお待ちくださいね。

今週末は、節分ツアー。天河の節分は、やはり特別なご神事なので、皆
さんをご案内するのが喜びであり、緊張でもあります。

どんな時間が待っているのか、本当に楽しみです。


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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・コラム・風の文様================「優しい心」
2・TEN占い===========今週は「タロットカード」占い
3・天と大地に感謝する旅==「サプライズ・ミステリーツアー」ほか
4・連載小説===================「雨弓のとき」(35)
5・編集後記=====================ひとりごと
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【1】◆◇コラム・風の文様◆◇
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□「優しい心」


通常、人は人と関わりあいながら生きている。
その関わりあいの中で、一番揺れ動くのが感情だ。

「人は感情の動物」とよくいわれるが、それは自分の心の動きに左右さ
れやすい、ということなのだろう。だから、心の揺れに伴って思いもし
ていない言葉が出てしまうことがある。そんな時、「つい感情的になっ
て心にもないことを口走った」などということもあるが、本当のところ
はどうなのだろう。感情が高まって興奮しているから、心の中の奥に秘
めていた言葉が、ポロッと飛び出してしまうのではないだろうか。

しかし、感情的な言葉は、聞いている人の感情を、また揺らすことにな
り…。人との間に起こった小さな感情の波は、やがて大きな波となって
互いに傷つけあう結果になるかもしれない。

そんな時、一番大切なことは、揺れ動く我が心をまずは鎮めることかも
しれない。

優しい人は、一応に心が穏やかだ。

それもそのはず。優しいという言葉の語源の一説では、「止(や)す」
から来ているともいわれている。揺れ動く心を止めて安らかなる心にな
ると、人は自然と優しい気持ちになる、という。

また、「痩(や)す」しいから、優しいに変化したという説もある。
これは、「あなたの思いやりを受け、痩す(身が細そる)ほどの恥ずか
しさ」からきているそうだ。かなり奥ゆかしく、謙虚な思いのようだが、
自分が恥ずかしくなるほどの、相手の優しさとは、決して「可哀想だか
ら、してあげる」というような、上から見下すような行為や、「こうし
たら喜ぶはずだ」いうような親切の押し売りではないものだろう。

しかし、あまりまわりくどく考えるより、優の文字を見た方が私はわか
りやすいように思う。

優は、憂いに人。すなわち、心が苦しく切ない時、穏やかな心持で傍に
いてくれる人。それが、真の優しさではないだろうか。

何かで心が苦しく切なくなっている時は、悲しみでいっぱいになってい
る。そんな時こそ、ただ静かに横で見守ってくれる誰かがいたならば、
人は救われる。

私は今まで、どれほど多くの心優しき人たちに救われてきたのだろうか。

今、改めてその有難さを感じている。


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【2】◇◆TEN占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽にお遊びとして楽しんでくださいね。
                          
今週も[タロットカード]で今週の運勢を占ってみました。

2008年2月2日(土)〜2月8日(金)あなたの運勢


〈1月生まれ〉
学びの一週間となりそうです。特に伝統的なものや、専門的なものを学
ぶときなので、しっかり吸収して下さい。

〈2月生まれ〉
アクシデントがあるかもしれません。今週動くならば、何事もしっかり
と下調べをしておきましょう。

〈3月生まれ〉
思いこみで突っ走ってしまうかも知れません。今週は出来るだけ周りの
人の意見にも耳を傾けてみてね。

〈4月生まれ〉
直感力の冴える一週間です。積極的にどんどん進んでみて下さい。きっ
とうまくいくはずですよ。

〈5月生まれ〉
ムードメーカー的な役割となる一週間です。人に頼られることも多いの
で、丁寧に対応してみてね。

〈6月生まれ〉
優柔不断になってしまうかも。今週はできるだけ何かを決断するのは避
けて、感性を磨くことに力を入れてみてね。

〈7月生まれ〉
枠にとらわれて考えていると、あなたらしさが発揮できないかも知れま
せん。今週は周りに合わせようとしすぎないで、あなたらしさを取り戻
してね。

〈8月生まれ〉
あなたが決めた道をしっかりと歩んでいると、同じような気持ちを持っ
た新しい友達と出会うことができそうですよ。

〈9月生まれ〉
仲間や職場などで、意見の対立があるかも知れません。できるだけ今週
はあなたの意志をを、はっきり持って、意見をころころ変えないように
したほうが良さそうですよ。

