2006/04/28━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   ☆★☆  TEN's magazine  第213号  ☆★☆ 
  
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  http://www.office-ten.net

こんにちは!天川 彩です。

明日からGW突入ですね。皆さんはどのように過ごされるのでしょうか。
私は、明日の29日は結婚記念日なので、夫と横浜デートをして…5日
は家族全員でピクニック。予定は以上終了です(笑)。
それ以外の日は、読みかけの本をじっくり読んだり、次の仕事の下調べ
をしたり…といったところでしょうか。

今年の連休はかなり、まとまってお休みが取れるので海外に行かれる方
も多いことと思いますし、逆にお仕事がお忙しくなる方もいらっしゃる
と思います。
それぞれに素晴らしいGWを過ごしてくださいね。

さて、今週は「なぜ、奄美のツアーや熊野のツアーをするのですか?」
という質問がありましたので、私がどんな思いから旅の企画を提唱して
いるのかをコラムに書くことにします。
連載中の「お釈迦様に逢いたくて」はコラムが長いのでお休みです。

それから先々週よりお知らせしておりました小説ですが、いよいよ来月
5月16日より全国一斉発売です。

「タイヨウのうた」(ソニー・マガジンズ)定価1300円(税別) 

5月12日発行のメルマガで、この小説についてもう少しご紹介いたします
が、装丁は、書家の「武田双雲」先生が書いてくださっています。
(オフィスTENの書家でもある「享子」大先生の字もとって〜もいい
のですが今回は編集者の方が武田先生にお願いをしてくださいました)
その武田双雲先生が、本のあとがきも書いてくださっているのですが、
その言葉もいいんですよ。

映画の方は6月17日にロードショー公開です。出演はシンガーのYUI、
塚本高史、岸谷五朗ほかです。
今はインターネットで検索すると映画の情報だけが出るようですが、編
集者の方の話によると、本の宣伝のスポットも入るらしいのです。
実際に出てみないと、今はピンときませんが、まずは初版2万部発行と
のことらしく、全国の大手書店で平積みされるそうで、初体験にドキド
キしています。

Yahooムービーで史上初2万人試写会をしているそうなので…興味
のある方は試写会に応募してみてください。
http://www.flix.co.jp/content/yahoo/taiyounouta/

あらら、なんだか私のメルマガらしくないですね。
でも、メルマガ本文はまったくもって、いつもと変わりない内容で〜す。

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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・コラム・風の文様===「旅にいざないたくなる時」
2・TEN占い======今週は「メディスンカード占い」
3・天と大地に感謝する旅=「奄美ツアー」「熊野・高野山ツアー」
4・編集後記======= ひとりごと
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【1】◆◇コラム・風の文様◆◇
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■「旅にいざないたくなる時」

10年前。今ほど屋久島に行くことはメジャーではなかった。
既に世界遺産登録されてはいたが、大手の旅行社での屋久島ツアーは
数少なく、あっても面白みに欠けたものが主流だった。

私は、当時小学生だった子ども達に学校を休ませて、屋久島に2週間
ほど個人的に行った。
そこでアイヌのレラさんとも出会いカレン族のグチャパとも出会った。
今は民族料理研究家として活躍しはじめているハカセも、まだ当時は
大学卒業直後で、世界を放浪している最中の若者だった。

毎日、苔森を歩き、川や海で遊び海中温泉に行き、ウィルソン株や縄
文杉にも静かに向きあった。スコールのような雨は体に当たると痛い
という感覚を通り越して頭蓋骨が割れそうだということも肌で知った。
今になって思っても、あの時は、私も子どもたちも屋久島に行くタイ
ミングだったのだと思う。
当時小学校一年生だった末っ子も、もう高校生。
時が経つのは早い。今となっては、家族全員で休みを1日〜2日合わ
せることすら至難の業だ。

ある時、友人たちから「屋久島に行ってみたいから企画して」と、いと
も簡単に言われた。元来の旅行好き、企画好きが嵩じて、自分の経験を
もとに、通常の旅行会社では提供できないような旅を企画してみた。
しかし…。しかし、肝心の友人達それぞれに、どういうわけか用事が入
り、折角の企画が宙に浮いた。
そんな折に、たまたま電話してきた母に屋久島の旅の話したところ「面
白そうだからそんな旅に行ってみたいし、仲間も誘ってみる」というこ
とになった。ならば、私自身も広く呼びかけてみようと、チラシを作り
友人・知人に送ってみた。
まだ、オフィスTENのHPも存在しなかったころの話だ。

「知らない人にも旅を呼びかけるのなら、旅行代理店に入ってもらわな
ければなるまい」と思った私は、すぐにある人物を思い出した。
98年にアリゾナのホピ族の所へ行った帰り、インディアンの方の自宅庭
で入ったスェットロッジ(*)で、たまたま隣に座ったのが大阪で旅行
代理店を経営している久保山緑さんだった。
東京と大阪の距離の差はあれど、心の差を感じさせない好人物。
素晴らしい旅のパートナーを得て、私はこのツアーを「天と大地に感謝
する旅」と命名した。

