2005/12/02━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


  ☆★☆ TEN's magazine 第193号  ☆★☆ 
  
  

━━━━━━━━━━━━━━━━━━ http://www.office-ten.net

 こんにちは!天川 彩です。
あっという間に、もう師走ですね。
ブログには書きましたが、急遽、来月の中旬から薬師寺のお坊様たちと
一緒に、インドへ行くことになりました。
仏陀の足跡を辿る巡礼の旅です。
いつかは行きたいと心の中でずっと思っていましたが、まさかこんな導
きがあるとは…。

でも、その前に12月は「クリスマス・童話詩ライブ」1月は「天々福々」
があります。是非是非、皆さんお越しください。

特に童話詩と脚本の仕事は、私の本体でもあります。
脚本家としての顔は、数年間お休みしていますが、童話詩人としての顔
は、ライブの時にだけ、皆さんにお見せいたします。
今年は熊野のDVDやホピ関連の件でなかなか時間が取れず、東京では
今年最初で最後のライブとなります。
よろしければ、是非お越しください。

それから、今週はTEN’sショップに新たな商品が入荷しました。
日本屈指の笛名人「雲龍」さんの、初CDブック『遮那』です。
3年という歳月をかけたこの作品は、細野晴臣氏が音楽監督を務め、詩
人の谷川俊太郎さんが言葉を添えている名作といえるでしょう。
そんなCDブックをTEN’sショップで取り扱わせていただけること
心から嬉しく思っています。

先週のコラムの中で、WHO(世界保健機関)の健康の定義について書
いた内容が少し違うのではないか?と読者の方から質問がありました。
そこで今週、厚生労働省、外務省、WHOの研究機関に問い合わせをし
ましたが、確かな情報は得られませんでしたので、ジュネーブのWHO
本部へ問い合わせをしました。
回答がきましたら、またご報告いたします。

また…今週は文部科学省にも電話をしました。
月曜日、「教育の危機宣言」というチラシをたまたま街頭でもらった
ことから始まっているのですが…
現行の義務教育国庫負担金が二分の一から三分の一に減らされてしま
うらしく、後の財源は地方自治体任せにするらしいのです。
そんなことになったら、財政が苦しい地方は、教員の数が減り、学力
格差が地域別についてしまう危険性があります。
これからの未来を背負っていく子ども達が、教育水準だけの為に、地
方を捨てる可能性も多大です。
子ども達に明るい未来を残すのが、今の大人の役割のはずなのに…。

これは、日本の危機です。未来の危機です。

一市民として意見を言ったところで、極微力です。
でも、やはりストレートに意見を伝えてみようと思い、電話をしまし
た。ちなみに、文部科学省の担当官の方は「文部科学省としても、義
務教育国庫負担金の削減は、日本の教育の危機だと危惧しているので
どうか、一人でも多くの人に、その声を広げて下さい」とのことでし
たので…こうやってメルマガにも書いています。

世の中のことに、目を向けると、矛盾したことや危ない問題が山のよ
うにありますよね。
無理はできませんが、自分にできる範囲で、きちんと社会に向き合っ
ていきたいと思っています。

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◇◇今日の目次◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇ ◇◇
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1・コラム・風の文様===「心」
2・TEN占い======今週は「タロットカード占い」
3・おすすめイベント===クリスマス童話詩ライブ・天々福々
4・天と大地に感謝する旅=「知床・流氷ウォークツアー」募集中
5・TEN’sショップ==雲龍CDブック「遮那」初登場!
6・編集後記=======ひとりごと
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【1】◆◇コラム・風の文様◆◇
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□「心」

思い起こせば幼い頃から、ずーっと人の「心」に一番関心があった。

だから、容姿や家庭環境、学校の成績や運動能力、収入や職業といった
外因で相手を判断したことはなかった。
ただ、その人の奥底にある本心に興味があった。

何故、この人は、いつも人に優しくできるのだろう。
何故、この人は、いつも清々しい空気が漂っているのだろう。
何故、この人は、こんなに意地悪なことを言うのだろう。
何故、この人は、そんなに嘘ばかりつくのだろう。
何故、この人は、他人のことばかり気にするのだろう。

何故?と思った時、その人の全てを見るようになり、やがて、その人か
ら溢れ出しているバイブレーションのようなものをキャッチするように
なった。また、その人が無意識に行っている行為の中にも、感情が現れ
ていることにも気が付いた。

美しい心、謙虚な心、揺るがない強い心、大らかな広い心、慈悲の心等
を持った人に触れると、私の心もほぐされるように温かくなり…
逆に、嫉妬心や猜疑心、虚栄心や傲慢な心、卑屈な心や意地悪な心を持
った人に接すると、硬く寒くなる。

しかし、身体と同様、心も成長する。
年令や身長と同じように、心も成長したらその分後戻りはしないことも
経験の中で学んだ。

私は常々人には二つの「心」があるのではないかと思っている。
何の為に、この世に生まれてきたかを把握している魂ともいえる「本心
」と社会や世の中にうまく適応し順応していく「社会的心」。
この二つの心をバランスよく保つ為に、人は大人になるのかもしれない。
しかし、その肝心の本当の意味での大人が激減しているように私は思う。

