TEN's magazine　vol.221

2006/06/23━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　　　☆★☆ TEN's magazine　　第221号　　☆★☆　　　 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.office-ten.net こんにちは！天川　彩です。今週はずっと九州におります。火の国、熊本・阿蘇と、日本神話の原点、高千穂と巡りながら…それは濃い時間を体感しているのですが…そのことは戻ってからゆっくりとお伝えします。さて、先日北海道・二風谷に住むアイヌのアシリ・レラさんから、お手紙が届きました。封筒に「○○在中」と書かれていたので中を開けると、その○○は入っておらず、代わりにアメリカに渡り、ナバホ族の人やチェロキー族の人と出会うスケジュール表や連絡先が入っていました。すぐに電話をして…と思いましたが、そのスケジュール表を見ると、もう既にアメリカに入っているようでした。あ～。なんともレラさんらしくていいなぁ、と思えたお手紙でした。今週は久しぶりに、コラムをお届けします。 …………………………………………………………………………………… ◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ …………………………………………………………………………………… １・コラム・風の文様＝＝＝「品格あるところ」２・ＴＥＮ占い＝＝＝＝＝＝今週は「メディスンカード占い」３・童話詩ライブ＝＝＝＝＝＝＝「七夕童話詩ライブ」４・天河太々神楽講＝＝＝＝「天の川に祈る・2006」天河神社七夕祭５・上映会＝＝＝＝＝＝＝＝映画「久高オデッセイ」完成披露上映会！６・ひとりごと＝＝＝＝＝＝つぶやき …………………………………………………………………………………… 【１】◆◇コラム・風の文様◆◇ …………………………………………………………………………………… ■「品格あるところ」　世の中には、素晴らしいと思える人が沢山いる。人それぞれ、素晴らしい人の判断基準は異なると思う。私の場合は、年令や職業、社会的な地位の高低や学歴など全く関係ない。「人」として尊敬できるか否かだ。ふとしたきっかけから、ある著名人と知り合った。その人はその世界ではかなりのネームバリューを持った人物で、作り出す作品は自然や人、また目に見えない存在に対して謙虚であることの尊さを感じさせるものが多く、私は尊敬の思いがずっとあった。しかし、ある時「特別なことは、我々のような特別に選ばれたものだけが知っていればいいのであって、一般人にまで伝えなくていい」という言動を聞いてしまった。私は、その人物を尊敬していただけに、ひどくがっかりした。また、別のある著名人は、ＶＩＰ扱いをしてもらえなかった時には「私を誰だと思っているの！」というのが口癖になってしまったようで…そんな話が漏れ聞こえてくると、心底残念に思う。人格とは、人間の品格であるように思う。著名人だろうがなかろうが、人としての気品は当人も気づかないところで見られてしまうことがある。私は仕事上、全国各地の宿に泊まる機会が多々あるのだが、不思議と宿のポリシーと客層が似通っているように思う。かつて、ある場所に行った時のことだが、その場所には古くからの伝統と格式を重んじる宿が多々あった。その中の一つの宿は、建物から客への接し方まで現代風に大きくアレンジすることもなく、古くからの伝統を頑固なまでに守り続けている老舗旅館。古い建物を黒光りするほど磨き上げ、馴染みの客の顔を全て覚えていそうな、年を重ねた従業員たちが、心地よい距離感を持ちながら暖かく接してくれていた。この宿には、この宿に合うようなお客たちが集い、味わい深い温泉のひと時を、心から楽しんでいるように思える大人の宿といった印象を受けた。一方、その温泉地を代表する巨大旅館は、現代風に観光リゾート温泉ホテルとして変貌していた。その大きなキャパに人員を収容する為、いくつもの巨大な施設をつくり、観光バスでどんどん押し出されて来る客でひしめきあっていた。流れ作業的にアルバイト仲居さんが施設を棒読み案内し、マニュアルに書かれているのだろうが、過剰なまでの疎ましいサービスは、巨大で過剰なサービスを求めてやって来た人たちには喜ばれるのだろう。