2007/04/13━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   ☆★☆ TEN's magazine  第263号  ☆★☆ 
  
━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.office-ten.net

こんにちは!天川 彩です。

東京の桜はすっかり葉桜となりました。北の地域にお住まいの皆様は、
これからが桜のシーズンですね。
私の故郷、北海道では、GWがお花見シーズン。桜前線がバトンタッ
チで移り変わっていくのは素敵ですね。

毎年、毎年、何処で桜を見ても「美しいなぁ」と、それぞれに思うの
ですが…中でも忘れられない風景があります。

それは、吉野山の奥千本で見た桜吹雪。
着いた時間が夕刻にかかっていたこともあり、ほとんど人がおらず、山
肌がうっすらと夕日に映えていました。
西行が暮らしていた小さな庵、西行庵から山肌を見ると、桜の花びらが
ゆるやかに麓から吹き上げている風に乗って、横に流れているのです。

その風景はあまりに幻想的で美しく…きっと生涯、心の中に残り続けて
いると思います。

きっと今頃、奥千本は、あの時と同じように満開の桜が散り始めている
頃でしょう。

私は今晩、このメルマガを配信した後、すぐに熊野へと向かいます。
熊野までは車でおよそ12時間。
「熊野大権現」撮影時には、そこを何十回となく往復したと思うと感慨
深いものがあります。撮影時にはカメラアシスタントのケンちゃんが、
ずっと運転してくれていました。

今回の熊野行きには、夫が仕事の休みを取り、主な運転をしてくれるこ
とになりました。いつものようにスタッフ・キョウちゃんも同行ですが
彼女は、車庫の出し入れと首都高が走れないことと、バックすることが
できないのがネックなので、一人では運転できません。

え?私ですか?免許ありますよ。
お陰さまで、ピカピカのゴールドドライバーです。
私が「運転代わる?」というと皆、眠気が一気に覚めるようですので、
今のところ眠気防止役です。

そんな、こんなで、明後日は熊野本宮大社の例大祭。午前八時からの厳
粛な儀式に、三人で参列させていたきます。ありがたい限りです。
午後からは、渡御祭という行列があり、以前メルマガに書いたように、
神社に紹介した友人の馬がご神馬として行列に参加します。ご縁が繋が
っていくことは、本当に不思議で面白いことです。

それにしても熊野と吉野…あまりに近い…(といっても、車で3時間ほ
どかかりますが)帰りに行けるかも、とこっそり思っています。
さぁて…奥千本まで行けるでしょうか。。。

結果は、来週のメルマガで書きますネ。

今週は、コラムが少し長いので、連載小説はお休みいたします。

……………………………………………………………………………………
◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
……………………………………………………………………………………
1・コラム・風の文様===「仕事をする意味」
2・TEN占い======今週は「メディスンカード」占い
3・来週です=======「大人のための究極・恋愛講座」
4・日本を堪能======「富士山・幻の滝と苔森と幸せ三昧の旅」
5・編集後記=======ひとりごと
……………………………………………………………………………………
【1】◆◇コラム・風の文様◆◇
……………………………………………………………………………………

□「仕事をする意味」

「大人になったら何になりたい?」
子ども頃、こんな質問を誰でも幾度かされたはずだ。

幼い頃、人は望んだ職業になれるのだと思っていた。そして紆余曲折重
ねた今も、その根本的な考えは、ほとんど変わっていない。

人は、それぞれ個性が違う。だから、その人が持って生まれた能力も千
差万別。それぞれに異なった才能を授かっているから、世の中が成り立
っているのだ。スポーツにしても芸術にしても、プロとして生きている
人は、ほんの一握りだ。そんな中でも、後世に名を残すほどの人は、天
から授かった特殊才能を、凡人には想像もつかないほどの涙ぐましい努
力と根性と強運とで開花させた人なのだろう。

21世紀に入ってまもなく、平山郁夫画伯が、薬師寺の故・高田好胤元
管長と三十年以上前から約束していた大壁画を玄奘三蔵院に収められた。
平山郁夫画伯は、中学生の時、広島で被爆し、その後原爆後遺症に苦し
むが、お釈迦様の教えに救われる。気が遠くなるほどの長い年月を経て、
やっと完成し収められた時には、既に好胤さんは他界されていた。

その大壁画を、私は幾度拝ませていただいたことだろう。
仏像画ではなく、玄奘三蔵が中国からインドまで、一人で歩いた風景画
なのだが、絵画であって仏そのものなのだ。

平山郁夫画伯が、東京藝術大学の学長だったこともあり、その大壁画の
紹介と、完成するまでの一部始終が収めている美術書『平山郁夫 薬師
寺玄奘三蔵院大壁画』(講談社)が藝大のミュージアムショップで販売
されていた。定価1万5千円の本。私にとっては大金だ。
しばらく悩んだが、昨年の秋、やはり購入することにした。
その本の中で、瀬戸内寂聴さんが書かれている一説が、なんとも強烈で
印象深かったので、紹介したい。

