2007/06/29━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   ☆★☆ TEN's magazine  第274号  ☆★☆ 
  
━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.office-ten.net

こんにちは。天川 彩です。

ただいま〜!アメリカから戻ってきました。
大自然の素晴らしさと共に、人の心の温かさや、真心に触れての7日間。
本当に天と大地と人々に感謝の連続の時間でした。
特に、ホピの村では予想もしていなかった、カチーナ(精霊)ダンスに
立ち会うこともできて幸せでした。そして自分自身がまた新たな思いに
かき立てられることもあり、とにかく感慨深い旅となりました。

ホピの大地に導かれるように通い始め、およそ十年。
当初は漠然と感覚的に感じていたものでしたが、今、この旅から戻り、
はっきりと目に見えぬ大いなるものの意思なのだと確信しました。
いずれ、それらのことを書籍などできちんと発表したいと考えています
が、それはやや遠い日。皆さんがもし今、ホピの伝統的な生き方や、い
わゆるホピの予言というものを、きちんと学びたいと思っているのなら
是非、以下の本を読んでみてください。

『ホピ 神との契約―大地といのちの護りびと』(徳間書店)
  トーマス・マイルズ(著) & ダン・エヴェヘマ (著)
          林 陽 (著)

実は、お恥ずかしながらこの本は、十年間も私の書棚にありながら、開
くことなく眠ったままでした。
今回の旅の折、鞄の底に入れて行き、帰りの飛行機の中で夢中で読みま
した。そして、全てが腑に落ちました。
著者のトーマス氏は、ホピ伝統派の最長老のダン氏にかつて依頼されホ
ピの真髄全てをこの本の中に託すことにしたようです。
トーマス氏は、キリスト教徒なので中には違和感を覚える方もいるよう
ですが、私は宗教を越えた超宗教として捉えることができました。

今回の旅で、一番驚いたのは伝統派の人たちの村の入り口に、ガラス瓶
が散乱し、2年前には無かった超近代的な観光用の建物っていたことで
す。いまやホピというだけで、世界中からスピリチュアルなものを求め
て来る人が後を絶たないのか、それらをお金で売り物にしているホピの
人たちと、スピリチュアルもどきを求めて来る人々の欲望が合致し、
悲しいほどに荒れている現実をみました。
それらの人々は、謙虚で慎ましく生活している、極少数派の今でも伝統
を守り続ける人々を迫害しているという現状も目の当たりにしました。
しかし、そんな悲しい現実だけではなく、今の尚静かに守り続けられて
いることも確かにあり…平和の民の村の中で、起こっている問題は、私
たちの社会の雛形なのだと改めて感じます。

それにしても…旅の仲間達が、あまりにも素敵な人々ばかりで…それぞ
れが役割があり、全員揃うと笑うことばかりでした。調和と協力と愛。
まさにこれこそが「平和」の世界だと私は実感しました。

私の忘れ物のペンダントは、無くなっていましたが、それ以上に大切な
ものを持って帰ってきたようです。

旅の仲間から、感想が届き次第、追ってご紹介していきたいと思います。
具体的にどんな時間を過ごしていたかは、その報告で読んでいただけた
らと思っています。

今週は連載小説、お休みさせてください。


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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・コラム・風の文様===「焦らず急ごう」
2・TEN占い======今週は「タロットカード」占い
3・七夕特別企画=====「七夕童話詩ライブ」
4・天河太々神楽講====「旧暦七夕祭 お手伝いワーク」
5・来週です=======「大人の為の究極・恋愛講座」7月
6・編集後記=======ひとりごと
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【1】◆◇コラム・風の文様◆◇
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■「焦らず急ごう」


およそ十年前、私に大きな転機が訪れた。
次々と起こる不思議な出来事。そして出会い。それらは導きというより
表現できぬものだ。私は個人的に何かの宗教に属しているわけではない。
しかし、その導きは、神、仏、グレートスピリット…要するに宇宙の創
造主からの導き以外には考えられない。

その転機の年、以前から呼ばれているような気がしていた「縄文杉」に
会いに行った。

縄文杉に会いに行くには、どうしても岳参りの道(通常の登山道ではな
く地元の人が信仰の道として使う道)で向かいたいと思っていた。
しかし、それはかなり無謀なことだったらしく、険しい道である上に分
かりにくい。道に迷った末ようやくウィルソン株という大きな切り株の
場所に着いた時には、既に出発から8時間も経っていた。

雨に濡れ、泥だらけになりながら、登る途中、多くの下山するグループ
と出会った。その度、先頭を歩くガイドらしき人に「危険だから下山し
なさい」と言われたが、下りるわけにはいかなかった。
今思えば、軽装の女性が一人で午後登山しているなど危険極まりなく、
地元のガイドさんたちの忠告は当然なのだ。今なら恐ろしくて絶対にそ
んな無謀なことは出来ない。
しかし、その時は、縄文杉から守られているような安心感があった。

