2006/05/05━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   ☆★☆  TEN's magazine  第214号  ☆★☆ 
  
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こんにちは!天川 彩です。

GWもそろそろ終わりに近づいてきましたね。皆様どのようにお過ごし
でしょうか?私は、例年通り、ゆっくりと過ごしています。
先日、夫と近所の根津神社に行ったのですが、そこは東京三大花祭りの
一つ「つつじ祭」の真っ最中で、普段なら徒歩三分で行ける神社の鳥居
まで大渋滞。大晦日よりも凄い人でした。

また、今日も私の家の前まで、地図を片手にした観光客の人々が歩いて
いたり、事務所の隣の甘味処屋さんには、まるで人気ラーメン店のよう
な長蛇の列。
地元で過ごしながら、観光地に来ている様な変な錯覚を楽しんでいます。

さて今週はまだHPには掲載していませんが「にっぽんを堪能する旅」
という新たな旅のお知らせをいち早くお届けしますね。
今回の旅は『粋な大東京ツアー』と題して、浅草で江戸情緒を楽しみ、
谷中や根津などで古き懐かしき昭和を堪能してもらおうという一泊二日
のツアーです。
特に今回のこのツアーの目玉は、通常では敷居が高い芸者さんをお座敷
に招いて、お座敷芸まで楽しんでみようというものです…。
個人ではなかなか手の届かない遊びですが、こうしてツアーを組んでみ
ると、手の届く範囲で楽しめそうですよ。
東京以外の勿論ですが、都内や近郊にお住まいの方々にも、オススメの
土日ツアーです。
先着十五名で締め切りますので、HPにはまだUPしておりませんが
ピン!ときた方は是非お申込みください。

GW中のメルマガは、お休みしようかとも思ったのですが、お休みだか
らこそ、ゆっくりとパソコンに向っている方も多いかもしれないかも…
と思い、配信することにしました。

どうぞ、皆さん残り二日となりましたが、素晴らしいGWをお過ごしく
ださいね。

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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・連載=========「お釈迦様に逢いたくて」11
2・TEN占い======今週は「タロットカード占い」
3・新・日本を堪能する旅=「お江戸とレトロな昭和を遊ぶ旅」
4・編集後記======= ひとりごと
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【1】◆◇連載◆◇
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■「お釈迦様に逢いたくて」11

ブッダガヤ。

そこは、お釈迦様が菩提樹の木の下で悟りをひらかれた仏教最大の聖地。
ゴータマ・シッタールダという人物がブッダ(悟りを開いた人)となら
れた地だ。

この旅の、私自身の最大の目的地が、このブッダガヤだった。この地に
向う日をどれほど心待ちにしていたことだろう。
チベット僧侶やタイの僧侶などでごった返す大塔で、私は様々な国の仏
教徒たちと共に、幾度も五体当地を繰り返した。
五体当地というのは、足と膝、肘、そして頭を大地につけた後、全身を
伏せて祈るもので、手は上を向ける。手にお釈迦さを受けるというとこ
ろから、この祈り方があるそうで、五体当地をこの地でできる幸せを、
他の国々の僧侶や信者と共に出来たことは、ありがたかった。
ブッダガヤでは、書ききれないほどの感動に包まれたのだが、中での一
番印象的だったのが、不思議な青年「アソサン」との出会いだった。