…私は芸術家になるということは、一に才能、二に才能、三に才能だと
信じている。人はよく努力をそれに加えるが、そもそも才能のないとこ
ろに、いくら努力をしても芸術の華は咲かないのである。恵まれた天与
の才能を痩せさせず、たっぷりの栄養を与えて十分肥らせ成長させ、見
事に大輪の華を咲かせることが、芸術家の義務であり、才能を与えてく
れた天とミューズの女神への恩返しである。…

寂聴さんだからこそ、きっぱりと言い切れる凄みなのだろう。

しかし、「才能」というものは何も芸術など華やかな世界に限ったもの
ではない。

どんな分野にだってある。

計算能力に長けているとか、手先が器用だったり、味覚や嗅覚に優れて
いたり…数え上げればきりがないが、私は誰しも、天からそれぞれに何
かしらの才能を授けられて、この世に生まれて来ていると思っている。
なのに多くの人は、その才能はたいしたことがない、と軽く捉えている。
寂聴さんの言葉を借りれば、その才能を生かすのが本来は義務なのだろ
うが、義務を果たさず、他人がするべき仕事に手を出して「こんな仕事
向かない」とグチばかり毎日こぼしている。

自分を生かすことは、いのちの源が自分自身の存在を実感することだ。
そして、自分自身の存在を実感できるものが、仕事なのかもしれない。

仕事とは、大きく分けて二つの意味があると私は常々思っている。
一つは「稼ぎ」。そしてもう一つは「働き」。
その二つが重なったものが、自分の仕事だ、と言い切れるものになるの
だと思う。

「稼ぎ」は、生活をする為に、収入を得るための手段。健全な社会生活
を送る為には、例外を除いて稼ぎは必要不可欠なものだ。稼ぎを無視し
ていては、生活は破綻する。しかし「生きること、イコール稼ぐこと」
ではない。生活はできても、自分を生かしていなければ、何の為に生ま
れてきたのかわからない。

「働き」こそ、天与された、それぞれの能力を生かしていくことだと私
は考えている。子どもの頃から大人になるまで、何かしら得意だったこ
とや、大好きだった分野が誰にでもあるはずだ。きっと、その沿線上に
その人が天から授かっている能力があるように思う。寂聴さんではない
が、その分野の華をきちんと咲かせることが、天やその分野の神々へ恩
返しすることではないだろうか。しかし、それはすぐに稼ぎと直結しな
いのが常だ。

天与の才能を生かした働きが、稼ぎになり、生活を支えられるまでに至
るには、当然、時間もかかることだろう。就職するとき、少なくとも自
分の適正を少しは考えて入るはずだ。しかし、当初はその適正があまり
生かせず、楽しくないかもしれない。対人関係に悩むこともあるだろう。
しかし、どんな企業に務めても、一人前になるにはある程度の時間はか
かる。少しぐらい嫌なことがあったからといって、すぐに転職を繰り返
していては、いつまで経っても、なかなかプロフェッショナルにはなれ
ない。

また、例え才能が評価され、その時は稼ぎに繋がったように見えたとし
ても、謙虚さを忘れ、傲慢になった途端、天与は神様に没収されてしま
うようだ。

やはり、「これが自分の仕事です」と言い切れるまでには、長い道のり
が待っている。しかし、稼ぎだけの乾いたものでもなく、生活苦になる
働きだけではない、自分の仕事で輝きたいと思う。


……………………………………………………………………………………
【2】◇◆TEN占い◆◇
……………………………………………………………………………………
所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽に楽しんでくださいね。
                          
今週も[メディスンカード]で1週間の運勢を占ってみました。

2007年4月14日(土)〜4月20日(金)あなたの運勢

〈1月生まれ〉
現実に目を向けすぎて夢を忘れてはいませんか。今週は将来への楽しい
夢をもう一度描いてみて下さい。また、実際の睡眠も大切です。睡眠不
足に気をつけてね。

〈2月生まれ〉
今週は、物事をじっくりと観察してみて下さい。そしてその動きがどう
いう意味があるのかも考えてみましょう。

〈3月生まれ〉
変わらなければいけないと思いながら、いつまでも言い訳ばかりをして
はいませんか。今のままでは羽ばたくことができません。勇気をもって
行動に移してね。

〈4月生まれ〉
あまり深刻に捉える必要がないことを、ずっと悩んではいませんか。も
っと肩に力をぬいて考えてみて下さい。また他人からの親切は拒否せず、
受け取った方がいいですよ。

〈5月生まれ〉
リーダーシップをとっていても、人の意見を受け入れなければ信頼はさ
れません。もし、あなたがリーダーシップをとる必要性があるのならば、
柔軟な姿勢を心がけてね。

〈6月生まれ〉
人に気に入られようとして、自分を変えてはいませんか。今週は自分が
何を一番望んでいるのか、しっかり思い出して下さい。あなたの人生の
主役は、あなた自身であることを忘れないでね。