近年、自分がこの世に生まれてきた理由に興味を示し、地に足が着かず
社会適応ができなくなっている人が急増している。
「自分探し」だとか「癒されたい」だとか言い続けながら、社会生活か
らの逃避をしているところもあるのではないだろうか。
また、目先の利、目の前の幸せだけを貪欲に欲し、それ以外のことや、
未来のことに、的確なイマジネーションを働かせられない人も急増して
いる。

どちらも、短絡的過ぎて、大人の自覚に欠けているとしか思えない。

魂の底の本心の声と、社会的な心の声とは、同じことを言っているのだ
ろうか。
矛盾したことを言ってはいないだろうか。

大人になるということは、社会的に責任を持って、この世に生まれてき
た意味を自覚しながら、生きていけるようになることをいうのかもしれ
ない。

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【2】◇◆TEN占い◆◇
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所詮、天川 彩が占っているものですので、あまり深刻にとらえず、気
楽に楽しんでくださいね。
                          
今週は[メディスンカード]で1週間の運勢を占ってみました

2005年12月3日(土)〜12月9日(金)あなたの運勢

<1月生まれ>
突然予想もしていなかった出来事に直面するかもしれませんが、あなた
に大きな変化をもたらしてくれるものでもあります。心くじけず神さま
の荒治療と思い、ありがたく受け止めましょう。

<2月生まれ>
独占欲が強くなる週です。また、気づかぬうちに嫉妬心も出てきてしま
うかもしれないので、とらわれない事に心がけてください。

<3月生まれ>
見せかけのものに騙されているかもしれません。自分にとって大切なも
のを見失わないよう、一人でよく考えてみてください。

<4月生まれ>
芸術的な才能を発揮できる週です。今週は音楽や絵画などに親しんでね。

<5月生まれ>
次々と次のプランが思い浮かぶようですが、まだ実行の時ではありませ
ん。焦らず時を待てください

<6月生まれ>
今までの努力が報われる一週間となりそうです。でも、また新たな道が
そこで始まっているので今は少し休憩をしてください。

<7月生まれ>
縁の下の力持ちになる週です。でも、その甲斐あって、この次はあなた
自身が光り輝くときでもあるので今週は徹底して人の為に尽くしましょ
う。

<8月生まれ>
臆病になってはいませんか?また中途半端な情報や知識で身動きがとれ
なくなってはいませんか?何が起こっているのかきちんと把握してみて
ください。

<9月生まれ>
積極的に行動する週となりそうです。ただし、自己主張が強くなりすぎ
て強引になってしまうかもしれないので、人の話はよく聞くようにしま
しょう。

<10月生まれ>
よい事とつらい事が交互にやってきそう。ひとつずつ丁寧に向き合って
解決してください。

<11月生まれ>
今までうやむやにしていた事が、終わりになりそうです。でも新たな始
まりでもあるので怖がらずに前へ進んでください。

<12月生まれ>
無計画な行動で、人から批判されるかもしれません。でも自分が正しい
と信じ込み周囲とのトラブルの元になるかも。行動は慎重にね。


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【3】◆◇年末年始おすすめイベント◆◇
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今年、東京での最初で最後の童話詩ライブ。
この日、皆さんにスペシャルな時間をご用意いたします。

 <天川 彩 *クリスマス童話詩ライブ* >

◇日時 2005年12月23日(金・祝) 18:00〜
◇料金 前売り2000円 当日2500円 ワンドリンク&プレゼント付き
◇会場 Cafe&Gallery ボンアート
◇申込 http://www.office-ten.net
◇限定 50名

聖なる夜を直前に控えた、クリスマス童話詩ライブ。
今回は東大前でひっそりと30年間、学生達を見守ってきた静かなカフェ
が舞台です。
天川 彩が織りなす、童話のような詩、詩のような童話の世界を味わい
にいらっしゃいませんか?クリスマスのこの時期にしか語らない童話詩
も何篇かお話します。
心ばかりの贈り物ですが…天川 彩からこの日だけのクリスマスプレゼ
ントもご用意しています。
素敵な音楽と共に語る童話詩の世界で、どうぞ、この冬一番のホットな
時間をお過ごしください。  
   


◇お江戸下町・谷中七福神めぐり&新年会◇
 
「みんなみんなよっといで〜。ちょっと早いけれどお年玉企画だよ〜!

 
七福神を参拝すると7つの災難が除かれ,7つの幸福を授かるといわれ
ています。
新しい年のはじめ、江戸一番の古い七福神めぐり「谷中七福神めぐり」
をご一緒しませんか?