インドでは、何処へ行っても物売りの人々が四六時中ついてまわってく
る。
ブッダガヤの大塔にお参りに行き、菩提樹の下で法要が開かれた時もそ
うだった。カタコトの日本語で、両手いっぱいに持った物を差し出して、
押し売りしてくるのだ。お参りする場に行き着くまで気を抜けない。
その日も、小柄な青年が私の横にやってきた。私は、いつも通りの物売
りだと思い、何も返答せずにお参りをしていた。
すると、突然「僕はお祈りの邪魔をするつもりはありません。どれほど
大切な時間をあなたが今過ごしているのかもわかりますから」と流暢な
日本語で言った。私は驚いて、その青年の顔を見た。
すると青年は「僕は、アソサンといいます。このブッダガヤの中でお店
でアルバイトをしています。もしもあなたがここの場所に来た事の記念
になるような物を一つ買う予定ならば、うちの店で買ってもらえません
か?」といった。
私はやはり、丁寧な物売りか…と内心がっかりした。
なので、そっけなく「何も買うつもりもないですから」と断った。
が、彼はそんな言葉が耳に入らなかったかのように、「お参りするのな
らもう一つ大切な場所がありますよ」とグイグイと私の手を引いて大塔
の裏手にある池の前まで連れて行き「ここのハス池でお釈迦様が悟りを
ひらかれた後、沐浴した場所です」と説明してくれた。
私がお参りしている間、彼はそっと静かに見ているだけだった。
バスの集合時間が近づいたので、お礼を言って立ち去ろうとした時「も
しもまた明日会えて、何かを買う時間が取れたなら、その時には立ち寄
ってくださいね」と言ったので、「明日は大塔へ来れるかわからないけ
れど、もしも会えたらお店に行きますね」と約束した。

私はなんとなくブッダガヤで何か記念になる物を一つ買いたくなってい
た。

翌日、午前中に「インド山日本寺」に行った。
今から四十年ほど前に、日本仏教の各宗派の垣根を越えて協力しあって
建立されたのが、この日本寺だ。お寺の中には、無料の診療施設と幼稚
園とが併設されている。
かつて、日本から当時巡礼に行った何人かの僧侶たちが、仏教が生まれ
たこの土地に、日本としても何か返礼をしたいということでお寺を建立
し、更に施設が併設されたそうだ。インドの貧しい子ども達に教育の場
を与え、また医療を必要とする人々に無料で診察している施設が日本人
の力で出来ていたことに、嬉しい気持ちになった。
この日は、薬師寺の安田管長様が昨年、日本寺の理事長に就任されたと
いうことで、菩提樹学園幼稚園の園児たちが私たちの為に歓迎会を催し
てくれた。可愛らしい幼稚園児たちがインドで今流行っているダンスや
歌などを披露してくれたので、ほんの少し今のインドの流行も知ること
が出来て楽しい時間を過ごすことができた。

診療所、幼稚園とも運営費は全て寄付でまかなっているというので、私
も自分のできる範囲で募金協力をした。

その後、静かに日本寺の中で般若心経の写経を終えて、お寺の外に出た
時だった。誰かが私の左肩を叩く。振り返ると昨日会ったアソサンが立
っていた。
私が驚いていると「僕は、ここの幼稚園の卒園生なんです。この日本寺
で仏教のことやお釈迦様のこと、お祈りすることもいっぱい教えてもら
いました。だから、僕はもっと日本のことが知りたくて日本語を勉強し
ました」という。
私は、昨日までのやや警戒した思いが全て払拭されるような気がした。

次の移動先、スジャータ村に着いた時だった。バスから降りて歩き始め
たとき、また左肩を叩かれた。アソサンだった。
どうして、そこにいるのかわからなかったが、とにかく彼は私の隣でニ
コニコ笑っていた。
                        つづく…

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【2】◇◆TEN占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽に楽しんでくださいね。
                          
今週は[タロットカード]で1週間の運勢を占ってみました

2006年5月6日(土)〜5月12日(金)あなたの運勢

<1月生まれ>
あれこれ考えすぎてはいませんか。先々のことを悩んで動けなくなった
り、また動いてもいないのに良い結果を想像して喜んでいるよりも、ま
ずは着実に動きましょう。結果は後からついてきますよ。

<2月生まれ>
とても行動的になっている1週間です。何事もサクサクとできそうです
が、他者の心の中は繊細なので、むやみに立ち入らないほうがよそさう
ですよ。言葉には気をつけてね。

<3月生まれ>
安定感のある週となりそう。自分に自信ももてそうなので人からの頼ら
れ事にも、十分に力を貸せそうですよ。今週はなるべくまわりの人に協
力してあげてくださいね。