〈7月生まれ〉
友人や家族の助言を無視して、何かに突っ走ってはいませんか。今週は
しっかりと人の助言に耳を傾けましょう。大事なヒントがあるはずです
よ。

〈8月生まれ〉
意地をはっていることはありませんか。今週あなたに必要なキーワード
は素直さです。様々なことに感謝することを忘れないでね。

〈9月生まれ〉
今までしてきたことに人からの評価がありそうです。自信と自尊心をも
って周りの人に接して下さい。きっといい結果につながりそうですよ。

〈10月生まれ〉
あなたの周りの人が成功したり、喜びに満ちたりしているかもしれませ
ん。嫉妬や恨みがましい気持ちは決して持たず、他人の幸せを喜んで下
さい。あなたの成長に役立つはずですよ。

〈11月生まれ〉
ここのところの疲れから、心に余裕がなくなって、少しずるくなっては
いませんか。今週は、あなた自身をいたわる意味でもゆっくり休み、心
の健康を取り戻して下さい。

〈12月生まれ〉
自分の感情からわきおこっているのか、他人の感情を受けてしまってい
るか、わからなくなってはいませんか。今週は客観的に、自分自身が何
を求め、何を感じているのか見つめ直してみて下さい。


……………………………………………………………………………………
【3】◆◇いよいよ来週です◆◇  
……………………………………………………………………………………

  『大人のための 究極・恋愛講座』

 運命の人と巡り逢う方法 パートナーと生涯恋愛する方法
          伝授いたします

      *まだ、間に合います*
          

日  程 2007年4月21日(土)
時  間 10:30〜16:30 (昼休憩 1時間)
会  場 葛飾シンフォニーヒルズ 別館 <ローズの間>

講座内容 Step1 恋の言の葉拾い
     Step2 パートナーシップについて
     Step3 理想の相手・理想の自分
     Step4 セルフプロモーション術

申し込み http://www.office-ten.net/com-kouza/421.htm


素晴らしいパートナーと巡りあうことは、核戦争まで止める力に
繋がると、本気で私は思っています。

世界中で「本気でいい恋愛しようキャンペーン」をしたいぐらいです。

*尚、他の地域で、この講座の開講をご希望される方は、
 メールでご相談ください。ある程度の人数が集まったなら
 可能な限り開講いたします。


……………………………………………………………………………………
【4】◆◇日本を堪能する旅 ◆◇  
……………………………………………………………………………………

    富士山 ツアー 2007
  
   幻の滝と苔森と幸せ三昧の旅
 2007年5月18日(金)〜5月20日(日)
    2泊3日 38、000円
        東京発着
(現地集合解散の方  33、000円)

   定員 20名 最低施行人員8名

富士山にこの季節だけに現れる、幻の滝。
緑のビロードを敷き詰めたような、新緑の苔森の世界。
満点の星空や、ありがたいほどのご来光。
日本一の霊峰、富士の御山のその中で
幻想的な風景に包まれた至福の時を存分に過ごしてください。
そして湖畔から眺める富士の御姿や青木ヶ原樹海の神秘。
忍野八海の澄み切った湧き水や古きよき日本の姿も楽しんでください。
グルメも唸らせる割烹旅館の御食事や、くつろぎの温泉時間。
こんな贅沢すぎるほどの富士の旅があったでしょうか。

富士登山とはまた違った極上の富士の旅へご案内します。

http://www.office-ten.net/j/2007top.htm

<ツアー代金に含まれるもの>

新宿―河口湖・御殿場―新宿 高速バス代
旅館1泊 山小屋1泊 割烹料理を含む全朝夕食代
全ネイチャーガイド料金
レトロバス1日乗車代
温泉「赤富士の湯」入浴料 
コウモリ穴入洞料

<ツアー代金に含まれないもの>
昼食代・路線バス代・浅間神社玉串料(各自千円程度)


おすすめはコレ!

○ 富士山幻の滝・苔森ネイチャーツアー
○ 山中湖 割烹旅館「芳野」
○ 忍野八海
○ 樹海ネイチャーツアー
○ 赤富士の湯

詳しい行程などは、http://www.office-ten.net/j/2007top.htm

ーTEN’sトラベルメンバーの為の旅企画ー
企画 オフィスTEN/ワールドエクスプレス大阪
                          
……………………………………………………………………………………
【5】◆◇編集後記◆◇
……………………………………………………………………………………
神様は、本当に不思議なことをする。自分の意思の有無に関わらず、
させられる仕事というものがある。「タイヨウのうた」もまさに、そん
な仕事だった。昨年暮れは、韓国版になったと教えられたが、今日、更
に書類が届き、今度は中国語版になったらしい。
なんだか、他人事のようだ…。
今、懸命に企画している仕事が実を結んだなら、他人事ではなく実感で
きるんだけど。。。

でも…やっぱり全ては、神のみぞ知るなんだろうな。
                     aya
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━