      『天々福々の集い』
◇日 時:1月7日(土) 集合12時30分
◇集 合:上野駅 公園改札出口(「天々福々」の看板が目印) 
◇参加費:2000円(下町ガイド料+谷中せんべい+下町絵葉書)
     新年会のおばんざい費は割り勘でお願いします
◇申込み: http://www.office-ten.net
◇限定 :先着25名

下町情緒あふれる寺町をそぞろ歩きしながら、七福神のありがたいご利
益を共に授かりに参りましょう。ここはオフィスTENの地元。私たち
が地元の魅力をたっぷりとご案内します。七福神全て巡った後は、下町
人情漂う「谷中銀座」へ移動して下町の人気おばんざいを買い込み、い
ざ新年会へと突入!
初めて参加される方も、おなじみの方も、新しい年を大いに祝って盛り
上がりましょう!
*七福神の詳しい御利益は、HPをご覧ください。

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【4】◆◇天と大地に感謝する旅◆◇
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    こんな珠玉の冬の過ごし方、他に知らない。。。

  世界自然遺産となった大自然があなたを待っています。

   《天と大地に感謝する旅 Walk 21》
**神秘なる秘境 知床「流氷と大雪原を歩くツアー」2006**   
 

2006年2月23日(木)〜2月26日(日)
  
   東京発着 118、000円(+税5900円)
   (東京発着以外のご希望の方、別途計算いたします)

    募集定員数 限定8名 (最低施行人数5名)

  
  流氷のシャーベット状になっている海の中に入ったり…
  
  ワタリガラスやオオワシを見たり…
  
  神秘的な冬の森の中で、じっと過ごしたり…

  水平線ならぬ氷平線に沈む夕日をみたり…
 
  また、流氷のきしむ音を聞きながら

  満点の星空のもと、ホットワインを飲んだり…

  日本の中に、こんなに極上の冬を過ごせる場所があったのですね。


  都会の日常では決して味わえない感動が待っています


企   画:(有)オフィスTEN
手   配:ワールドエクスプレス大阪
      (大阪府知事登録旅行業者代理業第5255号)



お申込み頂きました方には、後日、詳しい資料をお送りいたします。

詳しい内容やお申し込みは
http://www.office-ten.net/sire/2006/top.htm


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【5】◆◇TEN’sショップ◆◇
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魂が、もっとも純粋に漂う、音の世界。出雲、伊勢、熊野・・・。
この国の清らかな地で奉納演奏を行ってきた笛奏者・雲龍が奏でる、は
るかなる世界。
詩人・谷川俊太郎が言葉を寄せ、細野晴臣が音楽的なバックアップをし
たCDブックが遂に発売!

CDブック
『遮那 水のながれ光の如く』 雲龍  
定価 2800円(+税) 送料210円

●沈黙が笛の音をかりて、私たちに呼びかけてくる。 谷川俊太郎
(ブックの中に、谷川俊太郎さんの言葉が織り込まれています)

お申し込みなど詳しくは http://www.office-ten.net


<雲龍さんと私>

雲龍さんとは、よほどの神仏繋がりのご縁があるらしい。
最初に出会ったのは、1998年10月10日鎌倉大仏の前だった。
その後2002年、明治神宮で再会し、伊勢の猿田彦神社でも一緒にな
った。
雲龍さんと久しぶりに再会したのは、2005年。
私の自宅のすぐ近所に住む友人、日本画家のアラン・ウエストさんのア
トリエでのことだった。
アランさんと最初に私が出会った日は、彼の日本画が熊野本宮大社に奉
納される日だった。その数日後、雲龍さんの演奏会がアトリエであるこ
とを知り、数度目の再会をしたのだ。
ちなみに、雲龍さんとアランさんとは、内親王愛子様ご生誕の折、祝祀
として熱田神宮から互いに招かれたご縁からだとか。
神仏は、よほど人と人とを繋がることが好きなようだ。

雲龍さんが、このCDブック「遮那」を発表された数週間後、私は仕事
の関係で京都の鞍馬山へ行った。
鞍馬山は若かりし頃の義経・遮那王が修行した場でもあるのだが、山の
中腹にある義経堂の前で腰を下ろしていた時、ふと風に乗って雲龍さん
の笛の音が聴こえてきたような気がした。
しかし、心を傾けていると遮那王の笛の音のようにも聴こえる。
鞍馬の山の中で、雲龍さんとも遮那王ともつかぬ、笛の音が私の魂の中
でしっかりと響いていた。

雲龍さんの笛の音は、確かに神仏と繋がっている。
私はそう感じたから…雲龍さんのCDブック「遮那」をオフィスTEN
で取り扱わせていただこうと思った。
雲龍さんのCDブックを取り扱えることができる幸せに感謝しながら、
一人でも多くの人に雲龍さんの音霊に触れてもらいたいと切望している。

どうか、静かに自分と向き合う時間を、この「遮那」と共に持っていた
だきたい。
                              

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【6】◆◇編集後記◆◇
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先日終了したコミュニケーション講座の参加者の方々から、次々と「自
分の輝かしい未来に向って、歩み始めました」という報告が届いている。
私も、ぼーっとしていられない。
週明けには、秋田へ行くことにした。
いよいよ新しいプロジェクトが動き始めている。
                         aya
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発行者   天川 彩

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