そして目の前に現れた縄文杉は、霧に包まれ幻想的な姿で静かにそこに
立っていた。

『焦らず急ぎなさい』
それが縄文杉から私が受け取ったメッセージだった。

同じく十年ほど前から通い始めたホピの大地。遠いようで近い魂の故郷。
大切な友人たちが暮らす場所で、今回改めて同じメッセージを受け取っ
てきた。もの凄い勢いで、自然現象が変化している。温暖化だけではな
く、これから次々と異常気象が続き大変な状況に進んでくるだろう。そ
れは誰にも止めることはできない。しかし少しでも、その状況を緩和す
ることはできる。その鍵となるのは、まぎれもなく人の心の変化のみだ。

見て見ぬふりや、ゆっくり傍観している場合ではない。
しかし焦ってもいけない。焦ると間違った方向に走ったり、混乱を起こ
してしまったり、誤解を解くのに時間がかかってしまうこともある。

ホピの伝統的な暮らしを守る長老達も言っている。プラカードを持って
平和デモや集会に参加したり、環境保護団体に加わることより、質素で
謙虚で平和な暮らしの実践者となり、身近な人に、大切な「命」や「心
」を伝えるメッセンジャーになって欲しいと。

私は、今、このコラムを読んでくださっているあなたも、平和のメッセ
ンジャーの一人だと確信している。


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【2】◇◆TEN占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽に楽しんでくださいね。
                          
今週も[タロットカード]で1週間の運勢を占ってみました。

2007年6月30日(土)〜7月6日(金)あなたの運勢

〈1月生まれ〉
物事に冷静に対処できる一週間です。大事な仕事や決断などは今週がお
すすめ。

〈2月生まれ〉
準備が整っていないのに無理に動こうとすると、思いの外大きなダメー
ジを受けてしまうかも。今週はなるべく静の状態でいてね。

〈3月生まれ〉
いままで暖めてきたあなたの気持ちを声に出していってみてください。
幸運の女神が微笑んでくれそうですよ。

〈4月生まれ〉
頭の回転がとても良くなっていそう。良いアイディアやひらめきは今週
具体的に計画してみてね。

〈5月生まれ〉
芸術的な方面に意識が向く一週間です。絵を描いたり、音楽を聴いたり
しながら感性を磨いてね。

〈6月生まれ〉
この先どうすればいいのか、悩んではいませんか。また険しい道のりを
想像してため息をついてはいませんか。何事も最初の一歩を踏み出す勇
気が必要です。

〈7月生まれ〉
今週は努力や苦労が報われる一週間です。そしてまた次の道が始まりつ
つあります。一呼吸おいて次のステップに移ってね。

〈8月生まれ〉
いままで曖昧だった問題がはっきりします。今週は勇気を持って、周り
の人に相談してみましょう。きっといいアドバイスがもらえますよ。

〈9月生まれ〉
夢を叶えたいならば、希望を声に出してみましょう。きっと思いの外、
不思議に進むはずですよ。

〈10月生まれ〉
先々のことで頭が一杯になってはいませんか。まずは現実を見て、今を
しっかり動いてください。未来は今の動きで変わってきますよ。

〈11月生まれ〉
予想もしていなかった大きな出来事が降りかかってくるかもしれません。
でもそれは、あなたの人生にとって大きなチャンスでもあります。ネガ
ティブに捉えるか、ポジティブに捉えるかはあなたの気持ち次第ですよ。

〈12月生まれ〉
他人によく思われようとしすぎて、つい八方美人になりがちです。今週
は自分自身の心とよく対話をしてみてね。


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【3】◆◇ 七夕★特別企画 ◆◇
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      ●想像の森へ皆さまをご招待いたします●

      『 天川 彩 七夕童話詩ライブ 』
        2007年7月7日(土)

   祈りを込めて紡いだ小さな物語たちを、
この日ゆっくり語ります

      時間: 午後3時開場  午後4時スタート
      会場: 立花大正民家園 旧小山邸
         (アクセス:JR総武線 平井駅 下車7分)
      料金:前売り2000円  当日2500円
       
     

   和みの時に、短冊に言葉を綴っていただけましたら
    旧暦七夕の日に行われる、天河神社の七夕祭で
   笹の葉に結ばせていただきます。

     (全プログラム終了予定 午後8時頃)
     
    http://www.office-ten.net/douwasi/777t.htm

        一年に一度の七夕だから…
    今年も童話詩ライブを行うことにしました。

     童話詩は、小さな短い物語。
     目をつぶり、語りを聴いているうちに、
     やがてあなたの心の中にそっとしまっておいた、
     懐かしい風景や感覚が呼び戻されるかもしれません。
    
     あわただしい日常生活の中で、忘れかけていた
     そんな時間と空間…。
     大切な人たちに、お届けいたしたいと思います。

  *終了後は、折角の機会ですので、楽しく座談会をしたいと思って
   います。 是非、お越しください。


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【4】◆◇天河太々神楽講 ◆◇
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      ●自分の根源と向き合う珠玉の時間● 

       人         
       ̄Y ̄*
         天河太々神楽講2007
          『天の川に祈る』☆
      万物の「いのち」尊ぶ・旧暦七夕祭 *