施設の中で子どもが走り回っても注意しない親や、バカ騒ぎしている親父たち。温泉大浴場の桶や椅子は大散乱。あまりに酷い状態だったので、とりあえず全部直したのだが、翌朝行ってみると、同じように散乱していてがっかり…。宿も客層も、品格があるというには程遠い感じがした。通常、人はどうしてもネームバリューの通ったものが好きだ。しかし、人生は長いようで短い。そんなに多くの場所やそんなに沢山の人と出会えないのであれば、有意義な時間を使うべきだと私は思う。本当に品格がある人や場所というものは、ネームバリューの有無とは関係がない。オフィスＴＥＮをしていての一番の喜びは、人としての品格を持った素晴らしい人々と多く出会えることだ。そんな人と人とを繋ぎあわせ、これまた素晴らしいと思える場所へも案内できる。こんなありがたい仕事ができる私は本当に幸せ者だと思っている。 …………………………………………………………………………………… 【２】◇◆ＴＥＮ占い◆◇ …………………………………………………………………………………… 所詮、天川　彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気楽に楽しんでくださいね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今週は［メディスンカード］で１週間の運勢を占ってみました２００６年６月２４日（土）～６月３０日（金）あなたの運勢＜1月生まれ＞今週は自分の本当の姿を見直してみてください。あなたが何を望み、何をしたいのか明確にするための時間を持ちましょう。＜2月生まれ＞注意力をもって過ごしてください。その為にも広い視野から物事を見ることを忘れないでね。＜3月生まれ＞大きなチャンスがやってきました。恐れることなく勇気を持って前へ進んでください。怖がっていては未来は開けませんよ。＜4月生まれ＞今まで感じていたことを多くの人に伝えるときがやってきました。心の中でずっと大切だと思い続けてきたことを、勇気を持って声に出してください。＜5月生まれ＞あなた自身が作り出していたネガティブな妄想から卒業するときがやってきました。人生は素晴らしいのです。今こそあなたらしく輝くビジョンを明確にしてください。＜6月生まれ＞なぜか心が閉じてはいませんか。焦りや悲しい思い出に振り回されることなく、未来の扉を開くために動くことを忘れないでね。＜7月生まれ＞今週は動と静のバランスをしっかりとってください。静かに心の声に耳を傾けた後は、実行あるのみです。＜8月生まれ＞あれこれ動きすぎて、少し疲れが出ているかもしれません。今は一息つくための休憩時間と思ってしばらく動き回るのをやめてみましょう。＜9月生まれ＞人に振り回されすぎて、ペースが乱れてはいませんか。体調がもし崩れていたとしたら、今は薬よりも一人でどこかへ行き、自分を取り戻す時間をとってください。また新たな同性の友人を是非つくってください。＜10月生まれ＞次々とアイディアが沸いてきますが、どれもまだ地に足が着かず浮ついている状態です。今週はしっかりと着実に前へ進む方法を考えてみてください。＜11月生まれ＞あなた以外の誰かをうらやましく思ってはいませんか。また、心の中で何かを計画しながら人に近づいてはいませんか。今週はもう一度、素のままの素敵なあなたを思い出してみてください。負の感情は捨て去りましょうね。＜12月生まれ＞未来をあれこれと頭の中だけで組み立てようとはしていませんか。ありのままを受け入れて未知なる世界を楽しんでみて下さい。きっと今の流れは祝福に繋がっていますよ。 …………………………………………………………………………………… 【３】◆◇童話詩ライブ◆◇　　 …………………………………………………………………………………… :*:・'゜☆。.:*:・'゜.:*:・'゜☆。.:*:・'゜.:*:・'゜☆。.:*:・'゜　 ┌┌┏┏┏　　天の川に祈りを込めて★七夕特別企画しました ┌┏┏┏　　　 ┏┏┏　　　　　『天川　彩　:*:　七夕童話詩ライブ』 ┏┏ ┏ 　　　　　　日程：２００６年７月７日（金）　　　　　　時間：開場　午後７時　　スタート午後７時半　　　　　　会場：亀戸カメリアプラザ　６階　和室　　　　　　　　　（アクセス：総武線　亀戸駅　下車１分）　　　　　　料金：前売り２０００円　　当日２５００円　　　　　　　　　　　　☆ライブ終了後ささやかながらですが… 　　　　　　お茶とお菓子で和みながら、七夕祭を行います☆ 　　　　　　　　（全プログラム終了予定　午後9時半）　　　　　http://www.office-ten.net/douwasi/0707.htm ７月７日。