<4月生まれ>
今週は、あなたの身近なところにある幸せに目をむけてみてください。
きっと思いのほか幸せがいっぱいあることに気が付くはずです。感謝の
心を忘れずにね。

<5月生まれ>
あれも、これもと、目の前にあらわれるものが欲しくなってはいません
か?本当に必要なものは何かを見極めてください。欲張っていると、多
くのものを失ってしまいますよ。

<6月生まれ>
わかっているのに、なかなか動けない状態ではありませんか?こだわり
を捨てて、軽い気持ちで動いてみましょう。思い悩んでいると、いつま
でも前には進めませんよ。

<7月生まれ>
ちょっとショッキングなことが起こるかもしれません。でも全てはあな
た自身の気も持ちようで、どんな状況も乗り越えられるはずです。今週
はどんなこともプラス思考でね。

<8月生まれ>
何かに行き詰ってはいませんか?でも、心配しないでください。今週は
逆境をバネにして大飛躍するチャンスが到来しています。あなたの考え
方を変換するだけで大逆転ですよ。

<9月生まれ>
今週は再挑戦に向く週です。あなたのペースでじっくりと取り組めば、
きっと良い結果に結びつきますよ。

<10月生まれ>
お気に入りの物や大好きな人に囲まれて、幸せな一週間が送れそうです。
今まで欲しいと思っていた物も手に入るかもしれませんよ。

<11月生まれ>
結果がすぐには現れず、少しイライラするかもしれません。物事には時
期というものがあります。必ずタイミングが整えば結果がでてきますの
で、焦らず気長に過ごしましょう。

<12月生まれ>
新しい良いプランが浮かびそうです。ただ、まだ動く時ではないので、
今は具体的にそのプランが実行できるようにじっくりと考えてみてくだ
さい。

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【3】◆◇新ツアー最新情報◆◇  
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      <にっぽんを堪能する旅 其の一>
       
        【粋な大東京ツアー】
       
       「お江戸とレトロな昭和を遊ぶ旅」
        〜浅草・上野・谷根千を巡る〜

    6月3日(土)〜6月4日(日) 1泊2日
        『お宿:浅草助六 貞千代』

         上野駅・集合解散

        <このツアーに含まれるもの>
江戸情緒を満喫できる宿の宿泊代・浅草芸者のお座敷代・江戸会席料理
花やしき入園料・下町ガイド料 

       <先着15名で締め切ります>
          最低施行人員10名  

         28、000円(+税1400円)

さ〜ぁさ、ここはお江戸の大東京。
お台場や六本木ヒルズもいいけれど、
大東京ならではの「粋」な世界もここにはあるよ。
浅草で、昔ながらの仲見世通りや浅草寺をお参りしたら、
昔し懐かしの遊園地「花やしき」で大盛り上がり。
この日の宿は、なんと浮世絵の世界から飛び出したような
助六の宿「貞千代」。
夕食は、鬼平犯科帳にも出てきた町衆の江戸町衆料理。
折角なので、お座敷に浅草芸者踊りの芸姐さんたちに
お座敷芸の一つも頼んでみたよ。
普段なら敷居の高い芸者さんとも、この日はみんなで
遊んでみよう。

翌日は、うって変わって文化の香り高い上野の森へ。
東京国立博物館や東京藝術大学を通り抜けると
レトロな日本がそこにはあって…
懐かしい昭和にタイムスリップしてくださいな。
手焼き煎餅や、手作り小倉アイス最中なんかを
頬張って、カイドブックにも載ってない
とっておきの迷路のような路地にご案内。
こんな大東京、なかなか普通じゃ行けないよ。

さぁさ、さぁさ、よっといで。

*HPにはまだ情報は掲載しておりません。
いち早くお申込みの方は
ten@office-ten.net       
  
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【4】◆◇編集後記◆◇
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GW最終日、義理の母と二人でデートをすることにした。いつも、実家
に訪ねて行くか、義母がやって来るかだったのだが、銀座を歩くことに。
かつて長年、銀座で働いていた義母。どんな所に連れて行ってもらえる
のか、楽しみだ。
                       aya