        2007年8月18日(土)〜20日(月)
           現地集合・現地解散

     ★奈良・天河神社七夕祭 お手伝いワーク
   http://www.office-ten.net/tatakagura/2007.htm

奈良県吉野の山里で、千三百年続いている天河神社。
自分自身の根源と触れるため、太古より遠路はるばる人々が訪れる聖地
で年に一度、旧暦七夕の日に行われている「七夕祭」。

ご神殿でのご神事…
仏式による万霊の御霊供養…
天の川に於いての灯篭流し…

幻想な美の世界と祈りの時間が、天河の七夕祭です。
この『天の川に祈る』と題したワークでは
神社でのお祭り準備から、ご神事の当日のお手伝い、そして翌日の
後片付けまでと、全てに関わらせていただきます。
年に一度の特別なワークですので、神社から白作務衣をお借りします。
神社に奉職されている方々のご指導のもと、お祭りに参列される方々を、
静かにお迎えしてください。

神社のお掃除や短冊の受付け
奉納される馬弓ご神事のお手伝い
そして、二千基にも及ぶ灯篭流しのお手伝い

それら全てに関わる時間が
参加されたお一人お一人の魂心再生に
きっと繋がることでしょう。

静かな祈りの時、是非ご一緒したしましょう。
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■平成19年8月18日(土)〜8月20日(月)
      (今年の旧暦七夕は8月19日(日)です。)
■参加費 36,000円
   2泊3日お食事つき 宿泊 神社正面『本家 柿坂』別館貸切

■現地集合(13:30)・現地解散(12:00)
お申し込み頂いた方には交通機関などの詳しい資料を送付いたします



『天河太々神楽講・天の川に祈る』によせて・・・

自然の中に神々があるというアニミズム的な考えは、私たちのはるか遠
く5千年以上も前の縄文時代の祖先たちから、脈々と続いてきました。
その生命観は、今も日本の神社の中で生きつづけていますが、中でも、
宗教という枠を越え、国や人種、性別、年齢、全ての枠をも越えて、
開かれているのが天河神社です。太古からの聖地として空海や世阿弥を
はじめ多くの先人たちが、自らを見つめる場として、また芸を奉納する
場として訪れています。

天河太々神楽講に講元として、皆さんをご案内する役目を賜ってから今
年で9年目を迎えます。講元とは指導者ではなく、人と大いなる根源と
のつなぎ役です。私は天川の名を名乗らせていただいているので、毎年
この七夕祭の折、感謝の意味も込めて講元をさせていただいております。

この「天の川に祈る」と題したワークは、御神事そのもののお手伝いを
ワークとし、お祭り前日の準備から社殿の掃除、御神事当日のお手伝い
そして翌日の片づけまで、神社の方々、地元の村の方々と共に過ごす、
大変貴重なものです。また、笹に結ぶ短冊に、「真」の祈りの言葉や願
いの言葉を連ねる為のワークショップも祭り前日に行います。

本年も天河における七夕祭りの御神事手伝いへ皆様をご案内しようと思
います。どうぞ、ご自身の根源と繋がりたいと思っていらっしゃる方、
どうぞお待ちいたしております。

                      講元 天川 彩


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【5】◆◇大人の為の究極・恋愛講座◆◇
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        7月も開講いたします 
    『大人のための 究極・恋愛講座』

  神様からの贈り物、それはこの世に生まれたことと
       運命の人と巡り逢えること


日  程 2007年7月8日(日)
時  間 10:30〜16:30 (昼休憩 1時間)
会  場 葛飾シンフォニーヒルズ 別館 <ローズの間>

講座内容 Step1 恋の言の葉拾い
     Step2 パートナーシップについて
     Step3 理想の相手・理想の自分
     Step4 セルフプロモーション術

申し込み http://www.office-ten.net/com-kouza/421.htm
  


運命の人…。
どこを探せば、何をしたら
出逢えるえるのでしょうか。
あなたが、もし、
本気でその人を探していたとしたなら
その人も、本気であなたを探しているはず。

だけど、生涯を通して
互いに愛し慈しみあえる人に
真剣に出逢いたいのなら…
ちょっぴり自分改革も必要なのです。

出逢った時から、この世を去るまで
ずっと、人生を共にする
唯一無二のパートナー。

結婚しても、お父さんとお母さんになっても
おじいちゃんとおばあちゃんになっても
生涯、素敵な恋人同士で
あり続けてください。

素晴らしい恋愛は、
世の中の平和の糧になるのです。


● この世にただ一人の運命の人と巡り逢いたい人
● 心から、愛し愛される関係を望んでいる人
● パートナーに、恋のトキメキを感じられなくなっている人
● ひとりでも生きていける、でも…と時々思う人

勇気を出して、是非お越しください!


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【6】◆◇編集後記◆◇
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実は今回のアメリカツアーには、私の母と伯母も参加していた。
73歳と77歳。ホピの大地で感じたことを、これから自分たちなりに
伝えてくれるという。最年少参加の女性が25歳。こんなに年齢差があ
っても心は一つ。本当に素晴らしいことだと思う。
                         aya

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