年に一度の七夕の夜。この日は、夜空に浮かぶ天の川にそっと祈りを込めながら丁寧に紡いだ童話詩たちを、あなたの心にお届けします。そして… 柔らかな気持ちになったなら… ささやかながらの七夕祭。みんなで短冊に願い事を書き笹の葉に飾り、お菓子をいただきながら祝いましょう。短冊は、天河神社の旧暦七夕祭の日地上に流れる天の川で私たちが責任を持って連れて行き、願い事が叶うよう、静かに流して参ります。夏の夜に心地よい音楽と共に、童話詩の世界に浸り入りお願い事を天に託す… 日々の雑多な流れとは異なるゆったりした時間をどうぞお過ごしください。 ★奈良の天河での旧暦七夕祭までいけない方、是非お願い事を短冊に託しに、童話詩ライブへいらっしゃいませんか？ …………………………………………………………………………………… 【３】◆◇天河太々神楽講　２００６◆◇　　 …………………………………………………………………………………… *:・'゜☆。.:*:・'゜.:*:・'゜☆。.:*:・'゜.:*:・'゜☆。.:*:・'゜　　　　　　　　　　　　募集開始しましたよ！！　　　　　　　　　　　　　　　　天河太々神楽講2006 　　　　　　　　　　『天の川に祈る』　　　万物の「いのち」尊ぶ・旧暦七夕祭　　　★奈良・天河神社七夕祭お手伝いワーク　　　http://www.office-ten.net/tatakagura/2006.htm 世界遺産にも登録された太古からの聖地、天河。その聖域において、私たちが自然界、そして大宇宙の中で生かされている「命」に感謝をしながら、それぞれのご先祖様に思いを馳せる、天河神社の旧暦七夕祭。ご神殿でのご神事、仏式による万霊の御霊供養、天の川に於いての灯篭流し・・・。全てが幻想的で美しい、旧暦七夕祭で前日準備から始まり、ご神事当日、そして翌日の後片付けまでと、全てにおいてお手伝いをさせていただく、特別なワークは、魂心の再生そのものに繋がることでしょう。神社から白作務衣をお借りして、神社に奉職されている方々のご指導のもと、お祭りに参列される方々を、静かにお迎えいたします。聖地での祈りの時、是非ご一緒したしましょう。 ------------------------------------------------------------ ■平成１8年7月30日（日）～8月1日（火）　　　　　　（今年の旧暦七夕は７月３１日（月）です。） ■参加費　３６，０００円　　　　　2泊3日お食事つき　　宿泊　神社正面『本家柿坂』） ■現地集合（14:00）・現地解散（12:00）お申し込み頂いた方には交通機関などの詳しい資料を送付いたします『天河太々神楽講・天の川に祈る』によせて・・・自然の中に神々があるというアニミズム的な考えは、私たちのはるか遠く５千年以上も前の縄文時代の祖先たちから、脈々と続いてきました。それは地球が一つの生命体であるという『ガイア理論』と同じもので、その生命観は今も神社の中で生きつづけています。そんな神社の中でも、更に宗教を越え、国や人種、性別、年齢、全ての枠をも越えて、開かれているのが天河神社です。太古からの聖地として空海や世阿弥をはじめ多くの先人たちが、自らを見つめる場として、また芸を奉納する場として訪れています。天河太々神楽講に講元として、皆さんをご案内する役目を賜ってから今年で８年目を迎えます。講元とは指導者ではなく、人と大いなる根源とのつなぎ役です。私は天川の名を名乗らせていただいているので、毎年この七夕祭の折、感謝の意味も込めて講元をさせていただいております。この「天の川に祈る」と題したワークは、御神事そのもののお手伝いをワークとし、お祭り前日の準備から社殿の掃除、御神事当日のお手伝いそして翌日の片づけまで、神社の方々、地元の村の方々と共に過ごす、大変貴重なものです。本年も天河における七夕祭りの御神事手伝いへ皆様をご案内しようと思います。どうぞ、ご自身の根源と繋がりたいと思っていらっしゃる方、どうぞお待ちいたしております。