〈10月生まれ〉
新しいアイディアが次々浮かび、気持ちが高鳴るかも知れませんが、今
週はまだ実行の時ではないので、まずはそのプランをじっくり考えてみ
ましょう。

〈11月生まれ〉
やろうやろうと思っていてもやり始めないと何事も始まりません。今週
は勇気の一歩を出してみてね。

〈12月生まれ〉
喜びにあふれた一週間となりそうです。今まであなたが積み重ねてきた
経験がやっと実を結びそうですよ。


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【3】◆◇天と大地に感謝する旅 サプライズ&スペシャル◆◇
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    TEN’sトラベルメンバーの為の旅企画
  

    ●天と大地に感謝する旅 サプライズ!●

      『TEN's ミステリーツアー』
  〜日本の古い神様と湯の里を堪能する2日間〜

    2008年3月8日(土)〜3月9日(日)
        29,800円(税込)
     
     集合:8日 午前9時  東京・都心某場所
     解散:9日 午後5時頃 東京・都心某場所
  (ツアーお申し込みの方には、後日
    集合・解散場所をそっとお知らせいたします)
    http://www.office-ten.net/himitsu.htm
       
     先着申込 20名で締め切ります
     宿泊代・朝夕食代・全交通費込み
    (昼食代・湯巡り代は別途各自)
 
TENが10周年の特別企画として、自信を持って組んだ旅。
それはサプライズなミステリーツアー。

目的地も魅力的なら
宿も、食事も魅力的。
勿論、温泉だって魅力的。

さぁ、何処へ向うのか…。
ドキドキワクワクの楽しさは、
申し込んだ時からはじまりますヨ。


ヒント

1・オフィスTENのツアーでは、行ったことのない都道府県です。
2・関東・北関東ではありません。
3・古い古い神様が祀られている場所
4・目的地までの移動時間は、およそ3時間半。


ツアー参加者の方には、このヒントをもとに、目的地あてクイズに
参加していただいております!
正解者には、プレゼントがありますよ。

正解はツアー当日のお楽しみ。

詳しくは http://www.office-ten.net/himitsu.htm 
       


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    TEN’sトラベルメンバーの為の旅企画
           
      ●天と大地に感謝する旅 スペシャル!●
 
 『平和の民・HOPI族の大地とアメリカの大自然を訪ねる旅』

    2008年3月20日(木・祝)〜3月26日(水) 7日間
    
      ツアー代金 288、000円(税込み)
   <空港諸税は後日・別途お支払いとなります>
     
         募集人員  20名
         最低施行人員 8名
     
     20名に達しましたら、締め切らせていただきます。
     参加希望の方はお早めにお申し込みください。
     
    詳細 http://www.office-ten.net/hopi/2008/t.htm


アリゾナの砂漠の地に聳え立つ大地。
そこに、平和の民・ホピ族の人々が静かに暮らしています。
この旅は、そんな「ホピ族の大地」を訪ねます。
更には、ナバホ族の居留地でもある
「モニュメントバレー」や
アリゾナ屈指の人気エリア「セドナ」、
アメリカ国立公園の中でも圧倒的なスケールを誇り
ホピ族の大切な聖地でもある「グランドキャニオン」なども巡る
贅沢な行程の旅。