以後、まるで何かに導かれるようにして様々な場所へ行ったり、連れて
行っていただいたりの連続となった。また、それぞれの地元をこよなく
愛する人々とも出会っていくことになった。
それは、何かが私に「人と大地とを結んでゆきなさい」と言っているか
のように。

今からニ年ほど前だったと思う。状況が様々に変化してきた時「天と大
地に感謝する旅」を継続するのが難しいのではないかと思う時期があっ
た。
「ツアーは、しばらく休止します」とメルマガに書いたところ、思いも
しないほど沢山の読者の方々からメールをいただいた。そのほとんどが
「いつか行こうと思っているのでやめないで欲しい」という内容だった。
そして状況が変わったことも加わり、私はまた皆さんを様々な旅にご案
内するようになった。

しかし、時代も変化し、人それぞれの状況も変化している。

前記した屋久島も、今ではエコツアーが花盛りで、かなり手軽に屋久島
旅行もできるようになった。
それは、屋久島に限った話ではないのだが、近年、様々な旅行会社が類
似の旅をどんどん提供するようになった。
地元を案内してくれていた方々の状況も、それぞれに変化している。い
つもお世話になっていたある村役場は、村そのものが統合でなくなった。
静かに歩いていたある場所は、大々的に観光地化されてしまい、大型バ
スの往来地になってしまった。

私は何かを企画する時、必ず内なるタイミングというものと常に連動し
ているように思う。目にみえない何かをキャッチしながら企画している
といっても過言ではないかもしれない。
旅もイベントもそれは同じことなのだが「年間の計画を教えてください」
といわれても返答できない。

そんな中で、今、企画し募集している「奄美ツアー」と「熊野・高野山
ツアー」はそれぞれに、どうしても今のタイミングだから皆さんをお誘
いしたいと思っている旅なのだ。

世の中も人それぞれの状況も変化している中で、当然、私自身も変化し
ている。

「奄美大島」は、十数年前に初めて訪れ、数年前にある仕事を通して地
元の方々とも繋がりが出来た土地だ。
奄美の素晴らしさは、他に類を見ない大自然の宝庫であることと、沖縄
からの文化と鹿児島の文化の融合した独特の土地柄にあるような気がす
る。また海の美しさは群を抜いていると思う。
近年、様々な土地で極端なリゾート化が進み、またエコツアーの流行で
人気スポットに人が溢れている。
今は、ただただ大自然と文化を素直に堪能してもらえる場所に、皆さん
をご案内したいと思っている。

また「熊野・高野山」は、私自身が日本の原郷の中にしっかりと再び身
を置いてみたいという思いと、日本の仏教における聖域に、きちんと参
りたいという思いが交差して、ツアーではなく個人的に行こうと思った。
しかし、今というタイミングで、私と同じような感性の人が他にもいる
ような気がしていた。
最終日に訪れる宿は、DVD撮影時に幾度か泊まった宿で、インターネット
でも検索できないような小さな漁師宿だ。
しかし、その料理たるやテーブルに溢れんばかりの量で驚くほど。宿の
おばちゃんの人間味あふれる人柄も、是非とも紹介したいと思うのだ。
実は、昨年秋の台風でご主人が大怪我をされ一時は再会が危ぶまれたが
奇跡的に復活され、二ヶ月ほど前に、おばちゃんから電話があった。
「また、料理をうんと作るし、沢山で遊びに来てね」という陽気な声を
聞いた時、やっぱりツアーをしよう!と思った。

ただ、どんなに内容の濃いツアーを企画しても、最後に旅をつくるのは、
来てくださる方々にかかっている。一人ひとりが、エネルギーの源とな
って、共鳴しあい、はじめていい旅が完成される。

いい旅になるかどうかは、内なるタイミングを外さないことと、心の持
ち様にかかっているかもしれない。
観光とは、内なる光を観る為に行くものだともいう。
その土地に行ったことで、その人自身の内なる光とであったとき、初め
て旅をした深い意味あいがあるのではないかと思う。

時は移ろい、旅企画もずっとは続けられなくなるかもしれない。
だからこそ、今は豊かな感性の持ち主たちと、いい旅を共にしたいと願
っているのだ。


*スェットロッジ(儀式を行った後、密閉された中で熱した石に水をか
けて蒸し風呂のような状態で行う、浄化のセレモニー)


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【2】◇◆TEN占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽に楽しんでくださいね。
                          
今週は[メディスンカード]で1週間の運勢を占ってみました

2006年4月29日(土)〜5月5日(金)あなたの運勢

<1月生まれ>
内なる声に耳を傾けるのを忘れてはいませんか。自分を否定せずあなた
自身が一番喜ぶことを思い出してください。他の人に助言ばかり求めて
いたら、道を誤りますよ。