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　講元　天川　彩＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ★「奈良・心の洗濯ツアー」　　大和の神仏と遊ぶ旅　6月30日（金）～7月1日（土）　参加費　２８，０００円（+税1400円）太古からの聖域「天河神社」からシルクロードの終着点「薬師寺」まで http://www.office-ten.net/j/nara.htm 本日が最終締め切りです。こちらを考え中の方はお急ぎください。 …………………………………………………………………………………… 【４】◆◇好評受付中！◆◇　　 …………………………………………………………………………………… 　　　　　沖縄「神の島」久高島の真髄に触れる　ドキュメンタリー長編映画が４年の月日を経て完成です！　この貴重な機会をどうぞ、逃さないで下さい。　　　　　　　映画『久高オデッセイ』　　　　　　　　　　完成披露上映会　　　　　　　　　＜大重潤一郎監督作品＞　　～沖縄「神の島」久高島と島人の魂再生の記録～　　　　　　＊この完成披露上映会だけのスペシャル　　　　サプイライズプログラムをご用意致しております。　　　2006年7月22日（土）　昼・夜2回上映　　　会場：江東区森下文化センター　多目的ホール　　（都営地下鉄新宿線・大江戸線　森下駅　　　　　　　　　　　　　　　　　Ａ6番出口　徒歩8分）　　　料金：前売り1800円　当日2000円　（学生1300円）　＊小さなホールの為、直前には売り切れが予想されます。　　チケットはお早めにお買い求めください。お申込み：http://www.office-ten.net/kudaka/top.htm 現代社会に生きる人々の精神や魂は、思いのほか速いスピードで次々と荒廃しているようです。久高島の人々が、日々欠かさず、天と地と海、そして祖霊に感謝の祈りを捧げながら生きている姿は、私たちに忘れかけてしまった大切な感覚を思い出させてくれることでしょう。そして、島人が自らの力で、伝統や祭の魂を再生していく映像は、私たちの魂そのものを、強く揺さぶりかけくるかもしれません。生命の根っこに繋がる映画、それが「久高オデッセイ」です。 …………………………………………………………………………………… 【６】◆◇編集後記◆◇ …………………………………………………………………………………… 先日、過労の為か酷い頭痛になった。夫が鎮痛剤を出してくれたので、珍しく薬を飲もうかと思ったが、とりあえず娘が準備してくれていた食事の後にしようと思った。その日の夕食は、昨年夏、札幌で食べたものを似せたスパイシーなスープカレー。スパイスは私がインドからお土産として持ち帰ったものと、先月、群馬にある薬王園という場で、子ども達が一時間かけて挽いて作った8種類のカレースパイス。一口食べて驚いた。脳天を直撃するような刺激だった。そして、食べ終わるころには、何時間も続いていた頭痛が嘘のように治っていた。お～！これが本当の薬膳なのだ～！と身を持って知った夜だった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ａｙａ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発行者　　天川　彩 Copyright 2001 OFFICE-TEN　All rights reserved. 情報の転載は大歓迎です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●「まぐまぐ！」から『ＴＥＮ’ｍａｇａｚｉｎｅ』をお読みいただいている皆様へ。ある読者の方から、219号が届いていないと連絡がありました。皆様のもとに配信されていなかったでしょうか？このメルマガは「ｍｅｌｍａ」と「まぐまぐ」の両方からＷ配信しているのですが、もしかすると「まぐまぐ」からの配信が手違いで届いていない可能性もあります。ＨＰ上に現在219号まで過去のメルマガにアップいたしておりますので、もし配信ミスで届いていないようでしたら、恐れ入りますが、どうぞそちらでご了承くださいますようお願いいたします。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　天川　彩