更には旅の最終日は、映画の都「ハリウッド」へ。

太古からの風と、最先端の風。
世界の「今」を肌で受け取ってください。

きっと、生涯忘れられない旅となることでしょう。


■TEN’sトラベルメンバーの為の旅企画
企画 オフィスTEN/ワールドエキスプレス大阪
主催 株)ワールドエキスプレス 兵庫県知事登録旅行業第2-250


アメリカの大地が呼んでいると思う方、是非ご一緒しましょう。

ツアーの詳しい行程は
http://www.office-ten.net/hopi/2008/t.htm



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【4】◇◆連続小説◆◇
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<今までのあらすじ>

高原祥子は、両親の不仲が原因で自分は不幸になったと思い込んでいる
女子大生。しかし、近所に住むアパレルメーカー勤務の高梨良一と付き
合い始めたことから、少しずつ考え方が変わりはじめていた。また大学
の友人、明日香の影響もあり将来はマスコミで働きたいと希望を持って
いた祥子だったが、妊娠に気づく。


『雨弓のとき』 (35)                天川 彩


「そうなの」

母の敏子は、妊娠の告白をまるで他人事のようにあっさりと受け取った
ので、祥子は拍子抜けした。

「そうなのって、お母さん驚かないの?」
「あ、あの…」
良一が途中で口を挟んだ。
「あの…。順番が逆で申し訳ないんですが、祥子さんと結婚させてくだ
さい。本当は、彼女が大学を卒業して、何年か社会人経験もさせてあげ
た後の方がよかったとは思うんですが…」

「け、結婚?!」

敏子が突然大きな声を出したので、前のテーブルで食事をしていたカッ
プルが驚いた顔をして振り向いた。
敏子の反応はあきらかに矛盾していた。しかし、敏子にしてみると、祥
子の突然の妊娠の話は、あまりに現実離れした話に聞こえて、事態その
ものをよく把握できていなかったのだ。
敏子は声のボリュームを極端に下げながらも、強い口調で続けた。
「結婚?えっ、妊娠って、まさか祥子…。ちょっと何よ?それどういう
ことなの?」
祥子も、敏子の声のボリュームに合わせて、ヒソヒソ声で返答した。

「だから、さっきも話したけれど、私、妊娠しているの。それで、大学
は辞めて、良一さんと結婚することにしたの」
「ちょ、ちょっと待ってよ。結婚することにしたって、そんな一方的な
突然の話…。あなた、高梨君って言ったわよね」
「はい」
敏子は改めて、良一の方を向き睨みつけながら、マジマジと顔を見てい
たのだが、その視線がふと少し和らいだ。

「あれ?あなた。もしかして、お父さんの告別式の日に来てくれていた
人?」
「そうよ!彼、お通夜にも来てくれていたのよ」
良一が返事する前に、祥子が横から口を挟んだ。
「なんか、最初から見たことあると思ったわ」
「でしょ」
「それはどうも、その節は、ありがとうございます。でも…それとこれ
とは、話が違うもの…。そんな突然、妊娠だの結婚だのって…」

「申し訳ありません」
良一は深々と頭を下げた。
「だって、祥子はまだ二十歳ですよ。もうすぐ二十一になるけれど、つ
いこの前まで高校生で…。大学だって、奨学金で通っているんだし」
「それは、僕が責任を持って」
「責任…ねぇ」
「お願いします!祥子さんと結婚させてください」

良一が敏子に頭を下げるのを見て、祥子もあわてて頭を下げた。

それからしばらくの間、無言の空気が流れていたが、祥子は大きなため
息を一つついてから口を開いた。

「そりゃそうよね。結婚するしかないものね。わかったわ」



その翌週の週末、二人は良一の実家である仙台に向った。

                            つづく…
                        

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【5】◆◇編集後記◆◇
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昨年に引き続き、マルイから発行されている冊子2月号に、ショートスト
ーリーが掲載されています。「ギフト」というタイトルのちょっと、心
温まるお話なので、全国のマルイのお近くにお住まいの皆様、もしまだ
店頭に置いてあるようならば、読んでみてくださ〜い。
                        aya