<2月生まれ>
応急処置をしようとあせらず、長期的な展望で進んでください。何事も
最新の注意を忘れずにね。

<3月生まれ>
今週は友達の助言にしっかり耳を傾けてください。また流れが順調でな
ければ、原点に戻って考えてみるとよいかもしれませんよ。

<4月生まれ>
今週はなるべく大地そのものに触れるようにしてください。素足で歩い
てみたり、寝転んだりすると、いいプランが思いつくかもしれませんよ。

<5月生まれ>
普段よりイライラしてはいませんか。物事をおおらかに受け止めてくだ
さい。自分を責める行為も他人を責める行為も、よい結果にはつながり
ません。

<6月生まれ>
自分にもっと正直になってください。目の前にある現実をちゃんと見つ
め、的確に対応する力があるはずです。逃げない力を思い出してね。

<7月生まれ>
周りの人から、あなたの力が必要とされているようです。どうか親身に
なってあなたの力を貸してあげてください。きっと後々よかったと思え
るはずですよ。

<8月生まれ>
人の感情に流されず、冷静に物事を見てください。また、他人に自分の
感情を押し付けないようにも気をつけてね。今週は冷静さがキーワード
です。

<9月生まれ>
内面を見つめることは自己批判をすることとは違います。発見は楽しい
ことです。無理な注文を自分にかせすぎないよう、気をつけてね。

<10月生まれ>
本気で次なるステップに進みたいのであれば、待っていても何も変わら
ないことに気がついてください。積極的に動くことが、キーワードです。

<11月生まれ>
今週は睡眠時間を大切にしてください。夢を見る時間はあなたの想像力
をアップさせてくれるはずです。夜遊びし過ぎないよう気をつけてね。

<12月生まれ>
何かにじたばたしてはいませんか。もし現状を変えたいのであれば、あ
なたが忘れかけている感謝の心を思い出しましょう。手帳などに書き出
してみるのもいいかもしれません。きっと状況が変わってきますよ。


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【3】◆◇天と大地に感謝する旅◆◇  
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      <天と大地に感謝する旅 Walk 23>
       
        ★5月1日正午で締め切りです!★  

      〜マングローブの森と龍宮の海をゆく 〜  
  ●『東洋のガラパゴス・奄美大島の大自然と遊ぶツアー』● 
     

   2006年5月11日(木)〜5月14日(日) 
       3泊4日 羽田発着
    118,000円 (+消費税 5,900円)

  (関西や九州方面からの参加は若干お安くなります)

        募集人員 限定15名(最低実施人数 8名) 
    http://www.office-ten.net/amami/t.htm 
  
奄美大島は、天然記念物の宝庫。
今回のツアーは、この大自然と目一杯遊ぶことを目的としたプログラム
です。若葉が輝くマングローブの森。緑のトンネルをカヌーで進み、本
場、大島紬の泥田で泥染めにも挑戦。
どこまでも透き通った青い海では、シュノーケリングを思う存分楽しみ
ましょう。オプショナルでダイビングもできますよ。
どこも地元の人たちに、こっそり教えてもらった、極上のスポットばか
り。こんな凄い奄美大島には、滅多に出合えないかもしれませんよ。

旅の詳しいスケジュールや内容はHPを是非ご覧下さい。
    http://www.office-ten.net/amami/t.htm  




*****充実時間を感じる、大人の為の大人のツアー***** 



      <天と大地に感謝する旅 Walk24>

   ●『熊野と高野山 祈りの聖域を歩くツアー』●
      〜魂と心と身体の再生の旅路〜

            
   5月25日(木)〜5月28日(日)3泊4日
     68、000円(+消費税3,400円)
        (関空集合・解散)
    
     募集人員 限定15名 (最低実施人員8名)

*羽田発着ほか各地からの航空券の手配ご希望される方は、別途ご
相談ください。


空海が開いた聖地、高野山。
旅のはじまりは、この高野山から。宿坊に泊まって厳粛な高野山を歩き、
翌日からは、いにしえ人の息吹を感じる熊野古道を歩きます。
世界遺産に登録された日本屈指の聖域に身をゆだねたなら、あなたの内
なる世界と向き合う旅を満喫してください。
また、それぞれの地域を堪能できるような宿を厳選!
三百年続く熊野古道の途中に佇む茅葺宿や、本州最南端の串本にある絶
景、橋杭岩の真前に建つ漁師宿など、宿人の人柄も味もこの上なし。
祈りの聖域を歩きながら、旅の醍醐味も味わいつつ…あなた自身の再生
の旅となることでしょう。

旅の詳しいスケジュールや内容はHPを是非ご覧下さい。
  http://www.office-ten.net/kumano/2006/t.htm

  
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【4】◆◇編集後記◆◇
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この一週間で、薬師寺のお坊様にお越しいただいた「未来に繋ぎたいこ
と」と「童話詩午後ライブ」の2つの催しをした。
どちらも、深くて豊かな時間を過ごすことができた。
やはり人と接している時間は宝物だ。
                       aya